291 Fate/Goddamned Omen
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( ではな....と、
そなたの首ごと顎を掴み
縁むすびに応えてやろうと思つたのです。
くちでは此の様に言つたトコロで
やるべきことは成すのが此身でございますから
長い指と、伸びたつめ先にそなたを捕え
くもらぬ眼光を見下ろしながら、 )
■■■■■■■人の子
「 けがらわしいものは嫌いなのですよ
ちぎりを結ぶのであれば
そなたは永劫、厄莎に縛られていなさい 」
─── かつて監視下≠ノおかれた
二人の男女の様にねい
ひとりでは何も生み出せぬくせ
傲慢で、我儘で、身勝手に
すくいを求むる人の子が肯くのであれば
柔らかな頬につめ先ニテ
紅一文字を残しましょうか。
疵残したトコロで体内に染み込む様に
消えゆく疵でございますが
これがそなたとの絆になりましょう。
今後ともつけらるる可能性のある、
手つき───魔除け≠煬唐ヒて。
( 供物と言えば、ほうら
初いものであるのが当然でしょう? )
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( .... 語りささめいて )
(448) 2019/02/12(Tue) 03時半頃
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「 ちかえるのであれば、 ルーラー、この厄莎が そなたを導く光となりましょう 」
(449) 2019/02/12(Tue) 03時半頃
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─── 扨。 ソウして空へとお姫様を抱き 空中闊歩と灼熱大地を見下ろしてオリましたが >>364人の子がわめくさまには 雷轟の矢に裾をさらわれたとしても ふ、....と笑声を切りだしましょうか。
(450) 2019/02/12(Tue) 03時半頃
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「 はは よい。よい。実によろしい 初い反応でございますねい。 得得、腹も少しは膨れました。 」
( 神霊が破天荒であるなどと… いつたい誰の英霊の印象のせいでしょう。 同じ神格持ち、千里眼持ちがいたとしても 朕は其れより雅な自覚はございますが───サテ )
ほんとうの性分<トコロ>なぞは 朕にはさつぱり、なにのことやら
(451) 2019/02/12(Tue) 03時半頃
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───たンッ....と地に降り立つころには 持ち上がつた口端も落ち着き、眼前に立つ 彼───いえ、彼女へ、視線をぬらりと >>346 移しまして……
(452) 2019/02/12(Tue) 03時半頃
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「 ずいぶんなことを仰言いますねい。 こころごと捧げてもよいような 出逢いがなかつたと見ましょう。 」
( 朕も生涯ひとりみでしたけどね )
「 戦にはその様な意味合いもあるのですよ こと、東洋に於きマシては。 心臓を射るもこころを得るも同じでしょう 」
( まつたくの出鱈目ですけどね )
(453) 2019/02/12(Tue) 03時半頃
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そんなふうに返しておりましたが.. >>337 少し話を戻しましょう
消えたくないと希われたところで あのとき既に此の身は向こう世界の 守り人として、此の世界に招ばれていたのです。 たとえそなたが行く末を知り 死にたくないと懇願したつて 神は万能では御座いませんから。 朕はかつて、貢物を貢がなかつた 傲慢なる身内を殺めましたから。
(454) 2019/02/12(Tue) 03時半頃
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───── できるのは精々、やはり、 花を咲かせ、うたうたい 次を希つて 看取ることだったでしょう。
(455) 2019/02/12(Tue) 03時半頃
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( デスので.... 斯く語りまして )
「 そなたの未来に咲かぬはなを 想えばかわいそうと言えましょう。
きつとそなたは、此の花の名も 春野原に寐転ぶも知らぬのでしょう。
── しかして、さいわいなのは知らぬこと。 そなたは故郷を悪むこともなく 純粋なままでゆけるのですから。 」
(456) 2019/02/12(Tue) 03時半頃
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うまれる場所を間違えた≠ネど 悔いられても……こまりますから
(457) 2019/02/12(Tue) 03時半頃
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「 そなたが
まどろみの先 鵲が橋を渡してくれるのを 希いながら──寝むことを祈りましょう 」
( そとの見えぬ、あらしの中で.....。 ) ・・
(458) 2019/02/12(Tue) 03時半頃
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そう、 もとより世界を違える気など 約束を契つたところで浮かぶまい。 ただ、はなを知る者らしく そなたを憂いはしても…………。
( ──── 残念なことですが )
(459) 2019/02/12(Tue) 03時半頃
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陰陽師 稲荷は、メモを貼った。
2019/02/12(Tue) 03時半頃
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── 時を少し巻き戻して>>445-447 ──
[梯子渡しの結末に、神のみぞ知る行方があると、 失い、喪う人間が、求めてやまぬ天よりの恵み。
俗に塗れて、生きる人であるなら。 欲し続ける、生きる為の願いを。 人に欠ける力を、超常にさえかしこみ申す。
意味のない言葉は、肉体に依って実を結ぶ、 実を結ばされる ものであるなら。 頷き、ただ、捧げよう。]
(460) 2019/02/12(Tue) 05時頃
