7 百合心中
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[優しい口付けに、暫し時を忘れて。 腕を伸ばし、ぎゅうっとその身体を包み込むだろう。]
広間……そうだね。 それに私たちのほかにも、誰かいるかもしれないし、ね。
[自分だけでなく、彼女も頬を赤く染めれば」
……明るい所で見られるのは、やっぱり、ね。 ヨーラみたいにさ。 女性らしい体つきじゃないから。
[少しだけ、自身を見降ろし溜息をついて。]
シャワーは欲しいかな。 ああ、でも。ヨーラの香りを洗い流してしまうのは…少し残念な気も……。
[ぶつぶつと呻りながら、ベッドから抜け出て。 ソファの横に山となっている衣服を手に取り、身につけ始める]
(+73) 2010/03/30(Tue) 12時頃
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……私は少し妬きもちを焼いてしまうかも、しれないよ? 貴女の事になると、自分でも驚いてしまうくらい、 狭量になってしまうみたいだから……。
[マーゴとの事を思い出し、ややばつが悪そうに視線をそらす。 彼女の指が触れれば、…んっ。と、小さく声を漏らしてしまい]
……ヨーラ、だめ。スイッチ入るから。
[めっと、撫ぜる指を制すると、 衣服を纏い、最後に愛用しているコートに袖を通す。]
うん……。 貴女の香りが無くなってしまわないように、 また、一緒に……。
[子供のようにコクリと頷き、笑い合う。 手を取り、部屋を出れば。 広間の方へと続く道を二人、歩き出すだろう。
(+75) 2010/03/30(Tue) 12時半頃
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[ヨーラと二人歩いて行くと、その先は突然開けて。 大きな広間へと辿り着いた。
広間の中心には巨木が聳え立っており、その頂上は見えない。]
……なんだろうね、この木。
[繋いでいない方の手で、木の幹に触れる。 するとはらはらと、白い花弁が空から舞い降りてきて。
辺りは白い百合の花の香りに、包まれるだろうか。]
(+76) 2010/03/30(Tue) 12時半頃
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[舞い落ちる花弁を一枚、手のひらで受け止める。 それはまるで、地上にいた頃によく見た、 死を告げる花によく似ていて――]
ひょっとして、この樹が”Lilium”なのかな……。
[ぽつりとそんな事を呟けば、彼女はどんな顔をするだろうか。 もし不安そうにしているならば、 大丈夫だよと、抱きしめるつもりで。腕を伸ばすだろう。]
(+77) 2010/03/30(Tue) 12時半頃
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[不安の色を眸に浮かべる彼女をしっかりと抱きしめる。 彼女の腕が背中へと回されれば、頬をすり寄せて。 ありがとう、と微笑み]
そうかもしれない。 此処がこの城の中心なのかも……。
上へ、あがってみる……?
[広間の壁を這うように、作られた螺旋階段。 上へ上へと伸びたそれを指さし、尋ねて。]
(+80) 2010/03/30(Tue) 13時半頃
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この先に、何があっても。 貴女は私が守るから……。
[繋いだ手に力を込めて。彼女の手を引き、螺旋階段へと。
一段一段上がって行けば、巨木のいたるところに花が咲いているのが見えて。 香りはより濃厚に、二人を包むだろう。]
……すごい、ね。 ここまで強いと、少し酔いそう。
貴女は、大丈夫……?
[気遣うようにヨーラの顔を覗き込む。 その顔が辛そうなら、少し休む?問いかけるつもりで。]
(+82) 2010/03/30(Tue) 13時半頃
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私も貴女を離さないから。安心して?
