人狼議事


194 花籠遊里

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【人】 墓荒らし ヘクター

― 廊下 ―

[夜の始まる音がする。>>#1
帳を落とし、明りを消して、籠より攫う一時の音色が。

ふ、と息を吐き出し、止めていた足を再び駆動させる。
今宵、一時、翅休める花弁を選ぶ為。*]

(7) 2014/09/14(Sun) 16時頃

墓荒らし ヘクターは、メモを貼った。

2014/09/14(Sun) 16時頃


【人】 墓荒らし ヘクター

[トントン、と廊下を軽く蹴って、近づくのはシーシャの背後。
丁助に手を添える様を気にも留めずに、ようと弾ませる声。]

 羽振りが良いやな、盛況かい。
 一服分けちゃくれねぇか、シーシャ。

 ―――煙に誘われる性質じゃねぇが、
 アペリティフが足らねぇよ。

[気安い調子で一本強請りつつ、淡紅色の彼の視線に気付いて、
自身も揺れる藤色を目撃。ひらひら揺らし、手招く風。]

 これから開くってぇのに、晦たぁ不貞じゃねぇか。藤の字。
 
[好きよう振舞う男は、客としての傲慢さを併せ持ち。
軽口を叩いて、彼の歩みに制止を掛けたのだった。]

(11) 2014/09/14(Sun) 18時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[何処で何をしてきたかなど知れぬだろうが、
この蝶が残す鱗粉はいつも碌でもない毒と化す。
自身が撒き散らす毒など気にもせず、
易い調子で藤の君を呼びつけると、早速お小言が飛来。>>15]

 ――…ウィステリアを並べねぇ時点でお前さんも厄介者よ。
 おう、花房下げねぇ時期の藤は紙巻が気になるかい?

[斜に構えて交わす軽いやり取り。
眼差しは一度香源に流し、己の唇を緩く擦り。]

(16) 2014/09/14(Sun) 19時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 過保護が見えるぜ?藤の字よ。
 お前さんの癖はちっとも抜けねぇな。

[喉仏を震わせ、自身だけ籠の影へと追いやる様を見た。>>17
暗に己から躱しただけかも知れぬが、瑣末に拘る男でなし。]

 ほう、ハイカラ好みかい。
 閨での一服は肌に染みるぜ、煙管盆はあんだろうな?

[片目を眇めて問う色合い。
皮肉気に笑う唇が、淡紅色も視界に納めると、
少しばかり瞳を揺らして、口角を引き上げた。>>18]

 ――…燻されりゃ、お前さんのその焔もくすむかね。

(19) 2014/09/14(Sun) 20時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 ―――…へぇ、

[彼の微かに言い淀んだ間を噛み、
自身の中で動く興を僅かながら感じた。>>20
口腔を舐める舌先を誤魔化すように、慣れた仕草で首を傾け
シーシャのシガーケースより一本を咥えて引き抜けば、穂先を揺らし。]

 泣かせとけ、泣かせとけ。
 涙の枯れた花なんざ、可愛げがねぇ。
 花蜜どころか涙啜って飛ぶ蝶が気取るなよ、シーシャ。

[笑気と共に、彼の耳元で囁く揶揄。>>26
火種を貰う代わりに擦り付ける言葉としては悪辣な褒め言葉。
高い鼻梁で彼の蟀谷を擽ってから、焼く紙巻の先。>>27]

(29) 2014/09/14(Sun) 20時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[一度大きく紫煙を吸い込み、肺腑を巡らすと、
藤之助に向かい浴びせる煙。まるで、手付けのように。]

 藤の字よ、朧を呼んできな。
 お前さんの過保護とやらで一興を過ごそうかね。

 ―――…まぁ、朧霞の一夜も風情があるじゃねぇか。

[笑う瞳が撓んで、紙巻のフィルタを噛んだ。]

(31) 2014/09/14(Sun) 21時頃

【人】 墓荒らし ヘクター


 淡紅を鈍色に変えたきゃ、媚を覚えな。
 涙に暮れる以外の輝きが花にあるかね。

[掻き混ぜる言の葉に、踏み出す足。>>28
やはり、この蝶は夜蛾にて、留まる木々を探さない。

集う蝶の群れを抜ければ、名無しの花主に二輪求めて。
歩み重ねて、下るは夜より闇い、花籠の底。*]

