226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】
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―早朝―
[窓から届く鳥の囀りに混じって、 遠く懐かしい旋律を聞いた気がした。 それは何時かの子守唄。 綴った少女の身の上に起きたことは、未だ知らない]
――――うわあっ!?
[椅子から転がり落ちたことが契機となり、 男の意識は覚醒する。 昨夜は絵を描きながら眠ってしまった…というより、 正確には気絶していたという表現になるのだが。
打ち付けた腰が痛いが、其れ以上に腕が痛い。 一度起きてしまえばもう寝付けそうにはない。 睡眠不足には慣れてしまっているので構わないのだが]
(10) 2015/06/09(Tue) 03時頃
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[不格好に起き上がると、まずは自分の指先を見つめた。 当然のことながら絵具まみれである。 翼にも絵具が散っている。 …羽根が黒いおかげで汚れが目立たないのが救いか。
そして恐る恐る、立てかけているスケッチブックを見る。 昨夜、絵を描いていた記憶は途中までしかない]
やっぱり、直ぐには、な……。
[絵の完成度は1割程度。 それも、昔と比べて随分と拙い出来だ。 難しい表情で顔を顰めるのは、困惑と痛み双方の為。
それでも、何もなかった今までより余程良い。 そう、思うことにした。 苦しみながら描いた絵なんて、彼女には贈れない。 拙くても、貰った元気を返せるような、そんな絵を]
(11) 2015/06/09(Tue) 03時頃
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[朝の薬を多目に飲み干すと、 洗面所で可能な限り手に付いた絵具を落す。 ついでに顔も洗って、目を確り覚ます]
布とか使った方が、広い線が引けるか? 後は、―――…
[ぶつぶつと試行錯誤しながら、絵に向っている。 もう少し日が昇れば、 今日は自分がケイトを起こしに行ってみようか、なんて。 既に彼女が起き出していることは、知らず**]
(12) 2015/06/09(Tue) 03時頃
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[いつの間にか絵を描くのに集中して、時が経つのを忘れ。 気付けば日は随分と高く昇っていた。 パレットに広げていた絵具が無くなったのを合図に、 絵画に没頭していた男の意識は現実へと返る。
ふとスケッチブックから視線を外した際、 棚の中の絵本が目に留まった]
――――…あの顔は、描かない方が良いだろうか。
[絵本を渡すシーシャの苦渋の表情。 其れは確かに彼の人の"今"を切り取った鮮やかな感情だが。 それでも残す記録はきっと、楽しいことが多めの方が良い]
そもそも、これ、渡さない方が良いのかな…。
[絵本を"ゴミ"だと言い切ったシーシャ。 その思いの丈は分からないが。 仮に彼が描いた絵本がゴミなら、 自分の描いた絵本はもっとゴミのような気がした。…困った]
(27) 2015/06/09(Tue) 12時頃
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[シーシャの人格が明らか分裂しているということは、 流石のこの男でも気づいているのである。 というか、絵を描いていて、気づいた。 ――描くことは、観察することも含まれる。
しかし互いの人格同士が、どれほどせめぎ合い、 擦り切れそうな悲鳴を上げているのか。 その奥底までには、気付けない。 ただ、あのサイレンの時、シーシャが死んでしまうかもしれないと。そう恐怖した理由が少しだけ、分かった気がした。
男の綴った"シーシャの絵日記"には、 二人のシーシャ両方の絵が入っている。 その日に見かけた方を描いているので、そうなっている。 男は"シー兄ちゃん"が好きだ。消えて欲しくはない。 だけどもう一人のシーシャも、嫌いになんてなれない。 誰も悪くないのだ。悪いとすれば、病気が悪い。 男は彼らの過去も知らない]
(28) 2015/06/09(Tue) 12時頃
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[結局、悩んでから、絵日記の新しい頁に描きこむのは、 メルヤの部屋での大騒ぎの光景。
ボールに埋もれているメルヤ。 呆れ果てているシーシャ。 勇ましいケイトリン。
――まあ、ちょっと簡単な描き方になってしまったけれど。 今の手で記録を残すには、此れが精一杯。 昔は拙くなった絵を見たくなくて、手を止めてしまったが。 少なくとも今は、後悔はしたくない]
(29) 2015/06/09(Tue) 12時頃
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[身支度を整えて、今日は薬も持ち歩くようにして。 スケッチブックと絵具を小さなキャリーバッグへ詰める。 指先で其れを持ってコロコロと引っ張りながら、自室を出た。 男が大きい荷物を持てなくなった半年前から、 それでも絵を描き続けていた三か月前くらいまでは、 比較的施設内でもよく見られた光景だった。
ケイトの部屋へ向かおうとして、中庭の小さな人影に気付く]
タルトか、おはよう。 一人でいるの珍しいな。
[ベンチに座る姿>>24に笑いかける]
何の本持ってるんだ?
