人狼議事


287 ―シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア2―

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【人】 渡し船 ユージン


[女の子が砂糖にスパイス、
 素敵なもので出来ているのに反し
 男の子はカエルにカタツムリに、子犬のしっぽ
 ――そういうゲテモノで出来ているので
 甘ったるいはずの愛にも、
 苦さが混ざるのはご愛嬌。>>3

  は、
  あんたの安眠を妨げるだけに地獄を走るの?
  悪くないね

[地獄の果てまで追いかけてやるよ、と
 薄ら笑う男もまた、
 全くもってひとでなしではあった。>>4

(13) さねきち 2018/11/09(Fri) 09時頃

【人】 渡し船 ユージン


[落とした口づけ
 落ちる珈琲の匂い
 そういったものの中、
 男はいつもより悲しげに笑って――
 両の目と視線をあわせ、]

  ……でっ、
 

(14) さねきち 2018/11/09(Fri) 09時頃

【人】 渡し船 ユージン

    (  このクソババア あいかわらず…! )

(15) さねきち 2018/11/09(Fri) 09時頃

【人】 渡し船 ユージン


[実際に踏まれたかどうかはともかくとして、
 男はその一言に呻き、哀しげな笑顔をひっこめ、
 ひどく不愉快そうに笑った。>>8

  あんたを置いてって あんたが置いてった男?
  知らないね。
  きらきら星の上でハンカチでも噛んでるといい

  あんただって別に死んで空にいけるわけじゃない
  蝙蝠はそんなに高く飛べないさ

[地を這うのがせいぜい。
 だから嫉妬しようがされまいが
 関係ないよ、残念だね、と笑う。]

(16) さねきち 2018/11/09(Fri) 09時頃

【人】 渡し船 ユージン

  ―― 

[色素の薄い唇を見下ろす。
 その唇を衝動的に塞いでやろうとして――

 …… やめた。
 ふつふつとどうしようもない怒りが沸いているが
 それよりも。]

(17) さねきち 2018/11/09(Fri) 09時頃

【人】 渡し船 ユージン

 
  チキンで結構
  愛を誓うのはここじゃない

  あんたが寄越した何十年、何百年
  その時間のうちどれだけかかっても
  あんたのいとしい記憶を
 「落として」「塗り替えて」みせるさ

  愛しのDarlingの記憶なんて捨てさせてやる
  唇は……それからの楽しみでもいい
  
  いつか、あんたから請わせてやる
 

(18) さねきち 2018/11/09(Fri) 09時頃

【人】 渡し船 ユージン


[顎を捉えた手の親ゆびのさきを、
 そっと彼女の唇に滑らせ
 それまでの楽しみにとっておくと男は笑う。

 何せこの先何十年とこの命は続く予定だ。
 たったすこしで、結ばれハッピーエンドなんて
 全くもってつまらないだろう。

 男は戯れるように手をのばし、
 女の編まれた髪を、つっと一息にほどこうとした。

 それから、あっけなく
 そう、あっけなく彼女から離れ
 洗物をしに流しに立つ。

 今は、苦い珈琲の匂いだけ残して
 それが甘いものにかわる日があるのかは――
 今のところ、男は知らない。**] 

(19) さねきち 2018/11/09(Fri) 09時頃

【人】 渡し船 ユージン


[夜道に女が転がっていて、襲われた。
 襲われたのは女ではなく、通りすがりの男自身。

 牧師様の衣装だって脱ぎ捨てて
 赤ワインに溺れていた男が
 赤い血の海の中で、息をして

 対する女は、口元や服をあざやかな赤色に染めていた。
 まるで夜に咲く花のようでもあった。
 酔った頭で 痛みすら遠い思考で
 男は「星も見えない」漆黒の空を背景に、その女の姿を見る。

 目交ひに 遠い月の光が落ちる。
 涙が月の雫を受けてひかる。
 ――どうして? と問う声は、音にならなかった。

 ぽたりと暖かい雨が落ちた。
 傘に招きたいのか 雨を拭いたいのか
 目的さえ忘れた男の手が――女の方へ伸びて、]

