人狼議事


103 善と悪の果実

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視点:


【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

 ― 朝、薄暗い部屋で ―

[少女は目覚めた。
知覚が浮上する前のまどろみを呼び起こされ
何に起こされたのかわからずに、数回瞬きを繰り返す。

眠る前に外された赤――髪飾りはナイトテーブルに置かれ、カーテンを通り抜けた僅かな日の光の下、鈍い赤を発していた]

(1) 2012/09/26(Wed) 02時半頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

 …誰か   何か?

[使用人の叫び声だろうか、廊下の分厚い絨毯が吸い込めなかった声は扉をいくつか通り抜けて少女の耳にも届いた。
目覚めの原因を知り、ベッドから出る。
ふかふかとした絨毯は、それでも裸足の足には冷たくて、簡単に身支度を整えると、何もつけない髪を撫で付けて扉を開けた]

(2) 2012/09/26(Wed) 02時半頃

良家の末娘 ポーチュラカは、メモを貼った。

2012/09/26(Wed) 03時頃


【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[廊下を覗けば、同じように声を聞いた誰かが扉をあけただろうか。
そのひとつ、昨夜見かけた同い年くらいの子供の姿にまだ少し眠りから覚めてなかった瞳を見開く。

2階は客室がほとんどであろうし、こんな早くに使用人の子がそこから出てくるなど、ありえない――普通では]

 …やっぱり招待客なのね

[場違いな感想をもらし、もう一度髪をなでつけ足を踏み出した]

(4) 2012/09/26(Wed) 03時頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

 あ あの

 …一緒に行ってもよくって?

[昨夜よりは少しおとなしめのドレス。
薄紅のバッグは部屋において、廊下に出れば扉を閉めた]

 何か起こっているのに、知らないままなのは嫌だわ

[男の子ならば何かあっても守ってくれるだろうと、期待を込めて見つめた]

(6) 2012/09/26(Wed) 03時頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

 ええ
 今、一時。
 私の命を預けるわ

[差し出された手。
迷いは一瞬。
すぐに手を握りしめた。

場にそぐわぬ言葉遊びは、父との日々を思い起こさせ
伏せた睫毛の下、瞳は複雑な色を見せる。
少年の持つ凶器には気づかず、微笑みを向ければ一緒に足を踏み出す。
騒ぎ出した使用人たち。
静けさとは無縁になった朝の空気は、空っぽの片手にはまだ冷たかった**]

(9) 2012/09/26(Wed) 03時半頃

良家の末娘 ポーチュラカは、メモを貼った。

2012/09/26(Wed) 03時半頃


【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

 ― 朝、大広間へと ―

 ポーチュラカ・ブロワよ
 ポーチュラカ、って呼んで頂戴

[握った手は温かかった。
窓の外からは朝鳥ではなく犬の声が聞こえてくる。
日常からは外れてしまったような、朝の空気。
大広間につくまではそれ以上口は聞かず、少しだけ前を行くトニーの後をついていった]

(29) 2012/09/26(Wed) 16時頃

良家の末娘 ポーチュラカは、メモを貼った。

2012/09/26(Wed) 16時頃


【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

 ― 大広間 ―

[善と悪の果実が盗まれた。
重ねたままの手に、一層の力がこもる]

 な… ぜ 何故なの?

[まだ…近くで見ていなかったのに。
覚えているのは、輝きのみ。
その大きさも、形も、曖昧なまま、黄金の林檎は姿を消した。

どこか冷静に思えるトニーの言葉に、表情を取り繕うこともできず、呆然と他よりも近い瞳を見つめ]

 …だって

[子供じみた――いや、子供そのものの当惑を零した] 

(30) 2012/09/26(Wed) 16時半頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

 音…?
 昨日は疲れて夢も見なかったわ

[握った手から力を抜く。
それでも、まだ、離す気にはなれなかった。
衝撃は大きく、足元を危うくさせていた。浅くなった息が整うまで、手をつないだまま、落ち着かなげに視線を動かしていた。

誰だったろうか、グロリアが死んでいる、そう叫び声が聞こえるまでは]