(30) 2015/06/09(Tue) 12時頃
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―中庭―
[元気よく手を振るタルト>>34に、自然と表情が綻ぶ。 コロコロと荷物を引きながら、ベンチの方へ近づいて行った]
おー、絵本か。良かったなぁ。 もう読んだのか?
[それならどんな話か聞かせてくれる?と続けながら、 少女の隣にすとんと腰を下ろした。 空を仰げば澄んだ青色。穏やかな日差しが心地良い]
こんな日はのんびりひなたぼっこか、 皆でピクニックでも出来たら楽しそうだよなー。
[勿論、中庭で、になるだろうが。 ふと視界の端に慌ただしく廊下を行く白衣姿が映った]
(42) 2015/06/09(Tue) 18時半頃
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そっか、ナナオに読んでもらうのか。 本当に仲良いよなぁ。 …約束したなら、来るんじゃないかな。 ひょっとしたら寝坊してるのかも?
レイ兄ちゃんがくれた本なら、きっと楽しい絵本だ。
[タルトと一緒にいるとき、ナナオの表情がいつも柔らかだったことを思い出す。遠巻きに見かけたことが殆どだったが、微笑ましい光景だった]
―――ああ、タルトはピクニック知らないのか。
天気が良い日に、景色の良い場所で。 皆で一緒にお弁当食べながらのんびりするんだよ。
[タルトが病院に来る前、どんな生活をしていたかは分からない。ただ、この朗らかな姿>>49を見ていれば、出来ればその笑顔を崩したくはないと。自分よりずっと幼い少女に、これからも楽しい思い出が増えることを願う]
(54) 2015/06/09(Tue) 19時半頃
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[ゆさゆさと、されるがままに揺さぶられつつ苦笑を零す]
はは、病院から出るのは、どうだろ。 そんな日が、いつか…。いつか来ると良いなぁ。
[病気の治療法の見つかるような、そんな日が。 そうでなくとも、この狭い場所から外に行けるような日が]
まあ、取りあえずは中庭で、かな。 此処だってお日様は気持ち良いし。 ピクニックは、何処でするのかも大事だけど。 誰とするのか、の方がもっと大事なのだ。
[もっともらしいことを言いながら、タルトの様子を眺めて目を細める。実際にポケットに蛙が入れられたならば、きっと期待通りのリアクションで驚いてすっ転ぶことだろう]
昔は料理してたんだがなー。 今はすっかり、食堂のおっちゃん任せだわ。 タルトが頼めば、喜んで作ってくれるんじゃないか?
(56) 2015/06/09(Tue) 20時頃
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本当になー。 もし空が飛べるなら、…気持ち良いだろうなぁ。 タルト位なら、背中に乗っけて飛べたりして。
[冗談交じりにそう言って笑って。 羽を撫でる小さな掌を眺めて目を細めると、お返しにと言わんばかりに、黒い翼は少女の頭を不器用にぽふぽふと撫でた]
うん。俺もピクニックするなら大勢が良いや。 そうだなぁ、折角だし皆に声かけてみるか。
[一瞬、脳裏にチラついたのは先程見えた白衣姿。 ――何かあったのではないかという漠然とした不安。 けれど其処に根拠はなく、だから笑顔で不安を塗り潰す]
ナナオも呼んで、本読んでもらうと良いよ。 俺も皆の傍で絵を描こうかな。
[善は急げとばかりに、ゆっくりと立ち上がる。 昨日具合が悪そうで、今日未だ姿を見ていない ケイトリンのことも気がかりだった]
(77) 2015/06/09(Tue) 21時頃
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後は卵焼きと、唐揚げとか、かな? 鮭は好きだから貰うけど。 魚もちゃんと食べないと駄目だぞー。
[そんなことを言いながら、廊下へ歩き出そうとする。 荷物を持ち直して、タルトに一緒に行くか?と振り返りつつ]
(78) 2015/06/09(Tue) 21時頃
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[鉢合わせた姿>>85に、一度小さく瞬いた。 誰なのかは当然分かるが、 自分が最後に彼を見かけた時よりその姿は更に若い]
おはよう、オスカー爺ちゃん。 また本読みに降りて来たのか?