(38) さねきち 2018/11/09(Fri) 22時半頃

【人】 渡し船 ユージン


[伸ばした手は、今、かの女に触れている。確かに。
 そうして指先にひとつ、暖かな雨を受けた。>>27

 ――その顔を、見たことがあった。
 ――あんたのその表情を。

 それはもう会えないのだと、誰かの影を見上げ
 泣いて嘆く少女の顔だ。
 ……男が一目で恋をした、あの夜の女の顔だ。]

(39) さねきち 2018/11/09(Fri) 22時半頃

【人】 渡し船 ユージン


[蛹と蝶は同一足りえるか
 生者と死者は同一足りえるか
 人間とその思考を引き継いだ生き物は同一足りえるか

 ――こうなる前と、こうなった後は、同一足りえるか

 男にはいまいち、まだ、自信がないのだけれど
 けれど「ユージーン」という男が死ぬ際に覚えた感情は
 まだ、心の中に巣食っている。

 故に]

(40) さねきち 2018/11/09(Fri) 22時半頃

【人】 渡し船 ユージン


  ……

[守りたいのか、奪いたいのか、
 抱きしめたいのか、突き放したいのか
 わからないまま、男は女の髪を梳いている。>>29
 
 生きていた頃から、死んで尚 ひきずった片想いを
 つなぎとめるように「女」に手を伸ばし
 おそれるように、あっけなく身を離す。]

  …………誰が

[男は苦く、苦く笑った。>>30
 だいすき、なんてかわいい語感であらわせる感情なら
 持て余したりしないのに。]
 

(41) さねきち 2018/11/09(Fri) 22時半頃

【人】 渡し船 ユージン


  ……は、 どうだか
  あんたの子供なら、相当夢見がちかもしれないからね

[祈る様子に吐息だけの笑いを吐き出して、
 視線をあわせないで、火傷した場所にそっと触れる]

  治すよ。所詮「火」遊びだし
  遊びで………みるのも、ちょっと楽しそうだったけど
  
[傍に寄ってくるのを感じれば、
 男は一旦、視線をそちらにやる。
 いつもどおり笑っているおんなの姿がそこにある。
 ――泣いていたくせに。
 そう、内心で毒づいたのだけれど
 生憎と証拠は、洗剤と共に流してしまった後だ。

 続いた言葉に息を呑み>>32、動きを止めた、直後
 それを冗談のようにくるりと翻され>>33
 男は怒ってみせる。]

(42) さねきち 2018/11/09(Fri) 22時半頃

【人】 渡し船 ユージン


   ――ぜんっぜん、満足じゃないね
   わかっててやってんだろ、あんた?


   ああ、また、
   ………、

[簡単に「あいしてる」を吐くおんなは
 砂糖のかおりを纏わせながら、
 蝙蝠になって飛んで行く。

 男は一瞬その姿に手を伸ばしかけて
 けれど、その様子がどこか少女じみていたから――]

    …いい夜を、ロイエ

(43) さねきち 2018/11/09(Fri) 22時半頃

【人】 渡し船 ユージン

[苦さと甘さの混ざるその場所に
 祈るように あるいは吐息のように零したその言葉を
 きっと誰も拾うことができない。

 男は蝙蝠が飛び立ち去る姿を、
 しばらくの間見つめていた。*]

(44) さねきち 2018/11/09(Fri) 22時半頃

渡し船 ユージンは、メモを貼った。

さねきち 2018/11/09(Fri) 22時半頃


【人】 渡し船 ユージン

[洗った食器を片づけて、男はキッチンを出る。
 一度何もない自室に戻ると、
 忘れていた火傷の薬を付け直し

 それから、ふと思い至ったように
 天岩戸の中にお隠れ遊ばした、
 ……らしいサイモンの部屋を訪ねる。]