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[覚悟告げるならば、神の願いへの不理へは ひたぶる顔貌向ける。太陽眼差す葩のそよぎの茎摘まみ、ささめきを掴まえるように、いとどまなこを見開き、鶴嘴の如き爪先を肌に沈められても──
神頼みでも 神隠しでも──為さねば 訊かれることはない。
くもらぬとはいえ、星々のあえかに瞬く光湛える如き瞳。
禊ぐ生娘差し出さねば、
契る約定得られぬのなら。
都合よく神意に叛くものか。
眉根寄せたひたむきな眼に。]
紡がれるのなら 縛られるのも道理でしょう。
救いの先に 報いがあったとしても。
───── 後悔なんて いたしません 。
[頼るより術ない事情はあっても、語気に宿るは一時の情にあらず。救われることこそ、人々が敷いた法の傲慢。報いと表裏一体のことを、少女は知らずとも、ずしりと心に重くとも、逃げたくないと、願う。]
[ぴ 、 と、頬の輪郭に紅露引く指に、
肌咲く痛みを覚えながらも、それが種は肉体ではなく、
少女の精神体(オド)へと付けられた契りの証"魔除け"だと、
理解するのに、時は要らなかった。
典雅なルーラーとの繋がり、魔力の路が拓けて……]
[…アステカの祭壇への生贄や人身御供であるならば、
まさしく選ばれてしまうような身の上ではある。
心臓とか入水とかはご遠慮したいお年頃だけれども…]
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[否など言わぬ、強情な娘。]
…… 誓います。
ルーラー 厄莎。 あなたの人の子、あなたの許に。
(461) 2019/02/12(Tue) 05時頃
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[そして抱えられながら、これは"文字通り"なのでは??? と想い巡らせもしたけど、誓ったものは、仕方ないのです。
一瞬の哄笑>>451。 …悪い気は起きない。 そういう契約、ですし。
それでも恥ずかしさは薄れない。 お米様抱っこして空中散歩なんて、 破天荒と言わずして、この心地をなんといえばいいものか……。
思考の隅、その笑声には、 どこか真意明らかならない、 謎めく不可思議を覚えて────。
──時系列は、進む。*]
(462) 2019/02/12(Tue) 05時頃
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[悲鳴を上げる少女>>383の傍に、 加具土命の炎不安げに舞うなら、 幼年の君にも、届くだろうか。
マスターの魔力供給が途切れるか、澱んだような。 その樹幹は、カルデアに頼っているから、 戦闘続行に支障はないだろうけれど。*]
(463) 2019/02/12(Tue) 05時頃
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[その追手>>444を認る余裕があるだろうか。 もう一人の英霊>>441には、女の声が届いたろうか。 揺らぐノッカの自我、動悸烈しく、うずくまるか───。**]
(464) 2019/02/12(Tue) 05時頃
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成り行きを見守りながら、 マントの影に隠れた蛇頭を撫でていたところだった。
>>432天邪鬼に伸ばそうとした指や たまたま情報くらいやってやったお陰で、 巻き込まれずに済んだ────とは、 知りようも無かったが。
( ...そういや、何かあったって。 こっちからは連絡取れねえじゃねえか。 一方的にカローンを助けるみたいじゃねえ? )
(465) 2019/02/12(Tue) 06時半頃
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>>429そのうっかりを聞こうもんなら、 もう一回くらい転ばせてやることを 心に誓ってやっただろうが、 知らぬが花だったとでも言うとこか。
ま、...そもそも。 こっちから救援を呼ぶことは無いと思ってたから ( 何せ、英霊一騎の戦闘力を知ってたわけじゃない。 ) 慢心じゃねえにせよ、こっちもすっかり忘れて。
『 ...ここらじゃ花火より聞くこともねえし 合図としちゃ丁度いいお祭り加減かもね 』なんて
その合図を承知しちゃいたから、 損とも何とも思わなかった。
(466) 2019/02/12(Tue) 07時頃
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( ...砂漠で生き永らえてるのは『渋とさ』の賜物だ。 大抵は一人で何とかしてきたし )
神都を追い出されて、 しょっちゅう話してた” あいつ ”が居なくなってからは。 第一、大したことじゃ砂海に沈んでやる気なんて 言われなくたってなかったし、無いくらいには。
生き伸びるくらいなら力はなくもねえし、 ─────と自惚れてもいる。
(467) 2019/02/12(Tue) 07時頃
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>>223 ...まぁ。
ついでに思い出した言葉に、多少フクザツな気にもなる。 もしあの子どもの言葉が、解が、本当は。>>335>>434 サーヴァント” 自体 ”の目的だとしたら────... って >>436さっきも浮かんだ考えも、拭い切れちゃいねえし。
(この襲撃者が神都側に味方した サーヴァントだとはまだ知りも存じもしなけりゃ 未知の存在はどうしても、惑う部分がある。)
少なくとも、目の前のこの子どもが ” あんまりにも ”まっすぐ過ぎて 嘘を吐いてないも分かったから。
(468) 2019/02/12(Tue) 07時頃
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(そうじゃなくても、 カローンがこいつの仲間になったりしたなら その時点で、───だとか考えたりしたって。
それでも、 窮屈なド底辺の神都暮らしでも、 水辺なんていったって限られてる荒野暮らしでも >>224船なんか話だけで、乗ったこともありもしない。
あの時目を瞠ってから、 「 ...それじゃ、楽しみにしといてやるよ 」 なんて返した言葉自体は、今も気が変わっちゃいないし 乗ってみてえような興は尽きちゃいないあたりは
────何だかんだ、悠長だったのかもしれない。 死が有り触れた荒野にいたとしても ” みんな殺す ”なんてまではスケールがデカ過ぎて あまりにも実感の無い話過ぎた。)*
(469) 2019/02/12(Tue) 07時頃
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