212 Dark Six
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“済まない、遅くなった。 これより援護に入る。”
[通信機器を接続、回線を繋げて チャールズとケイイチに短くそう告げると
近接タイプの二人がいる以上、自分は一旦後衛にと判断を下し 少し彼らと距離を取った。
花弁の数も増えてきたところで 自分の周囲には風の結界を展開し、前線の二人に降り注ぐ 花弁を彼らが戦いやすくなるように 数には数で。再度、瓦礫をかき集めては、勢いよく放ち 撃ち落していく。]
(170) 2015/01/22(Thu) 23時半頃
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[身を隠して戦況を見つめつつ、声を潜めて回線>>166へ返事をする]
先生、イワンの所持している護符が血桜に有効のようです。 彼と共に"隙"を見て――――…。
[何故か、恩師も同じイメージ>>165を見たであろうと言う確信があった]
やります。
[其の為に、自分は此処にいる]
(171) 2015/01/22(Thu) 23時半頃
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遠慮はしないわ。
みんなここで朽ちてもらう。 その為に、こうして来たのだもの。
[血桜が生み出した木刀を無造作に構え。 周囲には蒼炎と花弁。
そして、魔眼による自在のアクセス。]
そして、生き残った方が……ね。
(172) 2015/01/22(Thu) 23時半頃
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[重ねられるイワンの問い>>167に、即答する]
…はは、要らないよ。
俺はある程度は耐えられる。 今、君にまた堕ちられたら堪らない。
[血桜への耐性が彼の性質によるものでないのなら、やはりイワンの精神耐性には不安が残る]
その代り、―――…働いて貰うよ。
(173) 2015/01/22(Thu) 23時半頃
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馬鹿 イワンは、メモを貼った。
2015/01/22(Thu) 23時半頃
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…………ならば、お願いします。
[遅れて漏れ聴こえた音声に、>>165流れ込むイメージ。 それならば、と。彼らから注意を反らすよう位置を計りながら、>>172無造作に構えられた木刀に、右拳を構えて踏み込む。 蒼い炎に焼かれようと、木刀を叩き落とし。>>2:133あの時繋いだ手を再び取るように、腕を捕らえようと手を伸ばして。]
(174) 2015/01/22(Thu) 23時半頃
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――ふふ、届かないわ?
[バックステップで伸ばしてくる手を避けると。 その場で前方宙返りの要領で回転しながらチャールズへと襲い掛かる。
派手な動きなれど、本命は勢いをつけての踵落とし。 アクロバティックな動きで幻惑されてくれればしめたものだと思いながら。 チャールズの頭部へと強烈な一撃を見舞おうとして。]
(175) 2015/01/22(Thu) 23時半頃
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[狼は吸血姫の周囲のイメージ>>165は見えなかったが、 もしも始祖が見せていたのならば、どんな援護を為そうとしたのか。 …そこまでは分からない。だから唯、駆けることだけを行う。]
ォオン・・・! 《……僕はどうせ精神耐性が低いよ。 炎は、庇えないからね。》
[吼えて頷き>>173を示す。 やがて狼は、ケイイチ>>173の元へと辿りつき、身を低くするだろう。]
(176) 2015/01/22(Thu) 23時半頃
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[イワンの到着を待つ間、始祖へと通信を繋ぐ]
ヴァイス様、―――…御帰りなさいませ。 簡易的な挨拶でご勘弁を。
俺とイワンが突撃します。 先生と一緒に、ミツボシの隙を作ってください。
[護符が血桜、そして魔眼に有効であることは、彼女にならば伝えなくても分かっている筈だ]
(177) 2015/01/22(Thu) 23時半頃
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……生憎、その手には乗りませんよ!
[>>175派手な動きだが、あれは恐らく、空中から威力を乗せての一撃だろう。 身軽な彼女故に、その判断は正しい。が。]
手を変えて、とはいえ。 二番煎じは、通じませんよ!
