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…… 、なるほど。
[ペラジーの応え>>3:166に、暫し考え込んでから頷き]
ありがとうございました。申し訳ありません、おかしな質問をしてしまって。 サイモンさんは……、そんな状態、だったのですね。
[それも、無理も無い反応なのだろうかと、燃え尽きた家を思い返し。 そんな彼と遭遇したらしきに、貴方は大丈夫でしたか、と心配げに問い掛け。
ミッシェルが彼女と話し終えるのを聞いてから、浅く首を傾げて、教会を示し。 弟と、その、想い人とに、会いに行くのだろう*]
(0) 2010/07/08(Thu) 01時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/08(Thu) 01時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/08(Thu) 18時頃
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[助力を申し出てくれたペラジーに、ありがとうございます、と礼を述べ。 話が、『眠り姫』にちらりと及べば。 詳しい経緯は知らないけれど、その名をつけた者について、暫し思考するけれど、表情に出るわけでもなく。
2人して不思議そうな顔をするのに、柔く笑み。 軒先を辞去すれば、教会へ向かい]
(65) 2010/07/08(Thu) 22時頃
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……ありがとう、ございます。何から何まで。
[ひとつの棺に収まり、白い花に飾られてゆく、弟と、その想い人。 寄り添って眠るふたりは、月明かりに照らされて、しあわせな朝を迎えた恋人同士のように見え。
涙を流すミッシェルを、ぽんぽん撫でてから。 起こさぬよう気遣うような弱さで、弟を撫で。 ヴェスをよろしくお願いします、とは傍らのメアリーへ。 おやすみ、とは弟へ。
それぞれ告げれば、棺から離れ。 ギリアンが綺麗にしてくれたのか、清められた跡のある床を歩き、楽譜立てから絵姿を取り、懐に戻すと]
(66) 2010/07/08(Thu) 22時頃
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はい。……はは、お見通し、ですね。
[棺の蓋をするギリアンに、手伝うと言えば勿論と返されてしまって。 柔く笑んで、困ったような、けれどいつも通りでもある笑い声を漏らして眉を下げれば、反対の端へ回り。
2人分ということを差し引いても。 抱え上げて遊んでいられたあの頃とは、違いすぎる重みを感じながら。 墓地への道程を、ただ無言で歩き]
(67) 2010/07/08(Thu) 22時頃
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……っわ、申し訳ありません。
[夕暮れも過ぎれば、慣れぬ墓場で足場が分からず。 運ぶ間も、あるいは掘るのを手伝う為に、道具を探しに動いた僅かな距離でも。 誰か、掘って、埋めたのだろう、柔らかく真新しい土の痕を幾度か踏んでしまい。 足元へ、同じ数だけ頭を下げることになった]
(68) 2010/07/08(Thu) 22時頃
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…… 、
[安らかに、と心うちで祈り。 弟と、もう一つの名を記した墓前に手を合わせる頃には、夜中も良いところ。 ありがとうございました、ともう一度ギリアンへ礼を述べてから、その言葉>>59に頷き、踵を返すと]
……ああ、
[その墓に、名は見えなかった。 ただ、目印のように在る手袋は。
安らかに、と。 葉巻を探せなくて申し訳なかったです、と。 二言呟いて頭を下げ。墓地を後にすれば]
(69) 2010/07/08(Thu) 22時頃
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……ん。分かった。
[ミッシェルの申し出>>57に、気にするな、と言おうとしたが。 そうしたいなら、と言葉を留め。頷いて伺うのだった]
(70) 2010/07/08(Thu) 22時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/08(Thu) 22時頃
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― アレヴィ家 ―
ん。
[てきぱきと用意される道具を受け取り、言われるまま手を清めていれば、作業着を差し出され。 幾度と無く響いた怒声を、聞き飽きただろう水場を指差されれば、頷き]
……少し、妙な感じだ。
[いつもは、この家に来る時は、自分が面倒を見る側で。 用意されるのが、何だか可笑しく、着慣れぬ衣服をしげしげ見つめながら、少し笑い。
ミッシェルが出て行けば着替えをするものの。 肩がずり落ちて長すぎる袖を、ぱたぱたと目の前で振ってみて、何だかな、という表情。 ウエストは紐で締め上げたものの、ズボンもぶかぶかで、いたたまれない]
(82) 2010/07/08(Thu) 23時頃
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[しかし洗い終わるまでの格好だし と。 折り曲げてもずり落ちてきてしまうズボンに、不規則な布擦れを訴えさせながら、示されたほうへ向かうと]
おい、 ?
