人狼議事


56 いつか、どこかで――狼と弓のワルツ――

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ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2011/07/03(Sun) 00時半頃


【墓】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 
幼い頃から、幾度となく奇妙な夢を見た。

会ったことも無い人々の夢だ。

カンバスに色を映す男。不敵な笑みを浮かべた和装の女性。
執念を内に宿した女騎士。真っ直ぐに、弓引く青年―――。

その中でも何度も繰り返し、繰り返し再生される悪夢。
転がる骸。充満する血の匂い。
胸から広がっていく、焼けるような痛み。

斬り拓けなかった未来は絶望に似て、

          ――― あかい……、そして、くらい。
 

(+0) 2011/07/03(Sun) 00時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2011/07/03(Sun) 00時半頃


【墓】 ランタン職人 ヴェスパタイン

― 草原 ―

[中立地帯の広い草原を駆け抜けていく馬車。
その後ろを追いかけて、必死に走る青年が一人]

 どりゃあああああああっ!!!!!
 待てやこらああああっ、……おわあっっ!?!

[踏みつけたのは非常に滑ることで有名な草で、つるっ、という感覚を覚えた時にはすでに遅く。
いとも簡単にバランスを崩し、青年は地面に激突した]

 ……ふごあぁっ!!

[―――しかも、顔から。]

(+2) 2011/07/03(Sun) 01時頃

【墓】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 あ、だだだだ……。

[盛大に打ち付けた鼻を抑えれば、その手はべっとりと鼻血で濡れる。
草原を吹き抜ける風に、雑に切られた銀の髪がさらりと揺れて]

 置いて行かれた、とか。嘘だと言ってくれよ誰か……!
 ……ってこんなとこに誰もいるはずねーよな、そーだよな。
 馬鹿か俺は。

[はあっと、深い溜め息。
見渡す限り、草、草、そして森。他に見えるのは廃墟となった砦で、付近には動物と野盗ぐらいしかいないことを知っている]

 ――――くそ……っ、

(+3) 2011/07/03(Sun) 01時頃

【墓】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 っざけんじゃねぇ、モーロクジジイィィィィィィ!!


[ぼたぼたと鼻血を垂らしながら、草原に向かい一人叫ぶ。
その声は、草原を進む誰かの耳に入っただろうか。]

(+4) 2011/07/03(Sun) 01時頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2011/07/03(Sun) 01時頃


【墓】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[客を置いて行った御者に対するありとあらゆる罵詈雑言を並べ、声の限り叫びきる。
そうしてこうして気が済んだ後、乱れた息を整えながら、青年はようやく草の上から立ち上がった]

 はあ……どーすっかね。
 どうするもこうするも取り敢えず歩くしかねーんだけどさあ……。

[戻りたいのはここからほど近いアメルン村だが、自分の軟弱な脚では2日はかかる。丸腰の身で、野営をするのはあまりに辛い。
―――と。
草原の向こうを進む隊列>>+7を見て、顔をぱあっと輝かせた]

(+10) 2011/07/03(Sun) 01時半頃

【墓】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[ぶんぶんと手を振り回し叫ぶ]

 おおお、そこの人らーっ! 助けてくれーっ!!
 ……って、げ、軍かよ。

[隊列が着ている服が赤国軍の制服であることに気づくと、あからさまに気まずそうな顔をして上げていた声を止める。
そんな青年の意に反して立ち止まり、こちらを見ている赤の隊列。
その中の一つに紛れ込む姿>>+9に首を傾げた]

 あれって……フィリス?
 フィリス・フィリップスじゃねーか。何やってんだあんなとこで?

(+12) 2011/07/03(Sun) 01時半頃

【墓】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[鼻血と泥に塗れた顔で、連れ立ってやってきたフィリスと軍人を見た。
その顔は旧友との再会の喜びに溢れていて、先程までの気まずそうな色は無い]

 おー、やっぱフィリスじゃねーか! ひっさしぶりー!
 お前相変わらず胸ないなー!!

