人狼議事


164 天つ星舞え緋を纏い

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[足許がさらさらと柔らかな砂地に変わっていた。
一瞬にして一平太の身体を沈め、呑み込んでしまう程に。
それは追ってきた異形も同じ事で、襲いかかった時の勢いのまま爪から頭から呑み込まれて行く。
但しそちらが三分の二も埋もれぬうち、砂地は元の固い地面に戻ってしまった]


【人】 双子 夕顔



おじいさま、おきて

  ゆうがおを、一人に、しないで


[命を奪ったことを認めたくなくて、何度も呼びかける。
祖父を失っても、「一人」になることはない、と。

心の奥底、目覚めたナニカが嘲るように告げるけれど。
それを認めたくなくて、ただ、呼びかける。

そんな己の姿は、異形のものからは格好の獲物に見えたのだろう。
こちらへと向かってくる、角を生やした人型の獣の何匹かを、黒檀色の瞳に映して]

(79) 2014/02/16(Sun) 00時半頃

  じゃまを、しないで。

[言うなり、足元の影が伸びる。
獣達の数だけ先が分かれ、くるり、縛り付ける様に纏わりついて。]

ゆうがおは。

おじいさまのそばに、いたいだけ、なの。

[ずるり。
影の中へと、引き摺り込む。]


……冬の夜寒の 朝ぼらけ

[口をついたのは、出掛けに母の前で舞った今様舞に沿う謡の、冬の節]

契りし山路は 雪深し

[それに応じるよに、笛が淡い銀の光を宿す]

心のあとは つかねども

[それと共に宿るのは、冬の厳しさにも似た、刃の鋭さ]

思いやるこそ あわれなれ

[刃の鋭さ帯びた笛を手に、ゆるり、辿るは舞の動き。
優美さと鋭さと、二つ併せ持つ舞は、飛び掛る異形を断ち切った]


【人】 双子 夕顔

[己の望みは、もう叶わないものだと知りながら。
影に飲まれて息絶える獣には一瞥もみせずに唇を動かした。

胸の内、眠っていた己がじわりじわりと、己を食い潰していくのを感じながら視線を逸らして]


そうだ。おいしゃさま。

おじいさま。すこし、まっていてください。

おいしゃさまを、おつれしますから。

[医師ならば祖父を治してくれるはずだと考えて、探しに行こうと踵を。
既に命を失くした者を助ける術など無いと、わからぬ年でもないのだが。
自分以外の誰かを頼りたくて、駆け出した]

(84) 2014/02/16(Sun) 00時半頃

[ぐるりぐるりと、錫杖が空を切り、大きな焔の環を造る]

『ノウマク サラバタタギャテイビャク

  サラバボッケイビャク サラバタタラタ

    センダマカロシャダ ケンギャキギャキ

     サラバビギナン ウンタラタ カンマン』

[韻を踏み、唱えられた真言の響きに応じるように、焔は大きく燃え上がり、螺旋を描いて広がると、目の届く範囲に転がる骸全てに燃え移り、燃え上がり、焼き尽くす]


[右手が――あの日母に包まれた手が、熱い。
 長屋の屋根を飛び越えた先、異形もまた地面から宙へと飛び上がらんとしている所だった。
 耳障りな羽音が響き、蟷螂に似た前脚が振り上げられる]

 邪魔、……するな。

[日向の目には、振り上げられる前脚に絡む風の帯が"視えて"いた。
 だからそれに右手を伸ばし、実体ある帯の如く下に引く。
 果たして均衡を崩した妖魔は、失速して再び地に落ちた]

 退け。

[右手を振るう。
 常ならば手団扇程度のその動きが、今は突風を生み異形の動きを阻む。
 そうして異形の傍を通り抜け、その先へ向かおうとして]


【人】 双子 夕顔

[が。]


    え ?


[くらり、視界が歪む。
小さな身体は、その歪みのままにとさり、倒れた。

それが、力の行使の加減を知らぬ故の疲労だと察することも出来ず、何が起きたのかと、困惑して]


だれ、か。

[助けを求めて、声を落とした]

(86) 2014/02/16(Sun) 01時頃

【人】 双子 夕顔



おじいさまを、

           (ゆうがおを、)


    もとに、もどして。


[そのどちらも、叶うことはないと知りながら**]

(89) 2014/02/16(Sun) 01時頃

双子 夕顔は、メモを貼った。

2014/02/16(Sun) 01時頃


[近づいたのは親切心でしかなかったのに。]

