128 うわっ…この村の子供、いなさすぎ…?
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─教会で、最後に─
[>>4:102指輪のお陰ね、と紡がれた言葉に、目をつむる。 ──言葉にはしないけれど、あのとき。 差し出した右手に彼女が「ミスター」と返したときに。 変わったのだ、世界が。 あまりにその形容詞が己に似合わなくて。
チャールズに、新しく生れ落ちたんだろ、と言葉を掛けたが。 ──違う、本当は、己こそが彼女によって生れ落ちたのだ。 居場所を探すだけだった過去の自分との決別。 それをもたらした右手。 ──勇気を。願ったのは。 背中に回る腕、返される抱擁、囁かれる誓い]
──……ああ、傍に。
[大事に、しよう。この腕のあたたかさに誓おう**]
(+0) 2013/07/02(Tue) 13時頃
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─そして、今─
[ローズマリーの手を引いて、案内された場所へ移動する。 愛の宿とやらの中央ロビーに入って、目に付いた掲示板。 大きな文字で貼り出される“今日のお題”とやら]
………………。
[はがした**]
(+1) 2013/07/02(Tue) 13時頃
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[首を傾げて見上げてくる視線に、目を合わせる]
いや、なんか……。 たぶん、すげーどうでもいいこと……?
……あんたは知らなくていい。
[手中の紙を握りつぶして、そのままくずかごへ。 繋いだ手はそのままにロビーのソファへ彼女を導いて。 先に、座らせる。そしてその隣に座って、寄り添う]
…………。
[先程の張り紙を思い出すなら、ここで肩にもたれるべきか。 しかし彼女との身長差は20cmもある。 彼女の肩にもたれようとすると不自然だし首が痛くなる。 少し、沈黙し。繋いだままの手を、そっと撫でる**]
あー……なんか、疲れたな。移動多かったし。 ……膝を借りてもいいか?
(+3) 2013/07/02(Tue) 20時頃
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[重ねた手から伝わる反応。ゆれる指先。 そっと笑って手を引き、指先にくちびるを落とした]
んー……まあ、村長からの激励みたいなこと。 たぶん。要約すると、しあわせに宿を使ってね、って感じだ。 だから俺は俺がしたいことをする。
[頷かれたら微笑んで、顔を近づける。 彼女の耳元でありがとう、と囁き。 丁寧に整えてくれた膝に仰向けに寝そべった]
……重かったら言ってくれ。交替してもいいしな。
[繋いだ手は、そのまま己の胸の上に]
(+5) 2013/07/02(Tue) 21時半頃
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そう言われっと、なるほど新鮮な景色だな。 こういう風にあんたを見上げるのは、確かに悪くない。
[朱に染まった耳へと、空いた手を伸ばす。 その熱を己の指先へと伝えるかのようにそっと触れ、 見下ろす体制の彼女の、落ちてくる髪を。 やわらかく梳いて、耳へとかける]
あー……、まあ、なんだ。 ……俺の髪、見た目よりはやわらかいだろ。 ちっと毛先が跳ねる癖があるけども。
[本当は、言いたいことは、そんなことじゃないのだけど。 巧く言えなくて、目を細める。 ──しゃべるよりも、触れたいのだけど。 髪を梳く指先で、そっと。耳朶をかすめるように]
(+7) 2013/07/02(Tue) 22時頃
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[己の指先への反応のいとしさ。耳朶の熱。 触れている腿の、布越しのあたたかさ。 彼女の指の動きのやさしさ。落ちてくる言葉。声音。 ──ふいに、泣きたくなるほどの]
……──ああ。
[繋いだ手に、少し、ちからを籠めて。 髪を梳いていた手は、彼女の熱い頬に添わせる]
……さっき、教会ではちゃんと言葉にしていなかったな。
好きだ。俺も、好きだよ。いとしい。
(+9) 2013/07/02(Tue) 22時半頃
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俺だって言葉にするのは恥ずかしいさ。 でも、あんたが喜ぶなら言葉にすることに躊躇いはない。
[握られた手の強さ。返された笑み。ささやかな言葉。 胸の上で繋がれた手はそのままに。 うつむいた彼女の顔に、近づくように身体を浮かして起こす。 添えた手に伝う、頬の熱さ。指先でそっと目元を拭う]
好きだ、ローズマリー。 ──……キスを、送っても?
[ゆっくりと、彼女の顔を覗き込むように。 額同士をくっつけて、目を細めた]
(+11) 2013/07/02(Tue) 23時頃
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[熱さの消えない手の中の頬。交わされた視線。 染まる目元。重ねられた手。応えるために、閉じられた瞼]
──……。
[こみあげるいとしさに、零れそうになった涙を堪える。 そっと。息のかかる傍まで近づいて、一瞬躊躇い。 己も瞼を下ろして、やわらかく、触れるだけのくちづけを]
[ぽつり、と。目をつむった瞬間に。 繋いだ手にひとしずくが零れ落ちるのは、きっと、仕方ない。 男の矜持として、気付かないでくれとは願うけれど]
(+13) 2013/07/02(Tue) 23時半頃
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[伝わる緊張。気丈な姿勢。絡んだ指先。 すべてのいとしさを籠めて触れたくちびるを、そっと、離す。 ゆっくり瞼を開けば、交わる視線。染まる頬と耳朶。 そこから囁かれる、つつましい告白。 送られたキス。 湧き上がるこれに名前をつけるのならば、おそらく幸福感だろう]
──……ああ。ありがとう。
[両手を解いて、抱き寄せる。大切に、しっかりと。 時間が止まればいいとさえ思うけれど。 そうしてしばらくすれば、彼女をエスコートして。 ふたり、宛がわれた部屋へと、移動をする**]
(+17) 2013/07/03(Wed) 00時頃
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