18 'Cause I miss you. 〜未来からの贈り物〜
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/07/02(Fri) 20時頃
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―→フランシスカの家―
[集会所から出てすぐに、転けた。 盛大に転けた。 擦り剥いた膝を摩りながら、それでも前を行く二人を追う。]
……ねぇ、待ってよ。ねぇってばぁ!
うううぅぅぅ、
[少年は唸る。激しく唸る。 そして、地を蹴って]
どりゃぁ!
[ヘクターにダイブ。 倒れこむ二人をよそに、タバサは一人フランシスカの家へ。]
(197) 2010/07/02(Fri) 20時半頃
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―フランシスカの家前―
[ヘクターは少年の行動を怒っただろうか。 どちらにしても、少年は地に這うヘクターの上から動こうとはせず、愉しそうに笑う。]
あぁ、重かった? ごめんね?
[少年が侘びるのはそれだけ。 その後、ヘクターがどんな行動をとったにせよ、少年はヘクターの服の裾を引っ張った。]
ヘクターさん、先に動くって言ってたけど。 誰が人狼か分からないのに、処刑なんて危険だよ。 間違えて……人、処刑しちゃったらどうするの?
―――間違えて………絶対、危ないって。
[服の裾を引っ張ったまま。 口にしたくない言葉は伏せて、縋るような瞳でヘクターを見上げた。]
(204) 2010/07/02(Fri) 20時半頃
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あ、こんなの大した怪我じゃな―――ぎゃぁー!
[膝を襲う猛烈な痛み。 思わず、服の裾を掴む手の力が緩んだ。 離さないけど。]
(207) 2010/07/02(Fri) 20時半頃
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[しゅんとして、渡された布を膝に縛る。 じわじわと止まらぬ血は、白い布を紅へと変えていくか。 暫く、ヘクターの言葉を無言のまま聞いていたが]
僕は、謝られても許さない。
[それは、自分が処刑された場合の事ではない。 服の裾を引っ張る手に力が籠る。]
いつかは死ぬ。うん、その通りだよ。 でも、生きてれば……
[唇が震えているのが分かって。 それを押さえるように噛みしめる。 微かに、血の味がした。]
……護ってあげて。僕も、護るから。
[ヘクターが歩きだして少し経った後、少年はその後を追う。 背に向けて呟いた言葉、果たして届いただろうか。]
(216) 2010/07/02(Fri) 21時頃
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―集会所―
[ヘクターから遅れて、集会所へと辿り着く。 入るな否や、ヘクターの話>>212が聞こえた。]
(……っえ?)
[そして、少年は咄嗟に口を開く。]
僕、僕も……
(218) 2010/07/02(Fri) 21時頃
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嫌だなぁ、ヘクターさん。 それ、さっき僕が渡したヤツじゃないか。 綺麗な色してるからくれとか言って。
何に使うのかと思ったら、全く……
[ヘクターの元へと歩み寄り、白く光る小石を手に取った。]
(いいから、僕に話合わせて。)
[ヘクターをちらとみつめ、口の動きだけで伝えたが、果たして。]
(220) 2010/07/02(Fri) 21時頃
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僕はね。 人間と人狼を見極める力をもってるんだ。 その本によると……占い師、にあたるのかな。
[本など、ほとんど読んでいない。 祖母から聞いた話だけで、少年は言葉を紡ぐ。]
(226) 2010/07/02(Fri) 21時半頃
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(くそっ、何でベラベラと。 襲ってくれって言ってるのと同じじゃないか。)
[心の中で舌打ちして、ヘクターを睨む。 皆には、対立してるように見えるだろうか。]
僕の父さんも占い師だった。 だから、僕にも同じ力、あるんじゃないかと思って。 それで昨日試してみたんだけど……
[視線はヘクターに向かったまま。 誰を調べたと言えばいい。誰だと信じて貰える? 否、――――どうしたら、父を護れるか。]
ヘクターさんを調べたよ。″人間だった。″
(229) 2010/07/02(Fri) 21時半頃
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ヘクターさんはきっと酔っぱらってるだけなんだ。 酔いが冷めれば撤回するって。 だって、″人間″だもん、ヘクターさんは。
[″人間″という言葉を強調する。]
(くそぅ、父さんの馬鹿野郎…!)
