人狼議事


194 花籠遊里

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看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2014/09/19(Fri) 02時半頃


【人】 看板娘 櫻子

── 書斎 ──

[その日はずっと、霧雨が降っておりました。
 花の世話は恵みの雫にお任せする事にしまして
 僕は、埃の雪舞う書斎にて書物を読んでおりました。
 薄い唇が開かれ、深く息を吸い吐き出し。
 泣かぬとはいえ欠伸でくらい睫毛は湿ります。
 こしこしと瞼を擦っては、連なる文字を読んでおりました。

 昨夜は、ペティンガーさまが癒されてくださいますように
 優しく穏やかな声音にて夢の唄を囀り
 やがて東雲の頃になるまで、僕は一睡もしておりません。
 格子に近づく足音の粗雑さに>>3
 何方が近づいたかは判りましたが、僕は視線を向けませんでしたので
 その唇が何を紡がれたのかなんてわかりもしない事でございます>>4

 それから部屋へ戻ることもなく、書斎にて本を読んでおりました。
 『花』にお逢いする事も、ほぼなく。
 ましてお優しい鏡花が一輪減ってしまったことなど
 今もまだ知らずに居るのでありました。]

(6) 2014/09/19(Fri) 03時頃

【人】 看板娘 櫻子

[辺りに散らばるは『夢物語』綴る書物にございます。

 零時に解けてしまう魔法。
 泡沫の泡となりゆく運命。
 錘に指を刺し落ち行く眠り。
 真っ赤な果実に塗られた毒。
 相容れぬ立場を嘆く窓辺。

 他にも沢山、取り出しては読み取り出しては読み
 そんな繰り返しを続けていたのが
 宵に差し掛かる少し前までの事でございます。]

 んー、っ…  ふぁ───…

[疲労に耐えかねた小さな身体は
 撒き散らかした書物を枕に転寝を始めてしまいました。

 宴始まる時分となっても
 書斎の奥、小動物が隠れるようにして
 小さく丸まり眠る姿がソファの上にあることでしょう**]

(7) 2014/09/19(Fri) 03時半頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2014/09/19(Fri) 03時半頃


看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2014/09/19(Fri) 21時頃


【人】 看板娘 櫻子

── 書斎 ──

[哀しげな雨の微かな音に、僕は目を覚ましました。
 『おうじさま』の接吻けなんてありません。
 櫻は緩やかにその射干玉を、数度瞬きさせます。]

 ………さ …む ぃ。

[寝起きは直ぐに動けない体質です。
 瞬いたあと、散らばる本をじいっと見詰め
 表題を読むでもないのに眸を滑らせ
 埃ゆるやかに舞う書斎を、暫くぼやりと視線泳がせておりました。]

(26) 2014/09/19(Fri) 22時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[ぼんやりとまだ射干玉の眸が宙を見詰めておりました。
 窓辺から差し入る月光も、今宵の泣き空では難しく
 薄暗い部屋の中から見詰める廊下は
 四角く切り取られたように、蝋燭の灯で彩られておりました。

 廊下からやってくる気配に、その射干玉を向けます。
 何方でしょう?
 薄らとした意識は、記憶に重なる陰を幻に見ては何かを紡ごうとして動きます。
 けれども言の葉になることを知らぬまま
 ゆうるりと首を傾げて、やってきた『花』を見上げました>>28

 お、ぼろ…… さん。

[いつもほやほやとしている声は、殊更のことでありました。
 見上げて、見詰めた朧月はどこか陰っているようにも思えます。]

 どうか、なさいましたか?

[首を傾げては訪ねてみるのです。]

(29) 2014/09/19(Fri) 23時頃

【人】 看板娘 櫻子

 ……?

[これといって、何が原因で気がついたなどと明確なことはございません。
 そのお顔が『何時も通りの日常(もの)』ではないように思われたのです。
 この花籠にて、長きを共にしてきた『花』同士でもあります。
 仲のとてもよろしかった藤之助さんならば、きっと
 朧さんが謂わずとも何があったのかまで気付けたことでしょう。

 『何時も』なら優雅に微笑まれるお顔は
 どこか歪に、歪んでおられました>>34

 続く言葉も、不自然さを助長してならないのです。]

 ……お座りに、なられますか?

