人狼議事


238 聖痕の空〜Knockin' on heaven's door〜

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【墓】 截拳道 カイル

[快流の様子もそうだが。
下界の様子が気になる龍王だ。

……下界では、戦う術を持たない。
龍山を護るために。]

『……すまぬ』

[その言葉に、首を捻る快流。]

 あの……何で、謝ってるんだ?

[この龍が、何を見ているのか、快流は知らない。
彼が背負った、重荷の事。
彼と別れた、彼女の事。
戦いに赴けない自分の事。

優しい龍は、全てを嘆いていた。]

(+8) 2015/09/21(Mon) 23時頃

【墓】 截拳道 カイル

 ……あのさ、そんなしょげた顔、すんなよな!
 俺、別に気にしないし。
 全部忘れちまったけど……きっと、どうにかなるって!

[バンバン、と龍の背中を叩く快流。
記憶が戻る気配は無い。
もはや体もボロボロだったけれど、それでも。
どうにかなる、そんな気がしていた。

そんな様子を見た、龍王は、目を閉じて追憶に沈む。]

(+9) 2015/09/21(Mon) 23時頃

【墓】 截拳道 カイル

『……』

[しばしの沈黙。
それに耐えられず、快流は口を挟む。]

あ、あの。どうした?

[そう問いかけると、龍王は目を開き、優しく語りかけた。]

『……少し、出かけないか』

へっ?何処へ?

『おぬしの大切な人が、居る所へと』

大切な、人?

[龍王は、背中を託し。
快流を乗せて、龍山城を後にする。]

(+10) 2015/09/21(Mon) 23時頃

【墓】 截拳道 カイル

―道中―
[龍に跨がり、浮き上がるように世界を遊覧する。
途中に見えた、天使同士の死闘の一部始終。
それを見た、快流は目を見開いた。]

 なんだ、こりゃ……。

[まるで、初めて見たかのような反応だった]

 『覚えてないのか?』

[龍王は、彼が全てを忘れた事をも知っている。
それでいて、敢えて聞いてきた。]

 ……まさか。
 俺が戦うなんて、絶対に無理。

[快流はふるふると頭を振った。
それに呼応するかのように、悲しい表情を見せる龍王。]

(+11) 2015/09/21(Mon) 23時頃

【墓】 截拳道 カイル


 きっと……何かの間違いだよ。

[そう呟いた声も、龍王は聞いていた。]

(+12) 2015/09/21(Mon) 23時頃

截拳道 カイルは、メモを貼った。

2015/09/21(Mon) 23時頃


【墓】 截拳道 カイル

[思い出す方が良いのか。思い出さぬ方が良いのか。
龍王は、そう考えていた。
彼の記憶は、痛ましいもの。それを忘れる事も、一つの手かもしれない。
彼がこれ以上、辛い目に遭わないように。

……しかし、それは現実からの『逃避』。
このまま紫藤の姫と出会い、それで良いのだろうか?
どうしても、そうは思えなかった。]

(+14) 2015/09/21(Mon) 23時半頃

【墓】 截拳道 カイル


 『快流。』

[突然に呼ばれた、馴染みの無い言葉。]

 ……へっ?

 『龍山快流。 それがそなたの名前だった。』

 そ、そうなんだ。
 快流、それが俺の……

[動揺したかのように目を見開く快流。
名前を呼べば記憶が回復するかと思えば、そうでもなく。
むしろ、呼び慣れない名前に違和感があるようだった。]

(+15) 2015/09/21(Mon) 23時半頃

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