(231) 2010/07/02(Fri) 21時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/07/02(Fri) 21時半頃
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はい、″お水″
[一度キッチンに入り、酒をグラスに注いでヘクターの元へ。 酔い潰してしまえ―――少年の悪戯心。 尤も、真意は他にあるのだが。]
……真顔? あれの何処が真顔なの? すっごく怖い顔してんじゃん。
[ペラジーが占い師の真贋をつけているとは知らず。 ヘクターを指差して首を傾げる。]
(241) 2010/07/02(Fri) 22時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/07/02(Fri) 22時頃
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でも、じゃぁ誰を?
[両親と自分の名が候補から抜かれれば、ほっと息を吐く。 けれど、まだ安心はできない。 それは今宵、人狼の牙が誰に剥くか。]
(あっ、でもこの状況は……)
[と考えている時、タバサの困惑した表情>>240が目に映った。 どれほど惹かれあってるのかは分からないが、少なくとも、絆の矢の所為で意識し合ってる筈。 自分の行動が母を困らせているのでは、そう思うと胸が痛い。]
(ごめんね。)
[視線だけで、少年は謝罪した。]
(247) 2010/07/02(Fri) 22時頃
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僕のことは……
[護る必要はない、と言いかけたところで先手を打たれた。>>243 仕方なく、ヤニクに頷いてみせる。]
怖い顔の人は怪しいよ。 だからこそ、ヘクターさんを調べたんだし。
[真っ赤な嘘。]
今日はドナルドさん、調べてみようかなぁ。
[ぽつり呟いた言葉、ドナルドに届いただろうか。]
(249) 2010/07/02(Fri) 22時半頃
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ん? 僕を処刑するの? 僕を処刑して、どうやって人狼を見つけるつもり?
[ドナルドの声、内心穏やかではないけれど。 本物の占い師を演じるために、少年は不思議そうに尋ねた。]
(253) 2010/07/02(Fri) 22時半頃
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じゃぁ、僕が人狼だって証拠はあるの?
[ドナルドとタバサの間に立ち、男に鋭い視線を投げる。]
何だか、どうしても僕を人狼に仕立てたいみたいだね。 もしかして、ドナルドさん、
―――人狼なの?
(257) 2010/07/02(Fri) 22時半頃
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若者 テッドは、実はびくびくしている。
2010/07/02(Fri) 23時頃
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マシな理由? どんな理由なら、ペラジーさんがいうマシになるの?
[ペラジーの呆れ顔に、少年は眉を下げた。 そして、何を思ったか一つ。]
僕を人狼に仕立てたいのが怪しいから。 だから、ドナルドさんを調べる。
―――って言えば、マシ?
(262) 2010/07/02(Fri) 23時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/07/02(Fri) 23時頃
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[一瞬、意識がペラジーに向いていて。 ドナルドが振り上げた足には気付けなかった。]
……っ、何するんだよ!
[床に落ち、倒れたまま、ドナルドを睨み上げた。]
(270) 2010/07/02(Fri) 23時頃
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[蹴り飛ばされる前、ガストンの方へ視線を向ける。 最後まで、ヘクターと迷った相手。 あの大きな手で頭を撫でられるのは好きだった。]
……僕は、嘘は吐いてない。
[ずきん、と胸が痛む。 けれど、向けた顔はガストンと同じ、真剣そのもの。 両親を護るためなら、少年は手段を選ばない。]
(277) 2010/07/02(Fri) 23時頃
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ヤニクさんの顔は怖くないよ。
[これは本心。 初めに受けた印象は、今でも変わっていない。 格好良くて、でも……危険な人。]
転んだり、蹴飛ばされたり……散々な一日だよ。 あーぁ、せっかく止まってたのに。
[白い布に染み付いた血が拡大している。 僅かに眉間に皺を寄せて、溜息を吐いた。]
(281) 2010/07/02(Fri) 23時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/07/02(Fri) 23時半頃
若者 テッドは、しゅんとしている。
2010/07/02(Fri) 23時半頃
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(……狂信者ぁ? まぁ、人狼と思われないだけマシなのかなぁ。)
[ヤニクの言葉の意味を理解しようとするも、よく分からないからそんな結論に辿り着いた。 床から腰を下ろし、右足を引き擦りながら歩く。]
その二人なら、僕は間違いなくドナルドさんに投票するよ。
ねぇ、ドナルドさん。 黙ってるけど、いいのぉ?