[頬にキスを一つ贈る。
花の香りに酔ったように、顔色を白くする彼女を心配そうに見つめて。 ポケットからハンカチを渡し、これで少し我慢していてねと声をかけた。]
あそこに扉が見えるから。もう少しだけ、我慢して? 此処だと、どこに居ても……この香りから逃げられない。
[そう謂って、労わる様に彼女の背中に手を回し、 扉のある処まで登っていく。 無事辿り着ければ、扉を潜って。暫し休憩を取るだろう。]
(+84) 2010/03/30(Tue) 14時頃
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無理はしないで。 別にこれ以上進む必要なんてないんだから。
貴女が辛そうなのを、見ていたくないよ。
[白い頬で、微笑む彼女を、辛そうに見つめて。 そのいじましさに、ぎゅっと強く抱きしめる。]
もう大じょ……わっ。
[扉を潜ったとたん、抱きつく彼女に、一瞬驚いた声をあげるも、すぐにその背中に腕を回して。 ぽんぽんと優しく撫でる。]
もう大丈夫だよ。扉を閉めたら、大分…落ちついたし。 元気になる魔法を、掛けてあげる――。
[深呼吸をする彼女の唇を掠め取って。 そのまま深く深く繋がり合う。 少しでも彼女を苛む香りを忘れられるように、深く、深く…。]
(+86) 2010/03/30(Tue) 14時半頃
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[たっぷりと時間をかけて、行われる”魔法”。 ゆっくりと顔を離し、その顔色が元の薔薇色に戻っていたなら、 ほっとしたように息を吐き、微笑みを浮かべる。]
ヨーラにだけ効く魔法、だけれどね。
[ちゅっともう一度キスして、悪戯っぽく笑う。]
もう少し、此処で休んで行こう? 時間はたくさんあるんだもの。急がなくても、きっと大丈夫。
[壁に凭れるように背中を預けて座ると、こちらへおいでと腕を広げた。]
(+88) 2010/03/30(Tue) 14時半頃
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悪い魔女だから、お姫様にしかその魔法は掛からないんだ。
[腕の中に愛しい温もりが飛び込んでくれば、ぎゅっと抱きしめる。 見上げて囁く彼女の眸を見つめ返して]
だから今は、貴女と共に在る幸せを喜んでいたいんだ。 本音を言えばずっと……抱きあって――シていたい気分…。
[ぼそりと最後に付け加えて。]
私も…貴女の香りに包まれているよ。 何の香りだろう。ムスクとも違うし……。 ジンジャーっぽい香りから、だんだんと甘くなっていく、そんな香りが……する。
(+90) 2010/03/30(Tue) 15時頃
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良家の娘 グロリアは、あ、しまった。ブループールオムと勘違いしてた…かも。
2010/03/30(Tue) 15時頃
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ずっと貴女だけを抱きしめて、こうしていたい、よ?
[熱に潤んだ瞳で見詰め、白い首筋へと顔を埋める。 吐息混じりに囁き、まだ咲いている紅い華に、唇を這わせるだろうか。]
ううん、花の香りじゃなくてなんだろう。 もっと甘い…頭の奥がしびれてしまいそうな香りがする。
貴女の香りなのかな、これが。 もっともっと貴女が欲しくなる、そんな香り……。
[大きく息を吸って。 愛しい人の香りに酔いしれる。
背中を撫でていた手は自然と服の中へ忍び込もうとしていて。 胸に顔を埋める彼女を見降ろし、もう一回…だめ?と、 声には出さずに唇の動きで強請るだろう。]
(+92) 2010/03/30(Tue) 15時半頃
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きっと……貴女の香り。 じゃなきゃ、こんなに……私を狂わせたり、しない――…。
[噛みつくように首筋を吸い、新しい花を咲かせながら。 耳たぶを食む人を、うっとりと見上げる。]
前の香りも、好きだったけれど……、 今の貴女の香りが好き……。いつまでもこうしていたくなる、よ。
[服の中へ忍び込んだ指が、滑らかな素肌を撫でる。 いいよと、甘い声で許可をもらえば、 服をたくしあげ、その胸元に顔を寄せて。]
好い匂いがする……。 私の、大好きな……香り……ああ…っ。
[その甘やかな香りに誘われて、 貪る様に柔らかな身体を蹂躙していくだろう。**]
(+95) 2010/03/30(Tue) 16時頃
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