256 【突発RP村】胡蝶の夢
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["人狼だった。"
ケヴィンが、確信めいた口調で紡いだ言葉には ぱっと顔をあげて、背の高い彼を見上げます。]
本当に……!
[あなたの表情に浮かぶのは安堵。]
ああ。本当に、人狼だったのね? 私は間違っていなかったわ……!
[言葉と緋い衣服を見れば、それが何を意味するか 理解できる人がほとんどでしょう。*]
(112) 2016/11/16(Wed) 23時頃
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[ローズマリーの様子>>110を認め、緩く目を伏せる。]
知っているなら。
[それで十分。 続く言葉はまた端折られる。 視たものを、ケヴィンにしか視えぬものを伝えれば 彼女の顔には安堵が浮かぶ>>112のが見えた。 それが意味するものを考えようとして]
――…間違っていなかった、というのは、 人狼と疑い、彼を手に掛けた?
[ならば彼女はケヴィンが疑うべき候補から外れる。 言葉と緋い衣服から導き出されるものを確認するように 彼女に対し言葉を綴る。]
(113) 2016/11/16(Wed) 23時頃
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ローズマリー。
[再び名を呼び掛けて]
ジェフに、 トレイルが人狼だと言ったか?
彼は、俺の他にそういっていた者がいると言っていた。
[ジェフとの会話を思い出し>>80 状況を知るために、またひとつ問いを。]
(114) 2016/11/16(Wed) 23時頃
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[馬鹿なことは言わないで。>>109 二人して騙そうとしているのに、違いない。>>110 怖がらせて楽しんでいるに、違いない。 姉のように、戯れに御伽噺を、 メルヤに聞かせているのだろう。きっと、そうだ。 家族の死を知らせる言葉は辛く、都合の良いようにメルヤは解釈した。
もしオーレリアが傍にいたのなら、一言添えていたのだろうか。]
トレイルが人狼なわけないでしょう。 おねえちゃんを私から、奪うわけない。
ローズマリーさんも、やめてよ。
[背中に掛けられた言葉たち。 姉の仇は、家族のトレイルだと突きつけられる。 振り返って、甲高く自分の主張を投げつけて、 食堂へと走る。]
(115) 2016/11/16(Wed) 23時頃
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そう。そうよ。 この服はその時の、返り血。
[ケヴィンに首肯を返し>>113、 メルヤの背は、まだ見えたでしょうか。]
私が、トレイルくんを、殺したわ。
[メルヤの心情を深く知ることもなく、 聞こえる声量で告げることが、どんなに残酷か あなたは理解していません。
オーレリアの告発ゆえであるということを伝えることは するつもりはありません。 もし問われようと、その名は出さないでしょう。]
(116) 2016/11/16(Wed) 23時頃
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[紅く染まる衣服は見えない。認識したくない。>>112]
トレイルは、いきているもの。
[紅も言葉も、仕掛けの一つに違いない。
自分に言い聞かせるように、 いきていると繰り返しながら、食堂のドアを開いた。]
(117) 2016/11/16(Wed) 23時頃
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[ケヴィンの続く問いは>>114 聞かれて然るべきものでしょう。]
……ええ……ジェフさんに言ったわ。
[トレイルを疑っていたのでなく、 オーレリアを信じていました。
だからこそ、広がる安堵があるのです。 オーレリアへの信頼は、深く深くなってゆきます。*]
(118) 2016/11/16(Wed) 23時頃
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[戯れのような御伽噺はキャサリンの得意とするもの。 ケヴィンがそれを真似できぬのはメルヤも知っているだろう。 表情の薄い男のささやかな変化に気付くようや細やかさも 同じ場所にいるだけで寄り添うような安堵を与えてくれた彼女はいない。]
――… 人狼はふたりだ。 キャサリンをキミから奪ったのが彼とは限らない。
[食堂へと走る彼女>>115に声を向けるが、 慰めにもならぬだろう言葉は落ちゆく。]
(119) 2016/11/16(Wed) 23時半頃
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もういい、やめてくれ!
