人狼議事


103 善と悪の果実

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[まるでそれは、わざと聞かせているような推理。
撹乱したいのか大広間を外す言葉を用いて。

本当はすぐ傍にある。
ただ誰も、気付いていないだけだ。

足元に転がる林檎のどこかに、“それ”があるだなんて。]


[見られていることにも、聞かれていることにも気づかぬまま]

 そうだわ

[人影のない、廊下の途中で手を合わせた]

 早く…あの子をつけたいわ

[黒い蝶もいつか羽ばたくのだろうか。
それとも蛇に呑まれてしまうか。

軽やかに少女が廊下を進む頃、
薄紅の褥に眠る蝶は、乾いた血で黒蝶に*成った*]


[左手が凶器に沿う。

ふつふつと湧き上がるこの感情が何なのか、分からない。
不明瞭で、だからこそ、消してしまいたい。
僕は怯えているのだろうか。

あの、おどおどとした彼のように。]


【人】 墓荒らし ヘクター

 ちげぇねぇ。

[すぐさま帰ってきた言葉に、顎を撫でながらクク…と笑う。]

 ここに居る連中で、アレが要らねぇって奴ァいねぇだろ。
 魔が差すとはよく言うが、それだけの価値と魅力があるからこその魔性の果実さ。

[この目覗きこむほどに、宵闇が傍へと寄るならば、
 それ自体が美術品のように酷く整った肌へと]

 俺にゃァ、難しいことはわからねぇんでね。
 アレがもし手元に転がり込んできたら、是非割って確かめたいのさ。
 ……本当にアレは啼くのかってな。

[手を伸ばすも、戯れ。]

(100) 2012/09/27(Thu) 09時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 何事も……本質なんてのはヨ、
 触れてみねぇとホントのところは理解らん。

[現に、あのストロベリーブロンドの娼婦。
 色気も無い平坦なオトコオンナかと思いきや、
 白いシーツの上での化けっぷりには驚かされた。
 畸形の局部に驚かなかった訳ではないが、
 あまりに敏感に悦り、良く啼き良く締まる。

 抱いてみなけりゃ、そんなことに気づくことも無かっただろう。
 触れてみなければ、外から見ているだけでは絶対に本質など理解らない。]

 それでタダの壊れたガラクタになっちまうなら、それはそれ。
 それだけのモンだったってことさ。

(101) 2012/09/27(Thu) 09時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[驚きに見開かれる目が鋭くなるのを見て、
 喉奥だけで笑いながら揺らす肩。]

 アンタもしおらしくしてりゃァ、お綺麗なのにヨォ。

[からかう言葉は何処まで本気か。
 ともかく雑食で悪食な自覚はあった。]

(103) 2012/09/27(Thu) 10時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[瞳の奥に揺らぐ動揺や、ムキになって睨み付けてくる眼差し。
それらが実に面白い、とすっかり玩具扱いだ。]

ああ、そうさなぁ。
俺の辞書は落丁だらけでね。

遠慮ってェのも、いくら手繰っても見つからねーんサ。

[こんな奴が手にすれば何をするか分からない。
うっかり台無しにし兼ねない。
そんな評価はおそらく正解だ。]

(106) 2012/09/27(Thu) 10時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[白く長い指が差すのは、胸元を彩る呪術が如き刺青。
 心の臓を容易に止めぬ呪い(まじない)とも、
 楽には死ねぬ呪い(のろい)とも聞いた。

 がっしりとした体躯は、確かに危険な猛獣を思わせる。]

 さぁてね。
 アンタの細腕程度で、俺に刻めるとでも?

[向けられた白い手を握りに行けば、
 太い手首の黒瑪瑙が揺れた。]

(108) 2012/09/27(Thu) 11時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[禁断の果実は、自らは虚飾を纏うというのに、
 見る者たちの心の仮面を否応なく剥がしていく。

 黄金の林檎が姿を消したことで、
 それぞれのうちに秘めたそれは、
 御しがたい渇望へと変わりつつあっただろう。]

 あぁ、そういや確かに謂ってたっけなァ……

 けどよ。
 俺は、判ったとは一言も謂ってねぇぜ?

[自分の体温よりも僅かにひんやりした細い手首。
 ギリリと少し力を込めて握り、こちらへと引き寄せる。]

(110) 2012/09/27(Thu) 11時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 あァ? 悪ふざけェ?

 悪ふざけってぇのは、こういう事かィ?

[痛みに漏れた声、動揺するさま。
 それを楽しんで弄ぶのは、満腹の獅子のようか。

 歯止めの聞かぬ欲望。
 灰色の脳細胞は相手の嫌がりそうなことを的確に弾きだした。]

[引き寄せた彼の白い顎に無骨な指添えて、
 無精髭だらけの口元を寄せる。

 雑食で悪食な暴君に、そのへんの躊躇は無かった。]

[舌先噛み切られたとて、驚きはせぬ。]

(112) 2012/09/27(Thu) 12時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[生ぬるい感触の次には、舌先に鋭い痛み]

[反射的に腹に膝一撃入れて離れる]

……ってェな、オイ。
[手の甲で口元拭いつつ、またニタニタ笑いを作った]

これでもまだ、抑えてる方、なんだぜ?

