251 【誰歓RP】鬼渡し
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
|
ちゃんとご注文通り、さまざまな人たちをお呼びしましたよ。 いたるところから…そう、地平の果てや、宇宙の彼方からも。
中には、主様を消してくださるような方もいらっしゃるかもしれません。
(0) 2016/07/15(Fri) 18時半頃
|
渡し鬼(ワタシオニ)とは――。
一人が「鬼」となり、他の子たちを追いかける遊び。
「鬼」に触れられた子は次の「鬼」となり、他の子たちを追い掛ける。
そのように半永久的に継続する。
「鬼」を他の子に渡すから「鬼渡し」という。
別名「鬼ごっこ」ともいう。
(#0) 2016/07/15(Fri) 18時半頃
|
[ねえ、知ってる? 隠村《オヌムラ》の神隠しを]
(1) 2016/07/15(Fri) 18時半頃
|
19××年8月。
隠村に住む者が子供併せて7名、忽然と姿を暗ませた。
村人たちは方々を捜索したが、見つけることはできなかった。
しかし失踪から数時間後。
失踪者たちは消えたときと同様に忽然と姿を現した。
現れた者を確認したところ、一人の少女がいない。
現れた者たちに聞けば、皆口を揃えてこう言ったそうな。
『“オニ”に言われて渡し鬼をしていた
あの子は最後の鬼だったから、きっとオニの世界に連れて行かれたんだ』
それから永の月日が経ったが少女は未だ見付からず。
影も形もない少女は、神隠しにあったと、噂される――――。
(#1) 2016/07/15(Fri) 18時半頃
|
―???:廃神社の奥― [深い深い山の奥。ボロボロ寂れた社の中。 白装束に鬼の面。]
クスクス……
[ちゃらり ちゃらり ちゃらり
手の内、鳴るは十円玉。] さあ、
[失踪した少女は嗤う。 『オニ』を渡す刻が来た……――、と。]
(2) 2016/07/15(Fri) 18時半頃
|
渡し鬼
(#2) 2016/07/15(Fri) 18時半頃
|
[あれは今から何年前?
十年? 二十年? 三十年?
いやいや、ほんの数刻前かも
最後の鬼になってから 遊び相手がいなくなっちゃった
『鬼』を渡す人がいなくなっちゃった
あれからワタシはひとりぼっち]
(3) 2016/07/15(Fri) 20時頃
|
|
[ずうっとずっと ひとりぼっち*]
(4) 2016/07/15(Fri) 20時頃
|
|
――神隠し? 知らないわ。 おばあ様に聞けばわかるかしら?
(5) 2016/07/15(Fri) 22時頃
|
|
『ばいばーい』 ばいばい。
[手を振って友人と別れた。 櫻子はふと思い出す。 その友人が別れ際に話していた神隠しの話を。]
今時、神隠しなんて現実味がないけれど…。
[それでも気になるのは夏が近付いているからか。 それとも、この隠村の雰囲気のせいか。]
(6) 2016/07/15(Fri) 22時頃
|
|
帰ったらおばあ様に聞いてみようっと。
[この隠村で育ったと言う祖母ならば何か知っているだろうと。 櫻子は家路を急ぐ。 その足は何かに急かされるように次第に駆け足になっていた。]*
(7) 2016/07/15(Fri) 22時頃
|
看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2016/07/15(Fri) 22時半頃
|
[ おにごっこ
ここに引っ越してくる前は、学校でよくやってた遊び だけど、私はこの遊びが嫌い どうしてかって言われると、私がまだ幼稚園だった時、おばあちゃんから聞いた話
────渡し鬼の、お話 ]
『そんなの、嘘っぱちに決まってる』 『信じてるなんてバカみたい』
[ なんて、付き合いの悪さに怒られることもあった。でもね、私はどうしても、嘘だとは思えなかったんだ なんでかって……? うーん、なんとなく…だけど ]
(8) 2016/07/15(Fri) 22時半頃
|
|
── 隠村・父の実家 ──
[ 隠村には、父親の実家があって たまに休みが取れた時に、両親と私で里帰りをする
小さな時から何度も来ていたここは、街よりも自然が豊かで、私にとっても落ち着く場所だ ただ1つ、渡し鬼の話以外は、私はこの村が大好きだった
父の実家に着き、荷物を降ろして 1つ大きく伸びをする。肺へ取り込まれる空気は澄んでいて、これが所謂美味しい空気っていうのかな? ]
ただいま……とは、ちょっと違うよね 後で、探検にでも行こうかな
[ もしかしたら、途中で友達に会えるかもしれない。ここに来た時しか会えないんだから、毎度合わないと忘れられてしまうかもしれない なんならいまから出かけようか、なんてサンダルを履こうとした私の足は ]
(9) 2016/07/15(Fri) 22時半頃
|
|
『智花、ちゃんとおばあちゃんに挨拶してよね!』
[ と言う母の声に止められてしまうのでした そのまま私はおばあちゃんの元へ 畳の香りと感触を堪能しながらかけていく ]**
(10) 2016/07/15(Fri) 22時半頃
|
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2016/07/15(Fri) 22時半頃
|
[ちゃりん ちゃりん ちゃりん 銅貨を手の内で弄ぶ。]
クス クス クスリ
[鳴る銅貨を親指で弾く。 逢魔が時の空へ飛んだ銅貨は、落ちてくることなく。**]
(11) 2016/07/16(Sat) 00時頃
|
|
──隠村・北館家──
おばあ様、神隠しの話は知っている?
[家に戻って聞いた所、どうやら昔消えた少女がいるらしい。]
嘘よね? 私たちが山奥に行かないように怖がらせているんでしょう?
[尋ねても祖母は曖昧に笑うのみ。]
もう、おばあ様ったら。
(12) 2016/07/16(Sat) 00時半頃
|
|
『櫻子、お醤油が切れたの。買って来てくれない?』
今から?
[そこに響いた母の声。 櫻子は祖母の曖昧な笑みを背に部屋を、家を出て行く。 この村では、醤油を買いに行くにも少し歩かないといけないのだ。 少しでも早く買いに行かないと。 日が暮れてしまう前に。]
神隠しなんて、嘘、よね?
[少し背がひんやりとした気がした。]**
(13) 2016/07/16(Sat) 00時半頃
|
看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2016/07/16(Sat) 00時半頃
|
ー隠村/駅ー
……あ。
[暇つぶしに買った文庫本を車内に置き忘れたことに気付いたのは、軋むような音を立てて動き出した鈍行列車を見送った後のことだった。 あ、の形にした口で、そのまま深く溜息を吐いて。それ以上はどうもしない。本の内容はホラー小説で、内容はそこそこ面白かった。しかし長旅の疲れからか、駅に着く前の20分弱は枕にして寝ていたらしい。がんがんと響くような頭痛と寝覚めの悪さはそのせいかもしれない。
ーー最も、寝覚めの悪さは今に始まったことではないけれども。]
(14) 2016/07/16(Sat) 03時頃
|
|
[片手で転がすキャリーバッグは妙に重たい。それはきっと物理的な理由ではないだろう。1DKの賃貸マンションから持ち出してきた、私が都会で生活していた証たちはそれはそれはコンパクトに、小さな荷物にまとまったのだ。それはまるで、あの街における私という存在の小ささを表しているかのようで、荷造りしながらおかしな笑いが込み上げてきたことを覚えている。
駅を出て、辺りを見回す。 自分が同じキャリーバッグを転がしてこの村を出て行ったときと、今の風景は驚くほど変わっていなかった。変化から取り残されたような場所。高校生の私の下した評価は間違っていなかったんだなあと改めて思う。]
……戻ってきちゃったんだなあ。
[他人事のように心の中で呟いて、腕時計に目を落とした。]
……なんだ、まだ結構時間あるじゃん。
[迎えに来てくれる予定の叔父と約束した時間まで、まだ幾許かの猶予がある。携帯を取り出し叔父に到着した旨をメールで送ると、券売機の横にとめたキャリーバッグの上に無造作に腰を下ろした。 とった睡眠の質が良くなかったのか、寝起きの頭は未だ靄がかったまま。その頭に、先ほど読んだ小説のことが浮かんできた。]
(15) 2016/07/16(Sat) 03時頃
|
|
[ーーストーリー自体は割と在り来たりなものだった。田舎の小さな村に伝わる言い伝え。神隠し。取り憑かれてしまった小さな女の子。少女は次の獲物を探して彷徨う。そして獲物を見つけた少女は……。 続きが思い出せない。どうやら私が読んだのはここまでらしい。 そこまで思い出して、ふと気付く。そういやこんな言い伝え、うちの村にもなかったっけ? ……思考が身を結ぶ前に、お腹がぐうと鳴った。 キャリーバッグから、今朝コンビニで買ったおにぎりを取り出して頬張った。もぐもぐと口を動かしながら、空を見上げる。
ーー願わくばこの静かな世界で、傷を癒せますように。 ーーそしてもう一度、この村を出て行けますように。]**
(16) 2016/07/16(Sat) 03時頃
|
|
それじゃあおばあちゃん 私、村のなか見て回るから また、晩御飯の時にお話ししようね
[ おばあちゃんに最近の生活を報告して、それからいくつか世間話をしてから。ちらりと時計に目をやれば、針は夕方になろうとしている。
早くしないと、駄菓子屋さんが閉まっちゃう 別に、おばあちゃんのところにもお菓子はあるんだけど……流石にいっつもかりんとうだと飽きちゃったや きた時と同じように、玄関へ駆けていき靴を履けば、そのまま駄菓子屋さんへ足を向ける ]
『智ちゃん、神社にもちゃんとお参りにいくのよ?』
[ 後ろから聞こえた祖母の声には、軽く手を上げて答える。神社かぁ…この時間に行くのは、少し怖いかも だって、大禍時ってあるでしょ? それがいつなのかは、私ははっきり覚えてないけど ]**
(17) 2016/07/16(Sat) 08時半頃
|
|
[クス 奇 手から零れる銅貨は、音を立てずに消えていく。]
銅は込めやすい いろんなモノを込めやすい
[運を念を]
ワタシのときもそうだった 銅貨を拾って始まった
[オニが銅に込めるのなあに?]
