14 Digital Devil Spin-Off
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/06/10(Thu) 03時頃
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― アサブ ―
[浅見はコトワリの共存を望まないのだろうか? しかし…守る、と言った浅見の言葉や、コトワリの根源…想いを思うと、どうしても、敵対することは望めなくて。 ゆっくいと視線を降ろす…]
――?
[いきなり、コトワリとは関係の無い言葉を紡いだ浅見。 思わず、顔を上げて浅見の様子を伺った。 少し目を離した瞬間に、何か、"見た"のだろうか?"感じた"のだろうか?]
大丈夫、って…何が? どうしたの?
[戸惑いながらも、東雲は浅見に問いかけた*]
(5) 2010/06/10(Thu) 07時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/06/10(Thu) 07時半頃
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― アサブ ―
[浅見の様子に、ミカナギと視線が合う。 どうやら、浅見にしか起きていない事らしかった]
――…っ!?
[浅見の声を待つも。 何かの破壊音に、思わずそっちを向く]
吾妻さん、と、ニジカワさん…? あの二人が…って、ミカナギさんっ!
[ミカナギが漏らした言葉をなぞるも。止めようと名前を呼ぶも。 ミカナギは駆け出していってしまい。 浅見と、遠ざかる背中との間を視界が揺れ動いたが]
浅見君…大丈夫…?
[浅見の様子をほっとけないようだった*]
(34) 2010/06/10(Thu) 12時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/06/10(Thu) 12時半頃
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/06/10(Thu) 21時頃
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― 回想・アサブ ―
[やはり、何処か消耗しているように見える浅見に、其の表情を覗き込む。が]
あ…
[伸ばしかけた手から逃げるように。東雲自身を避けるように…浅見は後ずさる。 その距離が遠い。 距離が開いたのは、ほんの数歩。しかし、心が避けられれば、すぐに触れることの出来る距離が、とても遠く感じられた。 東雲は、そのまま固まっていた。何が起きたのか分からず、どうすればいいのかも分からず。 ただただ、浅見の表情が移り変わるのを見つめるだけ]
――いや…浅見君の、せいじゃ…ない、よ。
[彼は何を見たのだろう? ただ、離れられたのが辛かった。メールはあんなに遠い距離を一瞬で伝えるというのに。 東雲だけでは、その気持ちを伝えるのには…勇気と、彼との近さが足りなかった。 浅見は謝り、泣き笑いの表情。 辛いのは東雲なのに、浅見もまた辛そうに見えて何も言えなくなる。 次第に目頭が熱くなるのは、東雲には抑えられなかった]
(58) 2010/06/10(Thu) 21時頃
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― 回想・アサブ ―
[目の前がぼやけて、浅見との距離が分からなくなる。 遠かったけど近かったあの日。近くて遠いさっき。 手を伸ばされ。恐る恐る、細い腕を掴み。強く、強く握る浅見との距離は今はどうなのだろう? 東雲には、涙が邪魔して分からなかった]
う、ん…うん。 わかった…先、行ってる、ね?
[彼との距離は、時間があれば元に戻るのだろうか? はたまた、今までの時間のように更に遠ざけようとするのだろうか? 東雲は怖かった。 しかし。何も信じられない方が、ずっと怖かった]
――さん…?