(36) 2014/09/14(Sun) 21時半頃

墓荒らし ヘクターは、メモを貼った。

2014/09/14(Sun) 21時半頃


ヘクターは、亀吉に話の続きを促した。

2014/09/14(Sun) 21時半頃


【人】 墓荒らし ヘクター

― 地下牢 ―

[今宵購うは玲瓏な面差しの朧月に、
季節の外れの花房垂らす藤の君。
態々、二人を纏めて買うのは、彼らの仲を知る男の性悪さ故。
無意識ながら、己に付いて回る派手遊びの噂を肯定。

行儀のよいばかりの蝶客に混じる夜蛾は、
牀台に敷かれた綿布団の上で脚を組む。

格子の内側に収まる男は、捕われたのではない。
この場は、蝶が花を囲う為の籠である。

睦まじく二輪揃えられる花を待ちながら、
咥えたままであった紙巻を、唇で淡く愛すと煙管盆へと放り。
ジュ、と短い音を立てて、僅かに空気に混じる焦げた香。

瞳に熱い色を宿し、唇の形だけで笑みを作った。]

(40) 2014/09/14(Sun) 22時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

― 地下牢 ―

[花はいつも穢れを知らぬ白を纏いて地下に落ちる。
蝶の好色に染めさせる趣の純白は、男にとって少し眩しい。

しかし、格子戸の引く音を聞き、性質の悪い双眸を投じれば、
喜色に撓め、並ぶ月と藤に視線を這わせて歓待。>>46>>49]

 なぁに、これから時を忘れさせてくれるんだろうよ。

 二人とも此方へ着な、
 ―――…今宵は俺がお前さん方の主人よ。

[傲慢な物言いで拒否権のない彼らを呼び、
逞しい両腕を開いて迎える二輪の花。
彼らが並び立てば、圧巻を覚えるほど美麗なる光景が広がり。]

(50) 2014/09/14(Sun) 23時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[彼らが牀台までの距離を消化すれば、
己は怠惰にも腰も上げぬまま、腕を伸ばす。
右腕に藤之助の尾骶骨を、左腕に朧の背を抱いて捕獲。
腕にそれぞれ違う体温を抱く贅沢を満喫。

強欲な男は、先に朧から唇を乞い、顎先を持ち上げた。
当然、傍らの藤之助の顔色を横目で覗きつつ。]

 ……ああ、これも一興だ。
 答えずとも良いが、問うておこうか。

 ――――…お前さん方、こうして束買いされた事は?

[口付ける直前、笑む唇。
性悪な問いは、花束に慰みの幕開けを自覚させる。

特に、見せ付ける藤之助には、尾骶骨から臀部に掌を下ろし、
双丘を布地の上から割るように、指を立てて玩弄。]

(51) 2014/09/14(Sun) 23時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[彼らの緊張を肌で感じ、早速一文字に結ばれた唇へと触れた。
朧の花は経歴も長いのだろう。心得調子であった。>>54

彼が薄く開いた唇の袷を軟体で詰って、生温い呼気を寄せ。
浸食するよう忍び込んだ舌は、ぐるりと巡らせ賞味。
白い歯列を一欠けらずつ擽り、紙巻の香を移して、堪能。

更には水音を態と立て、口腔と藤之助の耳に届けながら、
彼の舌先に深度を求め、突き誘って見せた。]

 ―――ん、悪くねぇ。
 しかし、そうも見透かす眼をすんじゃねぇよ。

 ……嬲りたくなる。

[笑い声は抑えたものの、彼の舌先を手繰り、
淡く噛み散らすのは我慢しなかった。]

(60) 2014/09/14(Sun) 23時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター


 お前さんがかい?朧がかい?
 ―――…それとも、揃えた繚乱がかい。藤の字よ。

[茶化す声色はこんな時でも変わらず、>>56
されど、雛を按じる親鳥如くの眼差しに満足し、指を折る。

膝が笑えば、己にしな垂れさせるよう、肩を貸しながら、
長く太い中指が、白い生地に皺を刻んで門渡りまで伸びた。
彼も花なれば、この程度の接触は茶飯事だろうが―――、

 今宵は直ぐ間近に彼の朋が居る。

乱す呼気が届き、布擦れが聞こえるほど傍に。
朋が悪辣な男と交換する体液の音さえ、阻まれない距離。

男は花の身体と精神と、羞恥を玩び彼を爪弾く。
繊維が肌理を摩擦し、指腹より伝わる体温が伝播。
時折背後の窄まりまで掠めて、戯れに圧を加えて慰める。]