[追求するでもなく、僕はそっとソファの隣を空けました。
 散らかした書物は重ねて端に寄せましょう。]

(35) 2014/09/19(Fri) 23時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[空いた場所にお座りになる所作は、流石に崩れず美しいものでした。
 遅咲きの淡藤に『花』の作法を教える先生でもございます。
 優美なそれを射干玉に捉え、彼を見詰めておりました。

 しばしの間、霧雨の音だけが響きます>>38
 口を開かずあったのは先程、彼が僕の名前をお呼びになったからです。
 名を呼ぶということは、何かを伝えたいときでございましょう。
 そして名だけで止まってしまったということは
 なにか、言の葉になりにくい思いが胸の裡にあるからでしょう。

 やがて舞い降りた一片に、僕は射干玉をまあるくします。

 そしてまた少しの休符を添えた後に答えるのです。]


 僕は、後悔を『した』ことはありません。


[謎掛けのような一言を落とします。
 それから言の葉にはせず「あなたは?」と問うのです。]

(40) 2014/09/20(Sat) 00時頃

【人】 看板娘 櫻子

[見詰めていた朧月は、ゆるりと瞼を伏せられました>>46
 吐かれた息は『しあわせ』が逃げてしまうような呼気。
 射干玉とは違うこげ茶色は、蔦色と共に揺れ
 やがて再び開かれたそのお眸は、足元を映しておられました。

 連なるお言葉の意味は、よくよく考えても
 僕にはわからないものでございました。
 けれども幾つか判ることもございます。

 朧さんは、何かを悔いておられるようです。
 何かを悲しんでおられるようです。
 何かに苦しんでおられるようです。
 それは『大事な物』が、原因であるのでしょう。

 そしてそれはきっと、藤之助さんなのではないでしょうか。
 『あいつ』などと呼ばれる御方は、藤の花しか思い浮かばなかったのでございます。]

(47) 2014/09/20(Sat) 01時頃

【人】 看板娘 櫻子

 僕は、たくさん『大事な物』を持っておりますよ?

 亀吉さんは僕が教える、大事な花のお一人です。
 丁助さんは不器用ですが、気を使ってくれる大事なお一人で。
 藤之助さんも、大事な甘いもの仲間ですし。
 朧さんも、数少ない同い年の、大事なお人です。

 中庭の花々だって大事です。
 此処へ来ては花にとまっていかれる『蝶』も。

[話の内容がわからないだけに、何をどう伝えていいのか
 僕に出来る限りの言の葉を、僕は口に致します。]

(48) 2014/09/20(Sat) 01時頃

【人】 看板娘 櫻子

 それらを捨てろといわれても、きっと僕には出来ません。

 朧さんの『大事な物』は
 そんなに容易く捨てられるものだったのですか?

[指先をそっと、お膝の上に伸ばしましょう。
 触れることを許していただけるのならば
 慈しむようにそうっと撫でて、微笑むのです。]

 『大事な物』を、なくされてしまったのですね?

(49) 2014/09/20(Sat) 01時頃

【人】 看板娘 櫻子

[大切な物は『最初から』なかったのだと、言い聞かせるという言葉は>>55
 どうしてでしょう。
 微かに僕の胸の裡を、漣立てて行きました。]

 『大事な物』なら、そう簡単には捨ても忘れも出来ません。
 だって、大事…なんですから。

[そうでしょう、そうであってほしいのです。
 僕はそう思いながら、朧月を見上げました。
 厚手の雲がかかっているように思います。
 これがもし、琴爪弾く指先ならばきっと違ったのでしょう。

 僕の手は、両方に大切なものを抱え上げます。
 それはとても我儘で、何一つとして捨てたくはなくて。

 そして一番拾い上げたいものに伸ばす指先を失くすのです。]

(59) 2014/09/20(Sat) 01時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[無くしたのだと判ったのなら探しに歩けばいいはずなのに。
 行けぬ理由があるのでしょう。]

 『大事な物』が少なければ少ないほど。
 ひとつを失くせば、辛く思います。

[飽和するほどに抱えた僕と
 少ないものを大事にする朧さんと>>55
 同じ歳月重ねていても、幾分違うものでございます。
 苦み走った笑みに、そして続いたお言葉に>>56
 僕は、射干玉を向けたまま
 微笑むことなく、真っ直ぐに告げるのです。]


 判りました。
 『憶えて』おります。

[小さな身体を傾かせ、朧さんへと寄せましょう。
 叶うのならば、その身をきゅうと抱いて差し上げるのです**]

(61) 2014/09/20(Sat) 02時頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2014/09/20(Sat) 02時頃


看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2014/09/21(Sun) 01時頃


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