人狼議事


216 宵闇駆けるは天つ星

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【人】 野伏り 余四朗

─ 砂浜 ─

はあっ!

[構えた上段の太刀は、棘蟹が跳躍する前に振り下ろされる。
振り下ろしの一撃で一体を確実に斬り仕留め。
刃を己の方へと引かず砂に叩き付け、抉るようにして刃を返した。
その動きにより棘蟹が数体宙に舞う。
砂に混じるそれらに対し、閃光を纏わせた太刀を真一文字に薙ぐと、放出された雷が棘蟹を焦がした。
そこまで仕掛ければ残り僅かな棘蟹も攻撃に転じて来るが、先程よりも数が減った跳躍ならば対処もしやすい]

相手ぇ悪ぅなぁ。

[散発となった回転を伴う跳躍に、一撃一撃太刀を叩き込む。
しばし金属音が鳴り響き───後に静寂。
余四朗の周囲には真っ二つに割れたり、焼け焦げたりした殻が散乱していた]

(106) 2015/02/09(Mon) 22時頃

【人】 座敷守 亀吉

─ 廃村・広場 ─

[苦笑しながらの言葉>>97には何も返さなかった。
ここは、当人が超えて行かねばならぬ部分でもあるから……とは、かつての己の経験からの判断。

首を傾いで向けられた疑問には、くす、と楽し気な笑みをひとつ、落とすに止めた。
どこか艶めくそれは優男然とした容姿には良く似合い、似合うが故に、危険な何かを感じさせる]

(107) 2015/02/09(Mon) 22時頃

【人】 座敷守 亀吉

[艶めく笑みは、刹那で消えて。
銀宿す者への評へ同意>>98が得られると、な? と満足げな声を上げた]

 ま、どうなるかわからんもんに気ぃ張りすぎても仕方ないが……抑えるのだけは、しっかりせーよ?
 仕事を片すのが第一、ってぇのはあちらさんもわかっとるはずやし、な。

[ここを訪れた目的を差し置いて、星の本能に飲まれるような輩ではない、と。
少なくとも青年の中では、余四朗という退魔師はそう認識されているからそう告げるのに躊躇いはなく。

小鳥の式を預けた後、向けられた最後の言葉>>99には、ん、と小さく頷いて。
弟弟子が離れて行くと、は、とひとつ息を吐いた]

(108) 2015/02/09(Mon) 22時頃

【人】 座敷守 亀吉

 ……さぁてぇ。
 俺は、どーするか。

 ……大雑把に地勢は頭に入ったが……。

[気になる場所は数か所ある。
取りあえず、そちらに向かうべきか、と思いつつ。

そう、遠くない場所に感じる気配の主>>105も、無視できるものではなく。

さて、どうしたものか、と悩みながら軽く、頭を掻いた。*]

(109) 2015/02/09(Mon) 22時頃

座敷守 亀吉は、メモを貼った。

2015/02/09(Mon) 22時頃


【人】 武家の娘 沙耶

─ 岩場 ─

[砂地に一歩踏み出した足を、引っ込める。
そのままゆっくり、一歩、一歩。湯気の近くへと引き下がる。
より自分が動くに易い条件を整える内、舌だけで無く目でも確かめた餌の正体は]


…からす。

でも。
……においが、ちがう。


[徒党を組んで飛んでくる、漆黒の鳥。
片手で数えるに足るそれらは、明らかに野生のものと異なる気配を放っている。
沙耶や芙蓉と同じものだと、解る知識は持ってはいないが]

(110) 2015/02/09(Mon) 22時頃

【人】 武家の娘 沙耶

─ 岩場 ─

……おいし、そう。

[しゅるり。舌が鳴り、剥き出た牙から毒が垂れる。
ぴしり。着物の裾に隠れた下肢が、平たい尾に変わり地を叩く。
衝撃に跳ねた水が触れた湯気に、毒を含ませた息を吹きかけ]


   ────… いけ。


[命ずる言葉を発すると同時、毒を含んだ湯気が鴉の群れへと向かう。
冷えた水が羽に纏い、毒は気管を通り神経を麻痺させる。
そうして、然程の間も無く飛ぶ自由を奪われた烏達が次々に地に落ちてきた。
その様子は砂浜からも確認出来ようか]

(111) 2015/02/09(Mon) 22時頃

【人】 武家の娘 沙耶

─ 岩場 ─

[他者に見られる危惧など抱ける程に、沙耶は聡くない。
思惑通り痺れて動けぬ烏達を見て、ふわりと微笑う]