(63) 2014/09/15(Mon) 00時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[享楽に耽るも、玩んで抉るも、花に寄る蝶の匙加減一つ。
彼らがどれ程美しく咲き誇ろうと、自由は無いと言い聞かせる。
――尤も、彼は己よりも、ずっと。その暗黙の了解を身を以ってで知っているだろうが。>>66

彼の口内から得た味わいは、馴染みの薄い葉の香り。
息継ぐ度に、奥から掬うように閃かせ、軟体絡めて体液を交換。
滑る感触は境界線を曖昧に変え、驚愕も刺激として得。]

 ―――…眼は口ほどに物を言うぜ、朧。
 屈服をしらねぇ癖、社交辞令で躱す気かい?

[言葉で詰れば、彼の瞳の奥に見えた一色を咎め、銀糸を繋ぐ口唇を解放。ついでに細く痩せる糸を舌で断ち切り、閃かせて。
そのまま口角に親指を押し当て、閉じることを許さず掛ける圧。]

 余所見するとは、随分余裕があるじゃねぇか。
 ――…ああ、本当に過保護なのはお前さんの方か。

[喉仏を上下に揺らすと、顎に掛けた指先で彼の頭部を下方に引き、組んでいた足を解いて、開いた両膝の間に彼を招く。
聡い花たる彼ならば、指腹で唇拭うだけで次なる陵辱を理解するだろうか。
―――見下ろす獣の双眸は、奉仕せよ。と傲岸に告げていた。]

(68) 2014/09/15(Mon) 00時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 ――…健気だねぇ、まだ減らず口が持つかい。
 ああ、しかし、何時もより毒が足りねぇな。

 ――――……意識しているのかい。

[笑った唇が彼に問う。>>67
この二人が、お互いを意識しているのは重々知れた。
だからこそ、態々二輪を活けたと言っても過言ではない。
自身の見立ては正しかったようで、指先で探ってやるだけで、
藤の君は花房のように揺れて狼狽を見せる。]

 ほら、お前さんが意固地を張るから、朧の口を使わにゃならん。
 そんな目で、愛い月を按ずるより、することがあろうよ。

[彼の眦に走る朱線を視止め、今度は更に浸食を深めて、背後から白裾を捲くると、武骨な指で彼の窄まりに直裁に触れた。
まるで彼の痴態を愉しむように、瞳に喜色が流れ込む。
すり、すり、と指腹で甘く数え始める窄まりの襞数。]

 腰を淫らに揺らして誘え、藤の字よ。
 お前さんの可愛い可愛い朧の為よ。

(71) 2014/09/15(Mon) 00時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 ―――…ほう、

[はぐらかしてしまう彼の物言いに、僅かばかり声の質が変わる。
己の前に膝を着いた彼を見下ろし、浅い溜息を長く吐く。>>72]

 手折るも断ち切るも御法度、だがな、朧よ。
 散らす事は、咎められてねぇよ。

[告げると同時に靴先を持ち上げ、
彼の屈んだ腿の合間に忍び込ませる硬い革靴。
仕立ての良い靴の表皮がグ、と彼の中心を押し上げ、そのまま陰嚢を揺らす質の甘い前後運動を開始。]

 藤の字にも教えてやるよう見せてやれよ。
 年季はお前さんの方が入っているんだろう?

[解かれた下衣から覗くのは、赤黒く凶暴な逸物。
既に僅かな熱気を有するが、男の満足にはまだ遠い。
股間に懐く彼を犬のように扱い、気まぐれにその頭を撫で、
己の性器に美しい顔貌を引き寄せた。
花に謳われる造形と並ぶ雄芯に倒錯覚えて、棹に走る脈一つ。]

(76) 2014/09/15(Mon) 01時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 いいねぇ、人間らしくなってきたじゃねぇの。藤の字よ。

[偽りを隠しきれぬ彼の瞳にニィと撓める瞳。>>75
彼の持つ鏡を砕きたがるは己の悪癖なれど、省みた事は無い。

今も指の接触に肩を揺らす彼を抱寄せ、更なる鏡内を求めた。
そうして、跪台より花薄雪の香油を掬う。
甘たるい香で彼らを惑わさず、爽やかで何処か冷たい――――さながら現の香りを撒いて、夢にさせぬ算段。

彼の告げるお決まりの文句を聞き流し、真に取り繕わず零れる嬌声を求めて、片手で器用に小瓶を開いた。
悪辣な言葉を次々掛ける癖、扱う様は“生娘”にするが如く。]