[惜しむらくは、派手な動きを取り払えば先刻同様の空中攻撃。 軌道を読み、背後を狙う。]
(178) 2015/01/22(Thu) 23時半頃
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……つれないなあ、相変わらず。
[くすくす笑って、周囲に桜の花弁を舞い散らせる。 とは言え、そのダメージを完全無視して接近戦を挑んできかねない相手だから。 最大限の警戒はしつつも、次の攻撃に移行するべく準備を始めていた。]
(179) 2015/01/23(Fri) 00時頃
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何も庇わなくて良い。 ただ、彼女の元へ向かってくれれば良い。
―――あの時みたいに、さ。
[辿り着いた狼へ、"ケイイチ"は笑う]
良いかい。ミツボシは血桜を魔眼で操っている。 逆に言えば、魔眼を封じれば血桜との接続が断たれる。 封じる方法は、一つしかない。
君が持っている、護符だ。
[狼に身を寄せつつ、彼は続ける]
隙を見て飛び出す。俺はミツボシを攻撃する。 だが、どんなにダメージを与えても、 血桜から力を補給されればそれで終わりだ。
だから君は、その護符を持って魔眼を封じろ。
(180) 2015/01/23(Fri) 00時頃
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……どれだけ、持つでしょうかね。
[肩で息を吐く間にも、>>179花弁は更に増して。 大技を繰り出される気配はあるが、それでも。残る力を振り絞り、花吹雪へと駆ける。]
(181) 2015/01/23(Fri) 00時頃
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[雪色の狼は少し考えて。ケイイチを振り仰ぎ、困ったように首を傾げる。今回は、勿論、困ってなどは居ない。だって説明をしてくれているのだ。]
ルー、ルルル、ウゥ 《なら、僕の毛でも鞄のベルトでも握ってて。 今度は顔は伏せてない方が良いよ。》
[ケイイチが身を寄せてくる。小さく囁きで返事をした。…護符は、うん、ここにある。]
クゥゥ・・・、ウー・・・、ォン 《魔眼を封じるとなるとその、爪で抉って押し込むとか、大変なことになっちゃいそうだけど……。あ、普通に押し付ける、だけかな?》
[目玉を抉るとか、あまりそういうのはしたくないんだけどなあと言いたげだったが。また返事があれば了承しただろう。]
クゥ 《分かったよ。》
[“ケイイチ”が背に乗れば立ち上がるだろう。]
(182) 2015/01/23(Fri) 00時頃
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――桜花繚乱
[無数の桜吹雪の中。 彼女は花吹雪と同じ真紅の木刀を掲げ。
その場にいるすべての敵に対して無差別なまでの花吹雪を降らせていく。その真紅で……千砂倉を埋め尽くそうとでもいうように。]
(183) 2015/01/23(Fri) 00時頃
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グルルル・・・ 《じゃ、行こうか》
[向かう時の掛け声はそれだけ。 ケイイチの合図で、狼は飛び出すだろう。]
(184) 2015/01/23(Fri) 00時頃
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[護符が魔眼に対して有効なのは知っている。 後は、どうやって隙を見て護符をぶつけていくかだが...。
そこへ聞こえてきたアンバーからの通信。 積もる話もあるが、それは後回しだ。]
...了解。 ちょいと、驚かせてやろうか。 チャールズ君に夢中になっているんじゃないかなあ?
[ここが勝負所と判断。 今はチャールズが引きつけてくれている。
さすれば、意識も偏りが生まれるのではないかと。 先ほどのイワンに体当たりされたのも、それが原因だった。
両の手の平を地面に叩きつけ、狙う。 吸血姫の足元の大地を操り、瓦礫、砂礫、岩石をその身体に纏わせて動きを封じようとする。]
(185) 2015/01/23(Fri) 00時頃
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ぐ、ぅ…………!!!
[>>183近寄るや否や、舞い散る花吹雪。 けれども。どうやら、>>185援護射撃も来たようだ。 此処まで引き付ければ、後はきっと……]
…………頼みましたよ、ケイイチ!
