256 【突発RP村】胡蝶の夢
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
[それから、花屋で笑っていた看板娘は忽然とその姿を消す。
行方を知る者は、果たしていたのかどうか。
今となってはもう分からない。]
|
[ りんちゃんが、わたしの手を引いて、 個室へと連れて行ってくれることでしょう。 其れは、私の部屋だった筈の場所でした。 私の遺骸は、もう存在はしません。 わたしは、くたりと横になって、 りんちゃんの掌を、ぎゅうと握り締めるのでした。]
…… ごめんね、 ごめんね
[ 此れが、追体験というものなのでしょうか。 しあわせな想い出を、 最期に黒く塗りつぶされてしまった、 わたしの、オーレリアの、記憶。]
(92) ゆら 2016/11/20(Sun) 00時半頃
|
|
[ 次第に呼吸は治まるでしょうか、 迷惑ばかりを、友にはいつもかけてしまいます。 天井を見上げてみますが、 いまは暗く落ちてくることは、ありません。
あの日、帰りを待っていられなかった私を、 聞けなかった言葉>>47に、 ──── おかえりなさい、を返せぬ私を、 ただ。ひたすらに、悔いたことでしょう。 生きて、しあわせを掴んでくれたでしょうか。]
… 貴方がしあわせなら、 わたしもしあわせ、なのです。
[ 神に祈りを捧げるなんて柄ではありません。 それでも、祈らずにはいられないのでした。]**
(93) ゆら 2016/11/20(Sun) 00時半頃
|
|
[ 少し休んでしまえば、再び院内を歩き回りましょう。 向かう先は、通いなれた聖堂でした。 足を踏み込むと、其処には男性二人組が、 そして、熟した女がひとり在るのが見えましょう。>>95 わたしたちは、彼女の傍へと頭を下げて座ります。]
初めて此処へ来ましたが、 …… わたしもとても、懐かしい。
[ 何気なく聞こえた言葉に、拙い言葉を並べます。 はたと、隣を見てみますと、 涙の滲む老婆の姿に、わたしは狼狽え、 ポケットからハンカチを取り出して、 彼女へと差し出しましょうか。]
(102) ゆら 2016/11/20(Sun) 08時半頃
|
|
…… おばあさん、泣かないで ?
[ と、眉を下げて見詰めました。*]
(103) ゆら 2016/11/20(Sun) 08時半頃
|
|
[ ちらと聖堂を、… 見上げました。 色鮮やかな硝子から、光が射し込めば、 幻想的な空間が作り上げられるのでしょう。 あの日のように、神に祈りを捧げたならば、 わたしは、神の御言葉を賜れるのでしょうか。
一番前の席に座るのは、 わたしと同じ国の言葉であったでしょう。 途切れ途切れでしか耳には入ってきませんが、 並ぶ肩が、まるで、 まるで、]
… 仲良しふたり、みたい。
[ “ 相棒 ”と呼び合っていた二人の姿が、 背中に重なってみえますが、異なるふたり。 単なる、わたしの願望だったのかもしれません。 彼らがまた、言葉を交わし隣に並んでいられるように。 そんな、淡い夢を。*]
(106) ゆら 2016/11/20(Sun) 09時半頃
|
|
[ わたしの差し出すハンカチは、 目の前の女性は受け取ってはくれたでしょうか? 其処に、ふと降り注ぐ優しい声音。>>107 わたしは、ゆると笑みを浮かべます。]
こんにちは、 ええ …… 神も祈りを叶えてくれそうですね。
[ 拙くも、聞き慣れている筈の言葉で、 異国の男性へ言葉を返しましょう。 柔らかな物腰が、優しいランタン職人さんの面影を つい、重ねてしまうのでした。 つられては、天を見上げて、 ぽそりと呟いたのでしょう。>>106
見上げた先の聖母の姿は、 まるで、わたしに語りかけてくるようでした。*]
(108) ゆら 2016/11/20(Sun) 10時頃
|
|
[ 差し出される掌に嫌悪などありませんでした。>>109 そっと、握り締めて、微笑みましょう。]
わたしは、織木美歌。 …… この修道院が、何処か懐かしくって。 凍える寒さも、神と、 …… 想い出が、 まるで包んでくれるよう、です。
[ 信心深くもなかった筈なのに、 此処にいると、どうしても、神がすべてと、 思ってしまいそうな、神聖な場所。 此処で、この掌なら救えると言ってくれた彼。 わたしはあなたを助けられはしませんでした。
ぎゅ、と握る指に力を込めて、 わたしは胸の内で、謝罪するのでした。 ごめんなさい、 …… と。*]
(110) ゆら 2016/11/20(Sun) 11時頃
|
|
[ 何を、 願う?>>113 そう問われて、わたしは、私は、唇を閉ざします。 彼の言葉に耳を傾けて、目蓋を伏せます。 自分のすべき道、オーレリアには、 想いがあったことは知っています。 けれど、わたしには、わたしは ……]
