185 恋愛ラボ―橘の咲く頃に―
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[くっついていた手をほどいて、みっちゃんの隣に座り。
夕焼けが好き、というみっちゃんに栗栖は頷いた。]
うん…。
[しかし、それは下を見て俯いたまま。]
……みっちゃん。
[名前を呼んで、くるりとベンチの端に向けて座り直し。 みっちゃんに、背中を向けた。 顔を、見られたくないから。]
栗栖は……、 栗栖は、みっちゃんはとても素敵な人だと思う。 だから、みっちゃんを好きになる人がいるのは気にしない。 みっちゃんが今まで誰かを好きになったりしていたのも、気にしないよ。 でも……、
(+2) 2014/07/19(Sat) 00時半頃
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栗栖は、 栗栖といるときは、 栗栖を見てほしい。
…だから、栗栖には"女性は"とか……、他の人の存在を気付かせないで欲しいな。
[目を強く瞑って、手を握り膝に強く押しつけて。 みっちゃんは、こんな感情をもつ栗栖を醜いとキライになるかもしれないと。 怯えるように…、恐がるように、震えていた。]
(+3) 2014/07/19(Sat) 00時半頃
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[勘違いや、誤解?――と、みっちゃんの言葉に。 栗栖は、目を開けて。 身体ごと振り向いて、みっちゃんをじっと見た。]
……栗栖が、最初?
[その言葉を聴いて、栗栖は頬が恥ずかしさで赤くなり――。 ――きっと、他の女性に触れたことがあるのだろうと。 そう、勘違いしていて。 そっか、女性が信頼できないっていうのは――。
そう思考が巡るうちに、 みっちゃんの手が、頬に触れて。 頬にキスをしてくれて――。]
…みっちゃん。 ほん、とう? 栗栖は――、ずっと、その言葉を信じるよ?
[みっちゃんの眼を、じっと見つめて――、]
(+6) 2014/07/19(Sat) 01時頃
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ううん。栗栖はみっちゃんのこと、大好きだよ。 心から、それを伝えたいと想っていたし……。 これからも、そう想ってるよ。
[栗栖は、みっちゃんに頷いて。]
栗栖は、裏切らないよ。 そして、みっちゃんのことをずっと信じる。
でも、誓いのキスは…、みっちゃんからしてほしいな。
[そうして、栗栖は目を瞑った。]
(+8) 2014/07/19(Sat) 02時半頃
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[大事な誓いを、唇に封じられて。]
うん。…みっちゃん。栗栖もね。 みっちゃんと、もっと色々したかったんだよ。
[にこりと笑って――、キスを受け入れて。 それが、離れても。今度は栗栖から、求めるようにキスをしてから。こつんと額を近づけ、言う。]
……ね、みっちゃん。 最初で最後、なら。栗栖は、家族が欲しいよ。 もしも、死が2人を別つことがあっても――きっと。 家族が、いるなら。それは希望になるから。
……ううん、それだけじゃない。 栗栖は、みっちゃんとの子供が欲しいな。 …だめ?
[そう、首を傾げて微笑んでみてから。 もう一度、ねだるようにキスをしてみた。]
(+10) 2014/07/19(Sat) 03時半頃
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えへへー。嬉しいな。みっちゃん。
[頬が紅潮して、眼はとろんとなって。 栗栖はキスを、とても好きになった。 するたびに、頭がくらくらとして。みっちゃんのことが、もっと好きになるから。]
お仕事、みっちゃんなら見つけられるって信じてる。栗栖も支えられる様に頑張るよ。 だから……、愛して欲しいな。栗栖は、みっちゃんのこと愛してるよ。
[でも、]
飽きるほど、ならずっと放さないよ。
[心はもう、みっちゃんのものになっていたけれど。身体は、どうだろう。まだ足りないと、もっと欲しいと、 もう一度、二度、三度、と栗栖はキスをして。]
……みっちゃん、大好き。
[とろけるように、栗栖は笑った。]
(+16) 2014/07/19(Sat) 10時頃
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ね、みっちゃん。 栗栖は、寂しかったよ……。 ずっと独りだった。 いつまで、独りなのか不安で…。 あのね。口説かれて、嬉しかったんだよ。 栗栖は、みっちゃんが隣の部屋で嬉しかった。 料理も美味しいし。 たまに遊びにいくと、楽しくて。 栗栖にとって、花橘荘の人は家族みたいなものだった。 でも、何時からかな。本当に、何時からかな。 みっちゃんが気になって、好きになってた。 素敵な人だって、想ってた。 でも栗栖への言葉は冗談なんだろうな、とも思ってた。 好きで……好きで、切なくてね。 不安だった。他の人と、みっちゃんがくっついてしまうんじゃないか……って。 栗栖は、みっちゃんとこうして居られて……幸せだよ。 栗栖を選んでくれて……、ありがとう。 大好きだよ、みっちゃん。 これからも、よろしくね。
(+18) 2014/07/19(Sat) 12時半頃
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栗栖は、良いと思う。 花橘荘のみんなに、……その、気を使わせちゃうから。
[目を逸らして、頬を赤らめて。]
(+25) 2014/07/19(Sat) 19時頃
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[みっちゃんが頬にキスをしてくれれば、 栗栖もみっちゃんの頬にキスを返して。 小さな声で、みっちゃんの耳にささやくように。]
うん。 …まだ、まだ、栗栖は物足りないから。
[そうして、みっちゃんにべったりとくっついて部屋までついていった。]
(+28) 2014/07/19(Sat) 20時半頃
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だって、王子様が素敵だから。 姫も、精一杯尽くさせていただきます。
[なんてみっちゃんに合わせてみて、へらりと笑ってから。 部屋の中を見てみれば、]
これ、花橘荘の部屋を再現しようとしてるのかな?
