人狼議事


164 天つ星舞え緋を纏い

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【人】 門下生 一平太

―川辺―

……最初に呼んだ時、違うって、言わねぇから。
だからあれでいいって、思ってた。

[落ちる涙は一筋に留まってはくれなかった。
目を瞑ったまま、顔を上げられないまま、ぼろぼろと零し続けていた。
先に話した友人は優しかったけれど、役立たずがあんな我儘ばかり持ってたと知られて、きっと兄にはもう嫌われただろうと思っていた。
だから次の言葉>>114と、手の動きは予想外で――思わず目を瞠った]

(120) akIka 2014/02/26(Wed) 00時半頃

【人】 門下生 一平太

なんで、謝んの、さ。
…… こ、はくにいさま、は、悪くねぇ、だろ。

[撫でられ、引き寄せられるままに、肩口が額に当たる。
ほんの少し躊躇って、子供のように拙く、名前を口にする]

なんで、皆、揃いも揃って、
まぶしいんかなぁ。
……ほんと、厭になる。

[呟くその眼に闇は無く、ただ濡れるばかりだった]

(121) akIka 2014/02/26(Wed) 00時半頃

【人】 門下生 一平太

本当は。
父様たちのこと、殺す心算なんか、無かったんだ。

[暫くして、ぽつぽつと零す。
化け物が現れた事。それらを逃がさない為にと、力を使った事。
結果、彼らを巻き込む形になった、と]

でも、ちっと、思ったんだ。
父様が居なくなったら、兄様が戻ってくっかも、って。
そんなわけ、ねぇのになぁ。……思っちまった、んだ。

[きっと、普段なら巻き込むのを恐れて、力を使うことすら躊躇って、結果的に異形に蹂躙される父らをただ見ているだけになっていただろう。
どちらにせよ結末は変わらなかったかもしれないけれど。
犠牲にする方を選んだあの時点で、既に闇に呑まれかけていたのかも知れなかった。
けれどもその引き金となったのは、奥底に沈めていた自分自身の感情で――]

(122) akIka 2014/02/26(Wed) 00時半頃

【人】 門下生 一平太

[それが過ちだと気が付いたのは、墓地での兄の様子を見てからのことだった]

父様を、……家族を、奪っちまって、
……ごめん、なさい。っ、

[もう幾ら後悔しても遅いけれど。
縋るように兄の衣服を掴んで、泣きじゃくった*]

(123) akIka 2014/02/26(Wed) 00時半頃

【人】 門下生 一平太

―川辺―

見限る、わけ、ねぇだろ。

[首を横に振った。
少しずつすれ違いが解けていく分、後悔もまた増えるけれど。
頭に受ける一度目よりも軽い衝撃>>133に、また目を開き、閉じて]

それ、は、いいんだ。
だって、真っ直ぐじゃねぇ兄様なんて、兄様じゃねぇしさ。

[傍に在って欲しかったのも本当だったが、それ以上に、真っ直ぐな兄に憧れてもいたから。
謝罪>>134にはまた首を振って、すこしだけ、笑った]

(137) akIka 2014/02/26(Wed) 02時頃

【人】 門下生 一平太

ちが、 兄様の所為、じゃ、

[泣きじゃくる間、返ってくる謝罪に、言葉を思うように返すことはできず。
一度口を噤む。
脳裏に浮かんだのは、先の友人とのやり取り]

……いい、よ。奪われて、ねぇし。
おれが、勘違いしてた、だけで、……兄様は、ずっと兄様だった、んだ。

[謝罪を繰り返すばかりでは終わらないから、相手を赦す言葉を載せる。
己にそんな権利があるのかはわからなかったが。
後はもう殆ど言葉にならなくて、兄が涙ぐんでいるのにも気が付かなかった]

(138) akIka 2014/02/26(Wed) 02時頃

【人】 門下生 一平太

……兄様。

[その後、漸く、涙が止まった頃に]

一旦、帰らねぇか、……家に。

[傷の手当てもあるし、と。
泣き腫らした顔は返事を待つ間、少しだけ緊張を含んでいた**]

(139) akIka 2014/02/26(Wed) 02時頃

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