291 Fate/Goddamned Omen
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それが嫌なら、きちんと走って往くといい。
[顔見知りだからといって、容赦はしないぞ?]
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[走り出すと同時に、櫂を回す。 銃弾を見切り、避けるその脚力に追いつくべく>>4 その脚が壁穴にまで近付いたのを見計らい]
さあ、渡し守の仕事をしようか。 ────運ぶのは死者ではないが
[その手に力を、力を魔力へ変換する]
(18) 2019/02/18(Mon) 23時頃
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[────もし、もしもだ。 誰かが薄れていく中で、埋もれていく中で 似合わない神頼み、なんてしていることを知ったなら>>4:256
頼むにしては、祈るにしても、神を間違っているだろうに]
( 1オロボスを持たないものを 直ぐに乗せてはあげられないのは誓約だ )
[それでも、その魂を──── 抗い、戦い、そして果てたその魂を]
(19) 2019/02/18(Mon) 23時頃
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( 私は、尊ぼう。 その生き様に喝采を。その眠りに安寧を。 )
[───それも、私が知れたらの話に過ぎないが]
(20) 2019/02/18(Mon) 23時頃
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[──櫂を操る、──カイを操る、 …………界を操る、そして、超える]
我は冥界の者、我は運び手、我は渡し守
我は──── 境界を越えるもの
[流れ出るは憎悪の川ではなく、 その支流悲嘆の川アケローン。 そして、その川と共に現れるのは、 死者の霊を獣皮と縫い合わせた小船。
彼岸へ往くその船の上に飛び乗り、 フードの下にある瞳が、光る]
(21) 2019/02/18(Mon) 23時頃
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宝具、真名開放────
バァゥンダァリィ・カローンシップ 【流れ廻れよ死者を運ぶ渡し守の境界船】
(22) 2019/02/18(Mon) 23時頃
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[───そして、渡し守は船を漕ぐ
バァゥンダァリィ・カローンシップ 対界宝具 【流れ廻れよ死者を運ぶ渡し守の境界船】
その渡し守は生者と死者の在るべき境界を越える。 数え切れない死者を彼岸へ、訪れた数少ない生者を地上へ 運ぶその船は、櫂は、幾度も超えてきた。
この宝具は呼び出したアケローンの上を 荒れ狂う河を下るかのように、速く流れていく 人間、そして英霊に【死者属性】を付与した後 操る船と、津波を引き起こした支流を用い 【死者属性特攻攻撃】をぶつける]
(23) 2019/02/18(Mon) 23時頃
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[インドラの矢の発射に間に合わずとも その船はまっすぐ、マスターの後を追うように進む。 悲嘆の河の水が外套を濡らし、風を切り進む中 フードは落ちて、白髪を靡かせる。
銃弾の雨を防ぐ彼女の姿が見えたのなら>>4 その櫂を持たぬ手を伸ばし、その腕を掴もう]
──── 沈むなよ、マスター!
[こちらも引き上げる努力は試みよう。 それでも、宝具を扱い、この郡隊を突っ切るのだ 最悪、彼女だけでも放り投げてしまえばいい
壁の中へと、小船は真っ直ぐ突っ切っていく インドラの矢が間に合っても間に合わなくとも 尊ぶべき生者を運ぶために]*
(24) 2019/02/18(Mon) 23時頃
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「 フ......
残念なことです。...まことに 」
( ...なにせ供物ヲ
ぜんぶ受け取つておりませんから )
届くのデあれば
祝福の宝具をおくることも叶いませんが
今や此方身の唯一の信仰徒デある人の子に
笑声混ざつた声を投げかけマショウか。
「 朕の人の子。
悪く思うこともアリませんが
しばらく≠ィ暇を頂きマスゆえ...
