2 宙を旅する船で
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夜更けに響いた破滅の音に起こされ、不安に駆られた乗客たちは集会所へと集まった。単純な直接通信の機能しか果たさなくなった携帯を携えて。
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とたたたたんっ。
めざましい速さで木の洞に駆け込むと、じっと中に潜んで外を伺う。いちど大好きな閉所に収まると、おいそれと出てきはしないのだ。
(0) 2010/02/19(Fri) 09時頃
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故郷を思い出すよ。
[集まるべき場所の片隅で、椅子に腰掛けた男が呟く]
このような軋んだ音を聞いているとね。 それとも、聞こえているのは私だけなのかい? 別段、構わないけれど。 しかし、先の音は間違いなく現実だっただろう。
……このデータも、エラーを起こし出しているようだ。
[男の周囲に浮かび上がった「画面」の一つが、ジジ、と*ぶれた*]
(1) 2010/02/19(Fri) 16時頃
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……鳴き声が聞こえたような気がする。
誰か、チーズか何か持っていないかい? ……ああ。まだ誰も集まっていないようだね。
[白衣のポケットをがさごそと漁り]
これで釣れないだろうか……?
(2) 2010/02/19(Fri) 23時頃
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研修生 キリシマは、唐辛子風味のソフトキャンディを壁際に置いた。
2010/02/19(Fri) 23時頃
研修生 キリシマは、お散歩隊長 アシモフは、まず釣れないだろう……。**
2010/02/19(Fri) 23時頃
定員に達しなかったため、村の更新日時が24時間延長されました。
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天に輝く光は全て星。
孤独が故に際立つ美しさに、人は、時に去った魂を見出す。 命が有限だった頃の話だ。分かるかい?
…ああ失敬。ただの独り言だよ。
(3) 2010/02/19(Fri) 23時半頃
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あーあ、ったくよぉ。
[頭の後ろをガリガリと掻きつつ]
異常を検出なんざ、我らが"Jack Union"製が情けねぇ。 カスタマーコールしようにも、肝心のソレがアレじゃーな。 さっさと修復してくんねーと、定時連絡も出来ねーじゃん。
何があったんだぁ?全く。
(4) 2010/02/20(Sat) 00時半頃
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通信士 ラッシードは、椅子に座ろうとしたが、壁際に落ちているキャンディに気がついた。
2010/02/20(Sat) 00時半頃
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いや…ねーな…
[先客を見て。ゆっくりと頭を振れば、今度こそ椅子に座った*]
誰が置いたんだ?あんなモン。 掃除ボットを労おうとしてるのかもしんねーが、どう考えてもオレらにも異常を発生させんだろ。アレ。
(5) 2010/02/20(Sat) 01時頃
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……「あらゆる生あるものの目指すところは死である」? エスペラントに、ラッシード。 少しずつ、集まり始めたようだね。
[ラッシードの声(>>5)が聞こえると]
……。
[すごく、目を*逸らした*]
(6) 2010/02/20(Sat) 01時半頃
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やあ、諸君。なにやら異常が起きたようだ。だが安心したまえ。魂は輪廻転生する。我々は永劫回帰し、再びこの場に集うであろう。
はっはっは。
(7) 2010/02/20(Sat) 02時頃
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[イワノフは目を細めると、煙草を模した小型の発煙筒を口から離し、天井へと登っていく煙を眺めた*]
(8) 2010/02/20(Sat) 02時頃
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[己をしてボットと呼ばれたこと(>>5)に気づいているのかいないのか]
やあみなさん。 宇宙開拓時代以前は、魂の集う場所というのが天…それこそ宇宙そのものに考えられていた訳だ。 が、自らが宇宙へと生活の場を移す現実が迫るに従い、宗教的理由での「天」が次元を超えたユートピア理論にすり替わっていったことの必然性を思うと、私は人というものの脆さと愛しさを同時に感じざるを得ないのですよ。
…ああ失敬。 何やらアラートが聞こえたように思ったのですが、事故ですか?
