75 サプリカント王国の双子
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シメオン…… !?
[騒ぎの中に、彼の名を聞いてしまえば、貼りつけただけの冷静さなどどこかへ吹き飛んでしまい]
いかなきゃ… ディーン、すみません!
[あの頃のように、名で呼んでしまったのは、ミス。 ごめん、でなくすみません、と言えたのは、王家での教育の結果。 結局どちらにもなれずにいた女は、王女としての責務も、楽になってしまいたいという甘えも忘れ、部屋を飛び出した。 心配、だけが胸を満たして。]
…… ありがとう、
[横を通り過ぎる際の囁き声は、彼に届いただろうか。
使用人は慌てて、"王女"の後を追った。 途中、ディーンに向けて「王女に何をした」と言わんばかりに鋭い眼差しをむけてから。]
(51) 2012/01/17(Tue) 09時頃
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あなた!シメオンが、ハンスが、どうしたんですか!
[廊下にでてすぐ、ばたばたとどこかへ走って行こうとする使用人をとっつかまえ、話をさせる。 詳しいことは知らぬらしい彼でも、「ハンスが重傷を」「シメオンがそこに」ということだけはなんとか話した。]
ハンスの部屋、ですね。 ありがとう、
[いうが早いが、そちらへ向けて駆け出す。 話を聞いている間、追うものがあれば追いつかれたろうか。
けれどそちらへ気を向ける余裕はなく、「お一人では危険です」という声を尻目に、シメオンの姿を探した。**]
(52) 2012/01/17(Tue) 09時頃
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――廊下――
[思わず、部屋を出てしまったが。 行く先はない。雲隠れする、という選択肢はあるかもしれないが、この警備の行き届いた王城の中どこに隠れるというのか。
まだ、自分は知らぬことであったが。 今回のハンス殺害は、自分以外の容疑者が必ず誰かと会っていた。 どんなに演技を繕っても、強い疑いを避けられないだろう。
まだ、確信は持てぬことであったが。 おそらく、はじめの女王の死因は徐々に暴かれ始める頃だろう。 となれば、女王殺害は長期計画であったことが知られるか。]
(53) 2012/01/17(Tue) 11時頃
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[そうだ、花を摘みに行こう。 ミッシェルの好きな 花を。
少しでも心安らかに。 そしてもしも奇跡的に貴女がただの巻き込まれた悲運な少女なのだと解放されるならそのはなむけに。 そうでないとしても、捧げられる最後の花だ。
雨の中でも凛と立つ花を選ぼう。
ふらり。 足取りは雨降る庭園へ。]
(54) 2012/01/17(Tue) 11時頃
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[言い直す様子に笑みを浮かべながらも首を傾げる。 ハッピーエンドのその先、嵐を越えてきた蝶はどうなってしまうのか。 そこまで想像が至っているわけではなかったが]
私が蝶ならば、この努力を月に認めてほしいと思いますし、 私が月ならば、蝶の一途さにきっと心打たれると思います。
[最後にそう付け足して]
……ミスター、……?
[続いた言葉を訝しむ。 "立ち止まっている間など、僕にはない"とは、どういうことなのか――]
(55) 2012/01/17(Tue) 11時半頃
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[勧められた椅子も断った。 見間違いとは言えないほど悪い顔色、やはり休ませるべきだと判断していた。 場を辞そうとして、不安が過ぎり彼に問うが。この時点では彼の返答はなく。やがて騒がしさが何処からか聞こえてくる]
あっ、リリィ!?
[大人しくしていたリリィが腕の中から飛び出して行ってしまう。そして、聞こえた。ブローリンが、と]
――追いましょう。 オズワルド、貴方も付いてきてください。
[オリーブに見つめられ頷く。使用人は何か言いたげな様子ではあったが、物々しい雰囲気を感じ取り従うことにしたようだ。
歩く速度は、段々と王女らしからぬ急ぎ足になる。 客人を気遣いゆっくりと歩く、ということは今はできなかった]
(56) 2012/01/17(Tue) 11時半頃
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―廊下→ハンスの部屋―
――そう、ですか……。 ハンスがそう言うのでしたら、きっと……。
[きっと戻ってくる、大丈夫。 そう続けたかったのに、言葉が詰まり上手く言えなかった。
彼の部屋に近づけば近づくほど、慌しさが増してくる。 ブローリンが、シメオンが、急げ、とはっきり聞こえ出せばとうとう耐え切れずに駆け出していた。低い靴は、走る妨げにはならない]
『――いけません、シルヴァーナ様!!』
[部屋の前、誰かが自分を引きとめようとしていた]
――退きなさい!!
