229 流水花争奪鳥競争村
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― to ラルフ 第二試験後 ―
[ぱっ。ぱっ。と変わる画面。 知った顔とかは少し時間は長くなる事はあるけれど、押しつけがましい男は速攻でボタンを連打していた。たまにその連打に巻き込まれた人もいた気がするけれど気のせいって事で処理している。 >>0:372 ぱっ。と変わる画面。なぜか手が止まった。 知っている顔?いや、でも、という僅かな間が手の動きを止めていた。]
(1) 2015/07/07(Tue) 00時半頃
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…、らるふ
[名乗られる名前。 机の中の奥底で、捨てられてはいないけれど、皺が増えた一枚の手紙。 まだそれは確かに存在していて、]
ラルフ。
[パーツが一致しなかったり、していたり、あべこべだ。 思わず、]
(2) 2015/07/07(Tue) 00時半頃
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痩せた?
(3) 2015/07/07(Tue) 00時半頃
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アマルテアは、年頃の乙女なので気になる事をつい聞いた。
2015/07/07(Tue) 00時半頃
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[知ってる?の問いに対しては、]
―――… 覚えてるわ。
[そう短く返して、画面越しにラルフを見る。 椅子に座って少し疲れていたのもあって、頬杖ついて口元に掌をあてがっていた。]
……
[だから、好きだと言われて。 ちゃんとその視線とは、画面越しだけど目線は合っていて。 大きくなる目は向こう側にも見えたはず。]
(4) 2015/07/07(Tue) 00時半頃
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そっか。 ……、知らなかった。
でもまあ、… またどこかで会えるといいなって 思ってはいたんだ。
今のいままで、忘れてたけど。
(5) 2015/07/07(Tue) 00時半頃
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[画面に伸びてくる指先。触れられはしないのに、視線が奪われて。]
――…、期待しないで*待ってる。*
(6) 2015/07/07(Tue) 00時半頃
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― 朝 ―
[あんまり眠れないとおもっていたけれど、疲れていた身体は、侍女にマッサージしてもらっている間に見事に眠りに落ちていた。そして、朝は侍女に起こされた。 身支度を整えられている間に、今日の朝の予定が伝えられる。]
! すごい!普通のデートみたい!!
[嬉しそうに声が弾んだ。 白のワンピースにふんわりとした素材の玉虫色のショールを羽織る。 いつもはあんまり履かないけれど、白いヒールを履く。 髪はいつも通り、編み込みをしてもらった。]
(9) 2015/07/07(Tue) 01時頃
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……変じゃないかなぁ〜〜?
[姿見の前で思案すること10分くらい。 そろそろ待ち合わせの時間だと侍女に言われれば、慌ててピンクの小さな鞄を手にする。]
いってきます!
[キルロイが言うには仕事抜きだし、護衛も侍女もつかないし! なにこれ結構、楽しいじゃない。という単純な思考。 まあ、その後に、そういう浮かれ気分で今まで失敗してきたよね、と自分に言い聞かせる。反省。]
(10) 2015/07/07(Tue) 01時頃
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おまたせー。
[橋の上で軽く手をあげるキルロイの姿が見えれば、こちらも手を振りかえす。 人ごみのなか、慣れないヒールで歩けばちょっとよろめいて。 おっとと、とよろめきながらキルロイの傍まで到着する。]
…頼もしいけど、硬いなー。 武器とか取り上げられてるのに。
[どういう方法で、かまでは知らない巫女ですが。 キルロイの恰好を上から下まで見れば、数度瞬いて、]
ふんふん、服装はいいんじゃない? いつもと雰囲気違ってちょっと新鮮ね。
[とりあえず歩きましょうか、と滝を背に端から城下の方へと足を運ぶ。]
(11) 2015/07/07(Tue) 01時頃
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……聞きたい事とかあるかと思うケドさ、 まずはちょっと 聞いてっているか―――
キルロイには知ってて欲しい事があるの。 ナナオからどこまで聞いてるか知らないけど、
…、私の昔付き合ってた1人が、 今のキルロイと同じ仕事をしていたわ。