(18) 2016/07/16(Sat) 12時頃
|
|
―隠村/七尾家―
…くぁ。
[ある家の縁側で、赤毛の少年が空を見ながらあくびを一つ。 この度、この田舎に住む祖父が亡くなり、孫である少年も都会からかけつけていた。葬式自体は無事終わったが、長男である父は事後処理やなんやらでまだ忙しいらしい。
子供の自分は特にやることもなく、暇な田舎から早く帰りたい。 何せ、テレビの番組の時間帯も違うし、携帯ゲームも飽きた。 久しぶりに会う親戚とは歳が離れているし、いまいち話題もあわない。**]
(19) 2016/07/16(Sat) 12時半頃
|
|
おぉーい。
[ブォォォン
騒がしいエンジン音と共にまだそれなりに舗装されている公道を走るのは田舎のプリウス、ハイゼット。 大きなヘッドランプにシャープなボディ。広々とした二人乗りのキャビン、後方の荷台もその高い積載性で田舎でトラックと言えばこれ!というくらい普及されている車種。 錆びにも強く、屋根のない環境に晒していても物ともしない泥道にも雪道にも屈することのない農道の王者。
と、まあ利便性と合理性を兼ね備えた車だと思っているが、それは田舎の人間からした話。 都会に慣れ親しんだ人間から見れば「ださい」の一言に尽きるのだろう。]
(20) 2016/07/16(Sat) 14時半頃
|
|
久しぶりだな、美代子。 お前もタイミングが悪かったなー。 もう少し早く帰れてたら爺さんの骨も拾えたもんだに。 まぁーいいこてさ。元気しとったか?
[車から降りることなく大声をあげるのは、目当ての人物>>16が姿を現すまで続けた。 訛りのきつい男はにかっと毒気のない笑みを向けると、声に呼ばれた美代子に助手席に乗る様に促した。]
(21) 2016/07/16(Sat) 14時半頃
|
|
[七尾家の当代が亡くなったのはついこないだ。
こういう時くらいは、と普段姿を中々出さない長男が嫁子を連れて戻ってきて。 家を出た長女も、主人と一緒に参列をした。成人した頃合いの娘がいたようだが、仕事の都合がつかなかったらしい。 次男で末っ子であるこの俺と言えば、結婚もせず親父から継いだ農業の傍ら両親の介護に明け暮れてた。
その介護からの解放感と父を失った喪失感と。 やりきれない思いでしばらく絶っていた煙草に再び手を出したのだった。]
(22) 2016/07/16(Sat) 14時半頃
|
喧嘩屋 辰次は、メモを貼った。
2016/07/16(Sat) 15時頃
|
ーー夕方前?ーー
[お店でお醤油を買って、家路を急いでいた時だった。]
あれは、智花ちゃん?
[駄菓子屋に繋がる道で、見知った姿を見つけて駆け寄る。]
智花ちゃん、久し振り。 どこに行くの?
[ちょこちょこと村に来ていた女の子。 この村から出たことがない櫻子にとっては、都会の話を聞くのが好きだった。]
私も一緒に行ってもいい? ーーお醤油持ってたらダメかしら。
[お醤油片手に笑う。]*
(23) 2016/07/16(Sat) 15時頃
|
|
構わねぇか?
[箱から一本取り出してライターを取り出しながら、助手席の相手に吸っていいかと伺いを立てる。もっとも、断られても「そう言うなて」と吸うつもりしかないのだが。
紫煙を車外に吐き出しながら、もごもごと口を動かしてから 意を決して声に出す。]
なぁ、美代子はさー、母ちゃんから聞いたことあるか? 「鬼渡し」
親父がさー、昔口を酸っぱくして言ってたんだけど。 どうやら親父もその時の面子にいたらしいんだて。 それがよ。 まぁた、死ぬ前に何を思い出したか繰り返すからさ うわごとみたいに。
お前は信じるか?そんな昔の怪談みてーな話。
[視線は前を見ていたが、意識を隣の姪に向けて また煙を大きく吸い込んだ。]
(24) 2016/07/16(Sat) 15時頃
|
|
── 夕方前くらい ──
[ 駄菓子屋さんがある道をかけていると、名前を呼ばれる。足を止めればそこにはこの村でできた友達の姿が>>23 ]
櫻子ちゃん久しぶり!元気にしてた? 私はこれから、駄菓子屋さんに行くの ずーっとおばあちゃんのかりんとう ばかりを食べることになるのは嫌だもの
[ 櫻子ちゃんは、私と違ってずっとこの村にいる。なんだか、大和撫子とかお嬢さんって言葉はこういう子のことを言うのかなって思っていて、実はちょっと憧れてたりする ]
お使いの帰り? 偉いなぁ、櫻子ちゃん
[ 私はおばあちゃんに言われたお参り、忘れてサボっちゃおうとしてるのに。いや、でもお醤油はご飯にも使う大事なものだから、お参りなんかより優先順位は上なわけで。それなら私もちゃんといってたかな? ]
ダメじゃないよ! お醤油、重かったら交代で持とう?
[ にっと笑い返して、櫻子ちゃんの隣に並ぶんだ ]*
(25) 2016/07/16(Sat) 16時頃
|
|
ーー→駄菓子屋ーー
智花ちゃん、いつこの村に?
[近付いて行けば朗らかな笑顔を浮かべてくれる。 櫻子は隣に並んで歩き出した。]
そう、今日の夕飯はお刺身だから、お醤油ないと大変なの。 智花ちゃんは、マヨネーズやソースで食べるお刺身の味を想像出来る?
[楽しげに笑いながら、智花の親切な申し出には、ありがとう、と笑顔を返す。 そうして、智花が歩いていた方向に自然と足を向けていた。]
智花ちゃんの家のおばあ様のかりんとうも美味しいのに。 やっぱり都会はもっと美味しいものに溢れてるの? 写真とかある?
[その足は駄菓子屋の方に向かっているのだろう。 この村からあまり出ない櫻子には不要で持っていない携帯やスマホを智花が持っているなら見せてとせがむ。 そうして、とりあえずは駄菓子屋に向かうだろう。]
(26) 2016/07/16(Sat) 17時頃
|
|
[おにぎり二つを腹に収め、ペットボトルの麦茶をぐいっと煽ったところでようやく待ち人が来たらしい。 見た目より何より機能性をとりました!とその全身でアピールしている大型トラックが、エンジン音のうねりを上げてこちらに走ってくる。私はそれに合わせてトランクから立ち上がると、控えめに手を振った。]
辰吉おじちゃん! 忙しいのにごめんねー。
[目の前に到着した大型トラックの運転席に座っているのは、両親ではなく叔父の辰次>>21だった。 仕事を辞めることに最後まで反対していた両親と私は、今最高に仲が悪い。両親のところに帰ったりしたら今以上に心身ともに悪い方向に向かいそうなので、事情をよく知らない叔父の元で暫くお世話になることにしたのだ。]
(27) 2016/07/16(Sat) 17時半頃
|
|
仕事の都合で、どうしようもなくてね。 私は元気だよ。今もそこでおにぎり二つ食べちゃったもん。
[訛り全開の叔父に、標準語のまま返す。食欲が回復したのはつい最近だということは伏せて。 壁を作ってると思われたらどうしよう、と思ったが仕方ない。7年近くの都会暮らしで上手い訛り方を忘れてしまった。そのままトランクごと助手席に乗り込む。]
いいけど、煙はこっちに向けないでね?
[煙草の匂いは好きではないが、乗せてもらっている以上強くは言えない。トランクを助手席の下に押し込みながら釘を刺しておく。ふと、紫煙を外に吐き出す相手が煙草を咥えた口の中で何かを言い淀んでいるように見えた。]
(28) 2016/07/16(Sat) 17時半頃
|
|
鬼渡し、って……あー。
[彼からその単語を聞いて、思い出した。 行きの電車の中で読んだ小説、そこに感じた妙な既視感。その正体を。]
知ってるよ。お母さんから聞いたことある。鬼になった子が他の人に役目を渡していく鬼ごっこでしょ? それで最後に鬼になった女の子が……っていう。それがどうしたの?
[こちらを見ようとしない横顔はどこか優れない。そうして告げられる言葉。>>24]
……そんなの、おじいちゃん夢でも見てたんじゃないの?だってありえないでしょ。現実にそんな、小説みたいな……。
[言いながらも私はどこか、背筋がひんやりするのを止められなかった。]
(29) 2016/07/16(Sat) 17時半頃
|
|
──駄菓子屋──
[智花が駄菓子屋で買い物をしている間、櫻子も横からその様子を眺めていた。]
私もお小遣いあるから、何か買おうかしら。 おばあ様にお土産にしてもいいかも。
(おばあ様もかりんとう好きだけど、たまには変わったお菓子も喜ばれるかもしれないし。)
[櫻子は、懐から小銭入れを取り出そうとした。]
(30) 2016/07/16(Sat) 17時半頃
|
|
──あッ。
[先程醤油を買った時にしっかりと閉めておかなかったのだろう。 櫻子の手からチャリンと小銭が零れ落ちていく。]
ご、ごめんなさい…! あ、そんなところにも…。
[恥ずかしそうに言うと、しゃがんで小銭を拾い始めた。 すると、遠くに転がっていた十円玉にも気付くと、慌てて拾う。]
あ、智花ちゃん、騒がせてごめんね…! お菓子、買えた?
[しゃがんだまま、智花がこちらに気付いたら笑って誤魔化すだろう。]**
(31) 2016/07/16(Sat) 17時半頃
|
看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2016/07/16(Sat) 17時半頃
|
[拾った拾った 一人拾った>>31 ばら撒く銅貨は七つ。
前と同じ数。]
ふふふ……はは
[呼び込むは老若男女問わず。]
(32) 2016/07/16(Sat) 18時頃
|
|
[ナナオ 七尾 ワタシと一緒に鬼渡しに巻き込まれた>>24。
寸ででワタシをオニにした。 だからワタシはここにいる。]
(33) 2016/07/16(Sat) 18時頃
|
|
[あそこで捕まらなければ、ワタシは家に帰れたのに。*]
(34) 2016/07/16(Sat) 18時頃
|
|
[話の中で、「大型トラック」という単語が出れば、アハハと大きな口を開けて笑ってから「ばかこくでね、これは軽トラだ」なんてやりとりをしただろう。
それと同時に実代子は都会っ子だなぁと独りごちる。
もう7年になるか、実代子が村を出てから。標準語を話す姪、もっとも村の若い子だって最近はテレビとかインターネットとかの影響で方言なんてほとんど話さない。 村の中では辰次も若い方だが、それでも青い彼らよりはずっと村の人間ではあった。] 詳しい事情は知らねっけどさ。 はえとこ父ちゃんと母ちゃんと仲直りしろよ?