[なぜか服まであって、部屋の中に置いてあるものは栗栖とみっちゃんの部屋で見たことあるものばかりだった。]
みっちゃんの作ったのが食べたいな? 栗栖も、何か手伝えることはやるね。
[そう張り切りつつ、食べたいものには。]
栗栖はパスタが食べたいな。 みっちゃんは?
(+30) 2014/07/19(Sat) 21時頃
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じゃあ、昨日のと食べ比べだね。
[くすくすと笑って、]
栗栖も好きだよ、クリームパスタ。みっちゃんが作ってくれたなら、もっと美味しく食べられそう。
[お皿を捜して、みっちゃんがよそりやすい所に並べて。]
いつかは栗栖が作ってあげられればいいな。 お母さんになったら、こどもたちにも作ってあげたいから。
[食器を捜しながら、そんなことを嬉しそうに。]
(+32) 2014/07/19(Sat) 21時半頃
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えへへー、楽しみ。
[食器を並べて、みっちゃんの手際を眺めて。]
みっちゃんは当たり前のように作るけど、栗栖がやったらソースを作ってあたふたしてる間にパスタが伸びたりしてて大変なことになるんだよね……。
[挑戦したことはあるらしく、そうぽつりと。 のびのびこげこげでろでろパスタを思い出して、全然違うなぁなんて。]
うん。じゃあ、あとで作る時は教えてね? 楽しみにしてるから。
(+34) 2014/07/19(Sat) 22時頃
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一つずつ?
[そう不思議そうに首を傾げて、成る程と頷いた。 そういう方法も全然考えつかなかったから。 うまく作る人の方法通りに真似しようとばかりで、そしてそれができなくて失敗していて。]
えへへー。みっちゃんはやっぱりさすがだね。 でも、失敗したらごめんね。
[栗栖は不器用だから、なんて笑いながら。 手を合わせて、頂きますと言って。 パスタをみると、やっぱり巻いてみてから。]
あーん。
[としてみたくなるのだった。]
(+38) 2014/07/19(Sat) 22時半頃
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[嬉しそうに、みっちゃんに頷いて。
あーん、と食べてもらって。 栗栖も食べてみる。 頬に手を当てて、ふにゃりと美味しそうに笑いつつ。]
えへへー。栗栖には、やっぱりみっちゃんの作ってくれた方が美味しいよ。
[ノックの音には、一緒に首を傾げて。]
きっと、ここの管理人さんとかかな? まだ挨拶してなかったもんね。
(+40) 2014/07/19(Sat) 22時半頃
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栗栖はまだまだ食べごろだよ?
[くすくすと笑って、みっちゃんについていきつつ。 手を出されれば、みっちゃんと手を繋いで。]
うん、いこっか。 …その、ご迷惑をおかけするかもしれないし。
[と少し恥ずかしそうに言いつつ。]
(+42) 2014/07/19(Sat) 23時頃
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やさしく食べてね、おおかみさん。
[楽しそうに笑ってから、 ドアが開いて。]
・・・あれ?
[どこかで見たことがある気がして、首を傾げて。 その顔と、声は。]
楓…?
[驚く姿に、栗栖も驚いた。 新婚だなんて、まだ指輪を貰ってないのに。
ではなく、こんなところでアルバイトをしてたなんて、奇遇だな、なんて。]
(+45) 2014/07/19(Sat) 23時頃
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[楓の気まずい笑みを見て、栗栖はそうだろうなとくすくすと笑って。 新婚生活体験、と言ってた気がするけれど。カップルを相手のブライダル関係のアルバイトかな、と。]
ううん、でもまだ新婚ではないよ。
[ね、とみっちゃんの方を見て。でも、そうなると良いな、なんて期待も含みつつ微笑んでみた。 楓の前で素の口調で話して居るのは初めてだった気もするけれど、特にそれは気にせず。]
楓は、ここの案内役か何かですか?
[と訊ねてみた。]
(+47) 2014/07/19(Sat) 23時半頃
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[頬に手を当てて、嬉しそうに。]
えへへー。分かるかな? みっちゃんと一緒になれて、栗栖はとっても幸せだよ。
楓が給仕なら、栗栖も呼びやすいよ。 何かあったらお願いするね。
[にこにこと笑って、ぺこりと頭を下げて。 そして、]
楓は、ちゃんと好きな人にアタックできてますか?