[彼が自分のことを覚えているか否か、分からないが。 男はどんなときでも、出来るだけいつも通りに声を掛ける]
今、タルトと、 皆でピクニックでもしないかって話してたんだ。 爺ちゃんも一緒にどうかな。
[読書の心算なら、騒がしくしちゃうかもしれないけど、と。 付け足しながらのんびりと笑う]
(89) 2015/06/09(Tue) 21時半頃
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ははは、それは楽しそうだ。 きっと皆、笑って手を振り返してくれるよ。
…ん、もし飛べるようになったらな。連れてく。
[そんな夢みたいな楽しげな光景を思い浮かべながら、 見上げる少女に笑みを返す]
お、タルトも何か描くか? それなら早く準備はじめないと、大忙しだな。
[袖を掴まれれば、 歩く速度を相手に合わせてゆっくりにしつつ。 魚を克服しようとする気のない様子も、 楽しそうな鼻歌を聞けば、まあ今日は良いかと思ってしまう]
(92) 2015/06/09(Tue) 22時頃
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[オスカーの病気について詳しくは知らないし、 そもそも解明もされていないのだろうけれど。 当人が言う言葉>>99には、酷く重みが感じられた]
そうか、それなら今は本を読むのが仕事だな。 消えられたら困るから、確り読んでくれ。
[軽い口調ながらも、真面目な顔でうんうんと頷く。 少しでも病気が食い止まるのならば、 それはとても良いことだ]
(107) 2015/06/09(Tue) 22時半頃
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[ただ、本を投げ出す仕草の彼>>100を、 咎めることは勿論しない。 本から得る知識だけではなく、新しく作る思い出だって、 きっと彼の存在を繋ぎ止める糧にはなるだろうと。
耳打ちのように囁かれた言葉には、 同じく楽しそうに些か普段より子供っぽい笑みを浮かべた]
爺ちゃん、なかなかハードな遠足だな。 折檻部屋なんておっかないや。
……だけど。 皆で一緒ならそれはそれで楽しいかもしれない。
[木に括られた経験は、流石にないなぁと肩を揺らす。 祖父母は御多分に漏れず、孫の彼には甘かった]
(108) 2015/06/09(Tue) 22時半頃
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……………。
[それから、僅かな空白。 何かを考えるような短い間。 一度澄んだ青い空を見上げて、再び眼前の彼へ笑った]
逃避行するならさ、絶対一緒が良い人がいるんだ。
[勿論そんなことは、叶わない夢だって知っている]
だから声を掛けて来るよ。皆にな。 まあ、まず先に弁当の確保だな、うん…。
[そう言って小さく頭を下げて、男はゆっくりと歩き出す*]
(109) 2015/06/09(Tue) 22時半頃
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[歩き出して程なく、よく知った声>>113がかけられる]
おはよう、メルヤ。 ……何とは言わないが、大丈夫か?
[この時の男の言葉に、他意はない。 メルヤの言動はきちんといつも通りだった、と思う。 未だ何も知らないままの男は、 昨日悪酔いしていた彼の身を案じる意味で問いかけた]
本当、良い天気だよな。 俺も食堂に行く心算なんだよ。 日差しも気持ち良いし、 ピクニックしようかって話になってな。
おっちゃんに弁当強請りに行くところ。
[メルヤは食事か?と首を傾げつつ。 拒まれなければ、共に行こうとするだろう]
(115) 2015/06/09(Tue) 23時頃
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[自分の後ろに隠れてしまったタルト>>114に苦笑しつつ]
お、おう。 その時までには、びゅーんと空を飛べるようにだな…。
………すまん、タルト。 流石にちょっと間に合いそうにないから、 諦めて一緒に怒られてくれ。 大丈夫、俺も共犯だ。
(116) 2015/06/09(Tue) 23時頃
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…………?