[極限まで追い込まれると、人はすがれるものならなんでもすがる。 すがれるものがなかったら、後は壊れていくだけだ。 男はアイリスを置き去りに、自室へと走った。 手に取るべきものがある。 鍛冶師であった父から褒めてもらえた最初で最後の作品。
熱した鉄を打つための槌。 家を飛び出した時も、放浪の時も、手放さなかった。 今は無用の長物とかした宝物。
狂乱の炎がともった瞳は、人が大勢集まっているだろう食堂への道だけを見つめて。]
(120) 2016/11/16(Wed) 23時半頃
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[槌を引きずるように食堂へ現れた男は、人々の目にはどのように映っただろうか。 狂気に奔った人間か、はたまた人とは違う化け物か。]
皆さんに決めていただきだい。
[男は静かに、しかしはっきりと話し始める。 いつものように、委ねる問いを。]
僕は人狼かもしれないのです。 だが、わからない。もう何もわからないのです。 だから、決めて欲しい。
僕のはらわたを引きずりだし、ハナちゃんだったものがあるかを確認するか、
ここにいる、僕が決して疑えない人以外を、僕がこの槌で殺しつくすか。
さぁ、決めてください。
[男の表情は悲しくも安らかであったか。]
(121) 2016/11/16(Wed) 23時半頃
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[食堂を出ようとしたところで、メルヤとかち合う>>117。
勢いよく駆けてきたようで、興奮している様子の修道女に、一瞬戸惑う。
ああ、そうだ。 彼女はトレイルと親しかった。
昨日の逢引の現場を思い出し、ケヴィンから知らせを聞いて急いできたのだろうと察する。
黙って、メルヤに向かってトレイルの遺体のある場所を手で示した。]
(122) 2016/11/16(Wed) 23時半頃
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[と、続けて昨夜一緒に番をしようと言った男が入ってくる>>121。 その言葉に眉間の皺を深くし、はあ、とため息をつく。]
落ち着きなさい。論理がめちゃくちゃだ。 自分が人狼かもしれなくて、誰かを殺しているかもしれないというのなら、なにも殺さなくてもいい。
きつく縄で縛っておこう。
望むなら、そうするが?
[呆れの色は隠しきれなかったかもしれない。 人狼かもしれない、殺さないなら殺すぞなどという話を、そのまま受けるわけにはいかなかった。]
(123) 2016/11/16(Wed) 23時半頃
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えっ……?
[慌ただしい音を立てて、二階から降りてきたのはヴェスパタインでした>>120。そのただならぬ形相には、ケヴィンと顔を見合わせたでしょうか。後を追おうと促します。]
……どうしたの、ヴェスパタインさん、 何を……
[彼がはっきりとした口調で語る内容が>>121 廊下にも漏れ聞こえ、あなたは絶句してしまいます。]
(124) 2016/11/16(Wed) 23時半頃
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[>>108一緒にいてはいけない。 その拒絶の言葉を受けて、後ずさる。
そうか。そうだった。 私はそれが、嫌で、嫌で。]
うん。 それなら、いい。
[人でもない、狼でもない、 ただの土塊は、下がるしかない。]
(125) 2016/11/16(Wed) 23時半頃
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無理じゃないよ。 子供は、……“いのち”は、作れるもの。
[>>111首を横に振って、溜め息をひとつ。 私が信じ込んでいることを疑う理由なんかなかった。 林檎が赤い実をつけるように、花が種を残すように、いのちは作れる。 私の手だって、それができる。]
私が、やってみせる、から。
[光の宿らない目で、ひとつ笑って。 ゆらりと踵を返そうとした時、>>120怒声が私を追い越した。
それを見送って、間も無く聞いたのは仲間の声。 トレイルさんが、殺された。と。*]
(126) 2016/11/16(Wed) 23時半頃
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[ローズマリーの言葉>>116にゆると頷く。]
……なら、 キミは人狼でもその仲間でもないのだろう。
[疑わぬという宣言にも近い言葉を向け]
そうか。
