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【人】 さすらい人 ヤニク― オスカーとお風呂 ― (41) dahlia 2014/08/02(Sat) 20時半頃 |
【人】 薔薇∴十字 ススム―屋根の上― (42) tayu 2014/08/02(Sat) 21時頃 |
【人】 薔薇∴十字 ススム[いつの間にか家に入り込んでいる、魔物の猫。 (43) tayu 2014/08/02(Sat) 21時頃 |
【人】 双生児 オスカー─ヤニクとちゃぷちゃぷ─ (44) kaisanbutu 2014/08/02(Sat) 22時頃 |
[続けて言葉を出したのは、いつも優しいお兄ちゃんの困った顔以外が見たくなったから]
そういえば、小さい頃よく遊んでもらったけども。
カーテンの裏とかで。
[くしり。
なんでもないように顔を洗いながら言う]
あれ、僕初めてだったんだ。人に遊んでもらうの。
どうせなら、ヤニクお兄ちゃんに処女もあげたかったね。
[さて嘘か真か。
すっかりスレた黒猫は、べ、と舌を出す]
【人】 宝飾交易 黍炉[「ひどいこと」が何を指すかという認識の違いはこの際、置いておいて。 (46) enju 2014/08/02(Sat) 22時半頃 |
【人】 薔薇∴十字 ススム 知りたい。これも愛だっていうの (47) tayu 2014/08/02(Sat) 23時頃 |
【人】 宝飾交易 黍炉 (48) enju 2014/08/02(Sat) 23時頃 |
【人】 薔薇∴十字 ススム 聖女?そいつはきっと猫じゃない奴だね (49) tayu 2014/08/02(Sat) 23時半頃 |
陽の沈んでる間だけ、なら
体だけと言わず"僕"の心ごと、貸してやっても良かったんだけどね
― オスカーと ―
[
…っ!?!?!?
[忘れてたかったことをさらりと蒸し返された。思わず尻尾をぱちゃんと水に叩きつけてしまう。あの時のことは罪悪感と一緒に心の奥底にしまって思い出さないようにしていたのに。それからさらに続いた言葉には、顔を真っ赤にして]
こらこらこら…っ!
しょ、処女とか……あ、あ、あげてもいいとか
そんなこと言っちゃダメっ!
[とんでもないことを言い出す弟分が時々心配になる。こんなことどこで覚えたのかと、意味はわかって言っているのかと。気分は最早お父さんであるが。手を淵にかけ、オスカーと同じ目線に立ち]
もう…どこで覚えてきたの?
お兄ちゃん心配だよ…
[ゆるりと、その艶髪を撫で付ける。こんなことを他所で言っていたらそれこそ、パクリ、である]
いーい?そう言うことは男の前で言っちゃだーめ!
じゃないと、こんな風に……
[頭を撫でていた手を後頭部に回し。軽く引き寄せてはその唇に自分のそれを押し当てた。唇は直ぐに離して、至近距離で目を合わせつつ]
ほら、俺みたいな奴に
襲われちゃうかもしれないよ?
[オスカーの前では自分のことをお兄ちゃんと呼称してきた。それはあのカーテン裏での出来事で抱いた感情を無理やりにでも押し込めるためのいわば自己暗示。最早、意味など成さなくなってしまったけれども]
【人】 宝飾交易 黍炉[鈴むんの声が凛と届く。 (50) enju 2014/08/03(Sun) 00時頃 |
その言葉、忘れまいよ。
わたしの”国”では、永劫に夜が続くのだから。
永劫の夜?それは……魅力的だけど困るね
[夜遊びは、朝になれば我が家へ帰るとわかっていればこそ]
返してくれないなら、何も預けたりしない
けど
──永遠でなくとも夜は充分長いんじゃないか?
満足できないのかどうか、 試してみれば良い
[進んだ肢先は、シューロの足元に月が落とした濃い影を踏んだ。
手招いた形の指へと額を押し当てる。
放蕩者の夜は、一番新しい太陽の光がここを照らすまで**]
[スレた黒猫は、慌てる兄貴分の顔を見て少々気が晴れたようで。
大人をからかい得意気な笑いを浮かべる様は、見るものにまだまだ若いと思わせる]
いつまでも子供じゃないんだから、このくらい覚えてくるとも。
[完全におとんになってるヤニクへ、小生意気な声で返し。
小さな頭を撫でられ、鬱陶しそうに耳を動かした]
ん、
[説教が始まり、つん、と唇を尖らせて聞き流していれば。
不意に、彼の顔が近くなり。
触れるだけの口付けが、唇に体温を一瞬与えて離れた]
……。
[至近距離で見詰められながら、ぱちりと瞬く。
少し考えるように、自分の唇に指で触れて、数秒沈黙して]
……襲えるのか?