[実代子にそう言って、自分の家──今は長男夫婦もいる、七尾家の実家へと向かう。]
[さて、家を出る時退屈そうにしていた甥の方は今頃どうしているやら。]
(35) 2016/07/16(Sat) 18時頃
|
|
── →駄菓子屋 ── ついさっき着いたばかりなの だから、誰かに会いたいなぁってら思ってたんだ
[ 隣に並ぶ櫻子ちゃんの顔をほんの少しだけ見上げる。高校一年生になると、女子はもう身長もあんまり伸びないって言われたけど、小柄な私はそれを認めたくなくて 今でも朝に1本、必ず牛乳をのんでいる ]
お刺身は……確かに醤油だよねぇ お醤油の味こそ日本、って感じするし
[ 駄菓子屋への道のりはそんなに遠くないから、たくさん話したくてほんの少しだけ、足はいつもよりゆっくりになっていただろう ]
いやー…美味しいんだけどね? やっぱりそればっかりってなるとなぁ あ、そうそう! 今度来た時櫻子ちゃんに見せようと思ってたの!
[ 街のお菓子の話が出れば、私はぱっと目を輝かせていそいそと携帯を取り出した。指でスイスイと画面を動かせば、色とりどりのケーキやパフェ、かわいいチョコレートが画面に映る その1つ1つを説明しながら歩いていたから、駄菓子屋にはあっという間に着いちゃった ]
(36) 2016/07/16(Sat) 18時頃
|
|
── 駄菓子屋 ──
[ 棚にたくさん並んだ小さなお菓子。その様子はコンビニとは全然違っていて、いろんなところに置かれたそれについつい目移りしてしまう チューイングキャンディーに、ゼリーみたいなスティック。ガムの入った飴、それからスルメも忘れずに 小さなカゴに入れてお店の人へ持っていけば、手早く会計が済まされる ]
櫻子ちゃんは───
[ 何かかった? そう聞く前に、お店にちゃりんちゃりんと音がなる。ぱちりと目を瞬くのは一度きり。すぐに私もしゃがんでお金を拾い集めた 最後の一枚を櫻子ちゃんがひろい終わったのを見て、立ち上がるとしゃがんだままの櫻子ちゃんを見下ろす ]
ふふ、私はもう買えたよ! 櫻子ちゃんったらおっちょこちょいなんだから
[ くすくすって笑いながら、手を差し出す。手を取ってもらえたら、そのまま引っ張ってあげるつもり 櫻子ちゃんの買い物が終われば、私は店の外に出て1人悩んでしまうだろう ]
(37) 2016/07/16(Sat) 18時頃
|
|
(お参り…行ったほうがいいよなぁ…)
[ 外もまだ暗くはなってないし、おばあちゃんに嘘をつくよりはさっさと行っちゃうほうがいいよね… お財布を開いてお賽銭があるかみようとすれば、足元に"十円玉"が見えた。さっきの櫻子ちゃんのもの…? それにしては遠くまで来すぎてるし… ]
気づかなかったけど、落としてたかな?
[ 拾って首かしげてみても、答えが返ってくるはずもないし、丁度10円玉はなかったから。ラッキー、だなんて思いながらそれを財布にしまった ]
私、これから神社にお参りに行くけど 櫻子ちゃんはどうする…
っと…お使い途中だったよね! 駄菓子屋、付き合ってくれてありがとう!
[ 醤油を持ったままの櫻子ちゃんを連れ回すのは気が引けて、そんな風に言ってみたけど、櫻子ちゃんが付いてきてくれるっていうなら、追い返したりはしないつもり ]**
(38) 2016/07/16(Sat) 18時半頃
|
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2016/07/16(Sat) 18時半頃
|
―七尾家―
あー、こんなことなら辰おじに付き合えばよかったかな。
[従姉の実代子を迎えに行くのに誘われたものの、「暑いからいいや」とだるさ全開で断ったのが先ほどのこと。だっさい軽トラの荷台に乗る羽目になってたんじゃないかと予想出来るし。]
んー、散歩行ってくら。
[家の中の誰かに声が届くよう、適当に声をかけ。ぴょこんと飛び起きると、庭を突っ切って外へ出ていく。]
(39) 2016/07/16(Sat) 19時頃
|
|
そーいやさ。おめ、なんとか妖怪って知ってるけ? ジジババニャンとかいう……。
今家に晶も来てるんだけどよ、そのなんたら云う猫 知ってるかって言われて。 悔しいから知っとる言うたんだけど これがまったくわからんのよ。
[他愛のない会話の合間に、ぷかぷか吹かしていた煙草を もう1本と手を伸ばす。 が、軽い箱の中にはもう何も入っておらず]
っと……──。 わり、ちょっとタバコ買ってくるっけ。
[そう言って煙草の自販機がある道に車を止めると 自販機の前でポケットの中から小銭を取り出した。]
(40) 2016/07/16(Sat) 19時頃
|
|
あっちい。
[ぶらぶら歩いていくものの、すぐに喉が渇く。 熱中症予防対策に、飲み物を買っていくことにした。 寂れた村とはいえ、店の隣りにはちゃんと自販機が立ってて感心する。
スポーツドリンクを買おうと、小銭をポケットから取り出してちゃりちゃりと二百円。がこんと落ちてきたペットボトルを取り出し、おつり口からも釣り銭をすくい取った。
銅の感触がひんやりとした温度を伝えてきた。**]
(41) 2016/07/16(Sat) 19時頃
|
|
ん? 噂すれば、晶でねぇの。
[煙草の自販機の横にある 飲み物の方の自販機の前にいるのは 他でもない、七尾晶その人。]
ここまで歩いてきたんか? いいねぇ、若いって。
[そう言ってジュースを拾う隣でじゃらじゃらと小銭を流し込んでいく。あと120円、110円、10円……。]
ん?
[今日はなんとツいてないのだろう。手応えのない布の触感だけが虚しい。]
(42) 2016/07/16(Sat) 19時半頃
|
喧嘩屋 辰次は、メモを貼った。
2016/07/16(Sat) 19時半頃
|
……うん、ありがとう。心配かけちゃってごめんね。
[ぽつりと吐き出された言葉>>35に確かな優しさを感じ、尚更息苦しくなる。悟られぬよう笑顔を作り、世間話に興じた。]
じじばば……あー、妖精ウォッチね。7chでアニメやってる……って、7chこっち映るっけ? ……っていうか、晶くんもきてるんだ。あ、でもおじいちゃんのお葬式に出たんならそりゃいるか。
[妖精ウォッチは今若い子の間で大人気のゲームである。 老け顔の猫の妖精・ジジババニャン(性別不明)と小学生の女の子・ケイコが妖精と友達になったり戦ったりするアドベンチャーゲームだ。最近はアニメ化もされて更に大人気らしい。都会に住んでいたころ何度か広告を見たことがある。老け顔の猫妖精ジジババニャンは本当に老け顔で、私にはついぞ魅力が分からなかった。]
(43) 2016/07/16(Sat) 19時半頃
|
|
あ、おじちゃーん。ついでにジュースも買ってくれない?これで、……おっと、
[煙草を買うために車を止めた叔父にさいふを取り出し、小銭を差し出す。百円玉が1枚と十円玉が2枚で120円分。手渡そうとしたそれは、しかし彼の手に渡る前に車内に落としてしまった。 慌てて拾おうとしたそのとき、頭上から降ってきた声に思わず顔を上げる。]
あ、晶くん!久しぶり。うわー、大きくなったねえ。今いくつ?
[言ってから、親戚のおばちゃんのテンプレみたいな台詞だなと心の中で突っ込みを入れる。手元を見ないまま小銭を拾いながら。硬貨が1枚、2枚、3枚……よし。 さあ財布を仕舞おうとしたそのとき、運転席の下に見えたのはきらりと光る百円玉。危ない危ない、拾い忘れるところだった。百円玉1枚、十円玉3枚を財布に戻し、再び財布をしまい込んだ。]
(44) 2016/07/16(Sat) 20時頃
|
|
ん? あ、辰おじじゃん。 ぶらぶらしてたら、結構遠くに来てた? ま、俺若いからな!
[へへっ、と声をかけてきた辰次に笑いかけ。>>42]
なん、小銭足りんの? 仕方ないな、貸しだよ。
[ほい100円、と小銭を辰次に渡す。]
(45) 2016/07/16(Sat) 20時半頃
|
|
お、おーう。 実代子姉ちゃん? んと、しばらく見ない間にきれいになったな!
[称賛がすらっと出ず、ためがある辺りにまだまだ未熟者であるのを匂わせ。>>44]
俺?15だよ。 高校の一年。 姉ちゃんも元気そうだなー、しばらくこっちいるんだっけ?
[自分とは入れ違いになるのかな、と漠然と思った。]
(46) 2016/07/16(Sat) 20時半頃
|
|
[百円を差し出す甥のその手をとっていいものか。>>45 しばし思案の後、開眼。 そして声を張り上げる。]
否!!
俺は分別のついた大人! 子どもの施しは受けんッ!!
[そう言うと勢いよく五体投地して自販機の下を覗く。]
ふふふ、見えるぞ俺には。 キラリ光る救いの手─10円─が……!
[2枚もあったラッキー、と言いながら 分別のついた大人はその1枚でボタンを押し 残りの10円をしめしめとポケットにしまい込んだ。 地面に落ちていたヒヤリとした感覚が指に残った。]
(47) 2016/07/16(Sat) 20時半頃
|
|
[早速と言わんばかりに買ったばかりの煙草に火をつけると]
ふーっ。
……んで、晶はジュース買いに来たんか? 後ろ、乗っけてったろか?
[と後部座席(荷台)を示して、煙をまた一つ吐き出した**]
(48) 2016/07/16(Sat) 20時半頃
|
|
− 神社近くの林道 −
[葉っぱの裏をひっくり返して覗き込む青年がひとり。
ブランドものでこそないけれど、洗練されたデザインのシャツとジーンズにワークブーツの出で立ちから、村の者ではないと容易に予測がつくだろう。]
♪でんでんむしむし かたつむり〜
[小声で歌っている青年の名は、刑部 慶一。 昨日、村を訪れ、学術調査のために、しばらく滞在することになっている大学生だ。
ちなみに、研究のテーマは『カタツムリの地域変種』である。 人に会えば、ニコリと笑って「こんにちは。この辺でカタツムリ見ませんか?」と訊くのだった。]
(49) 2016/07/16(Sat) 21時半頃
|
|
えー…
[分別のつく大人が自販機の下を覗くものなのだろうか。 地面と一体化してるその姿、大人か…?>>47]
しかも残った方がめてやがる… おっさんツッコミ待ちだろ。
[だが敢えてつっこまん。]
(50) 2016/07/16(Sat) 21時半頃
|
|
んなっ……やだもう!晶くんたらお世辞うまいなあ!