[手招き>>117されて、素直に従った。 ただ、何故か一瞬、行きたくないと思ってしまった。 漠然と感じた不安の一部が、 現実だと思い知ってしまいそうで]
――――――…っ、は…。え…?
[果たして告げられた事実に、息が止まるかと思った。 衝撃は、名を出された人物が予想外であった分、大きく。 隔離病棟へ移された当人たちへの安否と同時に、 真っ先に思い至ったのはタルトのことだ。
間を置かず、顔は動かさず視線だけが、 少し離れた場所に居る少女へ向く。 同刻、メルヤからの誰かが伝えなければという声が届く]
(124) 2015/06/09(Tue) 23時半頃
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俺……、
[自分でも顔色が悪くなっているのを感じた。
――ナナオにまた本を読んでもらえば良い、なんて。 無邪気な少女に、なんて残酷なことを言ってしまったのか。 吐いてしまった言葉は、もう戻らない。 タルトが嬉しそうにしていたから尚更、胸が苦しい]
………あの、俺、…
[自分も責任を持って伝えなくてはと思うのだが。 ただ、今の状態では、どう考えても上手くできそうにない。 どうしようという思いばかりが廻って立ち尽くしていると、 メルヤからの助け舟のような言葉。
…情けない。 少し安堵してしまった自分が、本当に情けない]
(125) 2015/06/09(Tue) 23時半頃
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ごめん……。 こっちはお願いした方が、よさそうだ。
お弁当とバナナ、貰ってくるよ。
[青い顔のまま、力なくだがそれでも笑って]
ごめんなさい…。お願いします。
[離れた場所に居る二人からは不自然に見えないよう気を付けつつ、静かに頭を下げた]
(126) 2015/06/09(Tue) 23時半頃
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[この施設に入って五年経った。 誰かが急にいなくなることは、珍しいことではない。 それでも慣れることなんて、絶対にない。
ゆりは浴衣を着ていた女の子だったか。 病院内でも和服は珍しく、華やかで目を引いていた。 少し幼い印象があったのが、 病気の為だとは知らなかったけれど。
ナナオは最初は元気で勝気な印象だったが、 その実はとても思いやりのある少女だった。 彼女の歌の旋律は、何処か優しく柔らかく。 幼いタルトが懐いていたのが、その何よりの証拠だろう。
籠りがちだった自分は、 最近は二人の姿をあまり見かけてはいなかったけれど。 そんなに具合が悪くなっていたのか。 …知らなかった。知らなかった、何も。 時間は巻き戻ることは無い]
(133) 2015/06/10(Wed) 00時頃
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[そして、誰かが連れて行かれたという事実に直面し。
急にとても怖くなった。 自分を忘れないでいてと儚く告げた東雲色を想い。 今の話の流れでは、 彼女はまだ此方に居るのだろうが、それでも]
――――…分かった、行ってくる。
[メルヤを見つめ返す眼差しは、感謝を込めて。 彼の心の内の謝罪に気づくことは無く。 肩に触れた彼の手は、とても温かく感じた。 少し無理やりだったが、 にこりと今度は幾分かマシな笑みを作って見せて。
ちらとオスカーとタルトを一度仰ぎ見て、 食堂へと歩き出した]
(134) 2015/06/10(Wed) 00時頃
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[食堂までの道中、廊下を見渡しながら進んでいた。 彼女の姿が、何処かにないだろうかと。 お願いだから無事な姿を見せて欲しいと、祈るように。 荷物を引く、無機質な車輪の音だけが虚しく鳴る。
見つかるまで、何時までだって探す心算だった。 だから丁度その目的地で彼女の姿を見つけた時、 何かよく分からない感情で胸が一杯になってしまって]
――――…ケイトリン!
