249 Digital Devil Survivor
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アンタって俺の事?
俺は西廼慶一。
ケーちゃん、と呼んでくれていーよ?
[問いかけの言葉は誰のものだろう。
初めて聞く声に思えるが。]
そういうアンタは誰?
[仲間なのか、そうでないのか。
そうではないのならば一時的に手は組めるのか、どうか。
敵ならば排除すべきかどうか。
問いかける声に不審が滲む。]
[ 問いへの答えは塁のものが先に聴こえる
多分、自分は彼の「仲間」ではない
それには、素直に頷いた
彼が思い描いている「仲間」とは?
そこへの疑問もあったとはいえ
「仲間」がどんなものかは知らない以上
安易に「仲間である」とはいえない
彼らの話が聴こえるのも偶然の産物
そもそも、出会って半日程度なのである
ともだちとすらもいえないだろう ]
[ 続く答えには、問いがオマケについていた
ニシノ、ケイイチ…それがもう1人の名前
ご丁寧に愛称のリクエストつきに、吹き出しかける ]
俺? 俺は…久住遙、名前でも苗字でも好きに
[ なのに、しつこく店での名前で呼ぶ相手が
思わず脳裏に浮かんでしまったが
彼らがその人物を話題にしていたのは
残念ながら、聞き逃していた
知って何か変わるかは、分からないけど ]
[自己紹介している『声』を聴きながら。]
邪魔するなって言ったろ。
それとも。
お仲間どころか敵か?
[淡々とした声は変わらないけれど、混じる敵意が少しだけ強まる。]
生憎、ちゃんづけ出来る程
可愛げとか…俺にはねえんだ…
気が向いたら、好きな呼び方をする
[ 下手に名前を呼べば情が移る
それに自分が縛られているつもりは毛頭ないが、
持てるものが限られる以上、荷物は軽い方がいい
── 人は、最も容易く失われるのだから ]
[ 苛立ちを滲ませる塁へ、ふっと笑う ]
敵なら…「永遠のおともだち」にしてやったさ
[ と、だけ返した** ]
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[元々、 歯に物着せたような言い回しは男の性分だ。 単純に説明出来ることをもそうしないからこそ、 >>216誰かを仄かにメランコリックしていることには 気付いているようで、恐らく気付いていない。]
あくまで僕は ――― 、って話だけれどね。
[ 言外に、 真月の方は、どうやら。と。 ちらりと眼差しを送りながら、 ]
まあ、でも今後若し……、 手でも必要になったのならば、 友人の危機には駆けつけ馳せ参じる事はしましょうよ。
[項にやっていた手を、形式ばるように格好つけて。何処ぞの騎士もかくや、と、にこやかに胸に手を添えたのなら―――、>>216尋ね人の名前と背格好だけは記憶して、残念ながら知らない旨を伝えたことだろう。]
(225) 2016/06/19(Sun) 20時半頃
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じゃあ、 "しがない錬金術師"に出来る事は少ないが、 何かあれば ―――― また。
検討を祈るよ。
[そのまま、ひらり、と掌を遊泳させる。 所々罅割れたアスファルトの舗装路に足打つと、 元来た方向とは別の行く手に踵を返す。
―――― その路の方向に或るのは、 少なくとも一昨日まではうつくしい花々を 咲かせていたはずの、公園に至る、遊歩道。 ]*
(228) 2016/06/19(Sun) 21時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/06/19(Sun) 21時頃
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— 遊歩道 → 御渡公園 —
[繁華街や商店街から離れるような足取りは、 特段、何かそれらしきものを見つけたわけでも無かった。
それなのに、風に誘われるようにして、 碧碧と夏葉が茂る並木道を歩いているのは一重に、 これまた一昨日出逢ったような水の薫りが、したからだ。 それは何処か、弱々しく薄らいでいるようにも思え————。]
…… あの包帯模様で、無茶していないといいがね。
[————— …… 道化の顔を剥いで、低く、零した。]
(245) 2016/06/19(Sun) 21時半頃
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(その軌跡を追う様に、何れ、 並木と遊歩道が混ざり合う岐路へと革靴を踏み込ませた。 曇天の時の、あの、湿った不快な匂いとは違う、 清らかに澄んだ山奥の水流の気配が強くなる。 それに覆い隠された、"焦げ臭さ"も同時に感じるが、 目を細める程の時差は、ほぼ、無く、
ぽつ、 ぽつ、
千々れの雨が、肩を濡らした。)
[ 幾許か、花火の名残が垣間見える。 ]
(247) 2016/06/19(Sun) 21時半頃
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わあ、