[親戚のおばちゃんのテンプレみたいな台詞パート2。自分より10歳若い相手を前に、こうして人は老いていくのかと思ったり思わなかったり。]
あ、それなら大人のおじちゃん。そこのピーチネクター買ってよ。奢りで。
[やっと呼吸ができたとばかりに煙を吐き出した叔父に、しまい込んだ財布は出さないままで言った。]**
(51) 2016/07/16(Sat) 21時半頃
|
|
──駄菓子屋──
あは、お金落としちゃって… もう高校生にもなったのに、落ち着きが足りないってまたおばあ様に怒られちゃう。
[駄菓子屋で小銭を拾っている間に智花は買い物を終えたらしい。 色とりどりの様々なものに混じって、スルメも。 そのラインナップが先程見せてもらった写真と少し違うのが、この村らしい。]
智花ちゃんもお買い物終えたのね。 どのくらい村にいるの? また遊んでくれる?
[貴重な村の外のお友達。 別れがたくてそう告げて。]
(52) 2016/07/16(Sat) 21時半頃
|
|
俺はあまりに暇すぎてさんぽしてた。 後ろ…… う、うーん。
[軽トラの荷台。>>48 乗り心地はきっと良くないしカッコ悪いし。 とはいえ、またふらふら歩いて戻るのもちょっと遠い。 若いと言った手前ではあるが]
ん、よし。 乗り心地試してやんよ。
[素直にありがとうを言わない、やや反抗期なお年頃。**]
(53) 2016/07/16(Sat) 21時半頃
|
|
[それでもドレッシング味のお刺身から家族を救うべく、駄菓子を買うことは諦めた。 どうやらお参りに行くらしい智花に、残念そうに告げる。]
ごめんね。 明日、智花ちゃんの家に行ってもいいかな? みんなに会いに行こう。 あ、七尾さんの家はお忙しいかもだけど…。
[そう言えば、おじい様が亡くなられたと言っていたっけ。 そんな村の情報をささっと伝えると、手を振り智花と別れる。 早くお醤油を届けなくちゃ。]*
(54) 2016/07/16(Sat) 21時半頃
|
|
はっ! こんなところにオオカサマイマイ?!
[朽ち木の陰に見えた錆色の円盤に息を弾ませて指を伸ばすも、拾い上げたのは南方系カタツムリならぬ10円玉で。]
あああ…
[拾得物として警察に届けるほどの額でないが、ネコババするのも気が咎める。 そういえば、この先は神社だって言ってたっけ、と梢に見え隠れする鳥居を見上げて認識した。]
お賽銭にすればいいか。 願わくば、新種のカタツムリが発見できますように…!
[とりあえず、ジーンズの尻ポケットに入れておいたのだった。]
(55) 2016/07/16(Sat) 21時半頃
|
看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2016/07/16(Sat) 21時半頃
看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2016/07/16(Sat) 21時半頃
|
――北館家――
ただいまー。 さっき智花ちゃんに会ったよ。
[玄関を潜って奥に向かって声をかける。 北館家はこの隠村の村長を務める家になる。 代々村長を継いで今は父が取り仕切っており、一人娘の櫻子もいつか婿を迎えてこの村で生涯を過ごして行くのだろう。 それを疑問に思った事はないが。]
智花ちゃんが見せてくれたお菓子、可愛かった。
[時々ふわりと訪れる外への憧れ。 年相応と言われればそうなのだろうが、それでもこの家ではとてもそんな事を口には出せない。 だから櫻子は外から戻ってきた人や、外から来た人からの話を聞くのが好きなのだ。]
(56) 2016/07/16(Sat) 22時頃
|
|
はい、お醤油。
[買った醤油を母に渡す。 晩ご飯にはまだまだ時間があるようだ。 十分に間に合った様子にほっとして、部屋に戻ろうとしたのに。]
ええ、今度はお裾分け?
[母が今度は大量に作ったお惣菜を七尾家に持って行けと言う。]
『七尾さん家、今忙しいしね。 良く食べる人がいるから、お惣菜はどれだけあっても困らないでしょう? 長男さん一家も長女さんの所のご家族も戻ってきてるらしいわよ。』
(57) 2016/07/16(Sat) 22時半頃
|
|
あ、じゃあみょんちゃんも?
[母に掛かれば結婚していない辰次おじさんは心配の種らしい。 しかしそれよりも櫻子にとっては、幼い頃七尾家にいた実代子が戻ってきているかもしれないと目を輝かせる。]
でもお葬式にはいなかったからいないのかしら…。
[一回り程離れた年上の女性は、高校を卒業して出て行った。 それは櫻子にとってはすごいことで。]
じゃ、行ってくる!
[その実代子に会うために再び家を出る。 まだ夕暮れにもなっていない。 もしかしたら、他の誰かにも会えるかもしれない。]*
(58) 2016/07/16(Sat) 22時半頃
|
|
[目の前をふと、黒い蝶が横切った。 青緑色の光沢のある筋をもつその蝶は──]
ミヤマカラスアゲハだ。
[多分。蝶は専門外である。 その美しい姿に、ふと、櫻子のことを思い出した。]
(59) 2016/07/16(Sat) 23時頃
|
|
[ちなみに、夜の間、慶一は村長宅(北館家)に泊めてもらっている。
テント泊でもいいと思って準備はしてきたのだが、フィールド調査の許可を地権者にもらっておこうと、大学最中を手土産に村長宅へ挨拶に伺ったところ、野宿などせずにうちに泊まりなさいと親切に言っていただけた。
蝶みたいなリボンで髪を括った妙齢の大和撫子風なお嬢さん──櫻子という名前もまた可憐である──がお茶を出してくれたので、ドキドキして、長めの前髪でつい顔を隠しがちになってしまったけど。
何しろ、女の子と何の話をしたらいいのかわからない。 生き物の話ならわりとディープにいけるが、それもどうかと。
で、どんな話をしたんだっけ。]*
(60) 2016/07/16(Sat) 23時頃
|
|
─少し前─
妖精ウォッチ? ルックルックこんばんはみてーな奴か。 はー、アニメだか。 7chんん?ここで映るテレビは5個だけ。 民放は3個だけ!
[そんなことも忘れたのか! と小言で返して実代子の都会の話に耳を傾ける。]
老け顔の猫…。 そんなもんがいるんだか。
[よし、これで晶に言い返せる。 そう確信した辰次の顔は汚い大人の顔だった。]
(61) 2016/07/16(Sat) 23時頃
|
|
え?ピーチネクター? やだよー、財布車の中だもん。
[若者にたっぷりの不平不満を浴びて、実代子にジュースを奢ること2(1になった2を阻止した)。]
それにしても、実代子もなかなか貫禄を帯びてきたなあ…。
[と、親戚のおばちゃんらしい台詞にうんうんと 頷いて返す。]
(62) 2016/07/16(Sat) 23時頃
|
|
実代子お姉ちゃん。 高校生の晶くんも自分で買ったんだから、欲しいんなら 自分で買いなさい、自分で。
[ともっともらしいことをほざいて紫煙を吐ききると車に乗り込んでそのまま七尾家へ。]
(63) 2016/07/16(Sat) 23時半頃
|
|
──慶一のこと──
[先日からうちに泊まっている客人である刑部慶一は大学生らしい。 研究のためにこの村に来たと言った彼は、オシャレな格好をしていてとても目を引いた。]
(慶一さんって照れ屋なのね。 それとも、あれが今の都会風なのかしら。)
[初対面の時にはあまり顔を真っ直ぐ見れなかった。 村の人は顔見知りが多いからとても新鮮だったのを思い出す。 女に虫の話はと遠慮してくれたこと知らない櫻子は、勝手に慶一が口数が少ない人だと思い込んでいた。]
(あ、でも、聞けば答えてくれるから、口数が少ないのが格好良いのかしら。)
[夕飯は何時とか、好き嫌いはありますか?とか、都会の話を聞こうとつい慶一への御用聞きを櫻子が担った自覚はある。 その距離の近さは田舎ならではだっただろう。 慶一や、他の誰かから指摘されなければ櫻子には気付けない。]
(64) 2016/07/16(Sat) 23時半頃
|
|
(あ、そうだ。夕飯に何を食べたいか聞いてみよう。 魚が好きなら川釣りを勧めてもいいし。)
[研究に来ていると言うのに、そんな風に無駄話に興じている。 それでも櫻子にとっては新鮮でとても楽しかったのだ。]*
(65) 2016/07/16(Sat) 23時半頃
|
|
─七尾家─
ぃよーし、到着。
[実代子の荷物を引っ張って家に運ぶと案内するのは彼女の母親である長女がいた部屋。
父親が寝ていた部屋は暗がりのがらんどう。 わかっている、わかりきっていることなのに。 目に入る情報を受け入れたくなくてす、と目を反らす。]
俺、ちょっと村長ンとこ呼ばれてっから このままちょっと出てくるな。じゃ。
[と言って、二人を置いてそのまま出かける。 同行を願い出れば特に断りもしなかったろう。]
(66) 2016/07/16(Sat) 23時半頃
|
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2016/07/16(Sat) 23時半頃
喧嘩屋 辰次は、メモを貼った。
2016/07/16(Sat) 23時半頃
|
[路傍の石にカタツムリを見つけた。 よくいる種類だったので、スマホで写真を撮って、サイズを記録するに留める。
しゃがんでいると、サラサラと水の流れる音が耳に届いた。 小川でもあるのだろうか。]
(67) 2016/07/17(Sun) 00時頃
|
|
[そういえば、天然のイワナがとれる場所があると、昨夜、櫻子が教えてくれた。 存外に近い距離で話す彼女のキラキラした瞳にこそ釣られそうだと思った。
嫌いな食材を問われて、パプリカ、と答えたが、そもそもこの村では栽培されてないかもしれない。 夕飯に出た山菜はどれも美味しかった。 集落で葬儀があって、その精進落としだとか言ってた。]
(68) 2016/07/17(Sun) 00時頃
|
|
[梢がヒュウとしなった。]
…帰ろうかな。
[まだ逢魔が刻ではないし、スマホのライト機能があるとはいえ、知らない場所で暗くなるまで活動するのは止めておいた方がよさそうだ。
立ち上がって、踵を返す。**]
(69) 2016/07/17(Sun) 00時頃
|
|
[クスリ クスリ 拝殿前に座り込み、足をぶーらぶら。 次々拾われる銅貨たち。]
集まる 集まる ヨリシロ候補
[その身に何が起こるか、知らずに拾う。**]
(70) 2016/07/17(Sun) 00時頃
|
|
─七尾家→北館家─ [車を走らせること3分。 自分の目指す目的地から来た櫻子と会うのは必然か。]
おー、櫻子。なんだ、皿なんか持って。
[惣菜らしきものを持っている彼女を呼び止めると]
そういえば、実代子来てるぞ。 おめ、昔っから実代子の後ろついてまわってたろ。 なんか、アイツ落ちこんでるみたいらっけ。 それとなく励ましてやってくれさ。
[と伝えて、じゃお前んち行ってくるな、と緩くアクセルを踏んだ。]
(71) 2016/07/17(Sun) 00時頃
|
|
ああー がたがたするうー
[荷台の乗り心地は良いとは言えなかった。 おまけに、舗装されてない道もちょこちょこあったりで揺れる。]
ドナドナの子牛ってこんな気分なんかね…
[ドナドナドーナー、と荷台で口ずさんでいればそれほど時間もかからずに七尾家へ到着した。]
(72) 2016/07/17(Sun) 00時頃
|
|
──七尾家に向かう途中──
[母は張り切って惣菜を作ったらしい。 結構な重量のそれをえっちらおっちら運んでいると、前から車がやってきた。>>71]
おかあ様が作ったお惣菜をお裾分けに。 忙しいだろうから良かったらどうぞって。
[葬儀関係で七尾家に人は増えただろうがその分食い扶持も増えているだろうと。 筆頭の辰次もどうやら忙しくしているらしい。]
みょんちゃん来てるの?