[ばんばん、と、その背中を強く叩こうとする]

 俺ー? 今帰るとこ。
 まだあっちにいたかったんだけど、
 じーちゃんがやっぱ帰って来いって言うもんだかんさー。

 その途中で置いてかれちまってさー。なんつーの?ついてねーよな!

[二国間の仲が悪化し開戦も間近の今、二国を行き来する者など滅多にいない。軍人は青年を怪しむだろうか。]

(+15) 2011/07/03(Sun) 01時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2011/07/03(Sun) 01時半頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2011/07/03(Sun) 02時頃


【墓】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 わ、ごめん……!
 お前怪我してんの気づかなかったんだ。ごめんな!

[よろめくフィリスを見て手を離した。
明らかに足を庇っている様子なのに気づかない。しかし、こんなことは青年の周辺にいれば日常茶飯事で。
鼻血を拭われながら、んー?と首を傾げる。]

 えー。お前この人らと一緒にいるんだろ?
 俺も一緒に乗っけてってよー。

 ……って、そういやフィリスは何やってんだ。
 ん? ……あれ?
 もしかして……捕虜ってやつ?

[そういえば一緒にいるのは軍だった。
ようやく思い出して、青年の顔からさあっと血の気が引いていく。]

(+18) 2011/07/03(Sun) 02時頃

ヴェスパタインは、軍人の後ろ、ついてきている身なりの良い男には気づかない。

2011/07/03(Sun) 02時頃


【墓】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[フィリスの返答にぽかん、と口を開け。
なぜか、げらげらと笑いだす]

 ひー! お前、俺がいない3年間で随分冗談のセンス磨いたじゃん!
 こんな客人がどこの世界にいるんだよ! ありえねー!!

[バンバン、と膝を叩きながら笑う。
ひとしきり笑い終えた後、馬車を提案されれば、思い切り首を振った]

 無理無理、馬車とれるような金ねーもん。
 さっきの馬車だって必死にあちこち連絡しまくって、すんげー値段払ったんだぜ?
 それなのにさあ、あの御者のモーロクじじいめが……。

[ぶつぶつぶつと39秒ほど愚痴を語り続けただろうか。]

(+21) 2011/07/03(Sun) 02時半頃

【墓】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 つかさー、そもそも俺金ねーんだった。
 財布もかばんもぜーんぶ馬車の中!
 ローゼスブルグまで戻れたらどうにかなるかもしんねーけどなー。

[青年が口に出したのは赤の国の首都、大公が居城を構える街。
この控えめに言ってアホにしか見えない青年が、赤国一の名門大学・ローゼスブルグ大学の名前を出せば、軍人たちはどんな顔をするだろうか]

 まーなんでもいいや!
 取り敢えずあれだ、俺も連れてってよ、おにーさん!

[そこでようやく、フィリスの側に立っていた軍人たちの顔を*見た*]

(+22) 2011/07/03(Sun) 02時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2011/07/03(Sun) 02時半頃


【墓】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[フィリスの隣にいる2人を眺め首を傾げる。
片方は普通の兵士。しかし格好の違う片方に妙な既視感があって]

 あれ、あんたどっかで……?

[思い出そうと頭を巡らせるがどうにも出てこない。
まさか彼が、何度か遠目に見たこともあり、街中で売っているプロマイドでは妙にきらきらしたオーラを漂わせる公子殿下だとは思いもよらず]

 んー? ……まーいっか?

[どうせいつもの「カコセイのキオク」とかいう奴なんだろう。
そう勝手に結論付けて]

(+30) 2011/07/03(Sun) 09時半頃

【墓】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[そんなことを考えていると、件の人は突然近づいてきて。
フィリスに近寄り―――その縄を切った。>>+28]

 おお!? 解放してくれんの。
 なんかよくわかんねーけどよかったじゃん、フィリス!
 あんたエライ人? いい人だなー!!

