59 海の見える坂道2
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2011/08/10(Wed) 00時半頃
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[視線がちらり、ちらりとと動く。 黒猫を抱え込んだままなので怪しい事この上ないだろう。 それでも、ニールとディーンの姿が無いことを確認すれば、 来た道を戻るように、そそくさと階段を上っていく。]
…何やってんだろ、見つかったらまずいってのに。
[足早に404号室へと向かい、鍵のかかっていない扉を開ける。 バタン、と扉を閉めれば一息ついただろうか。 猫を腕の中から解放して、床へと降り立たせる。 身体を震わせて水滴を放つのも好きにさせてやった。]
誰かに、知らせないと。
[とりあえず、お決まりというか ミルクの入った皿だけは出して置いたが]
(20) 2011/08/10(Wed) 17時半頃
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[かと言って、目を離せばまた逃げ出すかも知れなくて。 しばらくは、猫が何度も舌を小さく出してミルクを舐める姿を 頬杖をついて、じっと見ていた。]
美味しい、かな。
[時折手を伸ばして、頭を撫でる。 ご飯に夢中の黒猫は、ひたすら皿に顔を向けていたけれど。]
…さて、と。
[腰をあげて、キッチンへと向かう。 カフェに行くことが出来なくなったので あまり入っていない冷蔵庫から、自分で食事を作ることに。 めんどくさいなーなんて、思ってないんだからね**]
(22) 2011/08/10(Wed) 18時頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2011/08/10(Wed) 22時半頃
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― 回想・夜 ―
[こんこん、と扉が叩かれたのは何時だったか。 部屋に猫を自由に歩かせていたところだったので、 びくり、と身体を震わせて。 おそるおそる、少しだけ扉を開かせて来客を確認した。]
…ピッパ、か。
[その姿を見て、ほっと胸を撫で下ろす。 ハゲ頭でも、皺でも無くてほんとに良かった。 彼女が泊まりに来たと言えば]
あーあー… ちょっと、先客がいるんだけど、良いかねえ。
[言葉を濁らせて、部屋の奥を見た。 そこには一匹の黒猫が居ただろう。]
(37) 2011/08/10(Wed) 22時半頃
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そっか、良かった。
[猫は嫌いじゃないという言葉に安堵して。]
そう、飼い主を早いとこ探さないと… 見つかったら此処追い出されちまうからね。
[苦々しい表情で答える。 一方の黒猫は、人が増えて嬉しいのか ご機嫌な様子で、のんびり寛いでいた。
シャワーだけ貸してもらいにピッパの部屋へ行っただろうか、 その後は明日に備えて早めに寝ることにした。 あまり大きな声で鳴かないでね、と猫へ祈りながら。]
― →翌日へ ―
(46) 2011/08/10(Wed) 23時半頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2011/08/10(Wed) 23時半頃
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― 翌朝・404号室 ―
ふわっ
[ぶに、と顔に柔らかいものがあたって瞬時に目を開いた。 それが猫の肉球と判断するのには時間がかかったけれど。 眠た目をごしごしと擦り、大きな欠伸。 同じ頃にピッパも起きてきただろうか。]
ああ、おはよう。 ほんとやんちゃだね、この猫さんは。
[朝食を作る、という言葉にはもちろん喜んで]
お、ありがと。じゃあお言葉に甘えるとしようか。
[据え膳とはありがたいものだ。 ラジオをかけながら、朝のひと時を楽しんだ。]
(92) 2011/08/11(Thu) 14時半頃
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[今日も一段と暑くなる、とラジオは言う。]
夏の海は、綺麗なんだけどねえ。 こうも暑いと、シャワーが壊れてる身としては世知辛いよ。
[自分の服装だけ見ると、夏などとっくに終わった感じがするが。 対するピッパは今日も軽装、涼しげな格好だった。]
…ん、お客さんかね。
[支度をしているとノックの音が聞こえ、扉を見やる。 ピッパが出ていったので、彼女に対応を任せることにした。 そしてどうやら、ノックは彼女の部屋にされていたものだったらしい。]
(93) 2011/08/11(Thu) 14時半頃
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[様子を見に行けば、青年が一人居て。 バイトを紹介して欲しいということを説明された。]
あー…学生さんは大変だねえ。 良いバイト先でも紹介してやりたいが、 生憎、この街に来たばかりのアタシはツテなんて持ってないのさ。
[残念そうに、肩を竦めた。]
まあ、あるとしたらフィルんとこくらいか。 あそこはバイト募集してんのか分からないがね。
[まずあの強面のマスターにびびらないかが問題か。 聞いてみる価値はありそうだが、ノックスがピッパの仕事先で働きたいと言うなら、それ以上は口を挟まないだろう。]
(94) 2011/08/11(Thu) 14時半頃
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[心当たりがあるところを話していれば、 不意にするりと扉から飛び出して、駆けていく猫。]
わっ。
[追うわけにはいかないが、反射的に手を伸ばす。 すると、401号室から出てきたガストンが追ってくれた>>68 ノックスも追いかけてくれたみたいだが、彼の方が早かった。 しばらくすれば、猫を片手に4階へと戻ってきただろうか。]
…全く、人騒がせな…
[ほっ、と息をついたところで、ベティからの手紙に気付き>>77 広げると、テッドの誕生会の誘いが書かれていた。 きっと20歳になっても、あの子供よろしくなはしゃぎっぷりは変わらないんだろうな…と思えば、自然と笑みが零れた。]
(95) 2011/08/11(Thu) 14時半頃
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テッドの誕生会に行く時、猫はどうすんだい?