[幼い頃の舌足らずな呼び名を持つ彼の姪の来訪を聞けば目を輝かせ。]
落ち込んでるの? うん、励ませるかはわからないけど、私も会いたいし。
[教えてくれてありがとうと告げると、その後姿に手を振る代わりに小首を傾げて会釈した。]
(73) 2016/07/17(Sun) 00時半頃
|
|
[車に乗っているのならば、送って貰えば良かったと、 しかし、なんだかんだ年寄り衆に可愛がられている辰次もいい人なんだと思っている櫻子は辰次の姿が消えてからも気付くことはなかった。]*
(74) 2016/07/17(Sun) 00時半頃
|
|
ー七尾家ー
荷物まで運んでもらっちゃってごめんねー。ありがとう。
[トランクを運んでくれた叔父に感謝と労いの言葉を述べて、荷物を母の部屋へと置く。 途中祖父の寝ていた部屋を通り過ぎたとき、叔父が辛そうに目を伏せたのに気付いたけれど、>>66どうすることもできない。気付かないふりが自分にできる唯一のことだ。]
村長んとこ?ん、わかったー。待ってるね。 ……晶くんはどうする?
[同行はせず、家に留まることにした。 居間の冷蔵庫を漁ってアイスを探しながら、そこにいるであろう従弟に聞く。]
(75) 2016/07/17(Sun) 00時半頃
|
看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2016/07/17(Sun) 00時半頃
|
大人は忙しいな。 いってら。
[ひらひらと辰次に手を振って送り出す。>>66]
俺も留守番してる。 あ、アイス俺もほしい!
[実代子にねだった。通りすぎてきた祖父の使っていた部屋には、小さな机に遺影と線香たてが置かれているようだ。疎遠になりつつはあったが、祖父の死は悲しかったのは悲しかった。
が、既に立ち直っているのは共に住んでいた辰次より繋がりが薄かったのと本人の性格だろう。]
……しかし、爺さん大往生っての? 最期は寝るみたいだったとか。よかったよね。 走馬灯で昔の怪談言ってたらしいけどね。
そういや俺も爺さんに脅されたっけな。
[渡し鬼。 幼い頃は怖かったが、鬼ごっこの最中に友達が行方不明になったのを大袈裟に言ってたんだろうな、くらいの認識になっている**]
(76) 2016/07/17(Sun) 00時半頃
|
|
─北館家─
[この時期、日が落ちるのもまた遠い。 夕暮れが入り込む部屋に一礼して入り村長に挨拶をする。]
七尾辰次が来ましたよ。 そんちょ、なしたの? こないだ会ったばっかでねぇの。
[そう言うと村長、北館櫻子の祖父に対面するように座る。 皺の深い顔に更に皺を刻む。夕陽に照らされ影の落ちる顔は表情が伺いづらく、ややもすると不気味な雰囲気。 だがその口が開いて紡ぐ言葉は「いつもの話」。 嫁の貰い手はないのか。いつまでも独り身ではいられまい。
それから今日は続きがあった。]
え、櫻子?
(77) 2016/07/17(Sun) 00時半頃
|
|
[村長としても村を継ぐ人間が多いに越したことは無い。 そういう了見のようで。「櫻子にはまだ何も言っとらんし親にも話してないのだが」と切り出された話。]
いやいや、年考えろて、爺さん。 晶と同じくらいの子だろ?櫻子が可哀想だて。 今どきの若い子はね、恋愛するもんらて。
[と諭すように伝える言葉も、年寄りの耳にどのくらい入るのか。 まぁ、考えてくれ、と聞く耳持たぬ様子の老人は、回答も有耶無耶なまま話をまた次の話題へ移す。]
(78) 2016/07/17(Sun) 00時半頃
|
|
鬼渡し? ああ、うちの親父が言ってた話だっけね。
[沈みかけた夕陽が山の向こうに姿を消すと 夜の帳は幾ばくもしないうちに村全体を覆う。]
は、本当にある?
[全く、この村の年寄り連中と来たら。若人を怯えさせることしかしらんのか。と内心悪態をつくのは、自分自身への去勢。 それから聞いた名前はどう書くのかは知らないが アヤセアスカ と言うらしい。 確かに父の口からも聞いたことのある気がする、そんな名前だった。]
(79) 2016/07/17(Sun) 00時半頃
|
|
[アヤセ、アスカ。
口の中でもう一度呟いて。朱の褪せる西の空を、ぼんやりと見つめていた**]
(80) 2016/07/17(Sun) 00時半頃
|
|
[ケツポケットに入れた煙草とライターを取り出す手は、無意識に動きまた一本口に咥える。 もう、一通りを話し終えたのか、最後は気を落とすなとかまた顔を見せろとかそういう常套句で締めくくられる。
ぽとり
灰を落として、一度灰皿に煙草を休めると]
村長、心配してくれてありがとね。 よーく、考えとくっけ。
[と、相手を納得させるための返事を返して。 いざ、帰ろうという時に思い出した話をするのは年寄りにはよくある話で。]
ん?なんね。 はあ、都会の大学生? ………カタツムリ調べに来てるって? へぇーーー、都会モンの考えることはよくわからんねぇ。 まぁ、いいや。そいつにもよろしく言っててくれ。
[そう言うと煙草を口元に寄せて、また一つ吸い込んだ。]
(81) 2016/07/17(Sun) 07時頃
|
|
[七尾家もそれなりにデカイが、北館家はやはり村長の家と言うだけはある。中には豪華な調度品、民芸品や額縁に飾るのは名誉のある賞状やら。外はどっしり構えた外観に趣のある庭。]
[挨拶を済ませると、櫻子の母が「これも持ってって」とまた新たに作った惣菜を包もうとしている。礼を述べて丁重にお断りしてお断りしてお断りし切れずに受け取ったのは、ハンカチに包まれたタッパ。]
……ありがと。
[じ、と櫻子の母を見ていると、先程の話を思い出しそうになるので足早に玄関の戸を開けた。]
(82) 2016/07/17(Sun) 07時頃
|
|
[門までの道を通っていると、渦中の人物は現れた。
いかにもお洒落そうなシャツにデニムのジーンズ、頑丈そうなワークブーツと。一見して村の人間でないことがわかる出で立ち。ピンと来たそのままを口に出す。]
カタツムリの大学生か? 俺は七尾辰次。 何にもねぇとこだけど、ゆっくりしてってな。
[村の人間として歓迎すると挨拶するのは大人の嗜み。
にかっと毒気のない笑顔を向けると勢いよく相手の首に腕を回し、体を引き寄せようと。よほど警戒されて無ければ、すぐ横に顔が来るだろう。]
どうだ、櫻子ちゃん可愛いろ? 村長の大事な孫だすけ、筋は通せよ?
[とカマをかけてみるのも大人の嗜みというものだ*]
(83) 2016/07/17(Sun) 07時半頃
|
|
── 駄菓子屋 ──
高校生だってまだまだ子供だよ それに、櫻子ちゃんは十分落ち着いてるって
[ いつも私の周りで騒いでいる町の友人たちと比べたら、櫻子ちゃんはとってもおしとやか。おっちょこちょいなところだって愛嬌って言えると思う ]
もう暫くはこの村にいるよ だからまだまだいーっぱい遊べる!
[ お父さんの仕事が数日休みだから、その間はこっちに入れるだろって言ってたもの。明日も明後日も遊べるだなんて、とっても楽しみだから 思わず顔も緩んじゃうんだ ]
うん!みんなのところ回ろっか 七尾さん…辰次さんと…晶君と、実代お姉さん?
(84) 2016/07/17(Sun) 09時半頃
|
|
[ 辰次さんは、村に来ている時よく見かけた。トラックの荷台に乗るの、すごく憧れてたら乗せてくれたっけ 晶君は、夏休みとかに来た時に何度か遊んだ。でも最近は見かけてなかったけど今日は来てるのかなぁ 実代お姉さんは、昔は村で見かけたけど、高校卒業で町の方に行ったって言ってたっけ。それっぽい姿見かけたこともあるけど、人違いだったら恥ずかしくて声をかけれなかった ]
七尾さんのお家、何かあったの?
[ それからおじいちゃんのことが聞けたら、確かにそれは忙しいねって同意して、明日遊びに行けるかなぁ、って考えてみたり ]**
(85) 2016/07/17(Sun) 09時半頃
|
|
── 神社 ──
[ あの後、遊ぶ約束が終わったら櫻子ちゃんはお家に帰って、私は口の中で飴を転がしながら神社へ向かった 鳥居を目の前にして、茂った木々に思わず足を止める 別に、怖いってわけじゃないんだよ? でも、鬼渡しっていう怖いお話とかがある村の神社って、なんだか薄悪いなぁって…思っちゃうんだぁ ]
うん、早く帰ろう
[ 財布を取り出してさっき拾った10円玉を探していると、先に5円玉が転がり出る ]
こっちでいいや ご縁がありますように…なんてね
[ ちゃりん、と音が聞こえたら、二回手を打って頭を下げる。成績良くなりますように…とか そろそろかっこいい人と巡り会いたい…とか、なんとなくお願いしてみる。そりゃ、私だって年頃の女の子だもの。そういう事に少しくらい興味も出てくるよ 挨拶にきたのに願い事するのは、少しどうなのかなって思ったけど… ]
(86) 2016/07/17(Sun) 09時半頃
|
|
よし、終わったおわった あんまり遅くなると夕飯のお手伝いできないし 急いで帰らないと
[ そしたら、またお母さんに怒られちゃうもの 鳥居をくぐり抜け、もう一度だけ神社を振り返ると、ざぁっ──っと流れた風が、私の短い髪を揺らす 涼しいはずの風はどこかうすら寒くも思えて、家へ向かう私の足は、いつもより早くなっていた ]**
(87) 2016/07/17(Sun) 09時半頃
|
|
いってらっしゃーい。 ……はい、晶くんアイスどうぞ。オレンジとグレープ、どっちがいい?