  ……サイモーン、サーイモーン

  ホールにこたつが来たって知ってるー?
  あったかいよー。でておいでよー。

[と、呼びかけること数分。
 あきれ返った男は、くるり、と踵を返し
 キリシマの部屋に向かった。
 いくつかノックを重ねる。]
 

(105) さねきち 2018/11/10(Sat) 02時半頃

【人】 渡し船 ユージン


  キリシマ、いるかい?
  サイモンがすっかり…なんだっけ
  アマテラス! になっちゃったみたいなんだ

  ウズメ?的な方法しらないかなあ

[さすがに、何も食べずに部屋にこもりきりは死ぬだろう。
 吸血鬼でも。
 そう思ったので、
 サイモンと仲が良い彼をよんだのだけれど
 キリシマは部屋にいただろうか>>2:229]**

(106) さねきち 2018/11/10(Sat) 02時半頃

渡し船 ユージンは、メモを貼った。

さねきち 2018/11/10(Sat) 02時半頃


【人】 渡し船 ユージン


   キリシマ!

[男は部屋から現れたキリシマに笑顔で手を振った。
 扉を開けて、ふわりと広がる薬の匂い。
 男はそれに慣れた様子で目を細める。]

  また何か読んでたの?
  そうそう、サイモン。
  俺、あいつの姿全然みてなくってさ

  死んでたらまずくない?
  葬式しなきゃいけないじゃん。吸血鬼なのに。
  全然笑えないよね

  大丈夫だといいけど

(122) さねきち 2018/11/10(Sat) 05時半頃

【人】 渡し船 ユージン


[そう受け答えをして、
 キリシマと共にサイモンの部屋へと向かう。
 閉められた扉。天岩戸。
 ダンスをしても、こたつの話をしても
 サイモンは出てくる気配はなさそうだった。>>120]
 

(123) さねきち 2018/11/10(Sat) 05時半頃

【人】 渡し船 ユージン

  ………

[キリシマがドアノブを握り、ドアを押し出す。
 が、開かない。
 鍵がかかっている様子はないのだけれど。]

  ……何かひっかかってる?

[男は訝しげに扉を見る。
 振り向いたキリシマが、やってみてくれないか、と言うので
 男はまず、ドアノブに手をかけ――

 強く、押し出した。

 3=<80 で成功]
 

(124) さねきち 2018/11/10(Sat) 05時半頃

【人】 渡し船 ユージン

[どうやら、男の力は吸血鬼になったせいか
 相当強化されていた、……らしい。
 らしい、というのは
 今までそういうことを試したことがなかったからだが。

 めき、とけたたましい音がして
 思い切り扉が開く――
 ちょっと、結構、破滅的な音がしたが、
 聞かないふりをした。

 運よく、ひっかかっていた家具が
 こちらになだれ込んでくる事もなく
 (……部屋の奥へは倒れこんでいるので、
  部屋の中のものが無事という保証はないが)
 男はその部屋の扉をあけ ]

  開いたよ! 開いた開いた! やったねキリシマ!
  サイモーン! 元気ー?!

[暢気に、部屋の主へと呼びかけたのだった**]

(125) さねきち 2018/11/10(Sat) 05時半頃

渡し船 ユージンは、メモを貼った。

さねきち 2018/11/10(Sat) 06時頃


【人】 渡し船 ユージン

  いえいえ

[お安い御用、といいつつ、
 キリシマと2人室内を覗き込む。
 背の高い吸血鬼2人。ちょっと面白い絵だなあと、
 室内の惨状をよそに男は思っていた。>>131

 ん、という声に男は瞬き、
 「いた?」と問いかけて、
 キリシマの視線が向く方向を見]

  あ、俺これしってる
  スケキヨ! スケキヨでしょ?

