52 薔薇恋獄
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―回想・調音の部屋―
[調音が崩折れた>>131とき、ごつっ、と音がして。だ、大丈夫かと縋りつく手を握り返しつつ問う]
一応、は。俺が確認できてないのはあとゆりしーだけ。今から見に行く。 ……らんらんも、けーちんも、しろせんも戻ってきてる。
……皆、憔悴してるけど……。
[今風呂に入ったり色々しているところだから、一応は大丈夫だと告げる。 頷く成人の表情>>151が硬いのには気づいたが、きっと状況に動揺しているだけだろうと思い。 ――それでも、調音よりは落ち着いているように見えたので調音のことを*頼んでおいた*]
(178) 2011/05/21(Sat) 21時半頃
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―自室前―
……あ、
[掛けられた声にはっとして振り向く。 驚きで咄嗟に泣き腫らした顔を隠すのも忘れていた]
用、って、わけじゃ……。
[また、視線をそらす。 だけど逃げるタイミングも見失った上に、行きたいのは丁度今寧人が出てきた風呂場の方向だ。 泣いて疲れきった頭では、一度引き返して寧人が去ってから向かう、という方法には思い至らない]
……逃げてばっかでもしょうがない、か。
ねいくん、ちょっと話があるんだ。……いいかな。
[頭の何処かで諦めながら、笑顔を作ってみせた]
(196) 2011/05/21(Sat) 22時頃
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……ちょっと、変な質問するけどさ。
ねいくんって、よしやんのこと好きだよね? 友達とか、そういう意味じゃなくて。
[確認のような問いかけ。 中にいる良数に聞こえているとは思っていない]
(202) 2011/05/21(Sat) 22時頃
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性欲って。 ……ねいくんの口からそんなストレートな言葉が聞けるとは思わなかった。
[突っ込むものの、いつものように下ネタで茶化す気はない]
気持ち悪いなんて思わない。 だって俺、そんなねいくんのことも好きだからさ。
[なるべく、さらっと聞こえるように言った。 でも実際、綺麗に笑って言えたかはわからない]
……ねいくん、いーこと教えてあげる。 よしやんも多分、ねいくんのこと気持ち悪いだなんて思ったりしない。
(208) 2011/05/21(Sat) 22時半頃
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ノックスは、言葉を考えて選んだ末のyes、に、難しい質問してごめんね、と苦笑い。
2011/05/21(Sat) 22時半頃
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……ううん、泣いたのはその。 俺がこう、色々弱かった、から。
ねいくんが好きだって気づいたのに。 なのによしやんから好きって言われてぐらついて。 どっちが好きかわからなくなって、どっちも同じくらい好きかもしれないって思って。 頭の中ぐしゃぐしゃになって……。
[またさらっと、今度は意識せずに余計なことを言った。 言ってしまったことには気づいていない]
(222) 2011/05/21(Sat) 22時半頃
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……いーんじゃないかな。 たぶん、ねいくんの気持ち、よしやんも気づいてるよ。 ていうか俺が言った。推測レベルだったけど。
[戻っておいで、という言葉に首を横に振る]
ううん、辛いとかそういうのじゃなくて。 今ゆりしーが一人だからさ。一人にさせちゃ危ないから一緒に寝ることにしたんだ。
……って、そういう書き置き残してたんだけど、見てない?
[部屋の机の上に、と言いつつ。 ――良数が部屋の中にいる可能性とか色々と忘れて、扉に手を掛けて開こうとした]
(223) 2011/05/21(Sat) 22時半頃
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ノックスは、開けようとした扉は先に開けられた。聞いてた?なんて問う余地もない。しっかり聞かれていたと悟る。
2011/05/21(Sat) 23時頃
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や、俺も……相当鈍いよ。
[そう言って、出てきた良数から差し出される手。 勿論、寧人に取らせるつもりでいた。寧人を見て、なのに]
……っ、ね、ねいくん!?