(114) 2012/09/27(Thu) 13時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

あぁン?
こんな下衆如きにムキになっちゃう訳ェ?

それとも、まさか初めて、だったかァ?

[大袈裟に戯けた挑発。
刃傷沙汰になりかければ、流石に周りも止めるだろうか?**]

(116) 2012/09/27(Thu) 13時半頃

墓荒らし ヘクターは、メモを貼った。

2012/09/27(Thu) 13時半頃


[警官が去った後に大広間へ辿り着いた蛇には、
烏の落とした推理を直接拾う機会はなかったが。

けれどざわめく人々の言葉端より、
彼が話していたことは伝わるだろう。


…あの夜、まさに林檎へてをかけた、
他ならぬ彼の言葉を]


…そう、昨日の夜。


――――――…栄光(グロリア様)へ、永遠のお別れを。


[見開かれた瞳は、やがて力を失った]

 ………姉様、とても柔らかかった
 あたたかかった

 …今は きっと    冷たくなってしまったのね

[諦めたように呟いた後、
意思を確認しようと顔を見たがる。
少女は蛇の意図を知らず、それでもまだ、無防備なままだった]


墓荒らし ヘクターは、メモを貼った。

2012/09/27(Thu) 23時頃


【人】 墓荒らし ヘクター

[頬に引かれた朱。
逆上した刃物をいなして突き飛ばせば、硝子の割れる喧しい音。
辺りの野次馬から疑惑の声が上がれば、ギロリと威圧的に睨み付ける。]

……はァ?
俺じゃねぇよ。

俺だったら、あんな上玉ほっとかないゼ?
ヤッてもいねぇのに殺すなんざ、勿体無ぇだろ。

[下衆い言い分だが、割と本心だ。]

(167) 2012/09/27(Thu) 23時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

どーせよォ?
犯人なんざ、あれだ。
弾みで殺しちまってビクビクしてんじゃねーの?

そこのしょぼくれたのとか、さっさと部屋に引っ込んじまったお巡りとかヨ!

(169) 2012/09/27(Thu) 23時頃

ヘクターは、ギロリとジョゼフを睨む。タイミングは被ったかも。

2012/09/27(Thu) 23時半頃


【人】 墓荒らし ヘクター

いらねぇッての。
この程度の傷、逆に箔が付くってもんだ。

[頬の傷からはまだ、だらりと赤が流れている。
手当てを…と怯えながらタオル差し出す使用人をあしらい、
拭った手の甲をズボンで拭いた。]

……大体、あのお巡り。
お巡りのクセに捜査にも来ねぇ。

[実に怪しい、とひとりごちた。]

(183) 2012/09/28(Fri) 00時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[広間の隅のソファーに、どっかと腰を落ち着けて。
 流石に朝から呑む気にもなれず、小さなデミタスカップを摘んで珈琲を啜る。

 ちら、と視線やれば少女の周りだけは日常の朝の風景。
 生き死にのわからぬくらい分別のついていない年頃でもあるまい…と思うも、今は些細な違和感のみ。]

(197) 2012/09/28(Fri) 01時頃

[赤い意思。
殺戮の匂い。

突き付けるのは、異端者を見る眸。

重ねるのは。
重ねるのは。

僕を知った人の眸。
僕を造った人の眸。]




…貴女様が望んでくださるのならば、

私は兄にでもなりましょう。


このような、下賤な浅黒い肌でも許されるのならば。


…貴女様が望んでくださるのならば、

私は。


―――――…御守りしましょう。

レディ・ポーチュラカ。


墓荒らし ヘクターは、メモを貼った。

2012/09/28(Fri) 01時半頃







 ……――――僕をみるな
 
 
 
 
 


 兄様………?

[手の中の蝶は、同じ血を吸うことはない。
震える手は、震える唇は]


[小さな呟きは、鈍く光る銀色の運命を絶つ。
赤の殺意をもってして。
どちらかの命をもってして。



濡れた烏の、
塗り潰された黒の、
重ねた血の、
背負う罪の、

眸を開ける頃、世界は“楽園”に変わっているだろうか―――……**]


 ……ええ

[守られることになれた少女は、花のように笑う。

家族を失い壊れた少女は
けして取り戻せない欠片の幻影にすがる他ないのだ――**]


[本質は、望まれるままに]

[共にも]

[男にも]

[女にも]

[兄にですら]


[脱皮を繰り返す蛇は、己というものがまるでないように]




…けれど、確かに、手に入れたいものがあるのだ。


  


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