…ごはん。

[やっと空腹を解消出来る、と。
目の前に落ちてきた餌を一羽拾い、かぷりとその首筋に牙を立てて血を垂らす。
そうすることで美味しくなると教えられたは、魚を届けに来る内の一人、だったが]

………もう、さかなは。

もらえない。

[芙蓉から聞いた言葉を繰り返し、口にすると。
何故だか、ちくり。胸の中に小さな痛みを感じて、首を傾げた*]

(112) 2015/02/09(Mon) 22時半頃

武家の娘 沙耶は、メモを貼った。

2015/02/09(Mon) 22時半頃


【人】 団子屋 たまこ

― 廃村 ―

[未だ串刺しのままの大蛇に近付いていく。
いやでも鼻につくのは土の香りと妖気。
すぐにあまり美味そうでないと知れて苦笑したが、少しでも力は蓄えておきたい。

とんと足踏み鳴らし地から生えていた錐を手も触れずに崩す。
同時に右腕に力をこめ伸びた爪で大蛇を切り裂いた。
細断した身を黙々と口に運び、
爪を、指先をいくらかあかく染め上げる血をぺろりとなめ、]

………。

[そういや広場になんかいたっけか。
ちら、と視線を送る。静かなものだ]

(113) 2015/02/09(Mon) 22時半頃

【人】 座敷守 亀吉

─ 廃村・広場 ─

[敢えて無視して他に行くか。
いや、一応接触はしておくべきか。
ぐるりと廻るのはそんな思考]

 ……アレ、元凶とは到底思えんのだけど。

[これまで接した様子からは、ここまでの事をやらかすような相手とは思えない。
思えないが、この状況で対したからには、やっぱり見過ごせないわけで]

 ……深紫。

[四弦に撥を一当て、呼びだすのは鴉の式]

 先に、鳩羽が遊ばれた礼して来い。

[短く言い放ちつつ、鴉を向かわせるのは、視線>>113を感じるその方向]

(114) 2015/02/09(Mon) 23時頃

【人】 武家の娘 沙耶

─ 岩場 ─

[解らぬ痛みに首を傾げるも、今は目の前の餌の方が大事だ。
血に落ちた烏を拾い集め、止めを兼ねた血抜きをして。
それから一羽目を手に取り羽を毟ると、ようやく待ち兼ねた一口にこくり、喉を鳴らした後]


…いただき、ます。

[人間に教えられた言葉を口にしてから、かぶりついた血肉。
それはやはり自分の知る味と一味違っていた。
一口一口、飲み込む毎に手足の先まで熱のような何かが満ちる。
気がつけば夢中で一羽、平らげていた]


   ……おい、しい。

[最後の骨に残った血までぺろり、舌で舐め取る。
笑み浮かべたその様子を端から見る者には、どう思われるかも解らず。
ただ空腹を満たせたことに、満足を感じて喜びの声を零した**]

(115) 2015/02/09(Mon) 23時頃

武家の娘 沙耶は、メモを貼った。

2015/02/09(Mon) 23時頃


【人】 真剣師 鬼丞

― 林付近 ―

ひゅうるり、ひゅるり

[風が木の葉を揺らして渡る。鬼丞の足取りは、一見したところのんびりとしたものだ。
辺りを探るが一の目的だったから、風そのものにも殺気の類いは乗っていない。その風を過去の記憶と重ねる妖がいるなどとは、まさか思いもつかなかった]

へえ、邪魔する気かい。

[だから、ふいに離れた場所で高まる妖気を感じたと同時、目前の木々が道阻むようにざわざわと傾いでいくのも、ただ目を細めて見上げただけ]

(116) 2015/02/09(Mon) 23時頃

【人】 野伏り 余四朗

─ 砂浜 ─

なんじゃあ、空けぇ。

[真っ二つにした殻を摘み、中を確認してから投げ捨てる。
元より喰らうつもりは無いが、中身が無いというのは期待外れだった]

……んん?