 良い、献身だ。―――そんなに親鳥の振りが楽しいかい。

[どろりと広い掌に香油を零し、濡れた指先を再び忍び込ませれば、つぷ、と彼の窄まりに宛がった。
先ずは正円を描いて、花を開く様子を奉仕する朋にも教え、彼の腰が揺れれば、蛇行を伴い節の目立つ指が狭隘を穿つ。太い指が異物感を齎し、緩く鉤型に曲げて探る内側の感触。]

 ――…啼けよ、藤の字。

[鎖骨に触れてくる手首へと接吻を捺して囁いた。]

(81) 2014/09/15(Mon) 01時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[二輪を並べた悪辣な男。
彼らに歌わせたがる二重奏は悪趣味の極み。

されど、花は咲き誇るばかり。

蝶を―――或いは、蝶の振りするナニカを、
満足させると言う、唯それだけのために。**]

(82) 2014/09/15(Mon) 01時半頃

ヘクターは、藤之助に話の続きを促した。

2014/09/15(Mon) 01時半頃


ヘクターは、丁助に話の続きを促した。

2014/09/15(Mon) 01時半頃


墓荒らし ヘクターは、メモを貼った。

2014/09/15(Mon) 01時半頃


【人】 墓荒らし ヘクター

― 地下牢 ―

[年若い朋を庇うように紡いだ彼の声に、
自身の陰茎を唇へねとりと塗りつけて阻んだ。>>84
傲慢に振舞う男は、彼と視線を繋げても何一つ躊躇いはしない。

緩やかに長い髪を掻き混ぜる五指が、戯れて遊び。
はらはらと形崩れて、彼の頬に翳りを差す。

朧月が普段愛する煙管などより余程逞しい屹立は、
口付けに揺れて、充足の呼気を無意識に漏らした。
僅かに腰を進めれば、唇で棹を絞らせ、熱塊は粘膜に体温を移し、細い作りの顎に質量を与えゆく。
生々しい肉を一杯に頬ばらせ、彼の軟口蓋を先端の膨らみで浅く突こうか。]

 ―――良い子だ、朧よ。
 どうだ、旨いかい。

[下卑た声に合わせ、彼の舌上を滑る男根。
薄っすらと棹に脈筋が浮き始め、彼の味蕾へ先走りの味を拡げて侵食を齎した。]

(113) 2014/09/15(Mon) 19時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 しっかりと視てろよ。藤の字。
 あの御綺麗な朧が眼一杯頬張って、――…そそるだろう?

[悪辣な男は指で乱す彼の視覚にも、朋の痴態を覚えさせ。
問いかけに対する答えを欲して、弄る異物を増やした。
まるで、娼に付く未通者へ、教えるが如くの丹念さ。>>89

彼の美しい友が、眼下で醜悪な逸物を咥えこんで奉仕し、
やがて花を苛む毒針を、彼らの痴態で育てている光景。>>90

特に面倒見の良い藤之助には、よく利くのだろう。
彼がうろたえるほどに、朧に響くとも知れぬまま。]

(114) 2014/09/15(Mon) 19時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[彼の唇より零れ落ちた声は微かで、己を満足させるには至らなかったが、取り繕った演技でなかったので、緩く褒めてやった。

褒美とばかり与える刺激は、含ませた二本の指で性器裏の隆起を押し上げ、捏ねるように撫でて内を歪める、意地の悪い賞賛。
体温に温められるほどに、凛と香る薄雪の香が立つ。>>109

懐くように身を寄せてきた彼に唇のみで笑み。
耳朶を噛み散らす色香を目の当たりにして自然と喉が渇いた。
―――しかし、足りぬは此方とて同じ事。]

 違うだろうよ、藤の字。
 ―――…藤に嵌めてくださいってぇ、乞い縋るところだろう?

