276 ─五月、薔薇の木の下で。
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
[ 顎のラインをなぞるような親指。 耳を引っ掻くようにして名残のある濡れた指が、耳殻を挟む。 ]
薔薇の、薫りが……する。
[ くちびるに押しつけるように掌を寄せて それから、――――…… ]
(181) 2018/05/18(Fri) 01時頃
|
|
[ ぱちん、――と、弾けた。 ]
(182) 2018/05/18(Fri) 01時頃
|
|
…………っ、ごめ、――ッ、
[ 慌てたように片手を引こうと動かした。 何をしているのだろう。 自分の様子に追いつけず珍しく動揺に 瞳がゆらゆらと揺れる。 蒼ざめているのか赤らんでいるのか 分からない表情は、彼には何色に見えるのか。 ただ、自分の意志で彼に触れた事だけが ぐるぐると思考を惑わす事実で。 ]
なんか、俺……ヘンみたいだから、 ごめ……ん、頭……冷やしてくる。
[ 距離を取る事で逃げる道を選んだ。 ]
(183) 2018/05/18(Fri) 01時頃
|
|
( だって俺は今、しちゃいけないことを、しようとした。 )
[ これ以上傍にいたら傷つけてしまうかもしれない。 立ち上がり向かうのはすぐ近くの東屋の中へ。
転がるように中に入り込めば座り込んだ。 くしゃりと癖っ毛を掻きながら赤い耳が 震えるくちびるが、か細く息だけ吐き捨てた。 ]
ごめんなさい、……。
[ 迷子の声はきっと何処にも届かない。 ]**
(184) 2018/05/18(Fri) 01時頃
|
[ 隠されたものは暴きたくなる。
美しいものは穢したくなる。
完成したものは壊したくなる。
嫌われているのなら、もっと。
好かれているのなら、もっと。
胸に渦巻くのはいつだって
背徳的なことばかり。 ]
[ だから、モリスの彫る作品を受け取れない。
美しく完成したものは、ぐちゃぐちゃに壊したくなるから。
だから、ケヴィンには容易に近付く。
この香りに酔わせて、震わせたいから。
だから、花を咲かせる。
花を慈しむんじゃない。
手折るために。 ]
[ シャワー室には、数枚。
どこから落ちたかわからない薔薇の花弁が、ふたつ、ひとつ。 ]**
―――― 俺は、誰なんだろうな。
[途切れたはずの呟きは、胸の奥で抱えられた結果、ほろりと零れ落ちる*]
|
[ 一つ、家族のこと。 一つ、音楽のこと。 一つ、寝付きが悪いこと。 一つ、二つ、――三つ、四つ。
真っ赤なペンは血も水のつながりのないのに。 誰に急かされたでもないルール>>198 打ち明けることは互いの秘密が深まる度 少しずつ汚泥に潜むものを曝け出す。
罪の共有が救いのように思えた。 ]
(206) 2018/05/18(Fri) 10時頃
|
|
[ 忘れたいと思っている時点で 記憶に取り憑かれている。 なかったことにしたあの夜>>195 母の血が混ざったこの身を呪いながらも この血が他者を求めてしまう。 どうしようもない性根だ。
ただ彼は偽るのが上手で、 ただ自分は下手くそなだけだった。 ]
(207) 2018/05/18(Fri) 10時頃
|
|
[ 自分から頼んだ約束。 モリスを待たせてはいないだろうか。 そんな事を考えながら差し出したノートの 切れ端についても思考は回る。 土産も鞄の中にあるというのに、
両手で顔を覆ってしまう。 何をしようとした。 繰り返し問いながらも答えから背けて。 ]
…………はぁ。
[ 指に残る香りに鼻を鳴らして俯く。 室内を満たすは静寂。 鍵の掛からぬ扉の傍で座り込んだ。 ]*
(208) 2018/05/18(Fri) 10時頃
|
|
[ 完璧主義者かと思っていた彼の弱み>>220 特に部屋に居たくないことなんか、 「何故?」と理由を問うたことがある。 答えを得られたかどうかは彼次第。
安堵を覚えた。 どれだけの優等生であろうと曝け出されれば 唯の人であることにイアン以上の共感を得た。 味方も欲しかった。だが、共犯者も欲しかった。 ただ、それだけ。 ]
(224) 2018/05/18(Fri) 13時半頃
|
|
[ 怒られるようなことをしても許してくれる、そんな都合のいい。 ]
(225) 2018/05/18(Fri) 13時半頃
|
|
[ 扉の開く音がした>>222 やや億劫に瞬いた瞳は出入り口を見やる。 誰が来たのだろう。 ここを訪れる者の心当たりを探る途中、 紫煙の煙に眉を寄せた。 ]
――――……オスカー。
[ 名を呼んでそれから漂う臭いに唇を引き結ぶ。 唯一として好きではないものを含んでいたのもあったが、 何もかも見すかすような言葉>>223に もしかして見られていたのではないか、と不安になった。 ]
(226) 2018/05/18(Fri) 13時半頃
|
|
別に俺は……何も悪いことなんて、……
