人狼議事


306 【誰歓5発言RP】かたりかたるるかたりべの

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視点:


【人】 落胤 明之進


[格好いい人だと、思った。
語られた逸話もまた、呪われた刀の末という、
少しばかりの非日常めいたものを滲ませて。

……こんな大人も居るものなんだ、と
ぼんやり思いながらも、その仕草の一つ一つに
あこがれ混じりの視線を向けていたものだった。

     その実、彼の正体が人を恨まんとする、
        恐ろしい存在であったことには
        僕は終ぞ気付くことは無かった。
    だからこそ憑かれやすいのかは……さて。]
 

(77) uiro 2020/09/01(Tue) 22時頃

【人】 落胤 明之進


  身体を、悪く……
  温泉、気持ちがいいものですものね。
  様々な効能があるとも聞きますし。

[湯治。湯巡り。>>2:34
彼の人が何を辿って、偶々此処へ至った事かを聞きつつ
箸の先で魚の身を摘まむ。
白ご飯と一緒だと塩気が丁度良い。]

  僕は逆に、語る事を目的として来たので、
  ……山奥とは聞いてはいましたが、
  こんな場所だとは。

  後で、僕も入ってみます。
  せっかくこんな所に来ましたし、
  ゆっくりしたいと思っていたのも、本当ですし。
 

(78) uiro 2020/09/01(Tue) 22時頃

【人】 落胤 明之進


[そんな会話を交わしたのが夕餉時。
そう言われたから、という理由もあったが、
元来温泉自体は好きなほうだ。

すこし冷えた空気を感じつつ、湯船へ向かえば
そこには既に先人の姿が。>>2:35]

  どうも。
  はは、ひょろひょろでお恥ずかしい限り……
  体力も、そもそもないもので。

  ……鍛えれば、あなたのように なれますかね。

[ぽそりとそう零したのは、憧れから来たものか。
兎角、彼からどのように適度な運動をすればよいかを
この時に幾つか、尋ねたことだろう。]

(79) uiro 2020/09/01(Tue) 22時頃

【人】 落胤 明之進

[彼が僕を避けないでいてくれた理由が、
左腕に憑いた彼女であるとは、知ることは無かったが。
ここでも僕はまた彼女に恩義が生まれてしまっていたか、
等と気が付くことはおそらくは、無い。

初めはあっという間に息を切らしていたものも、
少しこなれてくれば、話をするくらいの余裕は
持てるようになってきた。]

  ……思いを。君の思い遣りは、 
  ちゃんと僕に伝わったよ、と。
  語ることで、それが残ればいいと考えて。

  あなたがそう言ってくれるなら、
  僕もなんだか、救われた心地です。

[目線が僕の左腕に向いていた理由はよくわからないが、
その言祝ぎは、僕の背筋を伸ばさせるに足りたもの。]

(80) uiro 2020/09/01(Tue) 22時頃

【人】 落胤 明之進


[憧れる人からの激励は、僕に力を与える物、――]


  は、はい。温泉、入りましょう。
  あの、……ありがとうございます、師匠。


[彼の背に向けて、深々とお辞儀をして。

奇縁から始まったものではあったけれども、
きっとこの日々が終わっても、
せめて運動は続けていこう、と 心に決めて。

僕にもあのように在れる未来は来るのか。
それは、まあ、――僕次第というところだろうが]*
 

(81) uiro 2020/09/01(Tue) 22時頃

【人】 落胤 明之進

[わたしはススム。
生前の名前はわからないけど、そんな響きだった。

……うん。彼、明の左腕に取り憑いている、亡霊。
別に居たくてこんな場所に憑いてる訳じゃ……
無くもないのだけれど。
妙に居心地が良いのだもの、ここ。

病院の地縛霊だったわたしが、もののはずみで
彼の腕にくっついてしまったってだけで。
そりゃあ、明は危なっかしいし、ひょろいし、
すぐ折れてしまいそうなくらいに弱いし。

だから守ってあげなきゃって。それだけ。
うっかり悪い霊に拐かされてしまっては、困る。

刀のおじさまは、私を認めてはくださったのかな。
こちらに向けられた視線は、柔らかだった。>>2:36]

(82) uiro 2020/09/02(Wed) 03時頃

【人】 落胤 明之進


[うん。だから、だからね。
明を無理させるような何かがあっては困るの、と
じっと、ジョッキを持った彼女>>3:32
左腕より睨みつける。]

 ( 飲み勝負なんて身体に負担が掛かる事!
   あなたみたいな幽霊ならともかく
   元病人の!未成年に!なんてことを!! )