『ば……化け物っ!』

[投げつけられたのは拒絶の言葉。
女の表情が一瞬だけ酷く歪み。]


……そ、か。
私って、出来損ないどころか、化け物だったんだ……。

じゃぁ、仕方ないよね……。

[座り込んだままの老婆を無表情で見下ろして。
そうするのが当然のように老婆の胸を刀で貫けば、断末魔が迸った。]


[貫いた刀を引き抜けば、傷口は凍り付いていて、血が滲むこともない。]

ああ、そういえば……。
この着物、気に入ってたんだけどね……。

[首をめぐらせ、先に怪我した左肩に視線を向ける。
裂かれた肩は、血の色に染まっているものの。
今はもう血は止まっている……正確には、凍り付いているのだが。]

……否定、出来ないよね。
どれも、これも……人間に出来ることじゃないもの。

[ふらり、木の幹に身体を預け、真っ暗な空を仰ぐ。]

ほかにも化け物はいるの?
それとも私だけ?

ま、どっちにしろ、一度手当しなくちゃ、かな……。

[正確な状況はやはりわからないなら、万が一に備えればいいだけ、と女は自宅へと足を向ける。]


【人】 双子 夕顔


だれ、か。

  いないの、ですか。

[此処は神社へと続く通りの途中。
人は沢山いたはずなのに、何故人の声が聞こえないのか。
地に転び、立ち上がれぬままに呼びかけるも、返る声はない。

影に飲ませた異形たちは、皆苦悶に歪ませた顔で地に伏せている。
そういえば、このものたちは一体何なのだろう。

昔語りに聞かされた、鬼に似ているようにも思えるけれど。]

(116) 2014/02/16(Sun) 14時半頃

【人】 双子 夕顔

[どくん。どくん。

鼓動は収まることを忘れたように、強く脈打つ。
怖い。この場に一人、居ることが怖い。
祖父が目覚めぬことが怖い。

自分の中の、「自分」が、怖い。

奥底、目覚めた闇に、飲まれていくことが。]


…こわ、い。

[そう、呟いたところで、声が、聞こえた。]

(117) 2014/02/16(Sun) 14時半頃

【人】 双子 夕顔


この、お声、は…

[周囲からは、異形に襲われた村人達の苦悶の声もまだ少なからずあるのだが、それは耳に届かない。

耳朶を打つのは、己の鼓動と、]


  華月斎、さま 


[何故か耳に届いた、その声の主の名を紡ぐ声は、掠れて、小さなもの。
胸の内のなにかが、また、どくんと強く、脈を打った**]

(118) 2014/02/16(Sun) 15時頃

双子 夕顔は、メモを貼った。

2014/02/16(Sun) 15時頃


[―― どちらでもなくて、その真下。
人々と異形の立つ地面が、ぱくりと割れた]

[下へ落ちゆく者たちに思考する暇があったとして、きっと周りを囲む化け物共の仕業だと思っただろう。
だからその刹那の父と目が合ったのは、偶然だったのかも知れない。
それでも]


[向けた表情は、いつかのように感情の伺えないもの]

いま止めたら、そいつら逃がしちまう。
そうなったら、もっと沢山の人が、痛い思いすっから。

[今のこれを、己が起こしているものだと自覚しながら、その中に幾つも知った顔があるのを知りながら。
地が全てを呑みこみ閉じるのを、止めようとはせず]


[やがてそこから“要らないもの”だけが吐き出された]


― 畦道 ―

殺されとうはないのなら、わしを殺すかい?

[ぶん、と両腕を交差して、回した錫杖の環が鬼火を纏い、紅く燃え上がった]


【人】 双子 夕顔

─ 通り ─

[華月斎の名を呼ぶ声は小さく、彼を呼ぶには至らなかった。
疲労した身体は声を張り上げるも難しく、此処に己が居る事を知らせる術は無く。

それを可能にしたのは、上から響いた大きな声>>121だった。]


この、お声、は…

     日向、さま ?