[従弟と一緒に出て行く叔父を見送る。>>66 冷凍庫にあったのは棒状のアイスキャンディーだった。 オレンジとグレープの二種類。一つずつ取り出してきて、相手に見せる。そうして相手が選んだ方を渡し、もう片方の包みを破いて口に運ぶだろう。大人だもの。]
あー、確かに。あんだけ長生きだと悲しむって感じじゃないよねー。私は最近会ってなかったから、ちょっと寂しいけど……。
[舌先に触れる冷たさと甘酸っぱさを堪能しながら、従弟の話に相槌を打つ。 祖父の死は私も聞いたときは悲しかったけれど、どうしても自分の境遇と比べてしまって素直に悲しめないところがあった。]
(88) 2016/07/17(Sun) 14時頃
|
|
[あんなに長生きして、自分の子どもや孫たちに看取られながら逝くというのは死に方としては最上の部類に入るんじゃないだろうか。少なくとも都会のワンルームマンションの一室で、頼れる恋人も友達もいないまま孤独死、とかよりは。]
昔の怪談、ねえ。 私も聞いたことあるけど、ちょっと信じられないなあ。 みんなして夢でも見てたんじゃない?おじいちゃんもその当時はちっちゃな子どもだったんだし。
[先ほど叔父から聞いた話を思い出した。そのときに感じた、ひんやりした背中の感触も。 ちらり、横を見て。本当に何も気にしていなさそうな従弟の横顔に、こちらもなんでもないようなふうに返す。大人だもの。]
(89) 2016/07/17(Sun) 14時頃
|
|
オレンジ!オレンジでおなしゃす!
[アイスを受けとり、袋を破いて橙色の棒にかじりつく。>>88 ひんやりして、口の中であっというまに溶けていく。]
んまー。 いや、暑さには怪談よりアイスだよまったく。 夢、か。 っつうか怖がる孫たちを見て楽しんでたんじゃないの。
[あっけらかんとした口調。 筋金入りの都会っ子はいまいち信心が足りない。 脅すために話を盛ったんだろう、と考えている。]
渡し鬼だっけ、鬼渡しだっけ。 どっちでもいっか、おにぎりとおむすびくらいの違いだろ。 あ、おにぎりと言えば、妖精ウォッチにおにぎり丸ってのがいるんだけど、頭がおにぎりで鬼を斬るサムライでねー、
[あいつがいればたとえ鬼が出ても安心、なんて雑談をしつつ。]
(90) 2016/07/17(Sun) 15時頃
|
|
んー? 誰か来たー? お客さん?
[玄関先に誰か来たようだが、今ちょっと手が離せないから出てくれ、と母の声。食べきったアイスの棒をゴミ箱に放り、玄関まで出てみれば、若い女の子の姿が見えたか。]
どちらさま…あ、櫻子ちゃん?
[村長の娘のことは、小さい頃から結構最近まで遊んだ記憶があるからら知っている。少し見ない間にかわいくなったな、と祖父の葬式のときに見かけた姿に思ったものだ。**]
(91) 2016/07/17(Sun) 15時頃
|
喧嘩屋 辰次は、メモを貼った。
2016/07/17(Sun) 17時頃
|
[宗田智花という子はいまどき珍しい子で、トラックの荷台に乗るだとか干し柿を作るだとかそういうひと昔前の日常を好む子だった。
珍しい反応が嬉しくて家に寄った時は何かしら手伝いを頼んだこともある。]
[さて、カタツムリの大学生と会話した後、少し暗くなってきた道を戻っていると神社の方からその智花が歩いてきただろうか。]
智花、こんな時間に散歩か? 家まで送ってこうか。
[と運転席から身を乗り出して少し息があがった様子の少女にそう声を掛けた。 声を掛けてから、櫻子も乗せて北館家に向かうついでに帰してやればよかったと今更ながら後悔したという。]
(92) 2016/07/17(Sun) 17時頃
|
|
─父と辰次─
[自分ではそこまで自覚はないのだが、自分は父の若い頃にそっくりなのだという。村長を始め周りからそう言われるので自分も父の若い頃の写真を見せてもらったこともあるが、確かに目や眉は似ているような気がする。]
いや、でも俺の方が男前だよなー。
[と母に尋ねると、我が子が可愛い親ばかはその都度「そうだね」と頷いてくれた。父が元気な時にも同じように尋ねたことがあるが、父はあまりいい顔はしなかった。
「俺に似たっていいことはない」そう言われたものだった。 その言った父の真意は、とうとう生前に聞くことはなかった。]
(93) 2016/07/17(Sun) 17時半頃
|
|
− 村長宅 −
[カタツムリはいないかと、傍から見れば挙動不審かもしれない視線のやり方をしながら帰ってくると、村長宅の駐車場であろう無舗装の空き地にハイゼットが止まっているのが見えた。 田舎のトラック、いわば普通種である。
お客が来ているんだな、と思いつつ門の内へ入ってゆくと、若い男と行き会った。
「カタツムリの大学生」と呼ばれたところを見ると、こちらの素性はすでに知られているようだ。 田舎の情報網ってやつだろう。]
(94) 2016/07/17(Sun) 18時頃
|
|
お邪魔してます。 僕は刑部慶一と申します。
[カタツムリと呼ばれても不本意ではないけど、名乗られたので応じた。 フルネームで名乗られたということは、この村には屋号がつくほど、ナナオ姓が多いのかもしれないと推論してみる。
七尾辰次と名乗った男のしゃべり口調は東京の平坦イントネーションと異なり、生粋の土地っ子だと思われた。 村の祭では若者頭をやっていそうな気っ風が感じられる。汗臭い男前ってやつだ。
と、第一印象をインプットしていたら、不意に身体を抱き寄せ(?)られた。]
ほわっは、はう!
[膝が砕けたのは、囁かれた言葉の相乗効果もあったか。>>83]
(95) 2016/07/17(Sun) 18時頃
|
|
かっ、可愛いだなんて、おこがましいのではではっ
[これが噂に聞く、嫁婿の来手のない田舎のお世話攻撃というものか?]
僕はまだ親のすねかじりの学生の身分で。
[傾いた身体を立て直して、あたふたと玄関へと逃げ込む。]
(96) 2016/07/17(Sun) 18時半頃
|
|
[ 神社から離れて、青い稲の草が一面に広がる道を歩いていたら、前から車がきてるのが見えた 慌てて横に避けようとしたんだけど、そこから私の名前が聞こえれば、パチリと一度瞬きをした ]
あ、辰次さん!
おばあちゃんに言われて、お参りに行ってたの 送ってってことは…後ろ乗ってもいいの?
[ 身を乗り出してくれたから、辰次さんの顔が良く見える。家まで距離が遠いわけじゃないけど、トラックの後ろに乗れるって思ったら、少しだけ声は弾む あれ…でも確か… ]
七尾さんのお家、今忙しいって聞いたんだけど…
[ 大丈夫なの?って、そう聞きながらも私はトラックに近づいて、他に荷物があったならそれを踏まないように気をつけて、さっさと上に上がってしまう そのまま自分も身を乗り出せば、さっき買ったスルメの足を一本辰次さんに差し出した タクシー代、お家まではこれで足りるよね ]*
(97) 2016/07/17(Sun) 19時頃
|
|
──七尾家──
こんにちわ、誰かいますかー?
[七尾家に着くと、ガラリとと玄関を開けて中に入る。 車で3分の勝手知ったるご近所さんで、そこそこ頻繁に差し入れをしたり貰ったりの間柄だ。 重い皿を玄関先に置いて中に声をかけると、晶が出てきた。>>91]
あ、晶くん。 久し振り、元気だった?
[出てきた晶とも何度か遊んだことがある。 男の子である晶だが、智花とも一緒に遊んでいたはずだ。 幼い頃を知っているから、成長した姿を見てもつい可愛い晶くんのイメージが強い。]
(98) 2016/07/17(Sun) 19時頃
|
|
おさかべ、けいいち。
[聞きなれない名字である。
何となく値踏みされてそうな視線を感じて、キリッとおすまししてからにかっと笑いかけてみる。]
おこがましい?何だ 可愛いか可愛くないか、どっちかでいいだろ。
[たじろぐ姿に>>95>>96わからん事を言うやつだと口をへの時に曲げて、半目がちに狼狽える青年を見る。]
って、わわ。
[そのまま逃げ込むように家に入る背にぱちくりと瞬きをひとつ。]
都会モンは奥ゆかしいんだな。
[ハハハ、と大きく笑い飛ばしてハイゼットへと乗り込んだ。]
(99) 2016/07/17(Sun) 19時頃
|
|
後ろって……。二人しかいねんだ。助手席に乗れって。
[いつものように、キラキラとした視線に親父譲りの眉をハの字に曲げて口元には笑みを。
さっさと荷台に乗り込む智花が差し出すスルメを咥えて]
ああ、……親父が死んじまったからな。 ま、でも通帳とか名義とかは兄貴が色々してるな。 ちゃらんぽらんの次男坊には任せられないんだとよ。
[あっはっはと笑って、スルメを噛む。 あ、スルメ噛んでると煙草吸えない。 吸おうと伸ばした手は、そのまま箱を掴むことなく ハンドルへと納まった。]
(100) 2016/07/17(Sun) 19時半頃
|
|
不謹慎だけど、会えて嬉しい。 七尾のおじ様もきっと喜んでるわね。
[晶も実代子もそのために帰ってきたのだ。 ──帰ってきた? 櫻子にとってはここは帰る場所だけど、晶と実代子にとってはどうなんだろう。]
あ、あの、母からお惣菜の差し入れなの。 都会の料理に比べたら少し田舎っぽいかもしれないけど。
[思わずそう言ってしまったのは、智花から見せてもらった色とりどりの画像を思い出したから。 特に晶は最近村に来ていなかったから、村があんまり好きじゃないのかなって。]
晶くんは、ハンバーグとかの方が良かった?
[だからついそんな事を尋ねてしまったのだ。]**
(101) 2016/07/17(Sun) 19時半頃
|
|
だって、今助手席に乗ったら 次いつ荷台乗れるかわからないだもの
街では荷台に乗せてくれる人なんかいないし こうやって景色が良く見える方が楽しいし!