[思い(という名の殺気)は通じたのか。
表情を一変させ、ゴクゴクと豪快に勢いよく
ジョッキを傾けて空けていく女給の姿を、
明は呆気に取られたように見上げていた。
急にどうしたんだろう、と思わせたことだろう。

けれどね、明も明だとは思う。
いつだって辛気臭い顔をしているもの。]
 

(83) uiro 2020/09/02(Wed) 03時頃

【人】 落胤 明之進


[彼女が明を元気付けようと、
あれやこれやと声を掛けて連れ回していることは、
傍目からでもよくわかったから。

その心意気は、ありがたかったの。
私はただ気付かれず、憑いているだけだから。]


  ( でも!!!でもね!!!
    限度というものがあると思うの!

    山道を猛ダッシュして行こうだとか!
    船はないけど川下りに挑戦しようとか!
    滝壺に思いっきり飛びこんでみようとか! )


[後輩は健康体でも危なくはないかしら。
彼の心臓が止まったら困るもの、必死でその度に
殺気を向けて誘いを辞めさせたものよ。]

(84) uiro 2020/09/02(Wed) 03時頃

【人】 落胤 明之進


[……滝に飛び込んで行った姿>>3:33を、
明が小さく「楽しそうだなあ」なんて言ってたから
ぎゅうぎゅう左腕を引っ張って止めさせたりも、ね。

頭ごなしに否定するつもりは無いけど、
命に関わりかねないものだけは、全力で
止めさせていただいたの。

そのうち向こうも塩梅がわかってきたのか、
畑仕事とか、普通のお茶とか。>>3:34
そうそう、そういうので良いの。
「お誘い、いつも有難うございます。フローラさん」
って言ってる明の横からニコニコしたものなのよ。

南瓜頭の料理は、どれもこれも美味しそうだった。]
 

(85) uiro 2020/09/02(Wed) 03時頃

【人】 落胤 明之進


[けれどねフローラさん。
何に対抗してか、メイを小脇に抱えてきた時は
私もびっくりしたんだから。

明はもっとぽかんとしてるの。当然ね、
私の存在なんて気付きもしないのだから。
……でも、そうやって 大事にねって>>3:35
言ってくれたの、嬉しかったのよ。
私みたいな幽霊に気付く存在は、希少だから。

間抜け面の明と対照的に、
私は精一杯、見えないだろうけども
あなたににこっと微笑んだのよ。

一番近くて一番遠い、そんな私達の関係に
あなたは憧れてくれたのかしら。
私もね、ぐいぐい明を引っ張っていけるあなたが
密かに羨ましくあったのよ]*

(86) uiro 2020/09/02(Wed) 03時半頃

【人】 落胤 明之進

[メイちゃんは、参加者の中で比較的
僕に歳が近い女の子だった。
その事に幾らかの親近感を覚えながら、色々と話を
したことが記憶に残っている。
名前の話>>4:21なんかは、特に印象にあって]


  ……そうなんだ。
  それじゃあ、もしかすると
  同じ名前になっていた可能性も、
  あったのかも知れないね。
  惜しかったなあ。


[もう少しでお揃いだったのかも、と
そんなことを微笑みつつ告げて。]

(87) uiro 2020/09/02(Wed) 19時半頃

【人】 落胤 明之進




[……それで。なんだかよく僕の左腕のほうに
得意げな視線を向けていたのは、
結局、……何故だったのだろう。]

 

(88) uiro 2020/09/02(Wed) 19時半頃

【人】 落胤 明之進



[言っておくわ。明は鈍いの。
他人からの好意とか、そういうものに。

だから、本を読んでたり運動をしていた折に
たまたま目が合ったとしても、よく合うなあ程しか
彼は思いやしないし、
流しそうめんをせっせと掬おうとして
箸の間をくぐり抜けていったところを見られても
恥ずかしいところを見られちゃった、位にしか
きっと考えないというお話よ。

だから!
あなたが抱いてる好意なんてすこしも彼には
伝わってやしないし!
そんなお話をしてるのを羨ましく思ったりなんて
私はちっともしないんだからね!>>4:21]

(89) uiro 2020/09/02(Wed) 19時半頃

【人】 落胤 明之進


[……こほん。

彼女の正体は、私にはわかっていた。
人の身体をのっとった亡霊。
そう、私が明の左腕に憑いたように、
彼女もまた、女の子の身体を間借りしている。

私は全てを乗っ取っている訳では無いし、
出来ることと言えば左腕をちょこっと動かしたり
ぐいぐい引っ張ったり。精々その程度だ。

当然の話。
私は明になりたいわけでは無いのだから。]