[絶対に二人になるな、といわれた人。 東雲は一寸惑いを覚えた。どういうことなのか…分からずに。 視界の邪魔する涙をぬぐうと、浅見の目は真剣そのもので。東雲の知っている、冗談を言っている目ではなく…東雲は、小さく頷いた]
(61) 2010/06/10(Thu) 21時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/06/10(Thu) 21時半頃
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― 回想・アサブ-ロッポンギ間 ―
[東雲は走っていた。 ミカナギが走っていった先。浅見が残っている後ろ。 どちらも気になって…次第に足は遅くなり。止まってしまった]
――。
[息が切れて、深く呼吸を繰り返す。 そして、ゆっくりと目を閉じた。 微かな疲れが心地よく。少しだけ、落ち着くことが出来た…]
[バスン]
[大きな音が聞こえる。東雲はゆっくりと目を開ける…]
(72) 2010/06/10(Thu) 22時頃
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― ベルベットルーム ―
『ごきげんよう』
[女性が小さく笑いかけてきた。珍しく、椅子に座っている 最も、青い椅子がある以外は、最初に来たときから変わってなど居なかった]
『――怒り。憎しみ。それ以上に… 貴女は、とても悲しいものだと感じるようになった…』
[す、と東雲を上目で見つめるように、女性は顔を上げる]
『貴女は、強くなりました。 とても、とても。一人の人間として「痛み」を知り。 コトワリの開拓者として、「絆」を尊い物と知った』
(73) 2010/06/10(Thu) 22時頃
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― ベルベットルーム ―
『これで、最後です。 貴女に。貴女の一面《ペルソナ》を見せてあげれるのも…手助けを、するのも』
[そう言うと、女性はタロットの山をシャッフルし…一枚のアルカナをひいた]
『「吊られた男」のアルカナ… これは、犠牲や献身、を表す…自分よりも、相手や周りのことを優先する、慈愛の意味を持つアルカナです。 …どうぞ』
[東雲の中から、一枚の「魔術師」のアルカナが浮き出てくる、 アルカナがネコマタを形作れば、ネコマタは女性のひいたタロットを手に取ると、強い光が部屋の中を支配し… 光がなくなれば、猫の頭をした、白いローブに身を包んだ女性が東雲の前に姿を表した]
(74) 2010/06/10(Thu) 22時頃
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― ベルベットルーム ―
『バステト… かつて、彼のラーが作りたもうた娘…憎しみを取り除いた、猫の神。貴女の。平穏と、慈愛を表す性格《ペルソナ》…』
[バステトは東雲に微笑むと、すぅ、と身体の中に消えていき。 女性は、椅子から立ち上がると、小さく笑んだ]
『これで。私どもが手助けするのはおしまいです…貴女が、少しでも救われんことを… それでは、ごきげんよう』
[女性が一礼する…其の姿はゆっくりと消えていき。青い椅子の上に、虎猫が現れた。 其の猫を、東雲は知っている。目を丸くし、世界が閉ざされる前に。其の名前を呼ぶ…]
マオ――ッ!
『バイバイ、瑞希』
[バスン。 東雲は、闇の中、飼い猫の声が聞こえた気がした…]
(75) 2010/06/10(Thu) 22時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/06/10(Thu) 22時頃
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― … ―
[…音が戻る。目を開ければ、荒涼とした世界。 青の世界でもなければ、目の前に飼い猫が居るわけではなかった]
――。
[胸元で手を握る。 もう、会えないと思って居た、飼い猫。 其の姿を思い返すように… ゆっくりと顔を上げると、其の表情は確りとしていて。 先にミカナギが行った場所。ロッポンギへと駆け出した]
― →ロッポンギ ―
(79) 2010/06/10(Thu) 22時頃
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― ロッポンギ ―
[此処もまた、大きな力がぶつかった跡が、大地に刻まれていた。 誰かが傷ついている姿は見えない。しかし、命の灯し火が消え、心が傷ついている姿は確かにあった]
…ニジカワさん…
[明之進に抱かれている姿。こんな世界《トウキョウ》で初めて出会った人。 悪魔であるリョウリと仲良さ気に助け合って居た姿を東雲は知っている。 そして、優しい人だった]
――三條、さん?
[三條さん。赤い服には見覚えがあった。 もう、バイトしていた時も遠く思えるが…マスターとの相性がとことん悪かったことを覚えている。 結局、マスターの逆切れ。大人気ない結果となった…学校の先輩だったことが分かれば、思わず学校で謝ってしまった。 彼も、この世界に来ていたとは。知らなかった…少しでも、話が出来れば、と。少しだけ、そう思った]
(90) 2010/06/10(Thu) 22時半頃
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― ロッポンギ ―
浅見、君…?
[聞き覚えのある声。 其方の方を向けば、たまこを指差す浅見の姿があった。 コトワリ、と言っていた。 …たまこもコトワリを拓けるのだろうか?]
…
[それにしては、様子がおかしく感じ。ゆっくりと近くへと向かった]
(92) 2010/06/10(Thu) 22時半頃
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― ロッポンギ ―
[険しい表情を浮かべ、浅見は怒鳴った。 強く、強く。其の視線は、斬りつけるような。 遠ざけるような…]
――やだ。
[しかし。東雲は、其の切っ先を拒んだ。 もう一歩、前に足を出して]
見てるだけだもの…邪魔は、しないもん。 それに。 浅見君は…大切な、人だもの。 気になるのは、悪い、ことなのかな。
[それは猫のような視線で。 じぃ、と見つめるは興味が故か、一途な故か。 読ませぬよう、ただただ、浅見を、たまこを。見つめた]
(109) 2010/06/10(Thu) 23時頃
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― ロッポンギ ―
うん…だから。 一人では、近づいてないよ?