[まさか「緩い」などと思われていたとは知らず、脳内ではすでにイイヒト認定。差し出された手を取り、腕ごとぶんぶんと振り回す。
自己紹介と挨拶をされれば、ベネットに向かいにかっと笑った]

 おー、ベネットかー。はじめまして、よろしく!
 俺のことはセディって呼んでな!
 つーかセドリックって呼ばれんの、あんま好きじゃなくてさー。

[彼がフルネームを名乗らなかったことは問わなかった。こちらからも問われなければ姓は告げないだろう。]

(+31) 2011/07/03(Sun) 09時半頃

【墓】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[ベネットから馬車について問われ、少し言い淀む。]

 馬なー。馬車なー。

[少しばかり眉根を寄せれば皺が刻まれる。
似合わない厳しい表情。されどそれは一瞬で、]

 んー……えーっとな。
 荷馬車の荷台に乗ってたんだ。
 途中で気持ち悪くなってさ、そこでゲロ吐いてたら置いてかれた!

[綺麗な言葉に言い換えようともせずに、満面の笑顔で指差したのはここから少しだけ離れた場所。]

(+32) 2011/07/03(Sun) 10時頃

【墓】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[3人の反応は何のその、ひとりけらけらと笑っている。]

 いくら家財道具ぎゅうぎゅうに詰め込んでるとはいえさー。
 客忘れるなんてひっでーモーロクジジイだよな、ほんと!

[ほんっとありえねーよなー!などと言いながら、今度はベネットの隣に立つ軍人の背中をどんどん、と叩く。
馬車は赤国の方へ走り去っていったことに彼らは気づくだろうか。
そのことを問われても、「わっかんねー」などと言いながら適当にはぐらかすのだろうが。**]

(+33) 2011/07/03(Sun) 10時頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2011/07/03(Sun) 10時頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2011/07/03(Sun) 17時半頃


【墓】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[「普通」の方の軍人に「ララントまでなら」と了承される>>+35と、うーん、と少し大仰な仕草で腕を組んで唸る]

 そーいや出国の時も色々調べられて大変だったなー。
 3年前はもうちょっと緩かったんだけど。ほんっと、面倒な時代だ。

 そこら辺ってさー、手回しでちょちょいのちょーいっ、っとか。無理?

[訊ねた声は、まるで講義ノート貸してくれ、と頼むような軽さ。]

(+36) 2011/07/03(Sun) 19時半頃

【墓】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 まー、連れてってくれるんだったら贅沢は言ってらんねーか。
 行ってみたらどうにかなるだろ、死にゃしないさー。

 ベネットと、えーっと、何だっけ? むぱ……ムパピマス!
 ありがと、よろしくなっ!

[やはり盛大に名前を間違える。
訝しげな呟き>>+35は聞こえなかったように振る舞った。ぺこっと頭を下げようとして]

 ……っと、軍人の挨拶はこっちか。敬礼っ!

[冗談めかしてにやり、笑いながら、妙に様になった敬礼を向けた**]

(+37) 2011/07/03(Sun) 19時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2011/07/03(Sun) 19時半頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2011/07/03(Sun) 22時半頃


【墓】 ランタン職人 ヴェスパタイン

― 回想 ―

[馬車の話を聞いて眉を顰めるフィリス>>+42には、眉間をつつく攻撃をくらわせようとした。その後大学のことを訊ねられれば首を傾げて]

 俺の勉強? あれ、言ってなかったっけ。
 ずばり……ラブ。アンドピース!!

[ピースサインを作り、キメ顔でフィリスを見る。
その後詳しくを問われたとしても要領を得ないことを話すだろう。法学部に在籍していることぐらいは伝わるだろうが。

その後泥をハンカチで拭われる>>+45とき、フィリスが難しい顔をしていれば、もう一度眉間攻撃をくらわせただろうか。]

(+55) 2011/07/03(Sun) 23時頃

【墓】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 ……うわっ!
 なんか俺まで軍人になったみたいじゃねーか。やめろーっ!

