人狼議事


276 ─五月、薔薇の木の下で。

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【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  ―医務室―

[ こわくないの、と。何かに怯えていたモリス。
 彼は一体何を恐れていたのだろう。
 尋ねることはできず、その手を撫で。
 ヒューに関してはもっと早く気づいてやれればよかった。
 包帯の跡に触れながら思う後悔。
 何故、こんな事が?
 終わらない夜に眠り続ける生徒達。

 ふと、イアンの言葉>>171を思い出した。
 「少なくとも彼のこと」それはどういう意味なのだろう、と。
 しかし此処に彼はいない。答えは聞けない。 ]

(212) 2018/05/22(Tue) 17時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  夢の中ではせめて安らかであれるように。

[ 二人に願ったのは結局気休めのような言葉。
 そっと医務室を後にする。
 あれほど膨らんでいたピアノへの渇望は
 薄れていたが、結局足は中庭の方へ。
 その間、後を追っていたらしい誰か>>200には気付くことはなく。 ]*

(213) 2018/05/22(Tue) 17時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[ この時、談話室にすぐ向かえば、なんて。
 そんな後悔、したところでそんもの。 ]

(214) 2018/05/22(Tue) 17時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  ―中庭―

[ 青い芝を踏み締めた。
 その時、東屋の方で音>>125が聞こえた。
 きらきら光る夜空の星。
 狂った旋律、ミスタッチによる歪み>>122
 それでも何かに駆られるような音に
 一瞬足は止まってしまった。 ]

  誰が、――……弾いて。

[ 確かめようと再び動く脚。
 東屋に向かったその時、月夜の下で ]

(215) 2018/05/22(Tue) 17時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  ――――――…………。

[ 唇を重ね合う影二つ>>188>>190
 その光景に掻き立てられるよう流れ込むのは、
 オスカーに押し倒され、マークに口付ける姿>>111>>119
 ぴたりと合わさり思い出せば足は後ずさり、
 バレないように口元を両手で覆った。
 早く移動しなくては、そう思いながらも
 視線は暗がりへ向かうその姿>>203に釘付けになる。 
 その二人を探す風>>209はまだ知らず。
 中庭の隅の方、死角の方で唇を引き結んでいた。 ]**

(216) 2018/05/22(Tue) 17時半頃

蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2018/05/22(Tue) 17時半頃


[ 聞こえてしまっている、と告げる()声が
 自らの罪――それを罪と謂うかは知らないが――を()乗せて

 射られる、眼孔。

 まるで嫉妬のような口振り()をして
 でもそこに《あい》も、《こい》もきっとなく。
 しかし心地良い、言葉の棘。 ]


 
[ 本当に、人の子は面白い。
 簡単に「枯れるな」、()と謂い。
 簡単に「ずっと生きろ」、()なんて謂う。 ]
 


[ 傷だらけの自分の手を見て、笑った。
 それは悲しさではなく、何かを思い出したように。 ]*


 
 
 and the years approach when you will say,
          “I find no pleasure in them”

 before the sun and the light
      and the moon and the stars grow dark,


  ――and the clouds return after the rain.
 
 


蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2018/05/22(Tue) 21時頃


【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[ 中庭に訪れた所で眠り姫はもういない。
 談話室での目撃を最後にこの瞳に映していなかった。
 逃げた脚で今更何をしたいのか。
 分からない事だらけの中、唯一分かる事は
 二人が愛し合っている姿を見ることに
 胸を掻き毟りたい程の痛みを感じた事実。

 憧憬に潜む劣情。
 唇の柔らかさと薔薇の香りに促された
 気の迷いだと思っていたのに。
 これではまるで、本当に。 ]

(232) 2018/05/22(Tue) 21時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[ 恋を、しているようで。 ]

(233) 2018/05/22(Tue) 21時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[ 眠る瞼にくちづけさえ落とせず、
 幼稚なイタズラばかり。
 何故だろう。
 眸を覚ました時に一番に此方を覗く瞳を
 その時、その瞬間だけを、何故。

 何度も繰り返していたのだろう、と。
 ああ、そんなの分かりきっていた事だった。 ]

(234) 2018/05/22(Tue) 21時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  俺は、……独り占め、したくて。

[ 目覚めるその時だけで良かった。
 彼がどんな姿をしようと変わらないその瞳に
 映りたかったのだと思う。
 何故なんて、もう尋ねる必要もなかった。 ]

(235) 2018/05/22(Tue) 21時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[ のろりと立ち上がる。
 頭がほんの少しぼんやりする。
 さっきから続く肌寒さ>>2:312
 眩暈でくらくらとしながらも、
 ないしょ話の指>>225に足止めされた脚が、動いた。 

 本当はこんな時、昔みたいに。
 ピアノを、なんて思うけれど。
 隣に並んで連弾をとも。
 それは母達とは違う道を選んだのだと
 その証明になれればと
 一人っきりの音が流れる東屋を思い考えるが、
 ふらりと傾く体は青い草っ原に傾いて
 倒れ込んだ。 ]**

(236) 2018/05/22(Tue) 21時頃

フェルゼは、ケヴィンの様子がおかしかった。どこかいつもの彼と異なるような――**

2018/05/22(Tue) 21時頃


【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  ―昔噺―

[ 木漏れ日の中、流れる旋律。
 一つのピアノを弾く後ろ姿に声をかけた。 ]

  ぼくも混ぜて。

[ それだけ告げて左隣へ腰掛けて。
 奏でた曲は星の唄。
 この邂逅を結んだのは何色の絲だったのか。
 まだ、姉も音楽を愛していた昔話。
 無邪気に誰かと奏でるピアノを愛していた
 何も知らなかった、白日の下。 ]

(266) 2018/05/22(Tue) 23時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  ぼくの名前はフェルゼ。
  きみの名前は?

