290 ある冬の終わり、微睡みの世界にて
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
Leavenworth 2019/02/13(Wed) 09時頃
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[黎明よ、ぼくはまだ呼吸を止めないでいる]
(1) Leavenworth 2019/02/13(Wed) 09時半頃
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[三回、まばたきをする。
寝るときまでは思っていた、このまま死ねたらいいのにねって。 二度と目覚めなければいいのになって。 そんなこと起こりはしないとわかっていて、惰性がぼくの呼吸をまだ止めないでいるのを、いつもあーあって思いながら目を覚ます毎日をくり返すのだと思っていた。 ぼくは──ぼくは、今日は**]
(2) Leavenworth 2019/02/13(Wed) 09時半頃
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[ぼくは今日も死んでないから生きています]
(30) Leavenworth 2019/02/15(Fri) 13時半頃
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[この言葉の意味が、以前までとは違う。 惰性ではない“生きる”ことの意味。 成長すること。学ぶ意志。“人”であること。 それを教えてくれたひとがいた、現実じゃないけどね。 夢のなか、なんて、とんでもファンタジーだとひとはいうだろうけれど、ぼくにとってはただの夢ではなかった。黒い名刺に視線を落とす。
結局ぼくはまだカミングアウトはできないでいる。 さすがにまだちょっと覚悟も勇気も足りていない。
でもリストバンドで疵を隠すことはやめた。 おかーさんには泣かれた。
──なんとなく、気付いていたんだってさ。
でもぼくは家族の前では幼少から変わらず笑っていたわけで、日常生活に異変があったような気配もないしと、訊くのが怖くてずっと黙ってたんだって。
おとーさんは去年から海外出向してて、なので今度帰ってくるときにみんなで話し合いましょうって感じになった。 すげぇな、家族で三社面談だよ、初めてだよ。 高校決めるときだってテレビ見ながら母親と「どこ行くの?」「十朱かなー」「あらそう」程度だったのにね]
(31) Leavenworth 2019/02/15(Fri) 13時半頃
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[まー、それまでにちょこっと時間あるし。 もうちょっと自分を見つめなおして、心の整理をしておきたいよね。
クラスの腐女子たちが「BLはファンタジーだよ!」って笑ってる横で「てめぇらぼくのリアルをなんだと思ってんだ」っていちいち苛々してたけど、これからはまぁ、もうちょっと寛容に……なれっかな?どうだろ。 心に余裕ができれば、受け止め方も変わるかもだけど。
まぁ、まずは愛する父と母だよね。 失望されたり、泣かれたり、否定されたり、理解されなかったり。 色んな可能性を考えては富士樹海やタクラマカン砂漠で行方不明になりたくなるけど。
でも、ぼくはもう知っているわけだ。ぼくの終わりを。 ぼくが、ぼくが抱えているものがいかにはかないのかを。
───祈り、叫び、涙を見せなければ 神様だって奇蹟を預けてはくれないのだと**]
(32) Leavenworth 2019/02/15(Fri) 13時半頃
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[高校の入学式前日。いざ三者面談へ。 リビングのソファに向かい合って座る。
ちなみにぼくは、両親が40歳前のときに生まれた子供なので、現時点で両親の年齢は50歳を超えている。 この年代って、同性愛とか、大丈夫なんだろうか。 衝撃的すぎて心臓悪くしたりしない? 若干の現実逃避に思考を割きながら、深呼吸。顔を上げる]
えー、と、お話ししたいことというのは、ですね ぼくの結婚を諦めてもらいたいのです
[不思議そうな表情を浮かべる両親に、ぼくはちょっと泣きそうになりながらくちを開くのでした**]
(33) Leavenworth 2019/02/15(Fri) 17時頃
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