人狼議事


226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】

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【人】 トレーサー キルロイ

―(if)See you in your dream―

[病院の施設内を、
幻想的な煌く記憶の欠片達がパレードし、
天に向かって消えていく。
その光景を絵に残せる程の力が残っていないことを、
口惜しく思った。

(――――――忘れない)

その、数日後]

(53) halt 2015/06/17(Wed) 22時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[新たな入院患者がやって来た。
12歳くらいのその少年は、トニーという名前だった。
右眼から花が咲くという奇病を患っていた。
果たして何色の花だったのか
――鴉の瞳には、其れは日毎に異なる彩で映し出された]

 宜しくな、俺はキルロイ。
 此処は不便も多いけど、悪いことばかりじゃないから。
 何か困ったら、頼ってくれて良いんだぜー。

[自分がそうして貰ったように、施設内の案内を買って出た。
トニーは不安がってはいるが、
何処か新しい環境に期待している様子も見受けられた。
元々、此処に来る前の生活があまり恵まれたものでは
なかったということは、後日彼に教えて貰った]

(54) halt 2015/06/17(Wed) 22時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

 図書室は地下にあるから、あとで行ってみるか。
 後は、食堂と、トレーニングルームと…。

[狭い歩幅に合せて、ゆっくりと歩く。
時折揺らした黒い翼が、ふわりと風を受けて揺れる。
横切る廊下に刻まれた傷跡。
未だ消えることは無く、確かに其処に存在している。
やがて、最後に―――と、少年を中庭まで連れて来た。

穏やかな風が吹いている。
少し強くなってきた日差しが眩しい。
かつての賑やかさは其処にはなく、静寂に満ちている]

 此処が病院の中で、一番広い空が見れる場所。
 春か秋だと、もっと気持ち良いんだけどなぁ。
 ちょっと暑くなって来たかなー。

[遠くで鳥の鳴く声がした。小さな蝶が、空高くを舞っている。
花壇に広がるのは幾多の種類の花々と、
それに混じった薄紫の――] 

(55) halt 2015/06/17(Wed) 22時半頃

【人】 トレーサー キルロイ


 ところで、いきなりなんだけどさ。
 一つだけトニーに仕事を頼んでも良いか?

 此処の花の世話を、頼みたいんだ。
 綺麗だろー?
 凄く大事な花なんだけど。
 ほら、俺じゃ、水も蒔けないから。

[少年は、仕方ねえなぁ、
なんて悪がりながらも、二つ返事で頷いた。
それから二人で早速、花の水やりをした。

実は中庭以外にも花が咲いているんだ、
と後出しのように伝えたら、
トニーは呆れながらも其処にも水を蒔いてくれた]

(56) halt 2015/06/17(Wed) 22時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[トニーはサッカーが得意らしい。
文系の男は付いて行けるかなぁと笑いながらも、
今度一緒に中庭で遊ぶ約束をした。
勿論、花は傷つけないように。

――――――…この少年も、何時かは知るだろう。

この病院が、つまるところは監獄に過ぎないと。
それでもその狭い檻の中に、
不幸ばかりが落ちている訳ではないと。
少しでもそう思って、くれれば良い]

(57) halt 2015/06/17(Wed) 22時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[自室へ戻って一人になると、重い溜息を吐く。
今となっては、引き籠っていた3か月間が恨めしい。
酷くなる身体の痛みと体力の回復の両立は、
非常に厳しいものはあるのだが。

それでも、諦めたくはなかった]



『キルロイ――キルロイ……ッ』



[夢の中、君が叫んでいる姿を見たんだ。
消え行く儚い宝石の欠片ではなく、
軋む腕を必死に此方へ延ばそうとする凛とした強さ。

君の為なら、何だって出来ると思うんだ。
君が腕を伸ばしてくれるなら、俺は、必ず――――]