「何が暴れたのか知らないが、」 環境破壊反対…… と、こうして地球から うつくしい緑は減って往くんだから……。
[焦げた木幹。焼け落ちた花。黒い炎の跡。
(嘗て訪れた、あの古い社もまた、 火に見舞われたとは聞いてはいたが————。)
一度は取払った道化の口調は、案外沁み着いていて、仮面を剥がしていてもすぐ戻る。小雨よりも密度の高い、ぶつぶつと呟いた言葉の雨は、その公園の入口に辿り着いた時に途切れたのだった。]
(248) 2016/06/19(Sun) 21時半頃
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[流石に傘も無ければ、 大いなる天候に干渉する迄の力も"今は"ない。 下手に力を使うことをやめ、水には降られた儘、]
(ふと、そう遠くない場所から、狼では無い、 "犬”の>>232遠吠えを聞いた気がした。)
[はたり、と、三歩を緩慢に歩き、止まる。] [暫く、その方角を仰いでは、いた。] [が。それも、秒針が一回りするまでにも満たない時間だ。]
[男が再び歩き出し、公園に入った時。 ゆらめく鬼火は、雨に鎮められて、何処にも姿は無かった。 その代わり、>>240背を丸めて蹲った、既視の姿。]
(250) 2016/06/19(Sun) 22時頃
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[焦って、駆け寄ることはしない。 ただ、気配を消して忍び寄ることもせず、]
…… ―――― 大丈夫かい?
[ベンチの傍で蹲る、 その影に近寄ることが赦されたのなら。 そのまま、その前で膝を折って、 まずは、宥めるように背でも摩ろうと、した。]*
(251) 2016/06/19(Sun) 22時頃
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( その合間。
そう、これまた遠くも無い場所から>>@7 ぞわりと背を逆撫でる様な厭な"気"を感じた。 )
[奥から噴上る噴水、 透明な水を湛える御渡の湖。
声を掛けながらも菫を転がすと、 そんなものたちを見下ろすように、 自己主張激しく聳える紅白の電波塔は 普段でも、嫌が応でも目につくが、>>@4
―――― …… 今は、殊更に。]*
(262) 2016/06/19(Sun) 22時頃
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[>>260 落ち着かなさげに、 然程大きくも無い手で握りしめられ、 皺の寄った前羽織が目に入る。
菫玉は、静まり返ったまま、 金眉だけが悩ましげに垂れた。
スーツの膝が土砂で汚れる事も厭わずに膝を折ると、 縋るように伸ばされた腕は、勿論、払わない。 こんな役回りは似合わないのだが、と、思いこそすれ。]
(272) 2016/06/19(Sun) 22時半頃
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よしよし、 [僅かに掌に霊力を灯せば、 やや、屈むように、前にのめる。 そのまま、抱留めるようにすらりと腕を伸ばした。
辺りの瘴気めいた呪の気配を払うように、ぽん、ぽん、と、肩を叩いてやる。手つきが子供でもあやすような撫で方になってしまったのは、触れれば手折る。花めいた、か細さを感じたからだ。]
……取り敢えず少し、落ち着いたら 君は此処から離れた方がいいんじゃないかな。 影響を受けない場所になら、案内出来るし、ね。
[そう、背丈の関係上天から降らせた声は何時になく、真っ当で――――、暫く、その姿が落ち着くまではそうするつもりだった。(まだ近くに感じる、"悪魔"の気配に糸を張りながらも。)]*
(273) 2016/06/19(Sun) 22時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/06/19(Sun) 22時半頃
来たよ、累クンの言ってた小鈴ちゃん。
ほんとに強いんだなぁ、参ったね。
[傷つけられた脇腹がじくじくと痛み、血を流す。
現在、こちらは2対1の不利な状況。
助けを呼ぶか逃げるか。
考えてどちらも否定する。
助けを呼ぶには時間がない。
逃げる為に背を向ければそれは即ち死である。
ならば軽口を叩いてみせながら死にもの狂いでどちらかを倒して退路を確保するしかない。]
強いだろ。
頼んどいてなんだけど。
いきなり会うなんてツいてなかったな。
こっちは人間だとか言ってたやつがやっぱり悪魔だったな。
[それでもまだ1対1。
いや、敵か味方か分からない遥も入れれば1.5対1くらいだろうか。
なんとかはなるだろう。]
[ 闇の中から、弱ったらしい声がする ]
…ケイイチ、一度だけ助けてやる
[ 自分でも不思議にするりと、その言葉が出たのは
彼の人懐こさや、弱った声に絆された訳ではない筈だ
ただ単に、彼が厄介と思う相手と対峙してまで、
身近な相手を倒すに至ったのか?