[さて次は、と視線を彼方へ投げた時。
岩が続く方向>>111で異変を見て取る]

なんぞおるのぅ。

[落ちる烏も妖のようだが、それを落とす何かが居る、と]

確か、湯気ぇ上がりおうたとこじゃったか。

[岬から見た地形を脳裏に描き、考え込みながら余四朗は手で顎を擦った]

(117) 2015/02/09(Mon) 23時頃

【人】 薬売り 芙蓉

― 林付近 ―

 そっちには何もないよ。

[背後から声を掛け、木々を見上げる相手>>116の前に回り込む]

 それに、断りもなく入ってもらっちゃ困るねえ。

[そして正面から、相手の顔をまじまじと見。
 内心思うのは、違うな、というもの。
 あれから幾歳経ったか、正確に覚えてはいないとはいえ]

 さすがに若すぎると思うが、一応聞いておくよ。
 あんた、以前にこの林へ立ち入ったことはあるかい?

[にた、と眼差しを細め、口の端を歪めて問う。
 みしりと音を立てて、足先が土に喰い込んだ]

(118) 2015/02/09(Mon) 23時頃

【人】 団子屋 たまこ

あやつら、二手に別れたか……。

[広場の方角、力ある者が宿す星の気配は先程よりも薄まっている。
心なしかほっとしたような吐息が零れた。

ただの妖たる己には星宿し者のような性はない。
だが幼い頃の己と同胞の面倒を見てくれた“主”にはあった。
闇星を鎮めんとする煌星の欠片が。時を経て脈々と受け継がれていったもの。

“主”に似たか、闇星の気配に触れれば時折胸がざわつくのだ。
闇星宿せしものが操る式を前にしても同じこと。
妖としての本能を呼び醒まされているとも異なるように思えるこの感覚が、
実のところあまり好きではない]

(119) 2015/02/09(Mon) 23時頃

【人】 団子屋 たまこ

[何にせよ、食事が終われば闇星の気配から離れようかと考えていたが、
どうやら向こうは易々と見逃す気はないらしい。というかやはり気付かれていたか。
広場の方から鴉が一羽飛来する。>>114]


…………。
わしゃあこう見えても忙しいんじゃ、――よっ!

[遊び半分ではない鋭さを声にも手にもこめつつ、手の中の石を投げ放つ]

散れい!

[小石は爆ぜ、細かにわかれた欠片は鋭さをもって鴉に襲いかかる。
その隙に踵を返して走り出した]

(120) 2015/02/09(Mon) 23時頃

【人】 真剣師 鬼丞

― 林付近 ―

[重なり合って道を塞ぐ木々は、普通に歩いて乗り越えるには少々どころではなく難儀そうに見える。そも乗り越えようとしたなら、やはり動いて阻むのだろうとの予想もついた。

それでも、無理に越える方法もいくつか、有るには有るが]

面倒だなあ。

[言葉と裏腹、鬼丞の顔にはどこか楽しげな笑みが浮かんでいる。邪魔しようとするのは、恐らく余四朗の言っていた樹怪だろう。
離れた場所から木々を操る程の妖ならば、相当にその力は強い。
強い敵と遭えば気が昂る、それは笑みとなって表情に現われ、ごう、という唸りとなって、鬼丞の周囲を巡る風に現われた]

(121) 2015/02/09(Mon) 23時頃

【人】 真剣師 鬼丞

[無理に越えるかどうか、それを決めるより前に、背後からかかった声に、>>118鬼丞は鋭い視線を向ける。
ひゅう、と一瞬、高く啼いた風は、しかし相手がすぐに襲ってくる様子が無い事を知ると、さわ、とその髪を揺らしただけで吹き過ぎた]

俺が行きたい場所に行くのに、お前さんに断らなきゃならねえ理由があるかい?

[笑みを佩いたままの鬼丞の唇からは、煽るような言葉が漏れる]

(122) 2015/02/09(Mon) 23時半頃

【人】 座敷守 亀吉

─ 廃村・広場 ─

[いつの間にやら、妙な因縁の生じていた妖の在り方は深くは知らぬ。
向こうが退魔師の宿すもの──天つ星と呼ばれるそれと、如何様な経緯>>119があるのかも。

当然、己が宿す闇星への思う所などは知る由もなく──]

 ……忙しい、て、そう見えた例はないわ!

[鴉を介して届く、鋭い声に反射的に突っ込み入れつつ撥を弾いて音を紡ぐ。
鴉は投げられた小石の直撃を避け、そのまま、妖へと突っ込もうとするが]

 ……んなっ!?

[直後、爆ぜた小石は鋭い欠片へと転じて鴉へと遅い来る]

(123) 2015/02/09(Mon) 23時半頃

【人】 座敷守 亀吉

 深紫、上!