(300) 2010/07/03(Sat) 00時頃
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……もういいよ。
[何かを諦めように、少年は溜息を吐く。]
誰を処刑するか、あの用紙に名前書いて決めるんでしょ? それなら、
……僕の名前を書けばいい。
[テーブルの隅に置かれた、箱と羊皮紙を指差した。]
(305) 2010/07/03(Sat) 00時頃
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実はね、僕…… 本来、此処には居ない存在なんだ。
[少年はゆっくりと語り出す。]
じゃぁ何処に居るべき存在かって言われたら困っちゃうんだけど。 きっと、言っても信じて貰えないし。 僕、皆に嘘吐きまくってるから、さ。
[自嘲気味に笑う。]
(308) 2010/07/03(Sat) 00時半頃
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過去ってさ。 変えるの難しいね。
[きっと、皆には何の話かさっぱりだろう。 誰かに意味を問われても、答える気などない。]
でも、僕が変えれなくても、変えてくれる…… そう信じることにしたよ。 僕の大切な人……信じてるからさ。
(309) 2010/07/03(Sat) 00時半頃
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僕は後悔してないよ。 逢いたい人に逢えたから。
名前も、呼んで貰えたしね。
[母は、何度も呼んでくれた。 父は、ガキガキって言ってたけど、一度は呼んでくれた。]
もう、十分だよ。
(312) 2010/07/03(Sat) 00時半頃
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あっ、また嘘吐いちゃった。 十分じゃなかった。
[若草色はキッチンの方へ。]
抱きしめて貰って、 肩車、して欲しかったなぁ。
あはは、19歳の男が望むことじゃないね。
(314) 2010/07/03(Sat) 00時半頃
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僕は、占い師じゃないよ。 とうさ……ううん、ヘクターさんが本物の占い師。 何で僕、嘘吐いたんだろう。
[ヤニクに小突かれた頭を、大袈裟に摩る。 眩しそうに瞳を細めたままで。]
(316) 2010/07/03(Sat) 00時半頃
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[自身の正体を告げた時、皆にかけていた魔法は解かれる。 果たして、少年はそれを知っているや否や。]
うん、僕はテッド。 父さんと母さんがつけてくれた名前。
良い名前だよね。僕、気に入ってるんだぁ。
(319) 2010/07/03(Sat) 00時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/07/03(Sat) 00時半頃
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うん。僕は身勝手だよ。 歴史を変えようとしてたんだから。 罵ってくれて構わないよ、″ペラジーさん ″。
護りたいもの、あったよ。 でも、あの人は僕の力を必要としていない。 きっと、自分の力で、今度こそ……
(生き延びてくれるよね?)
(328) 2010/07/03(Sat) 00時半頃
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(そろそろ、魔法、解けたかな?)
[少年は皆の顔を見回して。 立ち上がり、一言。]
まぁ、そういうわけで。 俺がサイモンを殺した人狼さ。好きにしろよ。
―――殺せ。
[未来の少年は、吐き捨ててその場から立ち去った。]
(331) 2010/07/03(Sat) 01時頃
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[集会所の外に出ると、壁に背を預け、夜空を仰ぐ。 月は確実に昨日よりも欠けていて、思わず笑みが零れた。]
欠けていた月が、再び満ちるまで時間はかかる。 時の流れってのは、そんなもんだよねぇ。 逆らっちゃいけないんだ。
(336) 2010/07/03(Sat) 01時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/07/03(Sat) 01時頃
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―集会所・外―
[どれだけ紅い月を眺めていただろう。 森の方から、誰かが呼んでいる気がして向かおうとするも]
……ぁ、
[扉が開く音。 そこにある姿に間抜けな声が漏れた。]
やぁ、一人で来たの? 俺に食べられたいの?
(348) 2010/07/03(Sat) 01時半頃
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