[それを半ば無理矢理押しのける。――その先に何があるのか、心の奥深いところでは理解していた筈なのに。それでも、大人しくしていることはできなかった]
(57) 2012/01/17(Tue) 11時半頃
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―ハンスの部屋・入り口―
――、
[扉の前の人間を退けてもハンスの周囲には更に何人かの人がいたが、 あかの中、倒れているのが彼だというのははっきりと見えた。
綺麗な床を汚す、あか
ああ、指が 私をいつも美しく飾ってくれた指が 頭を撫でてくれた手が
あかくて]
―――――― ……、ぁ、
[ ――もう、うごかない?]
(58) 2012/01/17(Tue) 11時半頃
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[まだ息はある、救急車はまだか、そんな言葉も耳に届いてこないまま。部屋の入り口、駆け回る足音、お下がりくださいと誰かが指示をしたが動けない。 動けなかった。
床に足をつけている感覚がなかった。 指の一本すら自由にならず、息が止まってしまいそうで。 目の前がくらくなっていく]
――――……、
[全身を支えていられなくなり、身体が揺らぐ。 丁度エリアスに寄りかかるような形で倒れた。 気を失っているだけとわかれば、すぐ近くの自室に運ばれることになるだろう**]
(59) 2012/01/17(Tue) 11時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2012/01/17(Tue) 11時半頃
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[告発する気など、全く無かった。 彼女がミッシェルではなく、ミラだからといって、自分に何ができるというのか。 あの利発だった彼女が此処に居るということは、つまりそれ相応の理由があるということなのだろう。
もし、彼女が元のミラに戻りたいと、そう言えば手助けはする心算ではあったけれど、―――彼女の口からそれが聞けぬまでは、今の彼女の“生活”を壊す心算も、なくて。
それは、「終わりたい」と心の奥で望む彼女の思いも、「救いたい」と彼女を想う使用人の思いも知らぬ存在だからか。]
……ミ―――……ッシェル、様、!
[「ありがとう」と囁く声>>51に、立ち上がり。 扉を抜け、走っていくその背を追おうとして、向けられる使用人からの視線。]
(60) 2012/01/17(Tue) 20時半頃
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あ、……
[それは、「自分などが、関われる世界ではない。」と。 そう、思わされるようで、足を止めた。
開け放たれたままの扉、誘われるように廊下へ出る。 降り続く雨、廊下の窓から見えるのは、雨に濡れた庭園。 そこに、ふらりと歩く姿を見つけ、一度眸は瞬く。]
……シメオンさん?
[小さく呟けば、辺りを見回して。庭へと出る道を探すか。*]
(61) 2012/01/17(Tue) 20時半頃
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――庭園――
[雨打つ庭の隅で、金の髪はしとどに濡れていた。 雨よけに乱雑に手を突っ込んで、ペーパーナイフで花を切る。 花一輪。二輪。ささやかな愛らしい花をいくつか。 それらの茎に、リボン替わり襟のブローチピンの針先を刺して。
そうして作った小さなブーケを手に、空を見上げていた。]
(62) 2012/01/17(Tue) 21時頃
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―ハンスの部屋前―
……っ。
[我に返ったのは、肩にかかる重みに気づいたから。 倒れ込む姉王女の身体>>59を、反射的に受け止めた。 成程、確かに触れれば容易に知れた。 細身ではあるものの、シルヴァーナは間違いなく"男性"だ]
――――――…。
[刹那の逡巡。知り得た秘密。 此処で明かしてしまうのは簡単なことだが]
御静かに。シルヴァーナ様は気を失っているだけです。 …僕がお運びしますから。
どうぞ、あなた方は兄を。 ハンス・ブローリンのことを宜しくお願いします。
(63) 2012/01/17(Tue) 21時頃
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…あにさま。
[最後、振り返った紅色は鮮やかに。 生成りはさらりと流れて、鈍い光を反射する]
(64) 2012/01/17(Tue) 21時頃
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―姉王女の部屋―
[は、と短く息を吐き、シルヴァーナの身体を抱きかかえる。 咎める者が居ても、 頑として他の者に"彼女"の身体には触れさせず。
正直かなり無茶をしているが、半ば気力だけで歩みを進める。 流石に姉王女の部屋へ足を踏み入れるのは抵抗があったが、 この際非常事態だ。仕方が無い。
オズワルドに案内を頼みつつ、彼女の寝台へ寝かせれば、 荒い息を吐きながら其の場にへたりこんだ]