[浅見は、一人で…二人きりになるな、と言った。 今は、どうだろう? たまこと、浅見と…東雲。そして、見える場所に人も居た]
大切、って。言われて…嬉しいよ。でも。
[そういうと、す、と息を吸って]
大切な人が、そんな、危ないところに行って! 気にならないわけ、不安にならないわけないじゃない!
[…初めて、人が見ている中で。自分から主張したかもしれない]
誰だって…大切な人に守られるのは、嬉しいよ。 でも。それ以上に、大切な人に、置いてかれるのは…寂しいよ。
(125) 2010/06/10(Thu) 23時半頃
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― ロッポンギ ―
[言いたい事は言った。 其のことに、傷つけていないか、不安になったけれど。 何処か、満足げにも見えるだろうか。
タマコが語り始めれば、其方の方を向いて、耳を傾ける]
(126) 2010/06/10(Thu) 23時半頃
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[――タマコの意思は、この世界に来る前に居たあの場所にあると…アラヤ自身だと、タマコは言った。 世界は悲鳴を上げた。でも、悲鳴を上げた世界は…]
新しい可能性も…再生も。 未来を、紡がない、ってこと…?
[こうなった世界を望む者は居るのだろうか。 もし、自由に造りかえれるというのであれば、よりよく、もしくは。自分が望むように造ろうとするのではないか。 なれば。
――「ヒテイ」のコトワリと、共存できるコトワリはあるのだろうか。
そもそも、共存、を、求めては居ないのだろう。 旧世界…10年前の世界は。唯一つだったのだから]
このまま、行けば…終わりしか、見えなくても…?
[ダインスレフ。たまこの抜いた、抜き身の刃に奥歯をかみ締める]
(141) 2010/06/11(Fri) 00時頃
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混沌に、帰る…
[>>146タマコの言葉を聴いて居たが、緩く頭を振った]
争いが起きない、でも、それは… それは、「意思」が…「意思」が、混沌に飲まれて。 「意思」が無いから、だとするなら…
あたしは。其の世界に、意味を、見出せません。
[浅見がタマコとの間に入る。 其の言葉に…目を丸くして…やわらかい笑みを]
――うん。あたしは。ずっと、傍に居るよ…
[「大事な人」に向けた。 にゃーん… バステトが東雲の背に薄っすらと現れる。 守るための剣が彼なら。紡ぐための意味は東雲が造ろうと。浅見を援護するつもりの様だ]
(155) 2010/06/11(Fri) 00時半頃
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でも…混沌に。「意思」があるなら。 「意思」があって、傷つけても…其の後、手を差し伸べられるならば。 「意思」が助けあって、生きていけるなら…
[それでも…「アイリ」の世界は作れるのだ。 きっと、他のコトワリも、混沌となろうと「意思」が生まれるのではないか、と]
うん――邪魔には、ならない…力に、なるよ…!
[――大きく薙いだ腕。 吹き飛ばされそうになるが、バステトが腕を広げ… 風を違う場所へと受け流す。 東雲は、浅見と共にその場に残った]
(170) 2010/06/11(Fri) 01時頃
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[たまこの足払い…が。 全て、スローモーションのように。 ゆっくり、ゆっくりと見える… しかし。 動くことは出来ない。 避けることが、望みではないから]
満たされる甘露《ラスタキャンディ》!
[バステトは天に手をかざし…虹色の雫を浅見に落とす。 力を受け渡すように。 浅見に、全てを託すように…
東雲の、望みは。 浅見の、力になること]
(176) 2010/06/11(Fri) 01時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/06/11(Fri) 01時頃
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[――ひゅっ…ごっ。ご…がっ! 世界が何時ものときの流れに戻る。 強烈な足払いは、神であるペルソナを宿しているとはいえ…東雲の軽い身体を転がし、強かに打ちつけるには充分だった]
――っ…!
[声にならない声が、口から。喉から。もっと奥底から這い出る。 ゆっくりと立ち上がろうとして…崩れ落ちた]
…バス、テト…
[気絶する前に…東雲は、ペルソナに告げる。 にゃーん! ――守護脆弱化《テトラブレイク》。 何処からか取り出した楽器を取り出せば、音を奏でながら踊り始める。強固な守りを。"楽"の空気で綻ばせる様に… 踊り終えれば、東雲は意識を手放し、バステトも姿を消すだろう*]
(184) 2010/06/11(Fri) 01時半頃
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