[ 親の目も盗んで紡いだ旋律は尊いもので。
 確かに失いたくない程の思い出だった。 ]*

(267) 2018/05/22(Tue) 23時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[ 頬を擽るような感覚>>253
 望まれた願いとは正反対に重たい瞼は
 蒼白い月を覗かせた。 ]

  ………音、がする。
  ベネットだ。

[ 茫然と呟きながらも体は重い。
 本格的に風邪でも引いてしまったのかもしれない。
 横目に音を追えば先程見かけたケヴィンらの姿はなく、
 ただ、何処か悲しそうな苦しそうな音色>>243に口角を上げた。 ]

(273) 2018/05/22(Tue) 23時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  いいな。俺にはない、素直な色で。
  ベネットにしか作れない世界だ。

[ 俺はその空間が好きで、あの時のように
 また一緒に音楽ができたらなんて
 最早遠い願いを浮かべながらふと、
 視線を動かした。 ]

(274) 2018/05/22(Tue) 23時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[ そこにいたのは見下ろすよう座り込む悪友の姿。
 何故彼が此処にいるのだろう、なんて。
 そんな事を考えながらも息を切らす彼に
 瞬きする。
 何をそんなに必死そうな顔をしているのだろう、と。

 尋ねたい事は沢山あったし、
 言いたい事も山程あった。
 だが気怠い体は腕を持ち上げるのに精一杯で。
 指の先が彼の手に触れようと伸びた。
 傷の残る指先を辿ろうとした。 ]

(275) 2018/05/22(Tue) 23時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  何をそんなに脅えているの。

[ ただ、それだけを尋ねた。
 見当違いかもしれないがそれを考える余裕もなく。
 続け様に告げた。 ]

  ……大丈夫。
  大丈夫だよ、オスカー。
  俺が、君を見てるから。
  何も怖がる必要なんて、――ない。
  
[ 泡を吐くようにして溢した。
 ぼう、とする意識は最早混濁としていて
 自分が何を言っているかも、
 定かではなかったけれど。 ]

(276) 2018/05/22(Tue) 23時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  だい、じょうぶ……だから。
  笑って。

[ ぷつり、と。
 意識の途切れるその瞬間まで口角を上げて告げた。
 ベネットをお願いね。マークとは何があったの。
 モリスのこと、ヒューのこと、イアンのこと
 ケヴィンのこと、ロビンのこと、その他にも
 沢山伝えたい事はあったけれど。 ]

  ( また、謝り損ねちゃった。
    でも、なんだかもう眠い。 )

[ 閉じた瞼は開く事はなく。
 沈黙の間に流れるのは薔薇の香りだけ。 ]

(277) 2018/05/22(Tue) 23時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  ( その声>>259がせめて聞こえたらよかったのに。 
   でも俺がいなくなったところで――……何も変わらない。 )


[ 誰かに縋るようなピアノの音だけが鼓膜に響いた。
 打ち明けない言葉は誰にも届く事はない。 ]**

(278) 2018/05/22(Tue) 23時半頃

蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2018/05/22(Tue) 23時半頃


[ 花の魔術師は、過去には戻れない。
 戻れないなら。
 生きろと謂うなら。

 前を向いて、立つしかないだろう? ]


フェルゼは、ロビンが無事であればいいなぁ、なんて思考は消える。**

2018/05/22(Tue) 23時半頃


 明けない夜は、ないんだから。
 なんて、ありきたりかな?

[ こんな奇妙な空間も。
 きっとそう長くは続かないはず。
 どんなに薔薇たちが狂い咲こうとも、
 閉じ込められた夜は、いつか、きっと。 ]



[……明けなくていい
思った言の葉は届けなかった。
俺には、明けた先に何もない。

ああ、生きろと言うのならば
朝日が来なければ、明日が無ければ
永遠の夜など死んでいるようなもの。
望まなければならない、のに。

自分の傷と、相手への願い
矛盾する葛藤があった。]




      まだ、咲けるな。

 


[ 咲ける、と。
 柔らかな声を確かに聞いた。 ]


[誰かがヴェルツの隣にいるところを見たくなくて
ずっと動かなかった俺は、声以上を知りはしないんだけど。

ケヴィンは枯らせない為に行動した。
それだけは短い言葉から、理解する。
……咲かせる為には、何が必要?]


[ 動き出す時を。
 明ける夜を。
 望まない心が、傷が、あったとしても。

 枯れずに生きるなら。

 《あの時》から、動き出さなければ。 ]**


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