[回避のための指示を出すが、僅かな気の乱れがそれを遅らせた。
欠片が翼や腹を掠め、同時、何か鋭いものに裂かれたような痛みが肩口と脇腹に走る]

 ん、の……。

[式と同調するのは、視覚や聴覚のみならず。
痛覚もまた、同調するもののひとつ。
肩に感じた痛みは楽を止め、走り出すのを押し止める余裕を奪い取っていた]

 ……大丈夫や、二藍……大した事、ない。

[キキィ、と騒ぐ小鬼にかすれ声で返したら、んなわけあるかい、と言わんばかりに横手突っ込みが飛んできた]

(124) 2015/02/09(Mon) 23時半頃

【人】 真剣師 鬼丞

[話しながらも、鬼丞の目は、女の姿をした妖を探るように見つめている。
美しい姿だ、と、そう思った。
美しい妖は大概が強い、とも、鬼丞は知っていたから、周囲の風は緊張を孕んだまま、ひゅうひゅうと、緩く渦を巻き続ける]

若すぎる?

[しかし、続いて女怪の口から出た問いには、さすがに首を傾げた]

(125) 2015/02/09(Mon) 23時半頃

【人】 真剣師 鬼丞

― 林付近 ―

[相手の言葉の意図は知れぬ。だが、あまり楽しい話ではなさそうなのは、みしりと鳴った地面が教えた>>118]

いいや、ここへ来たのは初めてだ。

[声音は変えず、答えながら、間合いを計る。
ここは林の近く...つまり、樹怪にとっては、優位な地形]

(さて、どうしたもんか?)

[押すか、引くか、退魔師としての経験と勘が、ごり押しは通じぬ相手と警鐘を鳴らす]

なんで、そんな事を聞く?俺に似た奴でも知ってるのか?

[問い返したのは、時間稼ぎのため。それが本当に己と関わりがあるなどとは、鬼丞自身は思ってもいなかった]

(126) 2015/02/09(Mon) 23時半頃

真剣師 鬼丞は、メモを貼った。

2015/02/09(Mon) 23時半頃


【人】 薬売り 芙蓉

― 林付近 ―

 面倒、か。
 その口振りは、聞き覚えがあるねえ。

[言葉と裏腹に、笑みを浮かべた表情は楽しげ>>121
 ごう、と唸る風に手をかざすも、間も無く風は止み、髪は僅かに揺れたのみだった]

 あるさ。
 人の家に入る時は、主に声くらいかけるだろう?

[樹怪がこの林の主であると、誰が定めた訳でもないのだが。
 言葉の響きに煽りが混じるなら、くすりと笑う]

(127) 2015/02/10(Tue) 00時頃

【人】 薬売り 芙蓉

 そうかい。

[相手の答え>>126に頷く声には、予想通りと期待外れの念が入り混じる]

 そう、あたしはかつて、この場所であんたに似た奴と出会った。
 顔――もそうだが、その力、宿した星がさ。

[渦巻く風を肌に感じ、目を細める]

 再びそいつに出会ったら、借りを返してやろうと思っていたんだが――
 あんた、知らないかい? あんたと同じ星を宿した人間をさ。

[星は親から子へ受け継がれる、と、話を聞いたはいつのことであったか。
 この者が本人でないとするなら、彼の血を引く息子というのが妥当な所だろう]

[相手の緊張、会話以外へ向けられた意識は感じるも、それに反応することはなく答えを待つ]

(128) 2015/02/10(Tue) 00時頃

【人】 武家の娘 沙耶

― 岩場 ―

[視認は出来ないが、沙耶の舌なら把握出来る距離。
けれど>>117砂浜からこちらを訝しむ様子の男に、沙耶は気付かない。

目先の餌、その血の匂いと妖気に紛れては気付きようもなく。

餌を食べきるか、間近に他者が寄ってくるか。
それまでは、初めての妖気に酔いしれるかのようにただ一心に貪り続けて**]

(129) 2015/02/10(Tue) 00時頃

武家の娘 沙耶は、メモを貼った。

2015/02/10(Tue) 00時頃


【人】 半の目 丁助

―砂浜付近―

[道中、紫の炎を吐く狼に似た妖を一匹斬り伏せ、砂浜の近くに辿り着く。]

…ン。

[其処に住んでいた人間が漁業で生計を立てていただけあり、少し歩めば潮の香りが鼻腔を擽った。
やがて砂浜が見える頃合には漁船や漁具、漁師小屋も目に入る。
近付く心地がするのは煌めく星と、妖の気配。
露払いはある程度済んだらしく、下級の妖の数は随分と減ったようだ。]