[と、聴いた。 楓の恋の行方が気になっていたらしい。]
(+49) 2014/07/20(Sun) 00時頃
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ううん、恋って難しいから。 浮気者、というのとは違う気がするよ。気になる人とちゃんと話してみれば、分かることもあるんじゃないかな。
[なんて、リッキィの相談を思い出しつつ。 楓の悩みもなんだかそれに似ているな、って。 みっちゃんがお茶を用意してくれているようなので、]
うん、おかまいなく。
[と、楓に促して。 栗栖もみっちゃんの方に戻りつつ。]
(+54) 2014/07/20(Sun) 00時頃
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あ。たしかさっき、ここに。
[お皿を捜していた時に、見かけたようで。 リッキィの会社で売っているクッキーを茶菓子に取り出してきた。]
ね、ここって花橘荘に似てない?
[と楓に聴いた。 楓がいるから合わせたのかな、とか思いつつ。]
(+55) 2014/07/20(Sun) 00時半頃
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そうなんだ。 あれ?ってことは、花橘荘の子だった?
[バイトが終われば機会があるなら、つまり花橘荘に帰るから――ということだろうと。]
もし、リッキィが来るなら誰と来るか楽しみだなぁ。
[なんて言って、微笑んだ。]
(+57) 2014/07/20(Sun) 00時半頃
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[みっちゃん、これ美味しいよなんてお茶菓子をあーん、してみつつ。 ちょうど楓が目を逸らしてたのを見てなかったらしい。 が、]
そっかー。 まゆが楓を気になってるんじゃないかな、って思ったことがあったから。 花橘荘の人なら、もしかしてって思ったんだけどな。
[なんて言いつつ。 まゆが機嫌が良さそうだった時のことを思い出して。]
あ。楓もリーさんだと思う? 栗栖も一人はリーさんだと思うけど。 でも、案外違う人かもしれないよ。
[それが誰か、は分からないけれど。栗栖はリッキィのこと話してる時は楽しそうに頬をついて、目を細めた。 何となく、リッキィに――乙女心を芽生えさせた人じゃないかなぁと。]
(+59) 2014/07/20(Sun) 01時頃
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[大丈夫?と楓にお茶を差し出しつつ。]
クシャみん?
[首を傾げて。そうなんだ、と。 でも、楓にとってはまゆも気になる人なのかなと。 それは少し嬉しく思えた。]
栗栖も、楓も含めてみんなに幸せになって欲しいな。
(+62) 2014/07/20(Sun) 01時半頃
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うん。 楓は、いつも一歩引いてるみたいだから。 もっと、幸せになろうとして良いんじゃないかなって。
[栗栖は、楓の呟きに頷いて。]
(+66) 2014/07/20(Sun) 09時半頃
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[何となく、楓は元気がないなとその笑顔を見つつ。]
うん、何かあったら呼ぶね。 ありがとう。
[小さく手を振って、楓を見送った。]
(+67) 2014/07/20(Sun) 09時半頃
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[楓を見送って、扉が閉まれば。 何となく、栗栖はみっちゃんに甘えるようにぎゅうと寄り添ってみて。]
栗栖は、みんなに幸せになって欲しいな。 ……恋って、難しいね。
[楓と話していて、思った事。 もし、好きな人が他の人とくっついていたら。 それを想うと、切なくて――。 恋は、好きになってしまったなら仕方がない。 だって、好きだから。 好きだから、仕方がない――。 そう思っても、遣る瀬無いことはあって。]
(+68) 2014/07/20(Sun) 10時頃
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栗栖も、みっちゃんとこうして居られたけれど。 他にもみっちゃんを好きだった人はいたんじゃないか……とか、不安に想っていたことはあって。
[みっちゃんの頬を、撫でてみて。]
だって、こんなに素敵な人だから。
[もし。 もし、みっちゃんが他の人を選んでいたら。 栗栖は、どうなっていただろうと。 それを想うだけで、栗栖は切なくなった。]
(+69) 2014/07/20(Sun) 10時頃
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そう、かな……。 栗栖は、みっちゃんのことが好き。 ……大好き。 この想い、伝えてなかったら、きっと、後悔してたな……。
[もし、を想い。 栗栖は、みっちゃんの頬を愛しそうに撫でて。]
楓は、自分の幸せを傲慢だと言っていたけれど。 栗栖は、人は、幸せを願って……、誰かに恋して、それが誰かを奪うようなことも……あると思う。
……、ううん、ごめんね。 みっちゃん。今度、家族の話を聴かせてね。
[そうして、みっちゃんの手が首筋を撫でて。 栗栖も、そっと。 みっちゃんの首の後ろに、手を絡ませて――。 心も、身体も、今は話すことより触れ合うことを求めていて――。]
(+78) 2014/07/20(Sun) 19時頃
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うん。 今度は、もっと激しく――。
[言い終わる前に、熱くて長い、キスから始まり――。**]
(+79) 2014/07/20(Sun) 19時頃
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