276 ─五月、薔薇の木の下で。
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[ 返ってきた物は素直な言葉>>307に、 笑ってしまうだろう。 可愛い後輩を見るように、愛玩にも似た眼を向ける。
……何時もならば。]
どうした。体調でも悪いのか。
[ 後ずさる相手から顔を引く。 伸ばした腕は、退路を塞ぐように談話室の扉を閉めた。
逃げないならば濡れた長い髪を掬うように 細い指を通すだろう。 爪の間には未だ、血の赤色が残っている。]
(6) 2018/05/21(Mon) 00時頃
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……髪が濡れてる。 廊下にいると風邪を引くかもしれない。 折角だから中で話そう。 ラルフのタルトも残っているし、温かいお茶もある。
[ 相手の問い>>308には答えない。 どのような顔をすれば良いのか分からないまま、 きっと穏やかに笑っていた。]
(7) 2018/05/21(Mon) 00時頃
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おいで。
[ 誘う先は、甘酸っぱい香りが残る長椅子のソファ。]*
(8) 2018/05/21(Mon) 00時頃
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─医務室─
[ どの位後だろう。 寮母に任された医務室の扉を開けた時、 其処には既に先客がいた。
自分は鍵を開けたままにしていたらしい。 ベッドの下に伸びる包帯を辿った先、 寝息を立てる後輩の姿があった。
倒れたようにも見えて、 思わず痛そうな腕>>2:20に触れて脈を測る。]
(11) 2018/05/21(Mon) 00時半頃
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[ 大丈夫だ。ただ眠っているだけ。 どんな夢を見ているかは知る事はないまま。
伸び切った包帯を巻き取ってサイドテーブルに置いた。]
おやすみ、ヒュー。良い夢を。
(12) 2018/05/21(Mon) 00時半頃
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[ 医務室の扉横、 使用中の看板の横に名札を掛ける。
『ヒュー・ルッツ』
少し後に『モリス・レーヴェン』の名前が追加されるとは未だ知らない。]*
(13) 2018/05/21(Mon) 00時半頃
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[ 未だ髪に薔薇の香り>>1:67は残っていただろうか。 残っていたのならば、残り香を掻き消すつもりで淹れた紅茶の色は濃くなっただろう。 底が浅いカップから立ち昇る煙を相手に向ける。
其れが指先にこびり付いた匂い>>17を有耶無耶にしてくれるかは分からない。 ソファの前、彼の目の前に半身で立ったまま手持ち無沙汰に摘んだタルトの欠片が甘酸っぱい。
甘ったるい砂糖を飲みくだしながら、 身を硬くする相手>>18には笑みを向けた。]
飲みなよ。温かいから。
(42) 2018/05/21(Mon) 07時頃
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[ 喉から声>>19が絞り出されるまでにどの位の時間が経っただろう。 震える瞳と、苦しそうな呼吸。 相手の動悸が手に取る様に分かる。]
先輩……は、いらないんだろう。
[ 取ってつけた歳上と歳下を区切る記号に一笑。 是とも答えないまま自身のコップを机に置いた。]
どうして あの時泣いていたの。
[ 相変わらず声音は穏やかなまま。]
(43) 2018/05/21(Mon) 07時頃
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フェルゼに何か言われたのかな。 彼は君の事を……とても気に掛けていた。
[ 相手の頭に伸びる手は優しく、避けないならそっと頭を撫でるだろう。 目線は合わせず、揺れる眼を見下ろしたまま>>1:110。]
マーク、君はとても綺麗だね。
いつも一生懸命で、 懸命に咲こうとする姿は純粋で、 いつも目についていたよ。
(44) 2018/05/21(Mon) 07時頃
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[ 姿を変えて尚、素直に笑って素直に泣けるこの子はとても綺麗だ。 そんなもの、自分には無い。
結った髪に指を通す。 綺麗に整った髪を止めるものをするりと抜き取ろうとする。]
誇れるものを諦めて大人になろうとする君も とても眩しく見えたんだ。
[ 髪をなでる手が相手の頬に触れる。 完璧に近い、笑みで見下ろした顔は、 きっと相手の胸に絡まったもの>>1:112とは真逆の意味を孕んで、]
(45) 2018/05/21(Mon) 07時頃
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君はどこまでいっても君でしかないのに。
(46) 2018/05/21(Mon) 07時頃
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でもそんな君でも、 欲しいものがあるんだろう?
