17 吸血鬼の城
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[渇きに、また苦しそうな息遣いになった。]
――……ッ
[しかし、城主の、食らうな、の命に唇は震える。
そして、震えてなお、小さく小さく、やはり、はい、と返事をした。]
[一人、部屋に残り、息をつく。]
[渇きを癒したくて、水差しから水を注いで飲み干すけれど]
[もちろん、そんな渇きではないのだから、効果はない。]
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―― サイラスの部屋へ ――
[ドアの前に立つ。 肌を焼く魔気がドアの向うから漏れてくるのを感じる。]
…居る。
[来訪を告げるのはノックではなく、ドアを蹴破る一撃。]
(297) 2010/06/22(Tue) 21時頃
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[室内にいるのは、黒い天鵞絨の仕立てをまとった貴族然とした男。 そして、いつもよりさらに血の気を失して見える白づくめのセシル。]
(301) 2010/06/22(Tue) 21時頃
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[呼びかけも躊躇もしない。
踏み込むと同時に、サイラスを柱に縫い付けるべく、渾身の力でジャベリンを叩きつける。]
(302) 2010/06/22(Tue) 21時頃
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――ちぃーっと、嫉妬に狂った男みてぇな登場になっちまったか?
[背後に突如として現れた濃密な闇の気配に、紋章が黒く染まってゆく。]
…あんたもだがな。 早すぎンのは嫌われんぞ。
[横に飛び退りつつ、サイラスの肩に突きたった槍の柄を掴んでサイラスの躯ごと引き寄せ、羽交い締めにすべく首に腕を回す。]
(313) 2010/06/22(Tue) 21時半頃
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[セシルに]
何をって?
――「革命」だよ。 あるいは、「下克上」かな?
[ヴェスパタインに]
おれが狂っているとしたら――その原因はおまえだろうに。
[云いつつ、サイラスの背に掌を当てて、発剄。 自分の「気」をあてて、相手の「気」を乱す技。 まだ不死者になりきっていないならば効くはず、と。]
おとなしくしてろ。 痛いのはちょっとダケだ。
[リングカッターを首筋に沿わせる。]
(319) 2010/06/22(Tue) 22時頃
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おれの稼業、知ってるか? 「魔物狩人」って呼ばれてる。
吸血鬼を屠る。 それもいい。 だが、順序ってものがある。
――おれは吸血鬼となって、その力を手に入れる。 吸血鬼の力をもった魔物狩人だ。
ああ、せいぜいあんたの「宴」を利用させてもらうぜ。
(321) 2010/06/22(Tue) 22時頃
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どうした、サイラス……?
[城主は薄く哂う]
力が足りぬと言うのなら
我が身に流れる純血を――ひとたび分けてやらなくも無いが。
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ああ。 セシル、そんなフラフラの躯で前に出るんじゃねぇよ。
おれは変わった、か? まあ、見てくれだけはな。
だが、十年前にここに来た前と、ここを出た時の違いほどには変わってないさ。
あれからずっと―― おれは考えてきたのさ。
どうすれば、救えるかと。 いや、救われるか、かもな。
(331) 2010/06/22(Tue) 22時頃
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[お前は暫くひとを喰らうな。
その禁忌が、頭の中で繰り返されている。]
――…お兄様はお優しい。
[遠く囀る聲に他意はなく
ただ女の思った儘が紡がれている]
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さすがに城主様はここまで好き勝手な愛撫はさせてくれねぇだろうからな。
このサイラスの血をいただく。 吸血鬼の力の元を、な。
[指輪に仕込んだ薄い刃を引く。]
(333) 2010/06/22(Tue) 22時頃
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――…喰らってしまいなさい。
咽喉が渇いて仕方ないのでしょう?
血が、欲しいのでしょう?
お兄様に刃向かう者には死を――…
当然の事でしょう……?
[新たな眷属となった男に甘く囁き誘う]
[聴こえてくるローズマリーの声に、ぼんやり
ああ、いいのか、と思う。思った。]
[ヘクターの目的を聞き、
ローズマリーの囁きを受け、城主もまた許可を下す]
……其の男を、喰らえ。
二度と其の槍持てぬように
――…問題ありませんよね、お兄様?
[緩く首を傾げ問う仕草。
女はこの城主のために在り
女はこの城主のために動くのが当然と思っている。
兄の聲に微かな安堵を過らせ]
手が足りぬ時は私もお使い下さい。
私は、お兄様のために在るのですから……。
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何が救えるか?
人間も、魔物も、一度は考えたことがあるだろう。 人と魔の境界は越えられるのかと。
――おれが、やってみようじゃねぇか。
(344) 2010/06/22(Tue) 22時半頃
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嗚呼、問題無い。
……愛しいローズ
狼藉者を相手にさせたくは無いが……
滅多に見れぬ見世物かもしれぬ。
……来るか?
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[サイラスに腕を極められ、苦痛に唇を歪める。]
さすがだせ。 だてに医者のまねごとしてたわけじゃねぇな。
[サイラスの躯に魔の力が戻ったのを察せば、首に回した腕を外し、肩に刺さったままの槍の柄をねじるように抜く。 そこから溢れる血を飲むべく。]
(349) 2010/06/22(Tue) 22時半頃
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――…良かった。
滅多に見れぬ見世物……?
それは、愉しそうね。
お兄様が呼んで下さるのなら
私は何処にでも参りましょう。
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[人の膂力を越えた力で叩きつけられ、肉体の砕ける音がする。]
――血を寄越せ!
[床に溢れたサイラスの血、自分のそれと混じり合ったそれを、狼のように啜る。]
(363) 2010/06/22(Tue) 22時半頃
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おいで、私のローズ。
……白薔薇が少し、心散らされている。
[心を持たぬ城主には
彼を静める術が無い。
音も無く傍らに現れたローズマリーへ
城主は僅かに眉を寄せた微笑みを向けた]
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[ほんのひとしずく。 泥にまみれた不死者の冷たい血液が喉をおりてゆくと同時に、躯を突き抜け、駆け巡る昏い螺旋。
肉体より先に、知覚がとてつもなく深く鋭くなり、形を変えていた。]
(374) 2010/06/22(Tue) 22時半頃
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世界が “視得る” ってのは、こういうもんか。
[そして、これまで吸血鬼たちが受け継いできた知識と記憶の奔流がなだれ込んでくる。]
(375) 2010/06/22(Tue) 22時半頃
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――…っ、
……おまえらは、ずっと、こんな… ……
[魂の片鱗に触れたとき、いまだ生まれ変わらぬ躯が圧し潰される。]
(379) 2010/06/22(Tue) 23時頃
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――…そう。
困ったものね……。
お兄様と私以外に、心乱されるなんて……
[サイラスを見ていた翡翠が城主へと向けられる。
見上げた眸には城主の貌だけが映り込んだ]
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ああ――
慈悲を…祈るぜ。
…おまえら の ために
(390) 2010/06/22(Tue) 23時頃
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[黒い薔薇の白い刃が貫き、大きな躯がひとつ跳ねた。
トーニャの叫びが届き、閉じかけた瞼を上げる。
血に咽せ、かすかに指先を動かして、手話で伝えた。]
「 命ハ 巡ル。マタ 会エル 」
(399) 2010/06/22(Tue) 23時頃
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