[彼の顎先に口付けを一つ送り、唆すは屈辱なる言葉。

同時に指を衝き立て、内側に細かい蠢動を齎し、
ぐずり、と滑る水音は、彼の鼓膜を内側から叩く。>>110]

(115) 2014/09/15(Mon) 19時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 それともなにかね――…、
 お前さんは、そんなに穢れる雛が見たいかね。

[悪辣はせせら笑って一度、朧の喉を大きく突き上げた。
朧の気道を塞ぐように熱源が沈み、与える苦悶と重い脈。
朧の細い喉の内側を、先んじた青い滴りが伝って下り、
胃袋に蝶の毒が流れ込んでいく。]

(116) 2014/09/15(Mon) 19時半頃

墓荒らし ヘクターは、メモを貼った。

2014/09/15(Mon) 19時半頃


【人】 墓荒らし ヘクター

[指で内側の柔を掻き、折り曲げる度に内から圧掛けた。
指先は妖しく翻り、きゅ、と熟れゆく肉を詰る。>>120
武骨な指先は僅かでも動かすだけで、節が縁肉に掛かり、
拡張を強いて、内側も入り口も、己の指の形に撓ませた。

悦の予兆を見せる肉体は、白衣より覗く肌に色を撒き、
言葉で弄るほどに変色を辿る花を愛で。
チラ、と視線を彼の前へと下げると、
背後への刺激のみを齎された、彼の雄の角度を計る。]

 ―――仕方ねぇ、藤よ。
 今日ばっかりは拙さに免じてやろうが、躾は必要よな。

[性質の悪い甘さを覗かせ、笑気を噛み。
五指は朧の頭皮へと伸びた。]

(131) 2014/09/15(Mon) 21時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[朋のために見せる献身か、熱のために焦がれる欲のためか。

口腔を巧みに使い己の熱情を育てる朧の髪を無造作に掴み、
柔く生暖かい肉を蹂躙すべく、自らも腰を繰り出し始めた。>>126

彼の奉仕の律動に合わせ、顔を引き寄せ、
派手な淫音奏でさせれば、懸命な慰みに滲ませる恍惚の色。

亀頭が彼の舌腹を摩擦する度、肥えてゆく熱源を教え。
低く喉を絞ると、小さな呻き声を漏らして、頂の予感に突き動かされるまま、彼の口内より猛る怒張と化した陽物を引きずり出した。

彼の紅い唇を捲り上げ、引き抜く際も小刻みな脈の余韻を残し。
そうして、一度、藤之助に視線を引いてから――、

朧の端正な面差しへ、咽返るほど濃い白濁を浴びせようか。
避ける事は、髪を梳き上げた五指が許さず、放埓な毒が散る。

ねっとりとした重い精液に穢れる肌を、悪辣は小さく笑った。]

(133) 2014/09/15(Mon) 21時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[彼の目の前で精を浴びせる朋を見せ、
一等、羞恥と焦燥を感じるだろう瞬間に指を抜く。>>122
身体の中を占めていた異物が退けば、空隙が生まれるか。
彼の身体に飢餓を齎すような、物足りぬ洞が。]

 ほうら、夜鷹の振りは終いだ。
 ―――きな、藤之助。

[彼の髪から指先滑らせ、しな垂れる体躯を己の膝上に招く。
されども、彼の鏡面が対峙するのは己ではなく、
白濁に塗れし、朋の前であった。

浮かせた彼の腰の背後より、熱の引かない屹立を双丘の合間にすり合わせ、いやらしい笑い声が続く。]

 脚を開け、しっかり見せてやんな。
 ―――…大事な雛に、身を挺する様をよ。

[声に合わせ、彼の腰を引き寄せれば、怒張で一息に彼を穿つ。
散々香油で濡らした秘所を押し広げ、結合部を朧に見せ付けるように。]

(137) 2014/09/15(Mon) 21時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[花の媚態は己の鳩尾を灼く。>>140
特に今宵の二輪は圧倒的ですらあった。
互いに花としての矜持を持ちながら、友垣の情を捨てられない。
彼らの繋いだ親交から滴る蜜の甘美たるや、喉が爛れるほどである。

指を引き抜いただけで崩れそうになる身体に愉悦が盛り、
己の乾いた唇を舐めて濡らした。次から次へと飢えていく。
嫌がる素振りの彼を慰めるように首裏に口付け、弛緩を誘い、
圧力に開いていく結合部を見せるよう、藤之助の膝を抱えた。

開脚を強いて、窄まりの襞を熱塊が伸ばし。
先ほどまで朧が育てていた剛直が藤之助を犯す。

倒錯の香が一層強く変わった。]

(146) 2014/09/15(Mon) 22時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[物慣れたはずの粘膜は、異常な初体験に怯えているのか、
未熟に砲身を引き締め、圧迫を伴い絡みつく。>>141
されど、悪辣な男にとっては余興の一つでしかなく、
未通を玩ぶように満悦が口元を彩った。]