[他に誰も居ない食堂内、声は妙に良く響く。 夢や幻ではないと、その存在を確かめるように、 じっと彼女を見つめながら静かに歩み寄って行き。
近くまでやってくれば足を止めて、 泣き出しそうな情けない顔で、笑った*]
(139) 2015/06/10(Wed) 00時半頃
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[自分の名を呼ぶ彼女の声がする。 表情を失いかけても尚、その心を雄弁に語る声。 其処に確かに温度を感じたから、君の存在を確信できる]
………はは。
[君の瞳から転がり落ちる雫。 やはりとても綺麗だと思う、君の存在の証。 眩しそうに其れを見つめて、目を細める。
白い指先が頬に触れれば、 一度その温もりを確かめるように目を伏せて。 顔を上げれば瞳に映るのは、何より愛しい君の笑顔]
大丈夫。また、逢えたから。 ――――…大丈夫。
[本当は一瞥した時点で、気づいてしまった。 君の病状は、昨日よりもまた進んでしまっているんだね。 だけど君はそれでも、笑顔をくれるから]
(150) 2015/06/10(Wed) 01時頃
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……可笑しいな。泣きたい訳じゃ、ないのに。
[自分も笑顔を返したい。 無理をしているんじゃない、笑いたいんだ。 なのにやっぱり視界は滲みそうになる。
頬に触れる彼女の手に、自分の震える指先を重ねる。 嗚呼、離したくない。 離してしまえば、次は、きっと―――]
絵を、描き始めたんだ。 これがさ、びっくりするくらい。 笑っちゃうくらい、上手く描けなくて。
でもな…、ケイトリン。 君の為に絵を描けるのは、とても。
とても、幸せなんだ。
[君と話したいこと、君に伝えたいこと。沢山あるのに、上手く言葉に纏まらない。ぽつり、ぽつりと呟きながら、やっぱり浮かべる泣き笑い*]
(151) 2015/06/10(Wed) 01時頃
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[―――今の君、出逢った頃の君。 長い年月を経て色んなことが移り変わって行くけれど、 その本質は何も変わらない。
確り者の君。 温かな笑顔をくれる君。 凛とした美しさを持つ君。 可愛らしいお茶目な君。 無理して強がる君。 なによりも優しい君。
…どんな君でも、大好きだよ。
煌き色を移ろわせ零れていく感情の欠片達が、 美しすぎて悲しい]
(163) 2015/06/10(Wed) 02時半頃
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[ケイトの楽しげな声色に、目を細めて顔を近づける。 此方もくすくすと内緒話のような声色で囁きながら、 静かに涙が頬を伝っていく]
はは、絵は、頑張っているんだけどさ。 ……まだ半分も、出来ていなくって。 完成してからの、お楽しみ、だ。
だけどね、描いたのは君の絵だ。 ―――…俺が一番好きな、ケイトリンの絵。
[見せてしまえば、終わってしまいそうで。 何枚でも、なんて約束は、きっと果たすことは出来ない。 拙い希望に縋るように、終焉を引き延ばすことを望む。
…でも本当は知っている。 何をどうしたって、現実は何も変わらない。 けれど、それなら一体、どうすれば]
(164) 2015/06/10(Wed) 02時半頃
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[不意に頭に過った言葉があった]
――――――……。
[一瞬だけ、顔から表情を消して、緩く黒の瞳を見開く。 彼女に触れた指先に、力が籠った]
……きみをつれて、どこかとおくへにげれたら。
[そんなことは出来はしないと、十分承知しているのに。 この翼は腕を壊すばかりで、決して空高くは羽ばたけない。 彼女を抱き支えるだけの力だって残ってはいない。 そもそも病を抱えたままで、何処へ行くことが出来るのか。
男は基本的に、病院内での態度は悪くなかった。 痛み止めの薬の量は別として、 それ以外の指示や規則は几帳面に守っていた。
そんな彼が抱いた刹那の憧憬。 …すぐに理性が、良心が、冷静になれと夢を呼び戻す]
(165) 2015/06/10(Wed) 02時半頃
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