[どうして上から聞こえるのだろう、と。
見上げれば、屋根の上とんと跳ぶ姿が目に入る。
鳥のような羽も持たぬというのに、その身のこなしは軽やかで。

どくん。
鼓動が強く、打つ。まるで、警戒するように。]

(160) 2014/02/16(Sun) 22時半頃

【人】 双子 夕顔

─ 通り ─

[何故鼓動が収まらぬか解らぬまま、息を詰めて。
程無く駆けてきたその人>>124を、瞳に収める。
どくん、どくん。鼓動が、強まる。]


華月、斎、さま


[夕と呼ぶその声に、強い安堵を抱くのに。
伸ばされたその手に、飛び込み縋りたいと思うのに。
身体が竦み、動かない。
祖父と一緒じゃなかったかと問う声に、喉が凍りつく。
微か、視線を動かすことで祖父が倒れている場所を示しはしたけれど、答えることはできなかった。
手妻師がこちらに触れるを逡巡したのは、己の様子を訝しんでだろうか。
彼の胸の内は解らないけれど、触れられた手は温かで。
こちらの無事を確認するその様子には、ただ案じてくれていることだけが伝わったから。
屋敷に戻るというその言葉に、こくりと頷くことで、同意を返し。
抱き上げられるに任せて、ぽふり、身を預けた。]

(162) 2014/02/16(Sun) 22時半頃

─ 畦道 ─

殺されたくはないですし、放っても置けない、から。

[いいながら、懐に収めた笛に手を伸ばす]

だから……鎮め、ます。

[掴んだ笛をくるりと回し。
しかと握り直した後、舞扇を払うが如き動きでゆるり、弧を描いてぴたりととめた]


【人】 双子 夕顔

─ 通り ─

[手に持った鞠を、ぎゅうと抱えるように抱きしめる。
華月斎の手を煩わせている申し訳なさと、ざわりとした感覚に目を伏せて]


 
    ごめん な さい


[己を抱えあげている華月斎に届くか届かないか程の声で、謝罪を紡いだ]

(164) 2014/02/16(Sun) 23時頃

双子 夕顔は、メモを貼った。

2014/02/16(Sun) 23時頃


― 畦道 ―

鎮める、とな?

[腰の太刀には手を伸ばさず、懐に手を入れた明之進の言葉に、坊主はぱちりと瞬いた。
笛を取り出すその腕の、舞うような美しい動きに、目を奪われたは、ほんのひととき]

ほう、そうか...鎮められるものなら

[言いざま、ぶん、と錫杖を前方に振り下ろせば、焔が一筋の帯となって、明之進へと走る]

やってみるがいいさ...!


【人】 双子 夕顔

[>>167己の視線を追った華月斎の視線が、止まる。
言葉は無くも、横に振られたその顔が、祖父はもう戻らないことを告げていた。

もう、元には、戻らない。
胸の内に囁く声が、嘲る声が、響く。
それに抗うように頭を振り、華月斎の肩口に顔を伏せる。

そうすることで、人の身の温かさに安堵を感じたかったのに。
ざわりとした感覚が増すばかりで、息苦しい。]

(174) 2014/02/16(Sun) 23時半頃

【人】 双子 夕顔


…この、お声、は

[>>172新たな声が耳に届いて、顔をあげる。
先日、川から引き上げてくれた老人の姿が目に入り、安堵に顔をほころばせようとして。

ざわり。ぞくり。
身体を走るその感覚に、身を震わせた。

そして。]

(175) 2014/02/16(Sun) 23時半頃

【人】 双子 夕顔



おじいさまは

   わたしが ころしたの

 

(178) 2014/02/16(Sun) 23時半頃

─ 畦道 ─

[鎮める、と言い放ったのはごく自然なこと。
内にある銀の光が、より強く求めるのはそれだと思えたから]

……言われずとも、やってやる!

[何故そうしなければならぬのか、はわからぬけれど。
それが自分の成す事と思うから]


……っ、と!

花橘も 匂うなり
軒のあやめも かおるなり
夕ぐれさまの 五月雨に
山ほととぎす 名のるなり!

[駆けて来る炎の帯は、寸での所で横に飛び、避ける。
着地の直後にくるりと身を返し、紡ぐのは今様歌。
本来の歌い方とは程遠い、早口のものではあるけれど。
笛には確り、気が宿る。
夏の日差しの、苛烈な光。
それを宿した横笛を手に、己が身の『時』を速めて踏み込んで]

……はっ!

[短い気合と共に、横一閃に振り抜いた]


【人】 双子 夕顔

[己を抱く華月斎の温もりが、安らぐはずのそれが、おぞましい。
唇が、勝手に動く。
ざわり、影が不自然に、蠢く。]

だって おじいさま

   わたしのことはたすけてくれなかったのに

 ゆうがおは たすけるって 言ったから


[幼い顔に似つかわしくない笑みを模る。]

だから わたし

 おじいさまを ころしたの

(186) 2014/02/17(Mon) 00時頃

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