[ 頬を撫でる手が唇に触れようとする。]**
教えてご覧。 手を伸ばすなら、僕が引いてあげる。
(47) 2018/05/21(Mon) 07時頃
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[ 緊張が解ける空気が掌から伝わる。
嬉しかった>>52、と。 自分がマークの事を見てきた事実を素直に受け止められていく>>53。 梳いた髪に触れていた指先は濡れて冷たい癖に、伝わる温度はそれよりも暖かい。 此方を見上げる潤んだ眼が溢れそうになる様を、笑って、
花が咲くように綻び掛けた笑み>>54に爪を立てた。]
(102) 2018/05/21(Mon) 23時半頃
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[ 包み込んだ頬は低い声に反して柔い。 まだこの子は自分よりも歳下。 血の匂い残る不釣り合いな指で あどけない綺麗な唇が形が変わるのを待つ。]
………
[ 何を望んでいるのか、 はっきりとは分からなくとも察しはついてしまう。
だって、見てきたのだから。 其れはマーク本人が思っているよりもずっとずっと前から。 苛立たしくも身を浸してしまう共犯者に向けたものと同じ眼で。
自分が焦がれて止まない──だという のに。]
(103) 2018/05/21(Mon) 23時半頃
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……………ふ、ふふ。
[ 突き飛ばされて一歩後退る。 笑みに似た息を吐いた。 触れられて、抉られたように痛む胸を 掴む手は掻き毟るようにも見えるだろう。]
…、も、
[ 小さく呟いた言葉は音に乗らない。 ただ笑いもしない眼でマークをじ、と見遣るだろう。 熱っぽい怒声>>56>>57を冷めた眼で見る。]
(104) 2018/05/21(Mon) 23時半頃
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[ 「どいつも、こいつも」>>1:299。 薔薇の棘で抉った掌が熱を持ったように熱くなる。]
(107) 2018/05/21(Mon) 23時半頃
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何をそんなに脅える事がある。
[ 再び伸ばした指先は驚く程冷え切っていた。
避けないのなら相手の肩をトン、と押す。 半ばぶつかる様に相手に覆い被さろうとするだろう。 そうでなくても、鬱蒼と笑ったまま頤をなぞろうとする爪先。]
そんなに認めたくないのか。 それとも本当に要らないなんて宣うのか。 あんな顔を晒しておきながら、 よくも"欲しくない"なんて……
[ あぁ、低い声と共に、蛇の様に細まるのは血の様な眼。]
(108) 2018/05/21(Mon) 23時半頃
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じゃあ君は、 口付けなど誰にされても一緒だという訳だ。
[ 脳裏で一瞬、悠仁とのやり取りを思い出す。 乱暴に顔を掴むまま、止めないならば温度のないそれが容赦なく綺麗な唇を奪うだろう。]
(110) 2018/05/21(Mon) 23時半頃
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[ 扉の外、ぽつりと零された>>85呟きも 此方も眺めていた眼も知らない。
唯叩き付けるままの衝動から我に帰れば、 きっと直ぐにでもこの場から消えてしまいたくなる。]*
(111) 2018/05/21(Mon) 23時半頃
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オスカーは、イアンと食べたシュトーレンの匂いは、談話室の匂いに似ている。
2018/05/21(Mon) 23時半頃
オスカーは、フェルゼの事が少し、脳裏に過ぎる。
2018/05/21(Mon) 23時半頃
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[ どうして>>119。どうしてだろう。 重ねた唇から伝わる人の温度>>121 開けた視界に、目を瞑って耐える姿が映る。
「違う」という否定が聞きたかった。 「お前じゃない」という拒絶が聞きたかった。
なのに、明確な答えは聞けないまま>>119身体を離す。 ソファの上に散る長い髪から薔薇の香りがして、自分の汚さが際立つようだった。] ………、こんな事される筋合いは無いだろう。 誹りでもしたらいい。殴る資格が君には、
(196) 2018/05/22(Tue) 15時半頃
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[ 廊下から聞こえた足音>>85。 扉の隙間、見覚えのある銀髪が流れるのを見た。]
(197) 2018/05/22(Tue) 15時半頃