[ 辰次さんの下がった眉はしらんぷり。荷台に乗ってきゃらきゃら笑いとばしちゃう ]
そっかぁ…ちゃらんぽらんだなんて… きっと辰次さんがしんどくないようにしてくれてるんだって
[ 明るい笑い声が聞こえてくるけど内容が笑えるようなものじゃない気がして、さっきより少しだけ小さな声。辰次さんが気にしてないなら大きなお世話だと思うけど、こうやって車に乗せてくれたり、一緒に干し柿を作らせてくれたり いっぱい遊んでくれるから私はちゃらんぽらんだなんて思ったことないんだもの ガタゴト、補装されていない道で揺れる荷台に三角座りをして、口の中に飴玉を転がした。見慣れた家の近くの風景になるまで、そう時間はかからない ]*
(102) 2016/07/17(Sun) 20時頃
|
|
うん、俺は元気してたよ。 櫻子ちゃんも元気そうで良かった。 ご飯作ってくれたん?うわお、ありがと!
[村長さんとこから差し入れきた! と家の奥に声をかければ、「まあありがとうございます、助かりますわ」なんて母さんが出てきて、櫻子にお礼を言ってからお惣菜の皿を運んでいった。>>101]
え…ううん、俺こっちの料理も好きだよ。 ハンバーグもそりゃ好きだけどさ、肉じゃがとか大好きだしさー。
[本音を言えば確かに洋風のほうが好きなのが多いけど、櫻子の前で手作り料理をけなすほどお子ちゃまではない。肉じゃが好きなのは嘘ではないし。]
うんうん、爺さんもよく来たな、しっかり村の料理食っていけ、って喜んでるよきっと。
[そんな風に同意を。 村はあくまで遊びにくる場所。祖父母の家がある所。 そんな意識が自然に混ざっていた。]
(103) 2016/07/17(Sun) 21時頃
|
|
ふぅん、そんなもんか。
[「次いつ荷台に乗れるかわからない」>>102 そう豪語する智花にやっぱり珍しい子だ、と内心評して。]
[小さく聞こえた慰めの言葉に返事を返そうとしたもののなんと返したものか、考えて考えて。 考えあぐねて聞こえないふりをした。
ガタゴト、舗装されていない道をゆっくり進んで。煙草の代わりにスルメを噛んで智花の家まで走らせた。]
(104) 2016/07/17(Sun) 21時頃
|
|
[玄関先から物音。手が離せないらしい伯母の声に玄関を見に行こうとするも、従弟が行くならいいだろうと2本目のアイスに取りかかろうとするものぐさな大人。 しかしそれは玄関先から聞こえてきた声によって打ち切られた。]
え、さくちゃん?
[聞こえてきたのは昔馴染みの少女の声。 自分とは違って、生まれ育ったこの土地での暮らしを愛して受け入れることの出来る素直で優しい子だ。歳は一回り近く離れているが、ここに住んでいた頃はよく遊んでいた。何故かは分からないが、妙に懐かれていたのを覚えている。]
(105) 2016/07/17(Sun) 21時半頃
|
|
わあ、さくちゃん!久しぶりー。 ……すごい、綺麗になったねえ。おばちゃんびっくり……あ、おばちゃんて言っちゃった。
[アイスを冷凍庫に戻し、従弟の後ろからひょっこりと顔を出す。 目の前にいたのは確かに櫻子だった。 ただし、記憶にある子どもの姿より数段大人びて、美しくなっていた。艶めく黒髪とぱっちりとした黒目。透き通るような肌にすっと通った鼻筋。びっくりして思わず心の中のツッコミまで漏れた。
ーーこんな田舎で生きてくなんて勿体無い。
そんなことをちらりと考えて、すぐに打ち消す。さくちゃんは村長の娘で、いずれその座を継ぐことは私がこの村に住んでいたときから決まっていたこと。私が口を出す権利はないし、第一さくちゃんに失礼だ。]
(106) 2016/07/17(Sun) 21時半頃
|
|
お惣菜?やだ、ありがとう。 うわー、美味しそう。流石北館さんちは違うなあ。 私なんか自分で全然自炊しないからこういうのすごい嬉しいよ。うちの家の隣にも来て欲しいくらい。
[伯母が受け取り運ばれていく惣菜を眺めながら。 さくちゃんの言葉に何処か自虐めいたものを感じ、フォローのつもりで紡いだ言葉ーーふと気付く。自分がまだ、あの都会のワンルームマンションを「家」と呼んでいることに。自嘲めいた感情が込み上げてくるのをどうにか噛み殺した。]
(107) 2016/07/17(Sun) 21時半頃
|
|
[智花の掛けてくれた気遣いの言葉に
優しいな、とか。 ありがとな、とか。
そんな返事も考えたのだけど何故だか喉でつっかえて。 きっとそれは二の句に余計な発言をしてしまいそうな予感がしたから。 その二の句を出さないように。 辰次はただ、聞こえないふりをした*]
(108) 2016/07/17(Sun) 21時半頃
|
|
[晶の母が現れて皿を持っていくのを見送る。>>103 そして、再び晶に視線を戻した。]
──そう。
[晶の言葉から、やはり晶にとってこの村は来る場所なんだと知れば少し寂しげに。 実代子もそうしてこの村を出て行ったのだから、当たり前なのに寂しく感じてしまうのは何故だろう。 けれど、それでも気遣ってくれたのには気付けたので、笑顔を浮かべた。]
なら、山菜の天ぷらも、菜っ葉のおひたしも、いっぱい食べてね。 新鮮だから美味しいし、おじい様の分も!
[若い子には人気がないお惣菜トップを連ねる。 肉じゃがが好きなら、野菜は苦手かな、なんて思ってちょっと意地悪を言ってみる。]
(109) 2016/07/17(Sun) 21時半頃
|
|
[すると奥から実代子が出てきた。>>105 現れた実代子は、久し振りに見たのに別れた頃とそんなに変わったように見えなかった。 それは無意識に別れた頃の実代子と重ねてしまっていたのかもしれない。 高校の頃、村を出て行くと告げた実代子の姿は輝いていた。 今の彼女は、辰次の話では落ち込んでいると言っていたが…]
(110) 2016/07/17(Sun) 22時頃
|
|
− 村長宅 −
[辰次の快闊な笑い声を残してハイゼットの駆動音が遠ざかって行った後で、辰次に、村内でカタツムリを見かける場所を聞いてみるのを忘れていたことを思い出したが先に立たず。>>99]
繁殖適合期だから…
[と、奥から「おかえりなさい。どうぞお風呂おあがんなさい」と声をかけられた。 櫻子の声ではなかった。
今のタイミングで櫻子にお風呂に誘われたりしたら動転のあまり何を言ったかわからない、なんてことは意識の上にはのぼらないまま、なんとか理系の面目躍如でそつなく応える。]
(111) 2016/07/17(Sun) 22時頃
|
|
みょんちゃんの家、みょんちゃんが自分で得たお城よね。 ふふ、一回見てみたいかも。 もし私が料理出来たら呼んでもらえる?
[しかし、実代子の言う"家"との言葉には、晶に感じたような寂寥感は感じなかった。 それはその家を実代子が自分で得たものなんだと思うからだろう。 つい、実代子を尊敬の眼差しで見てしまった。 でも、それも実代子が自分をおばさんと呼ぶまでで。]
もう!みょんちゃんもまだ若いのに、自分のことおばさんなんて言っちゃ駄目じゃない。 みょんちゃんがおばさんだったら、辰ちゃんは辰次おじいさんね。
[実代子よりも年上の辰次を引き合いに出して笑う。 辰次は当然櫻子よりも年上だが、年寄り衆に辰ちゃん呼ばわりされてるのを聞いて育った櫻子もつい辰ちゃんと呼んでしまう。 それに、あの性格からか、次男だからか、あんまりおじさんな感じがしない。]
(あ、でも、みょんちゃんの心配してたのよね。)
[辰次の姪想いの一面を思い出す。 離れていても仲の良い七尾家の皆を見て、素敵だなと櫻子は思うのだった。]
(112) 2016/07/17(Sun) 22時半頃
|
看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2016/07/17(Sun) 22時半頃
|
− 村長宅/風呂 −
[野外調査をする身にとって、風呂を使わせてもらえるのはありがたい。 村には電気もガスも通っているけれど、風呂釜は薪で炊くそうで。 温泉でこそないものの、湯触りがとてもよくなるという。 といっても、その違いが肌でわかるほど慶一は敏感ではない。
湿気を好むカタツムリも、この浴室内にはいなかったので、貴重な湯を無駄遣いしないようにしながら、ざっと身体を洗う。]
(113) 2016/07/17(Sun) 22時半頃
|
|
[別段、スポーツに傾倒してはいないが、野外調査も野宿も厭わない半アウトドア研究者の慶一の身体は、生っ白いわりに弛んでない。 瞬発力には欠けても、そこそこに耐久力はある。
やや癖のある細い猫っ毛は、洗髪のために濡らすと情けないほどペシャンとなった。 髭は薄くて、ほとんど手入れもいらないくらいである。
背中には、赤くくすんだ消えない痣があった。 いつどうしてできたか覚えていないのだが、自分の視界に入る場所でもないので、誰かに指摘されるまで忘れているのが常だった。]
(114) 2016/07/17(Sun) 22時半頃
|
|
あ、
[そういえば、神社にお賽銭を投げ損ねたと思い出して。 祟り神でないといいなあ、なんて、理系らしくないことが脳裏を掠めたのは、義兄が民俗学に造詣が深い余録か。
(慶一のフィールド調査先が隠村だと妻(=慶一の姉)から聞いた義兄が眉を顰めたのは、いまだ慶一の知らぬところ)]
(115) 2016/07/17(Sun) 22時半頃
|
|
ううううん。
[山菜も菜っぱも、都会っ子にはやや苦い。>>109 いや、単に好き嫌いの問題かもしれないが。]
まあ、うん、ゼンショするよ!