[遺された数少ない教え子に、叫んだ。]
(186) 2015/01/23(Fri) 00時半頃
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……ヴァイスか。
余計な真似を。
[桜花繚乱が発動中にも瓦礫や砂礫、岩石が飛んでくる。 それらを蒼炎の壁で弾きつつ。
そちらへも、力を篭めた血桜の破片を次から次へと現出させていく。]
(187) 2015/01/23(Fri) 00時半頃
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[イワンの忠告>>182に頷いて、魔眼の封じ方を訊ねる狼に、押し付ければ良いよと返事する。言われた通りに彼の背に乗りベルトを掴むと、そっと彼の頭を撫でた]
イワン。……俺、本当はね、 誰かと協力してミツボシを倒す気なんてなかったんだ。
一人でもやってやるって。
[独り言にも似た言葉が、零れる]
――――…俺"も"、祈ろう。
[イワン>>184の背に乗り、機を伺う。 ミツボシの猛攻、>>183桜吹雪が咲き乱れる。それは血の雨の様にも、赤い涙のようにも見えた。護符の効果が届いているのか、今は力が削られることはない]
(188) 2015/01/23(Fri) 00時半頃
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行こう。
[恩師と主上の作り上げた隙を逃すまいと、声>>186に呼応するようにイワンへ合図する]
(189) 2015/01/23(Fri) 00時半頃
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...まずいな。
[>>183 吸血姫が木刀を高く掲げたのと同時 真紅が視界を制圧していく。 このままでは、千砂倉の街は...。]
ここまできたら、もう覚悟を決めるしかないんだ。 自分が今、できることをやり通せ。
[全員に伝わるように回線を繋いで、言葉を紡いでいく。]
(190) 2015/01/23(Fri) 00時半頃
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自分の力を、信じろ。
[最期にその言葉を勇敢に戦う、戦士たちへ。 ヴァイスが現役で吸血鬼達と闘っていた時 ここぞというところで仲間たちに掛けた言葉が、それだった。]
(191) 2015/01/23(Fri) 00時半頃
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[始祖/カリュクスやチャールズへの攻撃を庇うことは今は出来ない。 …例え、彼女や彼の命が断たれようと…。 尤も、そこまで、狼は意識することは無かったが。]
《ひとりってね。 寂しいんだよ、ケイイチくん。
嫌われるよりも、もっと辛いと思う。》
[頭を撫でられても啼かず囁くのみ。そうして>>189、]
(192) 2015/01/23(Fri) 00時半頃
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[雪色の狼は、血桜の中心目掛け、駆けた。]
(193) 2015/01/23(Fri) 00時半頃
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[真紅の嵐を潜り抜け、吸血姫の元へと迫る。 彼女へ大きく腕を差し出すように、無数に伸び出でる蔓は、障害となる舞い散る瓦礫、炎、全てを薙ぎ払い進んでいく。その中心、咲き誇るのは大きな白百合の花。 視線は真っ直ぐに彼女から逸らさないまま。
食虫花《アンバー》の赤い両眼が揺らめいた。
清純な白色を誇っていた百合の花は、花弁が鈍く紅に染まっていく。それはこれまで喰らい取り込み尽くしてきた吸血鬼達の魔力を解放した結果。 そして今度はその先から、真紅を塗り潰していくかのように、花弁は白銀へと変化し輝きを増した。大量の魔力が一気に浄化され、それは魔を制する力を放つ]
(194) 2015/01/23(Fri) 00時半頃
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[>>191祈りが届いたのだろうか。 それは、十年間の軌跡。一度しか起こせない奇跡]
―――――…頼んだ、イワン!
[狼を信じて叫び、ミツボシの眼前で彼から飛び降りる。
勢いのままに蔓は吸血姫を包み込むように捕え、 白銀の花は彼女を喰らおうと迫る]
(195) 2015/01/23(Fri) 01時頃
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繰り返す訳にはいかないのだよ。 “あの時”の惨劇はね。
[不意打ちは防がれてしまったか。 ならば、と花弁の渦の中心へと向かっている 彼らの力になればと風を送り込む。 通常よりも早く、動けるはずだ。]
ぐうっ!?
[花弁が視界を覆っていくとともに 身体を裂くような痛みが頭のてっぺんから足先まで 駆け抜けた。
しかし、ダメージを受けながらもヴァイスが援護を止めることはなかった。
彼らの一撃が届くことこそが、重要なのだ。]
(196) 2015/01/23(Fri) 01時頃
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[真紅の桜吹雪。微かに甘い香りを感じた気がした。 でも大丈夫。 細めた双眸は血桜の中に鎖された様な少女の姿を見据える。 紅い木刀は、強き力を感じ、益々汲み上げられる無尽蔵なる異界の力。]
[駆けて駆けて駆けて、ただ、駆けて。紅に割り入る。]
[狼は命を断つ爪を振るえない。 出来ることは、異界の血桜との接続を切る為に、前肢の爪に掛けられた護符を、吸血姫の…ミツボシの…胸に押し付けることだけだ…。 狼への負傷は、知らない。きっと木刀が振るわれても狼は前進し続けるだろう。]
(197) 2015/01/23(Fri) 01時頃
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オォ――――――――――――――――――ン
(198) 2015/01/23(Fri) 01時頃
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[咆哮。護符は届けば離れるだろう。 少女の眼差しと冬芽色の眸は交差したか―――――**]
(199) 2015/01/23(Fri) 01時頃
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