 おうおう、こんなに拓いちまって可哀想になぁ。

 ――…舐めてやれや、朧よ。
 ちとは藤の字も素直になんだろうよ。

[旋回を伴わせつつ、突き上げ始める腰。
必死に縋り付いてくる身体の外と中を嘲笑い、
肌と肌のぶつかる音を聞かせて、牢に響かせる。

指先で結合部の捲くれた縁肉をク、と圧して弄り、
顔に白いものを受け止めた朧へと犬の真似事を強制。>>144]

(147) 2014/09/15(Mon) 22時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[ぐらりと揺れ始めた鏡面と精巧。
戯れに挫いて長い一夜を遊ぶ蝶は隠蔽を許さない。
彼らに与えるは屈辱であり、蹂躙である。
心も身体も苛んで、己の白濁を自ら口に運ぶ朧に嗤う。]

 不満が顔に出てるぜ、朧。
 ………お前さんも疼くかね。

[態と彼の眼差しを曲解して受け取り、藤之助の裾を開いた。
朧の眼前には、男に貫かれた朋の秘所から、
兆す性器まで全てを視界に納まり。

――――それでも男に縋る藤花を知らしめて。>>145]

 我慢できないなら、独り遊びを許してやるよ。
 しっかり解しておかねぇと痛い目見るのはお前さんだぜ。

[友の痴態を弄れと言う、犯されるために身を整えろと言う。
朧の複雑な感情は、男の舌上に大層な美味を拡げていた。]

(148) 2014/09/15(Mon) 22時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[花の滴らせる蜜は、蝶の主食。
彼らの水面下に隠す真の蜜を啜って喉を潤す男。>>149

常に平静を装う彼の瞳も揺れれば、己の歯列裏を舌で舐めた。
貪欲は底を知らず、覗かせた舌に掬われる混ざり合う体液。
香油と先の白濁が交じり合う雫に口付ける彼に瞳を細めた。]

 ―――…悦い、顔だ。
 幾らお前さん方が懇意でも、藤で慰めた事なんてねぇだろ?

 どんな気分だ、言ってみろ。朧。

[顎をしゃくって促す発露。
彼が黙秘を選んでも、罰を与える事は無いが、
―――代わりに藤之助の首裏に甘く噛み付く躾に摩り替える。

蠕動を払い、ゴリ、と内壁を摩擦する音で抉り。
脊髄を駆け上がっていく愉悦は、純度の高い享楽を示す。]

(156) 2014/09/15(Mon) 23時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[体温が上がるほどに、香は拡がりを見せ、
ひくひくと痙攣する蕾に充足の呼気を巡らせて吐いた。>>154
全て飲み込ませてしまえば、腹筋を内側から押し上げるほどの質量と変わり。]

 ―――…もっと、声を上げて朧を煽ってやんな。
 聞かせてやれよ、お前の可愛い雛共に。

 お前さんが、どれだけ、淫売かってな。

[更なる嬌声を欲し、彼の声は牢に反響。
狼狽し、鏡面を見失い、泣いて許しを乞う姿を貪って。
ギ、と木製の牀台を軋ませ、その音すら彼を責め立てる。

徐に彼の胸へと腕を伸ばせば、肌蹴ける合わせより、
大きな掌を差し込んで、乳嘴を摘み上げようか。>>155
彼が受け止める限界を迎えると知りつつも、与える愉悦は際限を知らず、胸を飾る茱萸を引き遊ぶ。

齧りついた首筋を、ねとり、ねとりと舐める舌。
宛ら、花に取り付き蜜を啜る、蝶の捕食であった。]

(159) 2014/09/15(Mon) 23時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[煙るような靄の向こうで明りをほろりと零していた月。>>164
それが今や、隔たりは徐々に晴れて、淫蕩と情欲に濡れていく。

それでも、笑みを形作る彼には、咎めるように片目を眇めた。
彼の虚ろな瞳の奥底を覗き込もうとする性悪な眼差しを尖らせ。]

 ――…へぇ。
 聞いたかい、藤の字よ。

 朧はお前さんにも欲情するらしいぜ。

[彼らを苛むほどに心地が良い。
朧が自らを慰める窄まりに視線を降ろし、
指が彷徨う度に身体を拓こうとする様に眼圧を掛け視姦。

挙句、彼の吐息が己を咥え込む菊門を掠めるたび、
微震が伝わり、結果的に蝶を悦ばせた。]

(171) 2014/09/16(Tue) 00時半頃

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