――うぁ、

[下級の妖を相手に力を使った所為か、銀の星が近くにいるのを感じた所為か。
或いはその両方なのかもしれないが、星の本能に近しい疼きが男の胸を襲う。
男は途中で足を止め、竹の水筒の蓋を開けて水を飲んだ。]

(130) 2015/02/10(Tue) 00時頃

【人】 半の目 丁助

[意識を逸らす為、此処に来る前の兄弟子とのやり取りを思い出す。

>>107楽しんでいるのでは、との己の問いに対し、彼は言葉を紡ぐ事なく笑みで返した。
それは何処か危うい香りを感じさせる艶やかな色。
けれどすぐに消えてしまったので陽炎のように正体は掴めぬまま。

>>108与えられた助言には元気のいい声で返事をした。
星の本能に飲まれた覚えはないので、その恐ろしさを男はまだ知らない。
けれど肩に力が入り過ぎていても動けなくなる。
何事も適度なのが大事だと――そう師匠にも言われていたから。

応えが小さく頷くだけだったのはほんの少しだけ気がかりではあったけれど、彼と己は出会ってばかり。
あれが彼の普通なのかもしれないと判じ、亀吉と別れたのだった。]

(131) 2015/02/10(Tue) 00時頃

【人】 真剣師 鬼丞

― 林付近 ―

[風が、一瞬はたりと止んだ。すぐにひゅるりと風音は蘇ったが、妖を前にしては有り得ぬ事だった]

...さてな、同じ星を持つ退魔師は他にも居るが、俺に似た奴なんてのは、知らねえなあ。

[鬼丞と、名乗り始めた男に、頭領が告げた事がある。
「お前の星は親から継いだものの筈、銀の星は妖には宿らない。だからお前は鬼ではなく人の子だ」と...
「人も鬼も変わりゃしねえよ」
鬼の子と呼ばれ厭われ続けた男は、頭領の言葉にもそう嘯いて、そのまま鬼丞と名乗り続けたが]

借りってこたあ、そいつに負けたのかい?よく祓われなかったもんだな。

[そのまま話を続けたのは、どこかにその男の事を知りたいと思う心があったからか。揶揄うような口調が、妖に何を思わせるかは知らないが]

(132) 2015/02/10(Tue) 00時頃

【人】 半の目 丁助

[そうして意識は現在に立ち返る。
水では疼きは解消されはしないが、喉が乾いた所為だと心に念じる。]

ちょっと、休憩…。

[男はそう呟くと、手近な岩に腰を下ろす。
ひんやりとした温度が心地よかった。

気が昂ぶっている所為だろう。
少し休めば収まると、そう言い聞かせ――はふ、と息を吐き出した。**]

(133) 2015/02/10(Tue) 00時頃

半の目 丁助は、メモを貼った。

2015/02/10(Tue) 00時頃


【人】 団子屋 たまこ

………。

[どうやら鴉は無事に爆ぜ散じる小石に巻き込めたようだ。>>123>>124
そのまま逃げればいいものを、足を止め振り返る]


やい、小僧っこめ!
わしを祓う気でいるというなら鴉だけでは足りぬわ!
……判るじゃろう?

[にんまり。飛ぶものを見やる目尻と口元が吊り上がる。

それだけを告げればあっさりと走り去る。
家屋の立ち並ぶ区域を当てなどないかのようにちょこまかと走り抜け、
家屋と家屋の間の細道にて立ち止まって身を潜める。一休みだ]

(134) 2015/02/10(Tue) 00時半頃

【人】 座敷守 亀吉

─ 廃村・広場 ─

[傷を負っても落ちぬ鴉は、向けられた言葉と浮かぶ笑み>>134を確りと捉える]

 ……は。
 言うてくれるやないか。

[ぽつり、零れる声はやや低いが。
口許にあるのは、三日月思わす艶なる笑み。
その笑みに、肩の小鬼が物言いたげな視線を向けてくる]

 ……深紫、戻りぃ。
 無理に追う必要はない……まずは、俺が万全にならんとあかんからな。

[ゆるり、立ち上がりつつ鴉を呼び戻して影へと納める。
視線は刹那、鴉が戻ってきた方へと向いて。
ひとつ、息を吐いた後、青年が足を向けたのは岬の方角]

(135) 2015/02/10(Tue) 00時半頃

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