人狼議事


25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―

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【人】 本屋 ベネット

まったく…都合が悪い事は忘れるなんて子供じみたことを。

[荷物の中、と聞けば断りを入れてから荷物を探る。
水でぬらした手拭いで軽く傷口を吹き、薬を塗り付け
其処に綿紗を当てて包帯で止めてテープで止める。
男が離れたのは、その一通りの作業を終えてからだった]

獅蓮を失って、五年経って。漸く欲しいと思えた。

でもそれがお前の答えなら私は───僕は、これ以上お前を望まない。
きっとこの先、今以上花として迎えたいと思う者もいないだろう。
だから。花主を辞める。


…だから、さよならだ。


[首を傾げるイアンの頭を一つ撫ぜて
テーブルに置いたものを手にし、袖に腕を通せば今まで通り。
そして靴は扉へ向かおうと踵を返した]

(254) 2010/08/07(Sat) 21時半頃

【人】 本屋 ベネット

…花(お前)がそうだと思うなら、それでいい。

[手を引きもどし、ただそう伝えた。
舞をと、引きとめる言葉に一度足が止まる。
けれど、背を向けたまま男は伝えた]

いや、折角だが止めておく。
変な未練を覚えてしまえば、この部屋から出られなくなるし
それに、花が主のものであるのなら、その舞は主の為だけに捧げるがよかろう

私が次にお前に会うときは───きっとお前が、真理を得た時だけだ。

[では、と告げて足音は遠ざかり、扉を開いた。
扇の音は一度も鳴らない。

ただ、扉が閉まる音だけがきっと、そこにあった]

(259) 2010/08/07(Sat) 22時頃

【人】 本屋 ベネット

−A棟廊下→B棟・朧の部屋前−

……。

[扉の閉まる音が背中にある。
しばしその場所に立ちつくすと緩く頭を横に振ってから歩きだす。
今はあの美しい色切子の廊下を通る気分にはなれなかったので
本邸の中を軽く迂回してから己たちの居住のある棟へと向かう。
侍従に位置を聞いてから、その扉を軽く叩いた]

居るか。

[それは問いかけというには簡素で、名も名乗らない短い声]

(264) 2010/08/07(Sat) 22時頃

【人】 本屋 ベネット

−高嶺の居室−

…邪魔する。

[扉を開けると同時に告げた声は、普段よりいくらかは大人しく。
少し中を見まわしてから、首を傾げた]

華月は、使いか?

[尋ねたからには、彼に用事があるのだと理解できるだろう。
朝から続いて、この部屋の関係者たちに何があったのか想像するのは難しくない。
其処に関しては、口にする事はなかった。

もしも鉄色の視界に紙の蓮が入ることがあれば、
男は不思議そうに首を傾げたに違いない]

(271) 2010/08/07(Sat) 22時半頃

【人】 本屋 ベネット

ああ、珍しいな。

[男はただ小さく肩を竦め、華月が茶を、と聞けば
そういえばあの課題は解けたのだろうかとも思いはすれど、
紙の蓮のに何かを納得したらしかった]

それもある。
でもお前にも要件があった。

[視線が幾らか彷徨ってから開いた掌が緩く握られる。
堪えていたものをどうにかしたくて]

華月が戻ってくるまでの少しでいい。
何も言わずに置いてくれ。

こういう時に、他に誰を頼っていいのか───解らん。

[どうにか持ち上げたその顔は酷く歪んでいた]

(280) 2010/08/07(Sat) 23時頃

【人】 本屋 ベネット

…ん?

[丁度、呼ばれた名前は男が顔をあげたそのあとと被るだろう。
ゆっくりと逸らされた視線に、ただ何を尋ねるわけでもなく]

(281) 2010/08/07(Sat) 23時頃

【人】 本屋 ベネット

[扇は懐のままであった。
両の手には何もない。
どうしたと聞かれて、ただ一言だけ]

 苦しい。

[自分の胸のあたりを掴んでその言葉だけを吐き出した]


 苦しいんだ。

[声が、震えていた]

(286) 2010/08/07(Sat) 23時半頃

【人】 本屋 ベネット

このまま…花主でいるのが、辛い。

[其れが苦しみの理由だと声にする。
けれどそれは本質としてあるべき答えではなく
その苦しさの理由はもっともっと根深いところにあるとは誰にも言えない]



[指先が触れた。俯いていた事もあり、少し驚きで肩が震えた。
頭を素直に撫でられるなんていつぶりだろう]

…すまん。世話をかける。

(292) 2010/08/07(Sat) 23時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2010/08/08(Sun) 05時半頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2010/08/08(Sun) 05時半頃


【人】 本屋 ベネット

−本邸廊下−

[華月が戻ってくれば、言われなくとも解っていた。
紙で蓮が作れるならば、今度鷺草を作れないかと頼んで部屋を出る。

部屋に戻る気にもなれず、何処か行くあてがあるわけでもなく。
ただ男はあの色硝子の廊下で、何かを待つようにしながら

夜が朝になるのを待つばかり]

(394) 2010/08/08(Sun) 05時半頃

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