(31) 2012/09/26(Wed) 18時頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[その時にはもう手を離していたか。
再び響く叫び声は、果実の消失を告げる時よりも大きく、また悲痛に響いた]

 グロリア姉様………

[名を呼び、胸元を掴む。
ひとつ、大きく息を吸うと昨晩教わったグロリアの居室のある3階めがけて、駆け出した]

(32) 2012/09/26(Wed) 18時半頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

 ― グロリアの部屋 ―

[たどり着いた部屋には、知らせる為か、使用人は一人もおらず、少女は遮られることのないまま、中を覗き込んだ。

目覚めを促す使用人の仕業だろうか、カーテンは開け放たれ、雲の切れ間から、日の光がまっすぐに、その寝台を照らしていた]

(33) 2012/09/26(Wed) 18時半頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[全身を赤く染めたグロリアは、屋敷の至る所にある芸術品のどれよりも、とても、とても美しかった。

太陽に照らされた深海の如き瞳は、大きく見開かれ、
その美しさに感銘を受けたかのように輝いていた]

 ………――姉様

[叫びを抑えるかのように口元に伸びた手は
柔らかい唇に触れ、そこに浮かぶ笑みを周囲から*隠した*]

(34) 2012/09/26(Wed) 18時半頃

良家の末娘 ポーチュラカは、メモを貼った。

2012/09/26(Wed) 18時半頃


良家の末娘 ポーチュラカは、メモを貼った。

2012/09/27(Thu) 01時半頃


【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

 ― グロリアの居室 ―

 え? …え、ええ

[コリーンの言葉に頷きながらも、なかなか目を離せなかった。
唾を飲み込み、無理やりに瞼を閉じる。
闇の中でも、赤はなかなか消えない。
その残像が鮮明に浮かぶことを確認してから、目を開く。
傍に立つコリーンへと首を傾げ]

 …姉様の方が酷いお顔よ、戻りましょう

[遺体へと向けたのと同じ呼び名でコリーンを呼び、刺青の男へ向けた視線を呼び戻すように、裾を軽くひいた]

(89) 2012/09/27(Thu) 02時頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[刺青の男は先に下へと戻っていった。
使用人が慌ててシーツを抱えてきたけれど、真白いシーツをかけられたグロリアは、染み込む赤の多さと、見えなくなったことによって
帰ってその死を鮮やかに刻んでいた]

 ……戻りましょう?

[コリーンにもう一度声をかけて、叶うならばその手をとり大広間へと促したろう。
それとも顔の青い彼女は自室へと戻りたがったか。どこへなりと望む場所まで送り、
ややあって少女は広間へと戻っていく]

(92) 2012/09/27(Thu) 02時頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

 ― 大広間 ―

[大広間に戻ったのはどのタイミングか。
直接ではないにしろ、トニーの言葉を聞いて捜索を始めた人から、例の推理めいたことは聞けただろう。

瞳を大きくさせて大真面目に頷いた少女は探し始めようと見渡して――]

 …それはそうと、ご飯にしましょう?

[お腹すいちゃったの、と恥ずかしそうに*俯いた*]

(95) 2012/09/27(Thu) 02時半頃

良家の末娘 ポーチュラカは、メモを貼った。

2012/09/27(Thu) 02時半頃


良家の末娘 ポーチュラカは、メモを貼った。

2012/09/27(Thu) 21時頃


【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

 ― コリーンの部屋の前で ―

 グロリア姉様はね
 ……私の未来だったの

[憧れとも言うべきか。
全てを手にし、自覚と自負を知り、
誇り高く咲いていた、栄光という名に見合った姿。
美しく、また完璧に見えた。

少女がまだ、小さな世界における"全て"を失う前に出会った、栄光。
望みを全て叶えてくれる、絶対の存在。
その、はずだった]

(139) 2012/09/27(Thu) 21時頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

 ……大好き、だったわ

[その言葉は扉の向こうに消えたコリーンには届かなかったかもしれない。

グロリアにとっての少女が、ただの小さな
とるにたらない存在だったとしても
そのことを少女は知らず、また想像すらしなかった]

(140) 2012/09/27(Thu) 21時頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

― 大広間 ―

 御機嫌よう、ペラジー様

[髪を撫ぜる感覚に頬を緩ませるも
白に隠されたストロベリーブロンドを探るように見やった]

 ええ… また、何か?