少しだけ興味を持ってしまった、それだけである ]
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[>>280 艶或る肌に張り付いた湿った黒い髪の通り、 雨を浴びていたのだろう。
その細い指がロイヤルブルーの衣を皺寄せると、 冷やりとした涼やかさが、微かな震えと共に スーツの上から伝わってくる。
外国製のそれが多少濡れた染みを作ったとしても今更気にすることなく、それでいて、今は先日のように煽る事も、弄ぶ事もしないでおいた。是でも、一応時と場合は———恐らく、弁えられる。]
[純然でなくとも、元と、半分以上は人だ。探ろうとすれば、その気も辿れる事だろう。小柄な身体が伝わる、脈拍の跳ねが撫でる毎に、少しずつ、少しずつ、落ち着いてゆくのを感じていた。]
(309) 2016/06/19(Sun) 23時半頃
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—— お気になさらず、ってヤツさ。 ( 恐る恐るあがる顔には、今は厭味なく、 にこりと、純粋に微笑んでおこう。 )
少しでも気が紛れたのなら、何より。 無理に話さなくとも、今はいい。 何となくは、……そう、分かるものだし?
[蹲っていた原因が先程の"犬"の吼え声の所為とまでは分からないが、某かの悪魔だか、その辺りの「気」の所為で憔悴していたのだろう、と、男は踏んだ。その上に、この禍々しい、気だ。]
[漣に輪をかけるような波紋は、さぞかし酷だことろう。]
(310) 2016/06/19(Sun) 23時半頃
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今、何処にいる? 教えてくれ…
アリスが遊び足りないっていってて困ってる
どっちがいい?
アンタを逃すのと…アンタに加勢するのと
[ しかも、成功するかは分からない ]
アリスは「おともだち」が欲しいんだってさ
…誰か、連れてってやるよ
どれか好きなの選べ
[ 多分、塁の遠吠えのせい ── 多分* ]
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(まだ気が落ち着かないものか、 曖昧で滅裂な言葉を聞いたなら。
整えるような息にあわせ、 呼吸をしようと動く背から手を浮かせる。 そして腕に収まっていた、見上げる黒頭を ぽんぽん、と、あやすように叩いておこう。)
それに、 まあ ―――― 、
[ちらり、と、電波塔の方へと菫を戦がせた。]
…能くもこんな濁せるなってくらい すごーく嫌な感じがする所為も、 あるんじゃないかな…。
兎も角、能勢さんじゃないが"鬼の気配"もするから、 そんな状態の子が長居するところでは、ないね。
(313) 2016/06/19(Sun) 23時半頃
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[最後にもうひとつ、 水分を吸い込んだ頭を撫でると、よ、っと立ち上がる。 「立てるかい?」と腕を差し出しながら、]
じゃあ、動けそうなら行こうか。 休むなら、僕の店を使うといい。
あそこなら———、 人の姿も取れない弱い悪魔なら 入れない結界を張ってあるし。
[現在の拠点、 繁華街にある自分の店へと向かおうと誘った。]*
(314) 2016/06/19(Sun) 23時半頃
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でもセンパイに手出しはいらねぇよ。
だって、あれは俺のエモノ。
[ ── クスクスと、アリスの笑い声が闇に木霊する** ]
[去っていく遥は視界の隅に捕えていた。
敵ではないならば、追わないし、攻撃も向けない。]
……敵じゃないか。
[ただ"仲間"に助けを申し出る『声』は耳に入り。
以前の言葉を思い出し、目の前の『悪魔』へと集中した。]
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/06/20(Mon) 00時頃
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