[ノックスが、猫が見つかったことを皆に知らせる、と言えば ふとした疑問を投げかけた。]
そのやんちゃな猫のことだ、また部屋に留守番させていても どこからか逃げ出すかも知れないよ。
…うーん。いっそ、一緒に連れて行くって手も…
[それには多少の危険が伴うわけだけれど。 キャサリンの行方についてはお手上げなので、 誰か知っている人は居ないかと、 ノックスと同じようにその場の面々を見回した**]
(96) 2011/08/11(Thu) 14時半頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2011/08/11(Thu) 14時半頃
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へえ、他にも泊まる場所があるんだね。
[キャサリンが「mer calme」に泊っていると聞けば、 安心したように、短く息を洩らして。 そういえば、いつものカフェへ行く時に 坂道の途中でそんな名前の宿屋を見かけたような。
テッドの誕生日会の話になれば、 ノックスの腕の中の黒猫に目をやって]
まあ、いざとなったらアタシが連れていっても良いさ。 …元々越してきたばかりだし、ね。
[退去命令が出されても、痛くないだろうと。 ノックスの顔を、赤いリボンがついた尻尾がてしるのを見て くすくすと笑いながら、そんな事を思う。]
(125) 2011/08/11(Thu) 23時半頃
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…あれま。 もうそんな時間か。
[最初にガストンが、次に時計を見たピッパが 最後にノックスが、猫を抱えたまま慌てていた。 ばたばたと駈け出す面々を見て、特に時間に縛られている職でもない自分は、ひらひらと手を振り、皆を見送ることに。]
さて、誕生日…ねえ。
[テッドの顔を思い浮かべ、うーんと首を捻る。 とりあえずは準備も出来ていたことなので、 そのまま扉を閉めて、階段を降りていった。]
(128) 2011/08/11(Thu) 23時半頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2011/08/11(Thu) 23時半頃
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― 酒屋 ―
[ふらふらと品定めしながら街を歩いていたが、 結局辿りついたのは、酒屋だった。 店主はゴドウィンというらしい。 足を踏み入れれば、目の覚めるような挨拶と共に 気さくに話しかけてきた。]
あー… ええと、20歳の誕生日を迎える子が居てさ。 何か良い酒あるかねえ。
[すると、奥の棚から一本の酒瓶持ってきて。 銘柄はよく分からなかったが、オススメらしく 度数は66と書いてある。
迷わずそれをお買い上げ。 ラッピングがなされたそれを抱えると、店を後にした。]
(136) 2011/08/12(Fri) 00時半頃
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― →広場 ―
[日も暮れようかという頃。 広場を通り過ぎようとするが、足を止め]
…ん?
[アイスのカップが落ちているのを見つけた。 食べた後に落としたか、置き忘れか分からないが ともかく拾いあげて、近くにあったゴミ箱に捨てた。]
…少し、汚れてるね。
[改めて見渡せば、いつも綺麗だと思っていた広場に 所々ゴミが散らばっているようだった。 はて、何故だろうとゆたり、首を傾げる。
そういえば、いつも此処を掃除している人が居たような――]
(139) 2011/08/12(Fri) 00時半頃
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