[首を傾げる少女はやっとその騒ぎの中心に気づく。
宴の最中のこと、そして先ほどの刺青の男が発した言葉。
感情の高ぶりは、その表出は伝染する。
止めようとした前に出ようとする客、それを押しとどめる者。
まったく関係のない所でも口論は始まり、眉を顰めるだけの者も囁き始め、喧騒は少しずつ大きくなっていく]

 まあ…

(146) 2012/09/27(Thu) 21時半頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

 そうね…怪我はしたくないわ
 痛いのは嫌いだもの

[すました顔をつくり、使用人がテーブルやらなんやら準備を始めるのを確認した]

 …あら

[目の前が暗くなれば、そっと手を重ね、それでもどけることはしない]

 ペラジー様?
 …私、グロリア姉様に会ってきたのよ

[これより恐ろしいものは既に見た、と
恐怖の残滓すらない表情と声音で告げる]

(149) 2012/09/27(Thu) 22時頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

 ええ…

 姉様、とても綺麗だったわ

[小さな手は眼前を覆う手を握り、やがてその力に力が篭る。
誰からも隠された表情は、やがて変化し――]

 …これじゃあペラジー様の顔も見れませんわ

(157) 2012/09/27(Thu) 22時半頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

 そうね、姉様幸せだといいわ
 姉様のこと、大好きだったもの

[手をよければ、平静を取り戻した瞳でじ、と見あげた]

 お顔も…そうだけれど

[その表情はどのようなものか。探るように、けれどまた、視線は髪へと動き]

 …そこまで時間がなかったの
 ねえペラジー様

 …髪飾り、つけてらっしゃる?

(168) 2012/09/27(Thu) 23時頃

良家の末娘 ポーチュラカは、メモを貼った。

2012/09/27(Thu) 23時頃


【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[ペラジーとの会話の最中、近くのテーブルに簡単な食事が、少女の分だけではなく用意された。

大きくなる喧騒に気を払うこともなく、ペラジーを見ていた少女も
問いただすようなそれよりも、震える声には視線を向ける]

(184) 2012/09/28(Fri) 00時半頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[静かに

ただ見ていた。

感情の篭らない深海の瞳は、透明なようでいて、その実見通せない濁りを持って、おびえる男に向けられた]

(185) 2012/09/28(Fri) 00時半頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[ストロベリーブロンドから羽ばたいた黒い蝶に、思わず手を伸ばす。
昨日よりも近くで見たその形は――]

 綺麗、それに…

[見覚えのあるものだった。
少女の目にはわからなくとも、明らかに量産品ではない、精巧な細工のそれ。
色こそ違えど形の同じ、対ともいえる蝶を、少女は良く知っていた]

 私の宝物に、似ているわ

[不思議そうに、悪戯な笑みを見上げた]

(195) 2012/09/28(Fri) 01時頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[広間を去っていく後姿を、やはり物言わずに見送った。
少女は、おびえの理由を理解していない。
わからない、その理由に興味はわいても、長くは続かなかった。


ああそれよりも。
シーツに包まれたグロリアはどうなるのだろう。

あのまま、美しいまま
時がとまってしまえばいいのに]

(201) 2012/09/28(Fri) 01時半頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[蝶を握った手に力が篭る。
精巧な細工は、幼く柔らかい手を僅かに傷つけ痛みを与えた少しばかりの血を流させる。


黒は、赤を覚え

赤は――血を吸い過ぎた赤は………?]

(209) 2012/09/28(Fri) 01時半頃

ポーチュラカは、ペラジーの瞳をただ、見つめ――**

2012/09/28(Fri) 01時半頃


良家の末娘 ポーチュラカは、メモを貼った。

2012/09/28(Fri) 02時頃


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