[ムパムピスに敬礼を返される>>+40と、何故かぎょっとした顔で後ずさる。
もうするなよ、と連呼した後、ムパムピスをじっと見つめた]

 つーか無理なのか。
 本当に無理なのか。無理なのか……。

 ……ムパのケチっ。

[拗ねたように小さく呟いた悪口は彼の耳に入ったか。]

(+56) 2011/07/03(Sun) 23時頃

【墓】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[それでもララントへ連れてってくれることには有難く感謝しながら、赤の小隊の所へと向かう。しかし、進むたびに不機嫌そうな顔になっていくのは隠せない。
そんな風に歩きながら、ベネットに声を掛けられ>>+39]

 ん、ローゼスブルグ大学? そうだけど。
 お、勝負か。よーし、かかってこいっ!

[先程までの不機嫌顔はどこへやら、ぱあっと顔を輝かせる。
問題を出されれば、腕を組み、瞼を薄く伏せ]

 ロスレーベンは赤国北部に位置する、候主導の早期工業化にて紡績産業を発展させた都市である。現在ロスレーベン候は北部経済圏構想を立てて、周辺諸侯と盟約を結びつつある。従来農業生産性が低かった北部の経済活性化は成功すれば、国力を押し上げることに繋がるだろう。しかし、ロスレーベン候が力を高めることは体制不安を招きかねない。大公は慎重な政治判断を迫られている―――。

[暫くの沈黙の後、その口から流れ出したのはまるで何かの呪文のような早口言葉]

(+57) 2011/07/03(Sun) 23時頃

【墓】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[一通り喋り終わった後、瞼を開きにかっと笑う。]

 どうだーっ!

 セディー様かっこいい!とか言ってもいーんだぜ!

[ベネットの返事を待たぬまま、勝負ありー!などと言いながら、高笑いを浮かべている。]

(+58) 2011/07/03(Sun) 23時頃

【墓】 ランタン職人 ヴェスパタイン

― 現在 ―

 やっほー。
 俺も一文無しなんだぜ! 仲間だな俺たちー!

[偵察に軍人たちが出かけた後、突然現れた「歴史家」と名乗る男に、興味津々といった様子で声を掛けた]

 あんた歴史家なんだってな。すげーな!

 なーなー、メディだっけ。
 あそこってノルドハイム王国の砦なんだよな。
 狼と剣の騎士団がいたって話についてどー思う? ほんとなの?

[にかっと、快活な笑みを浮かべて問いかける。

それは遠い昔、赤と緑が一つだったころの話。
ノルドハイム公国の狼と弓の騎士団についての物語は市井では笑われているが、歴史家たちならばそれが本当の話であることは知っているだろう]

(+61) 2011/07/03(Sun) 23時半頃

【墓】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[それなりに真剣な表情でメディの言葉>>+63を聞いている。
「本当だと思っている」と言われた時、眉を大きく顰めて厳しい表情をした。が、続きの話を聞くうちにその表情はほぐれ、笑顔になっていく]

 そっかー……。

[彼が口を噤んだ後、こくん、と頷いて。]

 あんた、きっと歴史家になって活躍する!
 へへ……、俺の太鼓判!

[ベネットにした時と同じように、その手を取ってぶんぶん、と上下に振る――脳内イイヤツ認定の証である。
その言葉の裏には「まだ」歴史家ではないだろう、という想定が混じっていたのだが、細かいことは気にしないことに決めた。]

(+66) 2011/07/04(Mon) 00時頃

【墓】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 わ、痛かったか。ごめんな……!

[メディが痛がれば>>+69ぱっと手を離して、心配そうな顔。
続いて返ってきた返答にはにこにこと快活に笑んで]

 そっか、そっかー。
 大変だな、頑張れよー。応援してるからなっ!

[実際の所想定が覆されたわけではないのだが、それもまた、イイヤツ認定の前では些細なことだろうと思っている]

(+75) 2011/07/04(Mon) 00時半頃

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