[ジェフに伝えたと聞くと>>118少し考えるように間を置き]
人狼を探す気はあるのかとジェフに尋ねた。 彼は、探すべきは殺人犯だろうと問い返した。 彼の言う殺人犯は――… キャサリンとトレイルを殺した者だそうだ。
俺には彼の見ているものが、わからない。
キミがトレイルを手に掛けたのなら――… ジェフには気を付けたほうがいいかもしれない。
(127) 2016/11/16(Wed) 23時半頃
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アイリスは、ジェフからの報せに心が大きく動くことはなく。
2016/11/16(Wed) 23時半頃
ローズマリーは、ケヴィンをジッと見つめ、こくりと頷いた後に言葉を続けます。
2016/11/16(Wed) 23時半頃
メルヤは、ケヴィンの言葉に耳を傾けたくはない。
2016/11/16(Wed) 23時半頃
アイリスは、ケヴィンのことを昨日に引き続き考えている。
2016/11/16(Wed) 23時半頃
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[ヴェスパタインが二階から降りてくる音で声は途切れる。 ローズマリーと顔を見合わせ、それから頷き]
[反射的に彼の後を追った。]
(128) 2016/11/16(Wed) 23時半頃
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アイリスは、オーレリアと共に、私のしたいことを。
2016/11/16(Wed) 23時半頃
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[ "……でも私は、いのちを潰えさせたの。"
人狼でも仲間でもない、けれど罪を犯したのは同じだと。 赦しを乞うでもない、その事実は 今は胸に仕舞っておくことにしました。
ジェフに関する話には、寂しい色を浮かべて>>127 そう。と小さく相槌を返します]
わかったわ。 気をつける。
[ケヴィンと真摯に話したい気持ちではありましたが それよりも優先すべきことは、 取り乱したヴェスパタインでしたから。]
(129) 2016/11/16(Wed) 23時半頃
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[自警団の男はかくも冷静だ。 これから罪を犯そうとする人でも、彼の言葉に我を取り戻すことはあるだろう。 だが、理性の留め具が外れたこの男に、もはや理論は関係ない。]
ハナちゃんを殺した人狼を許せるでしょうか?
[男は首を横に振る。]
ジェフさん、あなたは誰が人狼か知っているのですか? 知っているのであれば、僕はそいつを殺すでしょう。 知らないのであれば、疑わしきを削るしかないのです。 もちろん、それが僕自身だとしても。
(130) 2016/11/16(Wed) 23時半頃
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[勢いよく食堂に駆け込めば、ジェフにぶつかる寸前か。>>122 御免なさいと小さく早口で告げ、足を踏み込む。 食堂を軽く見渡しても、トレイルの姿はない。]
ほら、やっぱり、御伽噺でしょ。
[呟けば、ジェフがソファの裏を指し示したか。 その黙っているのも、演出なんでしょ、 わかってるのよ、わたし。
唇を噛み締め、力が抜けてしまいそうな足で近寄れば、家族の無残な姿が目に入る。]
(131) 2016/11/16(Wed) 23時半頃
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[ケヴィンと共に食堂に入り 錯乱状態にあるのでしょうか、そんなヴェスパタインを 諭すような声も聞こえますが――>>123]
人狼を殺さなければ、また人が死ぬのよ。 甘いこと言わないで!!
[ジェフに向けたのは厳しい一視でした。 彼の言葉が期待はずれだった時のように>>210 今も、なにも信じていないような所作に苛立ちを隠せないのですね]
ヴェスパタインさん……あなたが人狼で 死を持って贖罪をすると……そう、言うの……?
[悲しかったのです。 食堂に置いたままであったランタンは、実りの秋であったのに、 今のヴェスパタインは、真冬に吹き荒れる嵐のようでした。*]
(132) 2016/11/16(Wed) 23時半頃
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[傍へと、へなりと腰を下ろす。]
ね、起きて。 なんで、ねむったふりをしているの。 ねえ……!