(65) 2012/01/17(Tue) 21時頃
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―自室―
[エリアスに告発されなかったのは幸いだった。 もしここで真実をばらされていたら、次に目覚めたとき自分には今度こそ本当に何も残らなかっただろうから]
――――……、
[寝かされた寝台の上、うわ言のように唇が名前を呼ぶ。 ――ハンス、と]
(66) 2012/01/17(Tue) 21時半頃
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[どれほどそうして休んでいたか。 行儀悪く座り込み、床に腰を預けたまま。 生成り上、銀色の蝶が揺れる。
視線は窓の方へ向く。暗がりの中、雨は止まない。 相手の眠る寝台に背をむけた格好で、ぽつり呟くのは独り言のように]
……僕は、あなたに嘘を吐きました。 僕たち兄弟は、決して仲が良いとは言えなかった。
[はたまた、届いたうわ言へ返事をするように]
(67) 2012/01/17(Tue) 21時半頃
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― 庭園 ―
[庭の隅、濡れた金の髪。 その姿へと、少しずつ近付いていく雨を避ける様に、出来るだけ庭園の端を歩いて。 けれど結局は髪も服も濡れてしまうか。上着を客間に置いておいたのは失敗だったかもしれない、と。]
シメオン、さん。
[空見上げるその背中>>62に声をかける。 手に握られた花束に首を傾げて。 濡れた髪が一房、頬に貼りつく。]
……濡れてしまいますよ。
[少し悩んで、かけた声はそれだった。 この雨の中、自分もシメオンもすっかり濡れてしまっているのだけれど。]
(68) 2012/01/17(Tue) 22時頃
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[夢、なのだろうか。夢のようなものを見ていた。 まだ幼かった。彼が初めて自分の前に来た日のことだった。 自分よりもずっとずっと背の大きな男性に最初に抱いた印象は、とにかく大きい。 隣にいた"ミッシェル"よりも、母よりも、――ともすれば父よりも、彼は背が高かった。 だから最初のうちはその身長差が怖くなかったと言ったら嘘になるのだろう。
いや、身長差そのものが怖かったのではない。
自分は女だけど、男なのだから、いつかこれくらい背が高くなるのだろうか。 ひげが生えたりするのだろうか。低い声が出るようになるのだろうか。
――そうしたら、殺されてしまうのではないだろうか。
男だと周囲に知られてしまったら、海に沈められてしまう。 ずっとそう教えられて育ってきたから、自分が男であることが怖かった。男という性別そのものが怖かった。女が良かった。女に生まれて、母のように立派な女王になりたかった]
(69) 2012/01/17(Tue) 22時半頃
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[それが少しずつ変わってきたのは、彼と少しずつ打ち解けるようになってきてからだ>>1:63。
今となってはもう真意を問うことはできないが、母が己にハンスを仕えさせたのは単に美容師としての腕が良かったからというわけではないのだろう。 男という性に怯えすら持っていた自分に少しでも男性と接する機会を与えて慣れさせる意味もあったのかもしれない。
――母はとても賢い人だった。本来その役目を負うべき父親ではどうにもならないことに、とっくの昔に気づいていたのだろう]
――――……、
(70) 2012/01/17(Tue) 22時半頃
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[死んでしまう前に、母に、そして彼に、聞いておきたいことがたくさんあった。そして、伝えたいことがたくさんあった。
せめて一言、――――と言いたかった……。 そう思ったところで音もなく目を覚ます。 目を開けただけで、まだぼんやりとしていて。
ベッドの傍らでエリアスが呟く。 その言葉を聞きながら、彼の背に、視線だけを向けていた]
(71) 2012/01/17(Tue) 22時半頃
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―姉王女の部屋―
シルヴァーナ様は、月と地球の距離を御存じでしょうか。
――……月は余りに遠く。蝶は余りに小さく。
蝶は月に恋をしました。 けれど、月は蝶のことなど気づいてもいなかった。 月はもっと大きく温かな、太陽ばかりを見つめていた。
[相手が既に目覚めているのか否か、分かりはしなかった。 使用人の誰かが話を聞いていたかもしれない。 けれどそれすら、どちらでも良かった]
そして、蝶は思ったのです。
ならば太陽を奪ってしまえば良いと。 小さな小さなこの身でも、命を燃やせば一瞬ならば、きっと。
…そうすれば。
(72) 2012/01/17(Tue) 22時半頃
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そうすれば、自分が消えてなくなってしまった後でも。
月は蝶のことを覚えていてくれるでしょう?