(90) uiro 2020/09/02(Wed) 19時半頃

【人】 落胤 明之進


[気付いて貰えなくても、傍に、──なんて、
慎ましい思いだけで憑いてる訳じゃ無いのだ。

だから普通に羨ましいし。
いつしかフローラの左腕にがっしり掴まった
彼女を見た時は、>>4:22
負けじと明にしがみついたものだけど、
……どうであれ、私の存在が気付かれる道理は
どこにも無い。

私の居場所はここにしか無い。
生前の記憶も薄れ、身体も失い、それでもなお
居ても良い場所を必死に守ってるだけ。]
 

(91) uiro 2020/09/02(Wed) 19時半頃

【人】 落胤 明之進


[万が一メイが彼の右腕にしがみつこうなんて
もしも実行しようとしたなら?
私は必死に追い出した筈よ。

何てったってシェアするにはこの身体は
弱すぎるものだし、……あとは単純に。
私が嫌だ って。 それだけ。ぷーんだ。

一緒に居られるけれど気が付かれないのと、
話したり笑ったり出来るけれど
一緒にはいられないの。

果たしてどっちが、幸せなのか。
そんなの、私にもわからないけどね。]*

(92) uiro 2020/09/02(Wed) 19時半頃

【人】 落胤 明之進


[いつになく神妙な面持ちの多布さんから、
ひやりとしたサイダーを受け取って>>5:5
促されるように、僕もひと口、こくり。

告げられた、議題は── ]


  ……えっ。
  あれ。僕そのために呼ばれたんですか。


[一体何をするのか知らずにいたため、
そんな素っ頓狂な返事をしていた。]

(109) uiro 2020/09/02(Wed) 22時頃

【人】 落胤 明之進


  まあ、確かに……
  あの南瓜頭の下がどうなっているかは、
  気にはなりますけれど。
  それって、……

[覗いちゃあだめですよ、って
ジル自身が言ってた気もするのだけれど。
それでも彼は既に、何度か挑戦をした様で]

  ……よく、やろうと……。
  確かにそれだけ色々やっていれば、
  多布さんは警戒されていると思いますけれど、
  僕が協力したところで……

[ううん、と少し困ったように言葉を濁す。
お世話になっているものだし、いいのかなあ、と。

   なお左腕は、別に止める素振りは無かったが、
   じっと、じいっと多布さんの方を窺っていた。]

(110) uiro 2020/09/02(Wed) 22時頃

【人】 落胤 明之進



  [ よくないことをしようとしているのは、
   左腕も、よくわかっていた。
   でも、それ以上に。
   この目論見はきっと失敗するでしょう、とも
   思っていた。

   あの南瓜頭の霊がどんなものかを、
   わかっていたがゆえのお話。

   だから別に止めはしないけれど、
   明に何かがあったら護るつもりだったし、
   万が一のことがあれば、多布さんの方に
   毛髪がどっかに行く呪いをかける気でもいた。]

 

(111) uiro 2020/09/02(Wed) 22時頃

【人】 落胤 明之進


[ともかく。
頼んだぞの言葉とともに渡されたチラシ>>5:9
呆気にとられて、反応がおくれた。]


  えっ、あの。
  僕、やるなんて一言も……

  あー……


[快活に行ってしまった、その背を見送り。
どうしたものかなあ、と困った様に呟いた。]

(112) uiro 2020/09/02(Wed) 22時頃

【人】 落胤 明之進


[それから、どうなったかと言うと。]


  ええと、ジルさん。
  少しお話、良いですか……


[厨にやってきたジルにそう、しゃがみこんで
声を掛けて、隙を作る。
何でしょうか。そう言ったジルの動きが止まり。]


  実は、──


[こちらに注意を寄せている間に、背後から
多布さんの影が躍り出て、……

何もかもが、スローモーションに見えた。]

(113) uiro 2020/09/02(Wed) 22時頃

【人】 落胤 明之進


[いつかの話。

婚活パーティーのチラシを片手に、
とある寺に、片腕に霊を憑けた少年が
尋ねて来たとか。
ここから霊能編が始まるかは、──さあ、
未来を見る力でも無ければきっと、
わかりませんことで。

ただひとつわかるのは。
あの時語られた様々な話は、ひとつも忘れずに
少年ずっと覚えて、語り継いでゆくであろう事。

親しい友人たちの様に。
思い出のひとつひとつの様に。

忘れえぬ、もう来ない日々を、胸に抱いて。]*
 

(123) uiro 2020/09/02(Wed) 23時頃

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