(58) halt 2015/06/17(Wed) 22時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[腕は機能的には完全に翼と同化し、
更に肩から内への侵食も始まっているようだ。
ただ、精神まで侵されることは無かった。
そして痛みに耐えて薬の量を増やさなければ、
差し当たり男が隔離部屋へ連れて行かれる道理はない。

腕が使えなくなった代わりに、
もっぱら機能し始めたのは足だった。
行儀が悪いが、今更そんなことは言っていられない。
いつかこの足ですらも―――
と、過ぎる予感は見ない振りをした。

首に掛けている紐に通した紅玉が揺れた。
全てが終わって始まったあの日から、
ずっとこうして肌身離さず身に着けている。
石に触れると彼女の笑顔が思い出される気がした。
それが男の精神を―――繋ぎ止めてくれている気がした]

(59) halt 2015/06/17(Wed) 22時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[男は器用に足で鉛筆を持ち、日課の絵日記を付ける。
まだまだ歪な絵。
でも、見れないことは無い、…と、思う。

其れが終わると、スケッチブックを見返し始めた。
何度も、何度でも、見返した。
忘れないように。覚えているように。
彼らが確かに存在したこと、その想い出を。

棚の中には、シーシャの絵日記も並んでいる。
その隣の箱にはヒナコとの文通の手紙が、
彼女の最後の記録の走り書きと共に仕舞われている。

部屋の片隅には、ケイトリンが微笑んでいる絵が飾ってある。
完成度は七割方の、あの日の未完成のまま。
もう記憶の中の色を失ってしまったから、
どうしても続きを描くことが出来なかった。
あの鮮やかな愛しい菫色を、上描きしたくはなかったから]

(60) halt 2015/06/17(Wed) 22時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[そうして、―――――]

[どれ程の月日が流れただろう]

[入院患者の移り変わりは波がある]

[時に激しく、時に緩やかに、増減を繰り返し]

(61) halt 2015/06/17(Wed) 22時半頃

【人】 トレーサー キルロイ


[そんな、とある雨上がりのよく晴れた日のことだった]
 

(62) halt 2015/06/17(Wed) 22時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[鴉の瞳は、遠い空に虹がかかるのを見た。
十四色に煌く虹だった。


あの向こうにキミが居るんだね。

――――――――誰かが、呼んでる。


紅玉が揺れた。
この頃には痛みで一日の大半を朦朧とすることも多かったが、
今ばかりは頭の芯が冷えた様にはっきりとしていた]

(63) halt 2015/06/17(Wed) 22時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[遠く、ざわめきが聞こえる。
あの人達が何を言っているのか、よく分からない。

世界がまるで切り離されてしまったように。
全て覚えている。
覚えているけれど、干渉を嫌うように。

そうだ、捕まってしまう前に。
あの子のように、あの子のように、あの子のように。
痛くても、苦しくても、どうして頑張っていたんだっけ。

ああ、そうだ。 …そうだった]

(64) halt 2015/06/17(Wed) 22時半頃

【人】 トレーサー キルロイ



『……きみをつれて、どこかとおくへにげれたら』
   
   

(65) halt 2015/06/17(Wed) 22時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ヒカリモノ好きの鴉が飛んだ。
大空高くに舞い上がった。

聳え立つ監獄の白い柵を、悠々と見下ろして。


硝子のようなその瞳には、
――――――― 一面に咲く紫色の花が映っていた*]

(66) halt 2015/06/17(Wed) 22時半頃

【人】 読書家 ケイト

[何が起こっているのだろう。私が、メルヤが、
ナナオが、タルトが、ゆりが、離れた施設で。

キルロイ。貴方は無事?
シーシャ、オスカー、ヒナコ……貴方達は今何をしているの?
不安は募る。胸を軋ませる。

其れでも私は歩く、1歩1歩、メルヤに先導されながら。
彼の背を見ながら歩む。その何と頼もしい事か!]