[上半身が埋もれ、
 足だけ突き出している写真が脳内に浮かんでいる。

 死んでいるかどうかより先にそんなことを思ったあたり
 男はそうとうにひとでなしなのだろう。
 あきれ返りながら、振り向いたキリシマに頷き>>132

(133) さねきち 2018/11/10(Sat) 16時頃

【人】 渡し船 ユージン


  はーい。

[瓦礫……家具……などの下敷きになったサイモンを
 ずるずるずると引っ張り出した。
 ちょっと痣になったりはご愛嬌だ。

 キリシマがサイモンの脈をとり、
 瞳孔を見て生死を判断する様子は
 医者そのものの姿で
 わあ、こんなのドラマでしか見たことないや、と
 男は暢気に思った。]
 

(134) さねきち 2018/11/10(Sat) 16時頃

【人】 渡し船 ユージン


  生きてる? 
  よかったあ。葬式の牧師役なんかやりたくないし

[男はほっとしたようにそういうと、
 気絶したサイモンを一瞥し
 部屋にあったペーパーナイフをとると指先に滑らせた。
 乾いて罅割れた唇に、てしてしと血を塗ってやる。
 非常に雑な気付け薬であった。

 ――と、サイモンはほどなくして起きただろうか。]

  おはよう〜サイモン
  ごめんねサイモン、あんたの部屋の扉壊しちゃった

[と、男はサイモンに笑いかけたのだった*]

(135) さねきち 2018/11/10(Sat) 16時頃

【人】 渡し船 ユージン



  [ 忘れてはいけないのだと思う。 
    思う半面、忘れられないのだろうとも嘲った。]

 

(140) さねきち 2018/11/10(Sat) 18時頃

【人】 渡し船 ユージン

―― 或る夜の事 ――

[それは、ホールにこたつが来てどれくらい経った夜の事か
 わからないけれど、
 止まない頭痛にこめかみに指をあてた。
 そろそろ、こたつの支払い期限が
 迫っている頃合ではないかと思い

 冗談のような理由で男は静かに歩いていく。
 まるで処刑場にでも向かうように。
 向かう先は、この城に古くから住まう男の部屋で
 いくつかノックをして、彼を訪ねた。]

  やあ、ジェレミ。取立てにきたよ。

[まるで借金取りみたいだな、と思いながら
 男は声をかけて

 ジェレミの姿が見つけられたなら、
 きっと静かに微笑んで、こう言う。]

(141) さねきち 2018/11/10(Sat) 18時頃

【人】 渡し船 ユージン



  今日は起きてる。「おはよう」、ジェレミ*

 

(142) さねきち 2018/11/10(Sat) 18時頃

【人】 渡し船 ユージン



 [思考の裏でなぞる。「おはよう、吸血鬼の神様」と**]

(143) さねきち 2018/11/10(Sat) 18時頃

【人】 渡し船 ユージン

―― 遠い遠い日の事 ――

[――あなた、と

 運んでいた女が、男の腕の中で誰かを呼ぶ。>>149
 よく眠りに落ちる女だった。
 その日も、城の片隅で夢に落ち、
 そのまま夢に溺れていた。
 
 放っておけば、そのまま死んでしまうものを。
 男はあきもせずに彼女の部屋に運び込み
 そうして、その呼び声を、聞いてしまった。>>149

(158) さねきち 2018/11/10(Sat) 19時半頃

【人】 渡し船 ユージン


[男は黙って女の体を横たえる。
 真っ暗な部屋の中。
 とった手は、とった左手についた薬指は
 乳児の歯のように もう手折れそうなほど傷ついていて]

  ……こうするようになって、もう、何年になる?

[闇の中に一言を落とす。

 変わらない生活、変わらない吸血鬼たち
 けれどめくるめく変わっていく、外の世界。

 焦ることなど何もないのに、
 ……きっと、男は疲れていたのだろう。
 こうして恋に焦がれ、焼かれ続ける時間に。]

(159) さねきち 2018/11/10(Sat) 20時頃

【人】 渡し船 ユージン


[だから。
 抵抗するように傷つけるけれど
 決して折り取りはしていなかった
 その薬指に手をかけて――

   それが刃だったのか 歯だったのか
   腕力だったのか

        どれでもいいこと。
        男は女の薬指をみずからの手で奪った。
        その火傷痕をキリトリ線のようにして。]

(160) さねきち 2018/11/10(Sat) 20時頃

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