105 Ww―Chu・Ni/Subjection―wW
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/11/11(Sun) 03時頃
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―校庭上空― [炎をまとってホリーに向かおうとした時。 彼女の身体から別の炎が灰色を覆っていた。
青白い炎
それは天使が…いや――が死を迎える時の最後の時に発するもの。 炎に遮られて、その光を正確に見たものはいないだろう]
そっか、もう…
空っぽのカプセルみたいなものだったのね。 開けたら…そこには…
[そして彼女は灰となった。]
(+0) 2012/11/11(Sun) 03時頃
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[何も入っていない空っぽの薬… カプセルだけを飲み始めたのはいつからだっただろうか。 それは、確か――…]
―一年前―
(+1) 2012/11/11(Sun) 03時半頃
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[その頃の私は、別に病弱でもなく。 普通に体育の授業にも出ていたし、休みがちでもなかった。 何がきっかけだったかな。 最初は…ほんとになんでもなかったような、事だったような…]
…は…さん。 昨日のドラマ、見た? あのシーンはぞっとする感じで怖かったけれど そこから救い出してくれた主人公がかっこよかったよねえ。 キター!って私も叫びたくなっちゃった。
[他愛もない会話をする友達も居た。 クラスで孤独に居る事もなかった。 あれは、なんだったろう。 事件と呼ぶには…小さすぎて。 でも、私とあの子との仲を疎遠にするには、十分な出来ごとだった**]
(+2) 2012/11/11(Sun) 03時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/11/11(Sun) 04時頃
エリアスは、メモを貼った。
2012/11/11(Sun) 10時半頃
病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/11/11(Sun) 22時半頃
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―一年前―
(あれ?なんだか違うような気もするけれど)
(まあいっか)
[その頃の私は普通…なほうだったと思います。 でも、あの日から、全ては変わってしまったような。
そう、田原さんに――――しちゃうまでは…]
(+4) 2012/11/11(Sun) 23時頃
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[あれはテストの時だったっけ。 去年、私の成績はほんとギリッギリだった。 あと一教科落としちゃったら、留年確定だった。 そんな時、私の悪魔が囁いた]
『なあ、答案すり変えちゃえよ』
[先生の視線も別の方向を向いている。 重病…十秒で名前を書き変えてしまえば、ばれない。
そこに後ろの席の田原さんから声がかかる]
ごほっ、ごほっ。
[ビリリッ 消しゴムが自分の名前ごと答案用紙を破いた音がした]
(+5) 2012/11/11(Sun) 23時半頃
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[その音は不協和音となって、テスト中の教室に響く。 流石に先生も気付いたらしく、こっちにやってくる]
えっと…その。 ごほっごほっごぼっ。
[口の中がカラカラだ。 何を言えばいいんだろう。 足をじたばたしながら、何かを前へ蹴ったような感覚をどこか遠く感じて 先生の口元に視線が集中する]
(テスト中に名前の部分を消すなんて…) (もう一個しかないよね)
ご、ごめんな
「盛大に破いちまったなあ。 うーん、なんとかこれで読んでみるから 答案、もう貰っていってもいいか?」
(+7) 2012/11/12(Mon) 00時頃
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えっ、はあ、はい。
[頭がパニックだ。思っていなかった対応だったので ただ頷く事しか出来なかった。
視線の先に転がっていく鉛筆が見える。 椅子と前の席の子の足をうまくすりぬけて転がっていく。 私はそれをぼーっと見ていた]
(+8) 2012/11/12(Mon) 00時頃
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[無情にもなるチャイムが鳴り響く。 そういえば、何か声がかけられたような。 それに出来も聞いてはみたい。 後ろを振り返って聞いてみよう]
ね、ねえ。 さっき何か、声かけなかった。
って、あれ? 鉛筆は…どしたの…。
[この時点ではまだ転がっていった鉛筆とは結びついていなかった]
(+10) 2012/11/12(Mon) 00時頃
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わわっ、それはごめん。
あ。
(ごめん…私のせいだよね)
[何か蹴ったかも、と今さら思いだす。]
私は空欄よりも 先生が、文字読めるかな…。 答案破けちゃったからね。
こういう時に、ミスをしない機械の身体だったら よかったかも…。
[でも、本当は悪魔に惑わされない強い心が欲しいかもしれない。 そしたら、答案をすり変えようなんて事もせずに。 こんな後ろめたい気持ちにもならずに済んだのに]
(+12) 2012/11/12(Mon) 01時頃
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えっと…鉛筆は高崎くんのところかな。 一番前。
[そんな事を言っているうちに、彼が気付いて鉛筆を持ってきただろうか]
(+13) 2012/11/12(Mon) 01時頃
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