[ ぎこちない言葉は簡単に 問われてないことまで弁解しようとする。 嘘をついているのは明白。 息を吐いて、それからのそりと眸を探した。
呼んだのは此方だった。 だが、当初の予定は変わった。 ]
(227) 2018/05/18(Fri) 13時半頃
|
|
君は見たんじゃないの。……眸を見て答えてよ。
[ 視線を合わせない彼の輪郭を見る。 自分でも分からない事に友人を鏡代わりに使うだなんて。 随分とした性格だとは思いながらも尋ねた。 自分を探している者がいるとはまだ知らないまま。 ]**
(228) 2018/05/18(Fri) 13時半頃
|
フェルゼは、ケヴィンのことはかみさまだと一時期思っていた。強ち間違いではない。
2018/05/18(Fri) 20時半頃
フェルゼは、オスカーは、どうして赤色のペンを選んだのだろう。
2018/05/18(Fri) 20時半頃
|
[ 彼の苦悩>>230は理解できない。 生まれてこの方悲しい程に自分の存在は 認知して思い知っていたから。 だが、たった一言彼に告げたとも。 ]
君はちゃんと此処にいるよ。 手も脚もある。お化けじゃない。
[ ただ、肯定だけを伝えた。 君が望むなら君の呼ばれたい通りに呼ぶとも。 ]
(246) 2018/05/18(Fri) 20時半頃
|
|
[ それは優しさでもなんでもない。 ただ、世界に弾かれた彼に自分を重ねたからだ。 ]
(247) 2018/05/18(Fri) 20時半頃
|
|
[ 彼と自分は似ている。 そう思ったのは内緒話が増えてから。 だが、今日は違った>>232 ]
なに、――ッ、
[ 触れる指>>233 ちりっと肌を焼くような感覚。 頬が火をついたように赤らんだ。 何故か、なんて理由は明白。
それは自分がマークに触れた時と同じ辿り方だった>>181 ]
(248) 2018/05/18(Fri) 20時半頃
|
|
[ 喉が引き攣って遅れたように肩を震わせた。 悪いことかどうか>>232 自ら口にした言葉は彼の声で流される。 どうしてオスカーがこんな事をするのか 判らない。理解出来ない。 遅れて浮かび上がる困惑羞恥恐怖の中。 ]
(249) 2018/05/18(Fri) 20時半頃
|
|
[ くちびるの柔らかさ>>234を思い出した。 涙の跡が残る赤い目尻も、柔らかい髪も。 薔薇の香りを纏った耳裏も、 指先が知った、唇の、肌のやわらかさ>>235
こくりと唾液を飲み込んで黙り込む。 口を開いた。
何もなかったよ。 そう伝えるために。 ]
(250) 2018/05/18(Fri) 20時半頃
|
|
マークとは、……何も、
[ でも、笑ってしまった。 嘘も偽りも得意ではない事くらい見透かした彼に、 今更すぎる虚勢など必要なく思えて、 乾いた声が、漏れる。 ]
(251) 2018/05/18(Fri) 20時半頃
|
|
なかったら、よかったね。
(252) 2018/05/18(Fri) 20時半頃
|
|
…………欲しいと、思ったよ。
[ 満足か、と告げながら自嘲気味に肩を揺らした。 ]
(253) 2018/05/18(Fri) 20時半頃
|
|
姉さんだけじゃなくて、 腹違いの兄さんの幸せも奪った俺が、 願っちゃいけない事を、一瞬望んだ。
親友を裏切った母さんと同じだ。
[ 窓から差し込む月光。 母と瓜二つの表情で微笑む。 かつて切り取られた一枚の写真と同じもの。
それがまだ手元にあるならば その写真を見た事がある者ならば 永遠を誓った人とよく似た顔をしていた事だろう。 ]**
(254) 2018/05/18(Fri) 20時半頃
|
|
[ 魔性の言葉だ>>1:266 頷いてはいけないと思っていた。 だが結局、その場で口にしたのは オスカー=@彼の名前だけ。
名前を呼ぶだけで少しだけ 救われるような気がした。 言葉にはしなかったけど。 ]
(298) 2018/05/18(Fri) 23時半頃
|
|
[ 嚥下の動きに凹凸が張る。 問いかけ>>1:268に何も答えない。 囁き声>>1:269だけが頬を擽る。 ]
……オスカーが見てるじゃない。
[ 困ったように笑って黙った。 扉を出る姿>>273に引き止めはしないが その背に続けた。 ]
それでも俺は望まないよ。 言うつもりも、ない。 君の言葉を間違いとは思わないけど、 傷付けたくなんてないし。
(299) 2018/05/18(Fri) 23時半頃
|
|
困らせちゃうだけだから。
[ それだけ告げれば立ち上がり 彼が出ていくのを見送る。 椅子に腰掛けつつ今は何時だろう。
約束を反故にしてしまった事をベネットは怒るだろうか。 今更に考えながらも草木を踏みしめる音>>278は ほんの少し遠く。 ]
全部、気のせい。
[ 呟けば乱れた髪を手櫛で整えて息を吐いた。 ]**
(300) 2018/05/18(Fri) 23時半頃
|
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る