[背を押されて戸惑う。 更に一歩下がられて、待って、と口にした]
(234) 2011/05/21(Sat) 23時頃
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〜〜〜〜〜………。
[ぐぬぬ、と効果音がつきそうな表情をして]
……ずるい。
俺が、言っていい言葉じゃないけど。
[寧人が好きだと、一度は拒んだ手。そして今も取れない手。 今更、……手を取る資格などあるのだろうかと。 寧人の恋を応援したいのにと。 迷う心]
ずるい。 ほんと。
……だから嫌いになれない。ふたりとも。
(239) 2011/05/21(Sat) 23時頃
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[寧人の言葉に、どきりとして顔をそちらに向ける。 とても単純だ。わかってた。自分がどんな人を好きになるか。
好きだと言ってくれた人を好きになる。 自分を理解してくれる人が好きだった。
だからこれまでずっと女の子の告白を受け入れ続けてきたのだ。 ……中身までは中々理解されなかったけれど]
[伸ばされた手を振り払えるわけがない。 だけどその手は、良数の手の上に乗せられて]
……あ、……。
[さんざん泣いたはずなのに、また泣きそうな、……縋るような目をして、ゆっくりと良数を見る]
(252) 2011/05/21(Sat) 23時頃
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……ねいくんのうそつき。
[嘘をつかせているのは、自分だけど]
……ごめん、ごめんね、よしやん。 俺、こんなで。 きっとまだ、ねいくんのほうが好き、なのに。
[なのに、触れた手を離せないんだ。 本当にずるい]
(261) 2011/05/21(Sat) 23時半頃
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……良いこと教えてあげよう。 おっぱいも好きだけど、俺、実は尻派だ。
[泣きそうな顔して笑いながら言う冗談ではないと思いつつ]
ただ、中学の頃に兄貴とそれでガチ議論して負けて。 以来改宗してただけ。
[本当に、どうでもいい話だ。 でもそんなどうでもいい話ができるだけ、幸せなんだと、思う]
……ねいくん、ごめん。ごめんね。
[やっぱり罪悪感は残る、けど]
(265) 2011/05/21(Sat) 23時半頃
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[握られた手を、こちらからも握り返す。 水晶玉を取りにいく寧人に、道を開けて]
……ねいくん。
[けらけら笑う寧人を見て。 まるで道化師みたいだと思った。 いつか見たことのある、笑顔をたやさない赤いメイクのパフォーマー]
…………紹介してもらえないんだったら。 少なくとも俺からは捨てられない、かな。
俺寂しがり屋だから隣誰もいないと泣く。
(271) 2011/05/21(Sat) 23時半頃
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いてっ
[ひっぱたかれた。 お返しだとばかり、こちらも空いている手で頬をつねろうとしたが。 生憎タオルを握っていたから、空いている手がなかった]
……くっそー。
[繋いだ手を離してまで、仕返ししようとは思わない]
(273) 2011/05/21(Sat) 23時半頃
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多分それが賢い、よ。
[もっと平和そうなの、にうんうんと頷いた。 やはりまだ、どこかで。二人が幸せになればいいと思ってる。でも。ずるい自分からはもう手を離せない。 寧人が去るのを、見送っていた。ああ、顔洗うの忘れてた、なんて今更思うけど、今は行けない。後にしよう]
……ね、良数。
[夢の中で何度も呼んだ名前。 だけど実際、彼の本名を彼の前で呼んだのは初めて会った時の自己紹介を復唱した時以来だ。
良数?じゃあよしやんって呼ぶね、と、速攻であだ名を決めた記憶がある]
(281) 2011/05/22(Sun) 00時頃
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…………キスして、いい、かな。
[赤くなりながら、尋ねた*]
(282) 2011/05/22(Sun) 00時頃
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[眠いと訴える良数にくすくす笑って]
いいよ、俺も眠い。 じゃあ、おやすみのちゅー、ってことで。
[若干言葉が甘いのは、男に掛けるべき口説き言葉を知らないせいか。 そこまで意識は回っていないけれど]
……迷わなくていいように、夢中にさせてくれるかな。
[そうして、唇を*奪うだろう*]
(288) 2011/05/22(Sun) 00時頃
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