[トレイルの頬を触れれば、体温などないことが知れる。 ねえ、どーして。 どーして、貴方は冷たいのでしょうか。
縋るように握った手は、硬く冷たく、 知っている手からは程遠い。*]
(133) 2016/11/16(Wed) 23時半頃
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[ローズマリーの口から 気をつける、と聞けただけで十分だった。
彼女が占い師である可能性を考える。 同時に誰かが彼女に伝えた可能性を考える。
どちらにせよ、 ローズマリーがその情報をジェフに伝えるほどに 彼を信じているのかもしれない、と思ったからこその、 ローズマリーに危険が及ばぬように ローズマリーのかなしみが少しでも遠ざかるように 似合わぬお節介をやいただけだったのだから。]
(134) 2016/11/16(Wed) 23時半頃
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ヴェスパタイン、 ――人狼のひとりは、トレイルだ。
[役割を果たすように ヴェスパタインに己のもつ情報を与える。]
ハナの部屋の前でキミを見掛けた。 気を失っているようだった。 アイリスが声を掛けていたから俺は離れたが、
その時、キミは血に濡れている風には見えなかった。
(135) 2016/11/17(Thu) 00時頃
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[外套から一冊の手記を取り出すと、テーブルの上へそっと置く。 ローズマリーとケヴィンの姿を捉えれば、少し安堵の顔を浮かべた。]
ローズマリーさん、ケヴィンさん、僕はあなたたちを信頼している。
[初めて神に祈りたい。この二人の無事を。]
(136) 2016/11/17(Thu) 00時頃
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……私はまだハナの遺体を見てなくてね。 確認してこよう。
なあそれと、トレイルも殺されたよ。それは知っているか?
[許せるか、と言われても、まだ死んだことを確認していないのだから、許すも何もない。 疑わしきを削るしかない、には悲しみの色をかすかに目に浮かべ、息を吐いて]
死にたければ一人で死ねばいい。
[そう吐き捨てて、食堂を出ようとして、ローズマリーの言葉が耳に入る。>>132]
トレイルが死んだって、ハナが死んだろう?
[彼女の血濡れた服は目に入っただろうか、あるいは自分も気づかず興奮していて、あまり気に留めなかったかもしれない。 目の端にトレイルの傍に寄る修道女>>133を認めながら食堂を出て、ハナの遺体を探すべく、歩き出した。]
(137) 2016/11/17(Thu) 00時頃
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[先程同様に、乱暴に扉が開かれる。>>121
メルヤの家は修道院でした。 家族のあるところが家でした。 では、家族がいない修道院はなんでしょうか。 普段ならば、咎めるような扉の開け方に反応せず。]
ヴェスパタインさんが、人狼……?
[思考が纏まることがないのは、メルヤも同じ。 人狼は二人。>>119 トレイルが万が一億が一人狼だとしても、 姉を襲ったのは絶対にもう一人の人狼だろう。 許さない、許さない、絶対に許さない。
死角となっているだろうソファの裏で、報復を誓う。]
(138) 2016/11/17(Thu) 00時頃
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[一人食堂を出てハナの遺体を探す。
まだ階段にオーレリアはいただろうか。
ローズマリーにトレイルが人狼だと伝えたのは彼女か、と昨日疑念に思ったことを思い出す。
その白い肌を見て、こくり、と喉が鳴った。]
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[ケヴィンの口から、人狼という言葉を聞けば、きっと胸を撫で下ろしただろう。]
―――あなたも人狼なの?
[アイリスの言葉が蘇ってくる。 キャサリンの言葉がたしかであるならば。]
アイリス、あなたも、というのは一体・・・・・・
[ポツリと呟くような言葉は、誰かの耳へ届いたか。]
(139) 2016/11/17(Thu) 00時頃
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[ヴェスパタインの安堵の色そこが 悲しく感じられます。 ふるふると、頭を横に振って]
人を信じているのに 自分のことは……
[信じられないの?と 声にならずに、彼を見つめるしか できませんでした。**]
(140) 2016/11/17(Thu) 00時頃
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