名前はフランク。
[こつこつと歩く速度は変わらない。 口調も淡々として、さっきまでの浮かれた顔も消えている。]
(12) 2015/07/07(Tue) 01時頃
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だけど、…4年前に ――仕事中の事故で死んだの。 …別れて、そんなに経ってなかった。
雨の… 雨の降る日だった。
(13) 2015/07/07(Tue) 01時頃
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あれから私は、たぶん、 恐いの。 彼と近い人、とか、同じ人と付き合うのが。
…、また、いなくなるんじゃないかとか そういう悪い事ばっかが頭を過る。
――― だから、今日、これから
キルロイが向き合って話して 私をどうとか思ってくれたとしても、…
(14) 2015/07/07(Tue) 01時半頃
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[俯いて下唇を緩く噛む間。 だけど、と顔を上げてキルロイの方へ顔を向ける。 眉はやや下がって、神妙な面持ちに近い。]
いっそ、ナナオと義姉妹になりたいから とか、そういう理由に…逃げたくなんじゃないかって
そう考えてる …、私がいるの。**
(15) 2015/07/07(Tue) 01時半頃
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― 朝 城下町 ―
[城も街も、水の音がどこでも聞こえる。 水路がいろんな場所であって、水車がどこかで回る音。
街をキルロイと歩いていて、周囲の目も確かにあるけど 私が男の人と街をふらつくのは別に珍しい話じゃない。 寧ろ、相手が変わりすぎていて悪い噂が流れたとかも聞いた。
>>22ドヤ顔するキルロイを鼻でふんと笑って。 >>27何度となく彼の口から聞く“守る”という言葉を聞く。 >>28“笑ってない”と聞けば、昨日見た自分の顔を思い出す。]
(34) 2015/07/07(Tue) 13時頃
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綺麗ごとよ。 ほんっっと、偽善みたいでムカつくくらい。
怯えるなとか、だから、それが無理だっていってんのよ…
[声色はそんなに怒ってはいないけれど、 羽織るショールを両手で握りしめていた。 編み込みが今日も乱れることなく髪を飾る。 切りそろえられた髪や白い服は清楚さを感じさせる。]
(35) 2015/07/07(Tue) 13時頃
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私は …、そんな たいそうな女じゃないの。 確かに、そりゃあ、浄化の巫女ではあるけど、 別に処女でもないし、我儘だし、悪口だって言うわ。
(36) 2015/07/07(Tue) 13時頃
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…けど、巫女である事、仕事も含めて 私は別に嫌いじゃないから…――
――、キルロイが腹を立たせることでもない。
これは、結局…今日の今日まで決めきれなかった私の責任。
[肩を軽く落として、足を運ぶ。 緑が見たいなと思い立って、公園に向かう。 祭で屋台とかも出ていたから子供も少ない。]
(37) 2015/07/07(Tue) 13時頃
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…色々、忙しくて、昔みたいに他愛のない事とか 友達とばかな事してはしゃいだりとか、 そういうのが減ったから、笑う機会もそりゃ減るでしょ。
[ふ、と薄い唇の隙間から息を吐く。 瞼をやや落としたまま聞こえる言葉はなんかむずかゆい。>>32]
(38) 2015/07/07(Tue) 13時頃
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その無愛想な顔で、よくもまあ… いつも笑わせてやりたいなんて言えるわね。
[ううーん、とひとしきり唸った後、 少し足のかかとの上が痛くなってきたのに気付いた。
公園の芝生の上はヒールの靴では歩きにくい。 それでも少しだけ駆け足をして距離を取る。]
その顔見て、私が笑えるとでも思ってるわけ?
(39) 2015/07/07(Tue) 13時頃
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じょぉーーだんじゃ ないっっつーーの!!
[左の膝を曲げ、靴を脱いだと思えば そのままヒールの尖がった方をキルロイに向かってぶん投げた。 全力で。]
(40) 2015/07/07(Tue) 13時頃
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[さく、と左足が芝生の上に落ちる。]
…もう少し、違う顔みせてよ。 それが本当のキルロイなわけ?