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[ 瞠目して、全部の音が聞こえなくなった。 顔を掴んでいた力が緩む。 肌には痛ましい跡が残される。
どうして逃げた。 容赦無く奪えばいいのに。 その"欲しい"という願望は、 自分が望んでも手に入らなかったものの筈だ。 何よりも綺麗で、純粋で、 自分なんかが触れた所で穢れる事のない──]
(198) 2018/05/22(Tue) 15時半頃
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[ 相手が何を言っても、談話室の扉へと爪先は向く。 説明出来ない苛立ちをぶつける物は、此処には無い。 呆然とソファから動かないだろう相手>>174に、最後に叩き付ける声音は何かを抑えるように聞こえるだろう。]
………君は、やっぱり綺麗だよ。マーク。
[ こんな意味の無い行為に茫然とするマークは、 やはりとても綺麗で、どう足掻いても加害者は自分なのに。 それなのに傷付いた顔をしている自分が許せなかった。]
(199) 2018/05/22(Tue) 15時半頃
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[ 談話室から去った後、フェルゼの跡を辿るように歩を進める。
片耳塞いでギリ、と奥歯を噛んだ。]
違う……、違う、違う。
[ 焦がれてきたものが、こんな歪んだものでいていい筈がない。]**
(200) 2018/05/22(Tue) 15時半頃
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オスカーは、薔薇の芳香と共に頭の中で響くオルゴールの音に気が狂いそうだった。**
2018/05/22(Tue) 16時半頃
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[ 酷く 頭が痛む。 眠っている訳でもないのに、瞬きをする度にちらつく映像。 とても自分が正気だとは思えない。
──…だって、あの生徒会長がこんな事をするだろうか。 二人、居残った部屋で立ち昇るコーヒーと 快活な笑い声>>1:262を思い出す。 今は生ぬるい空気だけが身を包んでいる。
廊下から見上げる月はずっと同じ場所から此方を見下ろしている。 鍵を閉めた筈の窓から滑り込む薔薇の芳香。 日常の外堀を埋められている、ような。]
(248) 2018/05/22(Tue) 22時半頃
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[ Voi che sapete Che cosa è amor, Donne vedete S'io l'ho nel cor.
" 貴方は私を通して恋というものを知るでしょう あぁしかし、私には未だ恋が分からないのです "]
(249) 2018/05/22(Tue) 22時半頃
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[ 教科書に載った教養の一節。 耳にこびり付くそれに遅れて眉を顰める。]
そっちの世界は、幸せか。 満たされて いるか。
[ 震えた夢の淵、流れ込んできた甘やかな幸福のまやかしに 思わず廊下で独りごちて。 いよいよ狂人じみてきた、とせせら笑う。]
(250) 2018/05/22(Tue) 22時半頃
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[ 歩く脚が遅い。 一人で抱えるには重い秘密を共有するメモ一枚すら、手元にない。
見られた事実は変わらない。 どうしてか、自分の名前を呼ぶ声だけが鮮明に思い出される。
今はそれが唯すら恐ろしい。 ふと視線が移ろいだのは廊下の外れにある階段。 かつてたった一人の後輩に教えた、 屋上への抜け道。
いっそこのまま、]
(251) 2018/05/22(Tue) 22時半頃
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[ 窓の外、青い草原に佇む銀髪>>236。 痛む胸を抑えて、口を吐きそうな言葉を飲み込んだ。
そして、倒れる人影。
起き上がらない。 窓から身を乗り出して何も考えなければいつの間にか駆け出していた。]
(252) 2018/05/22(Tue) 22時半頃
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[ ぜぇ、と息を吐いて膝を付いた先に 倒れた姿はあるだろう>>236。
自分の呼吸より相手の息を確認して、 確認して、安堵した。 遅れてこのまま目覚めなければいいと、 自分の上着を枕にして、細い銀髪を指で掬う。
まだ星が降る音>>95は鳴り響いていただろうか。 自分一人では彼は運べないから誰かが来るまで、このまま。
あぁ、何だか少し言い訳じみている。*]
(253) 2018/05/22(Tue) 22時半頃
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