(73) 2012/01/17(Tue) 22時半頃
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――――――…、愉しい愉しい物語は此処までです。
[使用人が代わりに運んでくれたであろう黒い傘を手にして、 ゆっくりと立ち上がる]
可愛いプリンセス・シルヴァーナ。 僕があなたを、護ってあげる。
[やはり、背は向けたまま]
(74) 2012/01/17(Tue) 22時半頃
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――庭園――
[声をかけられて、緩く視線はそちらに向いた。 緩慢な動き。薄く貼りつけたような笑みは、使用人としては完璧なものだった。 けれどこの状況からすれば、その笑みだけがひどく異質だった。]
エゼルレッド氏。
[なんだ、一人か、と思うのは心のなかでだけ。 そろそろ群をなして警察やら使用人やらが寄ってくるかと思っていたのに。]
貴方もすっかり濡れてしまっていますよ。 お風邪でも召されたら大変です。
[にこり、自分の濡れるのなど全く構わないというように。]
(75) 2012/01/17(Tue) 22時半頃
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ミッシェル様はどうしました?
[いないのならばそれでよかった。 大切な世話係シメオン、のままでここを去れる。
けれど、かなうのならば。 最後の時まで傍にいたい、などと思う、薄っぺらな感傷。]
(76) 2012/01/17(Tue) 22時半頃
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[エリアスの話を聞いているうちに、段々と意識は覚醒してくる。 意識を失う前に何があったかを思い出せば、そのあまりのことに目を背けてしまいたくなったけれど。
目の前の彼が語るハッピーエンドの続きが、とても悲しくて。 どうしても何かを言いたくて。 身体をゆっくりと起こし、彼の背、緩めの上着に手をのばした]
――そんなのは、悲しすぎます。
蝶は頑張って、嵐すらも越えて、月の下まで来たのでしょう? それなのにどうしてそこで諦めてしまうのですか。
月は"貴方"に気づきます。 その命燃やさずとも、空まで昇った勇敢な貴方を どうして忘れることなどできましょうか。
(77) 2012/01/17(Tue) 22時半頃
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僕は別に、風邪などひいた所で何の差し支えもありませんから。……学校は、休暇を取りましたし。 ……それより貴方が風邪を引いたら大変でしょう。 使用人の仕事もあるのでしょうし。……戻りましょう?
[彼の想いも、考えも知らぬまま、笑みに返すようにぎこちなく、微笑み浮かべて。 妹王女の事を聞かれれば、思い出すのは騒ぎの中に混じる、彼の名を聞いた時の彼女の反応。]
……ミッシェル、様は、先程、貴方を探して何処かへ。 また何か起きたようなのですが、……貴方は、其方へ行かなくても?
[思い出すのは慌ただしく廊下を駆けていた使用人たちの姿。 そんな中、庭園の片隅で花を摘む姿に、浮かんだ疑問は色々とあったけれど。 問う言葉、無意識に眉は寄る。]
(78) 2012/01/17(Tue) 23時頃
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[シルヴァーナが幼い頃から抱えて来た心を知らなかった。 自分が自分として存在すること自体を、否定される恐怖。 一度誤れば足元が崩れ、暗い闇へと堕ちてしまいかねない恐怖。
それは"彼女"の真実を知った今、想像に難くないことだったが。 そしてその孤独の中で、果たして何を支えにしていたのか、 …想像に難くないことだったが]
御優しい、シルヴァーナ様。
[上着に伸びた手。 かかる僅かな力を感じ、微笑むオリーブ色は振り返る]
あなたは勘違いをしています。 僕は、月に恋をした可哀想な蝶ではない。 ただの気紛れで無礼な、物語の脇役にすらならないエキストラ。
(79) 2012/01/17(Tue) 23時頃
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[身体を起こした相手の頭を、 叶うならば細い指先は、そっと優しく撫でる]
安心なさいな。
きっと、兄はそう簡単には死にません。
あなたを置いて、逝くはずがない。
(80) 2012/01/17(Tue) 23時頃
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