(41) 2015/07/07(Tue) 13時頃
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[投球ポーズのまま顔だけ上げて、 歩きにくいと右足の靴もぽいっと芝生に放り投げる。 それから上体を起こして腕組みをする。]
それならそれでいいけど、 男なんてどうせ心の中じゃ 理性のないことのひとつやふたつ思ってんでしょ?
(42) 2015/07/07(Tue) 13時頃
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[右腕を真っ直ぐキルロイに伸ばして、 人差し指で、びし!と指差す。]
私は逃げない。 それに、時間もない。
だーかーらー!
(43) 2015/07/07(Tue) 13時頃
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[芝生を裸足で蹴って、目掛けるのはキルロイの背中。 跳躍力は人並みだけど、腕を首目掛けて伸ばして補佐する形。]
ほーら!おんぶおんぶっ! 女の子1人くらい余裕でしょー?
[問答無用で背中に柔らかいものを押し付けて 細い腕を首の前に絡める。
視線はいつもより少し高くなると、 いつも見ていた景色が少しだけ新鮮になる。]
とりあえず肌くっつけて 同じ視点で世界を見れば 手っ取り早いんじゃない?
よーし、とりあえず、向こういってみよー!**
(44) 2015/07/07(Tue) 13時頃
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― 朝 城下町 ―
[>>45 多分、キルロイは普通に言った言葉なんだろうけれど、そういう言葉を言われた事はなかったから。は?と驚いた顔をしたのは確か。普通の女の子として見てくれているんだろうな、というのは感じてきていた。]
ナナオの性格をよーく理解してくれているお兄様だこと。
[ふふん、と鼻を鳴らしてある胸を張った。彼女がたまに兄の話をする事はある。仲がいい兄弟だなっていつも思ってた。そういう時、だいたい、「いいなー。」って言ってた。私はひとりっこだから。悪口とも思わずすんなりと言葉を受け入れて。]
(53) 2015/07/07(Tue) 17時頃
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[ぶん投げたヒールは見事にヒットした。>>47]
っちょ
[驚いたのはこっちだ。 仮にも衛兵だから避けるなり払うなりすると思い込んでいた。 やば、と嫌な汗が手に滲んだのに、向こうからは笑い声だ。]
(54) 2015/07/07(Tue) 17時頃
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失礼ね。 あれくらいどうにかしないで、 どうやって守るっていうのよ!
[まったくもう。と頬を少しだけ膨らませた。 ただ、初めて見た笑い顔のせいか、すぐに眉と肩が下がって表情は和らぐ。]
(55) 2015/07/07(Tue) 17時頃
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…そうね。 侍女も近衛もなしでうろつくなんて、 普段じゃ絶対出来ない事だわ。
けど、私はいつだって私でいたいのよ。 そりゃお仕事の時は〜、色々と気を付けるけどね。
[非日常に連れ出してくれた事へ感謝は述べて。 芝生に裸足で立った状態で聞こえた言葉は>>50 背中へ駆ける助走の後押しになるだけ。]
(56) 2015/07/07(Tue) 17時頃
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…、… あのさ。 さっき、逃げないって言ったでしょ。
[背中に乗っかって、耳元近くで声を小さめに出す。 不満げだった声色はついさっき。>>45すぐに返事をせずに顔が見れない状態でいうのはずるい手段。]
最後の試験、残した人は3人だけ。 そのうち1人は、フランクの双子の兄だよ。 もう1人も…、昔から 知ってる人。
って え。 なに、こわい?
(57) 2015/07/07(Tue) 17時頃
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[しっかりつかまってろ。>>52 言われた事を実行するより、上半身だけが後ろに突然引っ張られるような感覚が襲う方は先。]
ぎゃ !
[巫女らしくない、というか女性らしくない悲鳴が出た。 思わず身体を強めに寄せて、振り落とされないよう絡めた腕に力を込めた。]
(58) 2015/07/07(Tue) 17時頃
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