……供物ハまた 次に会うころに。 」*
『この世界のこと、この世界の子らの、こと
―― ……後は、頼むぞ』
[と、ポツリ、呟く声が、1つ**]
俺に勝ち仰せた故にインドラジットの名をほしいままにしたメーガナーダを破ったラクシュマナ…
それを破る者がいるとして、果たして俺にどこまでやれるものか。
だが… そうだ、奴らは知るだろう。
俺達ローカパーラは、正に世界の守護者だということを。
[だが、傍を離れた離れ鳥。
人理の希望のひとつ、消えかかり。
破滅拡げる黄金の、その奥に秘めた漆黒の眼が、
勝手に引き寄せられて、勝手に飛び立ってゆく。
── 、、 ただ絶望のほかに、立ち上がる気力があろうか。]
、、、、 ッ 厄莎 さん 、、、。
その時は 待たせたお返しもします 。 厄莎さん。
勝手にいなくなって ひどいんですから。
かみさまは。
[時が動いてくれない。立ち尽くすのみで。
少女をふるわさん、 感情(うみ)の底に。
ああ。と 踏み出す一歩を、無意識に。 また。]
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[呆れるくらい、良い人に助けられたから 呆れるくらい、やさしい人を失ったから
理解を求めぬ答えには、>>56 そうか、と一言だけ零した。
理解してほしいわけではないのなら その理解を放棄しよう、……否。放棄するまでも無いか
私は、きっと理解できないだろうから。]
(103) 2019/02/20(Wed) 02時頃
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[あの光は、あそ速度は>>37 一度目を見なくともわかる。 かの大神の雷鳴が如く、────]
………… だめ、か
[その声は確かに届いた>>57 水よりも、風よりも、音よりも、 何よりも速いのは……光である。 何、別に光に消されるくらいは構わないさ。 生者を守れればそれで問題はない。]
(104) 2019/02/20(Wed) 02時頃
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[こちらを見る目と、告げられた言葉に>>59 誰が見てもわかるほど、不愉快気に表情が歪む]
冗談じゃないなぁ、 200年彷徨わせた君を乗せたら
船が壊れてしまいそうだ。
[何をするつもりだ、と言葉を続けようとした けれど、その言葉は音にならなかった]
(105) 2019/02/20(Wed) 02時頃
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なっ…………!?
[その令呪は、確かに己に働き<<60 離すまいと握っていた、その手を簡単に手放した]
(106) 2019/02/20(Wed) 02時頃
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ふっっっっざけるなよ、この馬鹿娘!!
[何が、宝具を暫く解くなだ 何が、つれてってくださいだ
何が、あなたは、だ]
きちんと、説明しないと
私は生者の考えなんて理解できないんだよ! 何べん言や理解するんだ!
[鎖は外れぬが、枷を外せと言うのなら 無慈悲な信頼なんて裏切ってやろうか 大河に消えたその姿を睨みつけるようにただ見て]
(107) 2019/02/20(Wed) 02時頃
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これだから、生者は嫌いなんだ────
[そして、それを裏切れない随分と甘くなった己にも 炸裂するその前に、船を加速させる。
その熱量を、光を、繋ぐものを信じるために そして────]
(108) 2019/02/20(Wed) 02時半頃
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[その光は薙ぎ払われた>>37]
(109) 2019/02/20(Wed) 02時半頃
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[ここで、終わりでいいじゃないか。 あの大地の女神が言った、人の努力を受け入れて 死のない世界を肯定しても、いいじゃないか。
けれど、それは諦めだ。 我が主への裏切りに過ぎない。
そして、死した英傑たちへの冒涜だ。 今も尚、行きながらにして死へ向かう生者への……]
(110) 2019/02/20(Wed) 02時半頃
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[光から逃げるように、船は速度を上げる 津波を引き起こすように支流を操り 片手で握る櫂だけで、操って。
そして…………光から、熱量から、]
(111) 2019/02/20(Wed) 02時半頃
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あ、ぐ……!ぅ、……ッ、
[爆ぜたその瞬間、生者の手を離した腕は焼け焦げて だらりと、力なく垂らす。 感覚は無い、痛みも。痛すぎて忘れてしまった。
背中だってそうだ。熱くて馬手居るように思える 黒いボロボロの外套がよりみすぼらしくなるだろうに
……それでも支流は、神都と砂漠の境界を越えて その都の中に漸くたどり着いた。]
(112) 2019/02/20(Wed) 02時半頃
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はっ……本当、もう。 何もかも破天荒でめちゃくちゃだな。
[暫くは使い続けろ、といわれていたが。 それでも難しいものは難しい。 水面に出たその後>>96 宝具の発動を止めて。その場に蹲る。]
これで、沈んで終わりでした、なんて
[そんなことになっていたら、笑ってやろう。 あんな令呪使って、そのざまとはと。 ……それでも、きっとそんなことにはならないだろう。]
(113) 2019/02/20(Wed) 02時半頃
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─── 神にも負けず劣らず傲慢な君なら
きっと、大丈夫だろう。
(114) 2019/02/20(Wed) 02時半頃
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[片腕に感覚は無い。背中は焼けるほど痛い。 それでも、足はまだ動く。呼吸は、続いている。
進入した都。途絶えた命の上を歩いていく。 目指すのは、ディーヴァナーガの中心部]**
(115) 2019/02/20(Wed) 02時半頃
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…… ありがとうございます。
ひとりだったら、さっきので、死んじゃってましたから。
[肩を貸して、歩む最中に、礼を告げた。]
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