[一応嘘は言ってない。 実代子が背後に来たのを感じれば、さりげなくスペースを空け、二人の世間話を聞いていた。]
(116) 2016/07/17(Sun) 23時頃
|
喧嘩屋 辰次は、メモを貼った。
2016/07/17(Sun) 23時頃
|
―神隠しの後― [綾瀬家の長女、明日香が神隠しにあった後、明日香の両親は必死に一人娘を探した。 元々小さい村故に、こういうときの手は惜しむことなく差し伸べられた。 村総出で山狩りなど、思い付く限りの方法で明日香の捜索を行ったが。
結局その足取りを掴めることなく。]
「明日香、明日香。どこにおるんだァ、明日香……」
[どれほど探しても見付からぬ少女は神隠しにあったと言われ。 村人が探すのを一人、また一人と止めていき。 とうとう探す人員は、両親二人だけとなってもまだ探す。]
(117) 2016/07/17(Sun) 23時頃
|
|
「明日香、明日香。けえってこい……」
[悲痛な声で呼ぶ母は。 父が諦めようと言ってもまだ探し。
雨の日も風の日も雪の日も。 休むことなく探し続けた母はとうとう病に倒れて亡くなった。
娘が消え、妻にも先立たれ。 他に子もいなかった父も後を追うのは、そう時間も経たず。 母が亡くなって9ヶ月も経たずに亡くなった。
こうして、長女の明日香以外に子を持たなかった綾瀬家は、その血を絶やす。]
(118) 2016/07/17(Sun) 23時頃
|
|
[ゼンショすると素晴らしい言葉である。>>116 しかし櫻子は信じた。 顔見知りが多い田舎の娘。 あまり人を疑うことはない。 だから勝手に寂しく思ってしまったことも申し訳なく思っているくらいなのだ。]
ほんと? たくさん食べてくれたら、きっと体も大きく育つわ。 辰ちゃんみたいにね。
[大きくと言うよりもしっかりした体つき、と言いたかったが、まぁ意味は大差ない。 にこにことそう晶に告げた。]
(119) 2016/07/17(Sun) 23時頃
|
|
[怯えさせるしかと思われようと>>79、信じられぬと言われようと>>89、大袈裟に言われてるだけだと思われようと>>76。 村の翁が若人に神隠しの話を伝えるのは>>79、そういうことがあったからやもしれぬ。
気を付けろという、忠告の為やもしれぬ。*]
(120) 2016/07/17(Sun) 23時頃
|
看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2016/07/17(Sun) 23時頃
|
んんん。
[にこにことピュアーな笑顔で返されてしまい、言葉につまった。>>119 こんな子、都会では見かけない。 少なくとも晶のクラスメイトにはいない。 まぶしい。]
んんー、辰おじはがっしりしてるし農作業もしてるし、ああはなれないような…
あ、そうだ、櫻子ちゃんアイス食べる? 夕飯近いから、いいかな?
[夕飯の単語に、時間が気になってちら、と壁にかかる時計を伺う。 外が暗くなるようなら送っていく選択もありだ。]
(121) 2016/07/17(Sun) 23時半頃
|
|
城……かあ。 うん、勿論。さくちゃんがご飯作ってくれたら、仕事も頑張れるだろうなあ。
[あまりに真っ直ぐな言葉に、胸がちくりと痛む。>>112 声は努めて明るく、しかし眩しい眼差しに耐え切れず、すっと瞳をそらしてしまった。 彼女の言う「城」を、私は今朝引き払ってきた。家具は取り出され、鍵も新しいものに作り変えられていくであろう。私はもうあの場所に入る術を持たない。でもそんなこと、この子に言えるわけがない。 だからおばちゃんというフレーズに彼女が怒ってくれたことに少しほっとしてしまった。]
お嫁さんもらわないうちにおじいちゃんとか辰次おじちゃん可哀想だなー、はは。
[おじいちゃんになった叔父の姿を想像して、見た目以外はきっと何も変わらないんだろうなあと想像すれば自然と笑みもこぼれる。]
……あ、そうだねえ。さくちゃんよかったらちょっと上がってかない?帰りはその辰次おじちゃんに送ってもらえばいいし。
[従弟の言葉に頷いた。>>121]
(122) 2016/07/17(Sun) 23時半頃
|
|
―???:拝殿前― [クス クス クスリ]
ヒ フ ミ ヨ イツ ム
[揃ったヨリシロの数を数える。]
“前”と同じ七 ワタシを入れて七
[七は奇数。『正』の力が強い数。故に『負』を呼びやすく。]
[十円 トオエン 遠縁 その音から、賽銭にするのは避けられる。]
故に、オニを祓う力は遠離ろう
[ましてやここは、オニの領域故に。*]
(123) 2016/07/17(Sun) 23時半頃
|
|
[晶が言葉に詰まっている理由に思い至らない櫻子は、言葉に詰まった晶を不思議そうに見る。 もしかしたら前からそんな風に晶が気を遣っているから、こう一歩踏み出した深い付き合いに結びついていなかったのかもしれない。]
確かに。 辰ちゃん、なんだかんだみんなにも頼られているものね。 晶くんとは性格も全然違うし…。
[ムキムキな晶を想像してしまった櫻子がそっと視線を逸らしたのは許して欲しい。]
あ、夕飯! そうよね。晶くんたちも夕飯よね。 手間を減らすためにお裾分けに来たのに、手を止めさせてごめんなさい。
[まさかアイスを食べてのんびりしたとは思わない。 アイスは丁重に辞退して。]
(124) 2016/07/17(Sun) 23時半頃
|
|
ぶえーっくしゅ!!
─宗田家玄関前─
[智花を下ろして、別れの挨拶をしようとした時。 時季外れに勢いよくクシャミをして鼻をすすりあげる。]
うーっ……。 こりゃ誰かが俺の噂してるにちげーねー。 [噂の内容>>112>>119>>121は知らぬものの そうに違いないと言いながらまた何度かクシャミして。]
智花はいつまでこっちいるんだか? しばらくいるなら明日、庭の池でスイカ冷やしとくから 食いに来い。 晶も実代子も来てるから、会えば喜ぶ。 それに……、爺さんに焼香してやって欲しいしな。
[明日もまたこの少女に会えれば、自分もちぃとは元気でいられるような気がして。誘いを掛けたのは僅かばかりの男の甘え。]
(125) 2016/07/17(Sun) 23時半頃
|
|
みょんちゃんが仕事頑張ってくれるなら、私も料理頑張るわ。
[料理と言っても、まだお手伝いの領域から出ない櫻子は右手を握り締めて決意を告げる。 だから、視線をそらされたのには気付かなかった。]
ね。 みょんちゃんもまだお婿さん来てないならおばさんはなし。 私にとって、みょんちゃんはいつまでもみょんちゃんだもの。
[実代子が笑ってくれたから。 その笑みが、辰次の話題で生まれたのだから、やっぱり辰ちゃんはすごいとも思いながら。 辰次が励ましてやってくれと言ってくれていたのに、実代子の気持ちに気付かなかったのだ。]
(126) 2016/07/17(Sun) 23時半頃
|
|
そうだ、明日智花ちゃんと遊ぶつもりなの。 晶くんやみょんちゃんも、時間があったら一緒にどう? せっかくだから智花ちゃんも会いたがってると思うし。 ね。
[実代子も誘ってくれた夕飯を一緒に食べるのはとても後ろ髪を惹かれるが、葬儀を終えたばかりの七尾家に長居するのは良くないだろうと笑顔でそう告げる。 彼らがここにいれるのは数日だろう。 ならば、せっかくの滞在期間を楽しく過ごしてもらいたい。]
何をするかは全然決めていないけれど、明日呼びに来るわ。 だから、二人とも今日はゆっくり体を休めてね。
[それは単純に葬儀を終えたばかりの二人を気遣っての言葉。 明日は普通に明日が来ると信じていたからこそ、零れ落ちた言葉のはずだった。]
(127) 2016/07/18(Mon) 00時頃
|
喧嘩屋 辰次は、メモを貼った。
2016/07/18(Mon) 00時頃
|
【人】 孤高天使連合 ナナオ [何故か目を逸らす櫻子に、今度はこちらが不思議そうな顔。>>124]
いいっていいって。 俺はどうせ暇だしさー。
へえ、智花ちゃんも来てんのか。 うん、明日はなんかしようか。
あ、待って、暗くなったら危ないから送ってくよ。
[実代子姉ちゃんも来る?と尋ねつつ、スニーカーを履いて。 辞退されても、せめて途中までは送っていく心意気。]
(128) 2016/07/18(Mon) 00時頃
|
|
じゃ、私、帰るわね。
[そう言って七尾家を後にしようとしたら。]
でも晶くんも疲れてない?
[晶が送ってくれると言う。>>128 しかも言いつつもスニーカーを履いてすでに送ってくれる気らしい。 深い付き合いになっていなくてもわかる。 自然と笑顔を零して。]
晶くん、優しいのね。
[慣れ親しんだ隠村に、櫻子が恐れる事は何もない。 でも、その晶の気持ちが嬉しくて、素直に送られる気になった。 もちろん半分くらいになったら、今度は櫻子のターンとして「ここまでで大丈夫!ありがとう!」と言う算段である。]
(129) 2016/07/18(Mon) 00時頃
|
|
─七尾家─
[家に戻っても、まだ櫻子はいただろう。 おかずを届けて戻ろうとする年若い少女を追いかける甥は、どうやら送って行こうとしているようで。>>124>>128
ひゅーっと口笛を吹き鳴らして車のキーをポケットへ仕舞いこむ。]
お、櫻子。ありがとな。 晶は気ぃつけて頼むな。 俺はもう疲れたから、見送りは歩きで行ってくれや。 二人とも、気ぃつけてな。
[そう言って、二人を明るく見送っただろう。]
(130) 2016/07/18(Mon) 00時頃
|
|
[そして、どっちが見送る形になるだろうか。 譲り合って、どちらが先に背を向けるか勝負になるかもしれない。 そんなやり取りも楽しく交わして。]
また明日!
[晶と別れて北館家に着けば、帰りが遅い事を怒られたり、慶一もいれば一緒にご飯を食べるだろう。 お風呂でドッキリは、あったかなかったかは想像にお任せするが。 そうして、とある一日は過ぎていく。
――はずだった。]**
(131) 2016/07/18(Mon) 00時頃
|
|
− 村長宅/脱衣所 −
[風呂から上がり、部屋着代わりのハーフパンツを穿いて脱衣所の窓を開ける。 クーラーはなくとも涼しい風が通った。 ヒートアイランド現象など縁遠い土地柄のようだ。 湯上がりの麦酒ならぬ麦茶がほしい21歳。
昼間、着ていたジーンズの尻ポケットから件の10円玉を取り出してピンと弾く。
キラリ。光る赤銅色。 そんなに新しい硬貨だっけ──? と思う間もなく、]
(132) 2016/07/18(Mon) 00時頃
|
|
時間だ 時間だ 鬼渡しを始める時だ
[さぁさ、呼び込もう。鬼を渡す相手を。 さぁさ、帰ろう。“ ”のかえるべき場所へ。
オニは嗤い、銅貨を持つ者を手引きする。]
(133) 2016/07/18(Mon) 00時頃
|
|
い ら っ し ゃ い
(134) 2016/07/18(Mon) 00時頃
|
1
2
3
4
5
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る