[ヤニクの性格からして、無理矢理襲うというのが想像できなくて、尋ねてから。
仕返しに、彼の唇を一舐めして身を離した。
ふん、と小馬鹿にしたように鼻で笑って余裕ぶってみるけども。
顔は、先ほどのヤニクと同じくらい赤いのが隠しきれていなかった]
― オスカーと ―
[
あは、かわいいねぇ
[ ぱちくりと大きな目をさらに大きくして。驚いた様子のオスカーに、やっぱり子どもではないかと目を細めて笑う。悪戯心と、こんなことをされるのだから嫌がりなさい、気をつけなさいというお兄ちゃんの気持ちを込めた口付け。しかしその意図は正しく伝わらずに]
ん…っ
[
[ 考えるのを、辞めた ]
襲えるかって…?無理矢理?
あは、俺がそんなことするように見える?
[ 離れる身体をふわりと引き寄せて。心外だなぁ、とばかりに肩をすくめた。笑う顔はいつも通り優しさを滲ませてふわりふわりと。それでいて逃がさないような絶妙な力加減。それからもう一度、今度は少し長くその唇を支配する ]
…ふ、
同意の上なら、無理矢理襲うに入らないでしょ?
[ 口を離してから耳元で囁く ]
[ と、そこまで言ったけれども。やっぱり恥ずかしくなったのか ]
まぁ同意の上じゃないし、そんなことしないけどね!
びっくりさせちゃったかな?ごめんね?
[ 理性を精一杯かき集める ]
[仕返しは成功したらしく、頭を抱える様に満足気。
ちょっと赤い顔のまま、風呂場から逃げ出そうとしたとき]
……見えないから聞いているんだがね。
[
見上げれば、柔和な笑みがいつも通りの温かさで向けられていた。
小生意気な声で、また言葉を返して。
身体をまた離そうとしたが、今度は逃がしてもらえなかった]
ん、
[笑みと同じくらい優しく、唇が押し当てられる。
触れるだけの口付けは、少し長めに。
今度は、状況が把握できるくらいの間はあったが。
それが却ってよくなかったらしく、囁き声にかっと顔が熱くなる]
は、恥ずかしい……
君は!恥ずかしい!
[いつもなら、キスくらいでぎゃあぎゃあ言う性質でもないのに。
まるで恋愛ものの小説のような、優しい声と囁きがこっぱずかしさを煽って。
ムードを壊そうというように、大きな声で抗議してから赤い顔を両手で覆った。
甘い空気が異様に恥ずかしく、声をかけられても首を振るだけの反応だけしか暫くできなかった]
― オスカーと・理性は保てました ―
にゃっ!?
[
え、え!
ごごごめんね?
[ ついには顔を両手で覆われてしまい、表情すら見えない。謝ってもオスカーはただ首を振るだけで。一人キョロキョロと辺りを意味もなく見渡してはどうすればいいのかと尻尾をゆらゆら。とりあえず落ち着くまで頭を撫でていようと思い至り、恐る恐るその頭に手を伸ばした ]
[
ゆるく首を横に振り、尻尾をぴんと立てたままおとなしく撫でられて。
多分なにか愉快な勘違いをしているとは思ったが、訂正する気力がなかったため放っておいた]
……。
[やがて、落ち着いてきた頃。
ぺちんと彼の手を払い、胸倉を引っ付かんで顔を近付けて]
この、ヘタレ……
[一言罵倒してから、乱暴に口づけた。
歯が当たり、がちんと音がしたが、二度、三度と角度をずらして繰り返し]
……もう少し強引なら、同意してやらないこともなかったんだがね!
[ばっと身体を離すと、今度こそ風呂場から逃げ出す。
首まで真っ赤な顔は、隠しようがなかった]
[
しばらくすると突然。ぺちんと手に痛みがはしる]
っ!…って、え…?
[ 今振り払われた!とショックを受ける間も無く。胸倉を掴まれてからもう一度今度は間違いなく罵倒。そして ]
ん、!ふ…っ!
[ 繰り返される口付けは余りに荒々しく。歯がぶつかってガチリと音を立てた。そのオスカーらしからぬ行動に目をぱちくりさせていたが、振り払う気にはなれず、されるがまま ]
[ それから捨て台詞。捕まえる間も無くお風呂場を飛び出して行ってしまった。 ]
…んー、強引で、良かったんだ?
[ 尻尾をゆらゆら。水面にちゃんぷんと音をたててつけては遊び。逃げるように飛び出して行ったオスカーの背中を見送る。もちろん去り際の真っ赤な顔に気がつかないわけが無く。唇をついとあげて、目を細めた ]
あー、本当に…
かわいい、ね
[ クスクスと笑う声はお風呂場に響いたのみ ]
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