アルさんの道がはやく見つかるように、 神さまにお祈りをしておきますね。 …… きっと、あなたの道は見つかります。
[ 気恥ずかしく笑う横顔に、 口許に指を添えて、ちいさく笑います。
そういって、誤魔化すだけ。]
(114) ゆら 2016/11/20(Sun) 15時頃
|
|
[ オーレリアは、生涯を通して、 しあわせな人生ではなかったと、 …… 織木美歌 は、思います。
両親を喪い、妹のように思う子にも、 弟のように思う子にも、私の気持ちは伝わらず、 傍にあれと想う者との距離も、── 遠く 。
大切な場所は、しあわせと憶っていた刻は、 失われてしまったのですから、
…… わたしは、きっと、耐えられない。]
(115) ゆら 2016/11/20(Sun) 15時頃
|
|
[ ふるりと、肌寒さに腕を摩りましょう。 気付けば、肩にかけていたストールを、 忘れていたことに気付きます。
わたしは、アルさんと老婆に別れを告げ、 りんちゃんに待っていてと伝え、 暖炉の火の燈る食堂へと、駆け足で戻るのでした。]
…… は っ、
[ 吐き出した息が、空気を白くさせます。 重い扉を開けて、中へと入りましょうか。 先ほどまでいた場所へと向かいました。 椅子の背に掛けられたままの、 黒のストールを取ろうと、指を伸ばしたとき。]
(116) ゆら 2016/11/20(Sun) 15時頃
|
|
……… ──── ッ
[ 弾かれるように、顔を、あげました。 いま、紡がれたのは、その名は、>>91
もしかしたら、他の者の名前かもしれません。 もしかしたら、聞き間違いかもしれません。
それでも、わたしは、 掬い上げた黒を握り締めて、声の主を見詰めます。 その背は、彼ほど大きくはありません。 その姿は、似ても似つかぬものでしょう。 ただ、如何してでしょうか。]
(117) ゆら 2016/11/20(Sun) 15時半頃
|
|
わたしは、 ── …
[ オーレリアは、 ── …]
(118) ゆら 2016/11/20(Sun) 15時半頃
|
|
─── …… ケヴィン、
[ …… と、名を綴るのでした。*]
(119) ゆら 2016/11/20(Sun) 15時半頃
|
[それと、少しの後悔と、安堵。
なぜか、彼がいてくれることが、自分の願いだったように感じてしまう。
そう。
昔、思っていたのに助けられなかった友達が、元気に過ごしているのを聞いたような―――]
|
[ 一瞬だけ、眸をまあるくさせます。 懐かしい名>>125と、彼が言うからでした。 わたしのこの夢のような前世の話は、 わたしだけの空想ではなかったと思い、 胸が、熱く高鳴ります。
…… けれど、同時に、 彼は、ケヴィンではないのかもしれないと、 言葉の意図を、捉えるのでした。 わたしは、唇を一度噛み締め、 息を吸い、言葉を続けましょう。]
そう、ですね … 。 わたしは、美歌。織木美歌、です。 …… あなたも、ええと、
(132) ゆら 2016/11/20(Sun) 20時頃
|
|
[ 視線を落として、けれどもう一度彼を見詰めます。]
…… あなたも、ええと、 この、修道院に “ いた ” のですか?
[ わたしたちが此処に在るのは、当たり前。 ですが、過去を、前世を、知るだろう彼は。 あの日、あの場所、時を同じくした誰かでは。 そんな、想いが、胸を過ぎります。*]
(133) ゆら 2016/11/20(Sun) 20時頃
|
|
[ 差し出したハンカチは、 彼女の掌の中へと吸い込まれました。 … その手許の動きに、仕草に、 見覚えがあるの、でした。
深く刻まれる彼女の皺は、>>127 愛し、愛された証なのでしょうね。]
… いいえ、そのハンカチは、 あなたに、差し上げます。
[ 向けられる笑みを、わたしは知っています。 私の大切な、ひとでした。 穢れさせてしまったあの掌。 皺の刻まれるそれに、指を伸ばしかけますが、 やはり触れることはできぬのでしょう。]
(136) ゆら 2016/11/20(Sun) 20時半頃
|
|
[ けれど、わたしの思いは、 杞憂だったのかも、しれませんね。>>129]
…… そう、ですね。 貴方は、あなたの、…… いいえ。 あなたは、強くあるのですね。 あなたに会えて、本当に、よかった───
[ ぎこちないかもしれません。 あの子のようには笑えないかもしれません。 けれど、ゆると眸を細めて、微笑むのでした。*]
(137) ゆら 2016/11/20(Sun) 20時半頃
|
|
[ ─── …… 夢の中の、お伽話。 そう、あれは、ゆめの、はなし。 集団催眠にでもかけられていた、 そう捉えても違いないものだったかもしれません。
ケヴィンだと、ベネットは名乗ります。>>138 其れが本当ならば、わたしは、私は、 彼に聞きたいことが、あるのでした。]
ケヴィンは、 …… あの事件のあと、 生を全うできたん、ですか …?