[水面を見つめたまま、ぼうっとしているミッシェルの横から。 溢れそうな水を止めようと、手を伸ばした]
(83) 2010/07/08(Thu) 23時頃
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……鍛えてる筋肉が違うんだ。
[笑われれば、少しむくれたような表情で目を逸らし。 所々に赤がうつった程度の服を、差し出された手に載せれば]
…… 、
[空いた手は、一緒に渡されていたタオルを手にし。 ろくに乾かされていない髪を、わしわし拭いた]
(89) 2010/07/08(Thu) 23時半頃
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………んなこと分かってる。
[事も無げにそう言って、首を傾げてみせるミッシェルに、更に不本意な表情を示す。 これで、20もとうに過ぎた大の男が、まるきり子供のような状態になっている不本意さを説明しようものなら。 更に、分からないというような表情をされるか、笑われるかだろうから。
無言で、わしわしわし、と手を緩めぬまま、髪を拭きあげてしまい]
優しくされたかったら、優しくしとけ。 丁寧に扱われてる髪だったら、おれだって相応に扱うさ。
[十分に湿気ったタオルを、ぽふりと畳んで、洗い物だろう横へ置いた]
(95) 2010/07/08(Thu) 23時半頃
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[どういたしまして、と手を離し。 ミッシェルが洗ってくれるのなら、此処で突っ立っていても邪魔だろうから、向こうに戻っていようかと踵を返しかけ]
……―、 …お前 は…、
[ちいさな呟き>>98に。 少しだけ、困ったような、躊躇うような。 そんな表情で、手を伸ばしかけ。
結局は、何処へ触れることも無く。 また、余った布を引き摺らせながら、戻ろうとして]
(104) 2010/07/09(Fri) 00時頃
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昼? ……ああ、
[答えるに答えられぬまま。 中途になった問いは記憶から忘れられるほど遠くもなく、軽く頷き]
…―― 、 …… …。
[息継ぐ間も無く、口にされた自分の名に。 幾度か、言葉を返そうとして、幾度も失敗し。
結局、]
(106) 2010/07/09(Fri) 00時頃
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……そう、か。
[自分が居て欲しいのは、彼女だとも。 そうでないとも。
あるいは、彼女がそう想っているのを、知っていたとも。 知らなかったとも。
何も返さず、ただ、目を伏せて呟いた]
(107) 2010/07/09(Fri) 00時頃
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……何で、お前が謝る。
[水面に向けられたままの表情は窺えないけれど。 押し殺された声の震えは、易く聞き取れる。
自分にとっては、『声』を拾って初めて知ったばかりのこと。 戸惑ったし、驚いたけれど、それに心中を乱されるようになってから、ほんの十数時間。
けれど彼女は、ずっと、ずっと。 あの日、既に病に冒されていたあのひとを連れて帰郷した日から、なのだとしたら。
どれだけ、どんな、思いをしていたのか。
……分からないわけは無い。 かつて、同じ想いを、自分もしていたのだから]
(117) 2010/07/09(Fri) 00時半頃
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謝るな。お前が、何の悪いことをしたって言うんだ。 ……むしろ、あれだ、さっさと気づけよ朴念仁とか、怒るところじゃないのか。
[此方に向かない視線を合わせるように、ミッシェルの前にしゃがみこみ。 ぽん、とその頭を撫で]
……お前のことを、愛してるよ。たぶん、誰より一番。 大事にしたいし、そうしてきたつもりだし、お前が望むことは、叶えてやりたい。
そう思ってたし、思ってる。
[ただ、それは。 恋ではないと、それだけは。
叶えてやれないと、今は作業着の裏側に納められている絵姿を撫で。 ごめんな、ともう一度呟いて、わらう]
(118) 2010/07/09(Fri) 00時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/09(Fri) 00時半頃
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だから。謝るなって。
[優しい、と繰り返す自分こそ優しいのだと、どうして気づかないのだろう。 水に浸された手を引いて、『いつも』の振りをしようとするミッシェルを、ぎゅう、と抱きしめる。 暴れようが何をしようが、お構いなく]
甘えろよ。いつ駄目だって言った。 顔なんてな、女の子じゃあるまいし、気にするな。どうせこうすれば見えないし。
……こんな時に、遠慮なんてするな。 本当は、本当の事を言わずに、おれもお前が好きだよ、とか言ってやれば良かったのかもしれないけど、こうして、おれはおれの譲れない我侭を通してる。
……だから、お前も。おれに、まだ出来ることがあるなら、遠慮なんてしてくれるな。 忘れろとか、大丈夫とか。そういうのは、もうちょっと大人になってからにしとけ。
(129) 2010/07/09(Fri) 00時半頃
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