――あら、抱きしめてあげたいわね、その子。
私の無表情で顔をあげさせる事が出来るなら其れは素敵な事。
此方こそどういたしまして、かしら。

[そして小さく――]

(67) シスマ 2015/06/17(Wed) 23時頃

【人】 読書家 ケイト

貴方がいてくれて、良かった。
貴方の強さと、優しさは皆の希望よ、メルヤ。

[きっとトレイルにとっても、タルトにとっても。
貴方は無くてはならない人だから。
脳裏で弾ける、貴方のおどける姿。
それは何時でも皆を楽しませ、勇気づけてくれた。
時間があるなら貴方の手をゆっくり握って、
もっと色々言いたい事はあるのに。時間は有限ああ口惜しい。

空を見上げる子供の事はわからない。
でも、こんな自分でも彼の、役に立ったかしら?

宝石の涙は零れない。
零すのは、キルロイと出会ってからと、決めている。]

(68) シスマ 2015/06/17(Wed) 23時頃

【人】 読書家 ケイト

……っ!

[走って、と告げる声に弾かれた様に走りだす。
ギシ、と大きく軋む間接の音。
噛みしめ過ぎてぶつっと切れたのは唇。
紅い線が顎を伝うも、気にせず...は走る。

もし、彼らにメルヤが捕まってしまったら。
恐怖を憶えるも、今ここで振りかえってしまっては彼の頑張りが無駄になる。
そんなこと、させはしない。

息が上がっても、痛みを訴えても。

動け、脚!
根性見せろ、ケイトリン・トレーネ!]

(69) シスマ 2015/06/17(Wed) 23時頃

【人】 読書家 ケイト

っく、っつっ!!!

[息が上がる。脚が絡んで転倒しそうになる。
其れでも、走る。唯々走り。
そんな折――]

(70) シスマ 2015/06/17(Wed) 23時頃

【人】 読書家 ケイト

…………?

[視界の端に、妖精が見えた。
ふわり、ふわり。フェアリーダンス。
優しい光の帯を抱いた、彼らが踊り。 

              ぱちん

音と、ともに聞えたのは笑い声。
  光と共に見えたのは、かつて皆で楽しんだ中庭。

メルヤが笑ってる。木に登って手品をしている。
タルトが美味しそうに御飯を頬張っていて。
それを微笑ましく見つめるオスカーがいる。
向こうの方からやってくる、ヒナコとシーシャ。

嗚呼、そして木陰で指に絵の具をつけて
絵を描いているのは――愛しい――]

(71) シスマ 2015/06/17(Wed) 23時頃

【人】 読書家 ケイト

キル、ロイ……キルロイ……!

[たん、と音をたて踏み入れたかつて何時も自分が居た場所。
専用通路を抜けて出た先の廊下は食堂に近い位だろうか。
息を整え、何処かに引っ掛けたか半分解けかけたおさげ髪をそのままに。
引きずる足で1歩1歩、...は歩みを進める。

再び、貴方に会いたいから。]

(72) シスマ 2015/06/17(Wed) 23時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[開放区域にケイトを向かわせることが、得策だったとは言い難い。
この機を逃せば、二度と無いかもしれない。
メルヤは知らなかったが、もしかしたらシーシャが起こしてくれた奇跡のひとつかもしれない。

知りようのない喧騒は、胸騒ぎを呼び起こす。]


――我が儘な子でね。
君でも僕でもダメみたいなんだ。


[ふっと悪戯めいた笑みを浮かべる。
 嗚呼。もしかしたら。彼女と顔を合わせ、言葉を交わすのはこれで最期かもしれない――。

それでも、前を向き、希望を語った彼女の手助けをしたことを悔いることはないだろう]

[>>68の声には小さく頭を振る。
メルヤは手を貸しただけ。自ら動いたのは、ケイト自身だった。]

(73) つづ@tuduraori 2015/06/17(Wed) 23時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ


僕は少しだけ器用で小回りがきくだけだよ、ケイト
君の芯の強さこそ、みんなの希望だった。

――僕の寒さも少し和らいだ。

ありがとう、ケイト。
[嘘を、つかないのは自己欺瞞。
 罪悪感など募らせないため、本当のことしか口にしなかった。

希望は、希望でしかなく。叶えられないことばかり。

けれど数日。彼女のひたむきさを見て、最後まで心を砕くケイトを見つめる。]

(74) つづ@tuduraori 2015/06/17(Wed) 23時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

ケイト、会えたら”また”ね

[――会えたらと付けるのが彼の精一杯だった]

(75) つづ@tuduraori 2015/06/17(Wed) 23時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[見張りの目眩ましにはなってくれたようだ。白靄の中駆けるケイトになるだけ悟られぬよう、消化器を噴射する。
時間は短い。耳を欹て、距離とケイトの足音で無事に通り過ぎたであろうことをメルヤが巡らせる。

藻掻く見張りの二人目掛けて、ほとんど空になった消化器を放り投げた。

その後は騒ぎに乗じて全力で疾走する。ケイトがいる時よりも素早く、不審がないように動きながら白衣を職員専用のルームに脱ぎ捨てて駆け出した。

隔離区域に入っても何箇所かでやり過ごしたり、時には二階の壁に張り付くような、無駄な体力を使ったがどうにか凌げたようだ。]

(76) つづ@tuduraori 2015/06/17(Wed) 23時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

(どうか無事で)

[ケイトがどうするかはわからない。そのまま、キルロイと共にどこかへと行ってたとしても、構わなかった。

ケイトの不在を悟られぬように松葉杖を回収して、元の空室へと戻る。

松葉杖が床に落ちる音が遠くに響いた。普段鍛えていようとも、さすがに体力の限界だ。重傷とまではいかない怪我の程度でも酷使し過ぎたが、ここで倒れるわけにはいかない。

鎮痛剤はまだ効いているようだった。体を少し休ませれば、動けるだろう。

白衣を空室に置かれている、薄い毛布の下に隠してメルヤ自身は空室の隅でやり過ごした。自分の部屋に、戻る体力は惜しかった*]

(77) つづ@tuduraori 2015/06/17(Wed) 23時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[>>22シーシャの痕跡は消え、ざわめきは遠く。

……遠く]


 ―――――――…っ!?


[違った、再び辺りは騒々しさを取り戻した。

近しいものが次々に輪郭を失って、
白昼夢を見ているように惚けていた男の意識は、
予想外の現実に引き戻される]

(78) halt 2015/06/17(Wed) 23時半頃

【人】 トレーサー キルロイ


 何、……今度は、何が―――…

[ヒナコが、シーシャが、オスカーが、
"いなくなってしまう"ことには予感があった。

しかしこのざわめきは、そのどれとも違うもの。
鼓動が速まる。
冷や汗が頬を伝う。
何もかも、何もかも理解はしていないままに]

(79) halt 2015/06/17(Wed) 23時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[ざわめきに近づくように、気づけば足は駆け出していた]

(80) halt 2015/06/17(Wed) 23時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[――――声>>72が、聞こえたんだ]

[夢でも幻でもない]

[現実に、その彼女の強い意思と温もりを湛えて]

(81) halt 2015/06/17(Wed) 23時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

 ケイトリン――――――…!!

[名を叫んで駆けた廊下の先、確かに其処には君が居た。
髪は解け、足取りは重く。
けれど別れた時と何も変わらぬ、
凛とした熱籠る瞳と共に]

 ……っ、な、…なんで此処に!?

[突然すぎる再開に、
気の利いた言葉一つ出て来はしなかったけど]


 良かった……。
 君が、君のままで…。
 生きていて、本当に良かった。


[飛びつきそうになる衝動を、押さえて。
彼女の体を支えるように、そっと優しく抱きしめた*]

(82) halt 2015/06/17(Wed) 23時半頃

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