[ 息を吐く彼に、視線を泳がせて、 わたしは濁すように問いましょう。*]
(142) ゆら 2016/11/20(Sun) 20時半頃
|
|
[ 応えを聞けば>>144、目許を弛めて、 わたしは胸を撫で下ろしていたことでしょう。 オーレリアの祈りは、届けられたのだと。 視界の端に、毛布が落ちて、 彼の肩が露わになるのが見えます。]
そう、ならよかった …… 変なことを、聞いてごめんなさい。 あなたと会えて、よかったです。
[ ぺこりと頭を下げ、踵を返しましょう。 彼の先が知れてよかった。 そう、想うと、オーレリアは、 …… きつく、ストールを握り締めます、]
(147) ゆら 2016/11/20(Sun) 21時半頃
|
|
[ 一度は背を向けましたが、 ふわりとスカートを揺らして、 もう一度、彼を視界に収めて、そして。]
…… しあわせ、でしたか?
[ 一歩踏み出して、彼に近付き、 肩にストールを掛け、握り締めたまま、 俯いては、ぽそりと、呟きました。*]
(148) ゆら 2016/11/20(Sun) 21時半頃
|
[彼女が、ずっとそばにいて、彼女を守る“仲間”を見つけますように、見つけていますように。
いつか自分が感じた、アイリスへの“仲間意識”を、誰かが彼女に感じて、自分ができなかったことを、彼女にしてあげられますように。]
[私は“彼女”ではないから、分からないけれど。
少なくとも、自分を人間ではない土塊だと思っていた彼女にとっては、はじめて。
はじめて、役に立てる同胞だと思えた人たちだった。
自分や周囲がはっきりとそれを認識していたかはともかく、
狂いに狂った彼女の人生において、それは少なからず救いであったのではないかと、思う。]
|
[ ─── … ぷつんと、 糸が切れたような気がしました。
紡がれた音>>149を聞けば、 じわりと、目許が滲みましょう。 開く唇は、ふると震え、 空気を震わせようとする音も、弱々しく。]
お、…… オーレリア、も、 あなたと、ケヴィンと共に在るのが、 何よりも、しあわせと、……
[ 言葉は、最後まで綴ることはできませんでした。 寒さとは無縁そうな肩にかけたストールから 離れた指は、わたしの顔面を覆いました。]
(154) ゆら 2016/11/20(Sun) 23時半頃
|
|
[ オーレリアは、ケヴィンの前では、 涙を零すことはなかった筈なのに。 初対面の彼の前で、止め処無く落ちる雫は、 オーレリアのもの、なのでしょうか。 それとも、彼女を悼むわたしの、もの?
どちらだとしても、 わたしの心に灯るのは、暖かいものだったでしょう*]
(155) ゆら 2016/11/20(Sun) 23時半頃
|
[メールはこなくてもいいのだ。
自分が本当にしたいのはそれじゃない。
何か、何かをしてあげたくて、今はこれが自分のせいいっぱいだっただけだから。
何かをしてあげたいと思う人がいることを、彼女に伝えたかっただけだから。*]
|
[ 修道院のオーレリア、 …… いまを生きる織木美歌。
確かに、わたしの中に、オーレリアは在るのでしょう。 けれど、わたしと彼女は違うのです。 ふたつは重なるようで、異なるのです。
わたしは、彼女のように強くありません。 誰かに、掌を差し伸べられることも、 誰かを、包み込めるような度量も、 何かを、決断する勇気さえ、ないのです。
けれど、わたしには。 現在を生きている、確かな命があります。 誰かに手を伸ばすことも、 誰かと笑い合うことも、 誰かに想いを伝えること、も。]
(178) ゆら 2016/11/21(Mon) 00時頃
|
|
[ 頭上に降り注ぐ暖かな毛布と、言葉たち。 其れ等は、オーレリアの為に向けられたものでしょう。 わたしは、柔らかな毛並みの毛布を、 ぎゅと、握り締めて、息を堪えます。]
ごめん、なさい。 …… でも、嬉しくって。 オーレリアも、ケヴィンのしあわせだけを、 ただ、ただ、願っていたのだと、 …… ケヴィンがしあわせなら、と。
[ 彼の困り顔は、きっと見えていませんけれど。]
(179) ゆら 2016/11/21(Mon) 00時頃
|
|
[ だから、わたしは。 わたしなりに、幸せを掴みたいと思います。]
…… また、会えますか ?
[ ここから繋がる縁を、大切にしたいと。 震えたままの声で綴る音は、 美歌の物語の大きな一歩であれと、 祈りを捧ぐ乙女は、錫色を細めて、 ゆると、微笑みを浮かべるのでした。]**
(180) ゆら 2016/11/21(Mon) 00時頃
|
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る