(9) 2010/02/20(Sat) 19時頃
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定員に達しなかったため、村の更新日時が24時間延長されました。
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くそ。折角溜めた経験値がパーになっちまった。
[ゲームの最中に壊れた携帯端末を睨み付ける]
何があったんだ?
(10) 2010/02/21(Sun) 00時半頃
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保安技師 ナユタは、集会所へ移動して、その場に居た者たちに挨拶をした。
2010/02/21(Sun) 00時半頃
保安技師 ナユタは、自分の肩書きに気がついて、肩を落とした。
2010/02/21(Sun) 00時半頃
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イワノフ。いらっしゃい。皆相変わらずなようで何よりだよ。 一体、何人が集まる予定なのだろうね?
事故…… ああ、どうにもそうらしい。 通信はほとんどいかれてしまっているし、他にも色々と障害が起きているようだ。
原因はわからないけれど。
輪廻転生。永劫回帰。 魂の集う場所。 君達の話を聞くと、寂しいような、温かいような気持ちになるね。
(11) 2010/02/21(Sun) 00時半頃
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ナユタも、いらっしゃい。
[入ってきた姿に、視線を向け]
君にも、この異常の原因はわからないようだね。 私は軋んだ音が聞こえるよ。 でも、それだけだ。きっと九割は気のせいだろうし。
(12) 2010/02/21(Sun) 00時半頃
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あ、キリシマさん今晩は。 原因はこれから調査しますよ。 軋んだ音…?何だろう。気になるな。
[システム周りに向き直り]
ったく、勝手に壊れんなよ…
[ぶつぶつ言いながら、故障の原因を調べ始めた。 1分後には諦めて*不貞寝するだろう*]
(13) 2010/02/21(Sun) 01時頃
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アラートを聞いてから。その残響のように聞こえるんだ。 誰かが何かを囁いているかのようにね。 ただの耳鳴りかもしれないな。
調査をしてくれるなら、無理はしない程度に。
[1分後、不貞寝し始めたナユタを見て]
…… 無理はしていないね。
[などと、*呟いた*]
(14) 2010/02/21(Sun) 01時頃
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保安技師君が来たか。 なら不安になることもあるまい。
代わり映えのしない奥深い光景を眺めながら、軽く食事をいただくことにしよう。
…失敬。
(15) 2010/02/21(Sun) 01時半頃
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[目を逸らすキリシマに眉をひそめるも]
…思った以上に役立ちそうにねぇな、うちの船長は。 最も、どうしてあんなボットを乗せてるかは納得いくがな。
ボットに哲学とその想いを語られるたぁ、神経を撫でられる気分だぜ。 こんな状況だからだろうけどよ。
[そういうと、持ってきていたジャンクフードにかぶりついた]
(16) 2010/02/21(Sun) 10時半頃
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お、保安技師のお出ましか。
…
無理しなさすぎも問題だろ。おい。
[ふて寝するナユタを半眼で見つめ]
ボットもあのキャンディーは食わねーみてぇだし。 代わりに、おねむなナユタに食わせりゃ良いんじゃねーの?
[ちら、とキャンディーを一瞥して肩を竦めた*]
(17) 2010/02/21(Sun) 10時半頃
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おやおや、このような時こそ、ウィットに富んだ冗談。そして哲学が必要なのだよ。分かるかい、ラッシード君。
[小型発煙筒を片手に、息を吐き出すと、イスにもたれかかった]
(18) 2010/02/21(Sun) 12時頃
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[ラッシードの>>17が耳に入り、立ち上がって言い返す]
誰がおねむだ!子供扱いすんな!
…。 別に眠くねーです。横になって考え事をしてたんです。
[言い終わると、棚から分厚いマニュアルを取り出して、席に座り読み始めた]
(19) 2010/02/21(Sun) 12時半頃
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