人狼議事


3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…

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視点:


『ネェ』


   『ネェ』


               『アソボ?』

 




    だ

              れ、 だ――…  ッ…


 ああ


      ああ




            ああ


【人】 理事長の孫 グロリア

―南棟・西階段―

あ、お手数おかけしてすみません…

[>>1:839 駆けつけたバーナバスの姿に、ぺこり頭を下げて。
キャンディに微笑みながらの階段の途中。
ようやく落ち着きを取り戻したサイモンが、また何かに怯えだした。

ついで感じる。

足元のゆらぐ錯覚、何物かが心を侵してゆくような]

……あ、

[濃密な闇、サイモンが何かを呟き続けている。痛みはどこか心地いい。]

――用務員室へ、行けば、いいの…?

[傍らの人にそう、問いかけて、視界に映る世界を確かめる。]

(14) 2010/02/27(Sat) 00時半頃



    手の鳴る 方

                  ど こ?                                    


…大丈夫。

……一人じゃない。

[職員室に入る前に、ちらと見えた人たちを思い浮かべた。
この呟きがどこに繋がっているか、知らない。]




   誰   、

          ――だ

 [声、 が  聞こえる。
  知っている、ような。 知らない、ような。]



 ああ?


            [おかしい、なにかが]


 [………]



           鬼?


[淡い水色のガラス球は何処かへ声を届けただろうか]

……みんな、職員室に向かったよ。
いま、どこに?

[同じクラスの人物の小さな声を。]

でも、ジェレミーの奴が一人で出歩いてる。
逃げ道を探す、とか言ってたけど。


『赤ハ鬼』

『ネェ』

『ネェ』

『アソボ?』


『ネェネェ、貴方ノ色ハ』




            『ナニイロ?』


[響く声]


      [哂う少女の声だけではない。]



 ――……赤……だ。
 いや、何か黒い……印が…。


【人】 理事長の孫 グロリア

っ、どうかなさったんですか?

[突然くず折れかけたバーナバスに慌てて手を伸ばした。
不自然な沈黙、何かの気配。

>>29 促されるままに前を行く、やはり感じる気配。
結い上げた髪の無防備な首筋にその視線はあっただろうか。

気付かぬままに、一度振り返る。]

あの、大丈夫…ですか?

(35) 2010/02/27(Sat) 01時頃


      とてもきれい     光で変わるの

            しろとくろ                                                    


ミシェ?

[きょとり、と目を瞬かせながら声の主の名を呼んで。]

……今、職員室の給湯所。
ハーブティー入れてる。

[報告も兼ねて淡々と呟く。
相手に、コップに注ぐ水音が聞こえたかは分からないが。]

ジェレミーもいるのか。

[確か、補習してたっけ。
と、思い出しながらあきれたようなため息を。]

一人は危ないだろうに。
…誰かと鉢合わせてたらいいんだけど。

[今、ピッパと一緒にいるとは知る由もないだろうが。]



   ―……、

         ――、…

     …

         ……  夕暮れの

  …   むらさ   き


           [うすむらさき。

                そう、答えた。]


『キレイ キレイ?』

『アカイロ、キレイ。』



『私ノ羽根モ赤――』



[そして。
 瞳の色はビー玉と同じ。

 夕暮の橙色。そこに黒の瞳孔が、ぽつんと一つ。]


『瞳ハ』



―― 瞳は、   橙色。

[鸚鵡ではない声が、色を、告げた。]


理事長の孫 グロリアは、メモを貼った。

2010/02/27(Sat) 01時頃


[夕陽を乱反射させたビー玉。
 きらきらと、色様々に。

 そして、今はその一つ。
 深い橙色。

 鸚鵡の目玉のように。]


っ、――

      ――……、

 [橙。赤。白。――薄紫]


          [誰かの、声。]


  [しって、 いる  こ  え?]

      どう、  して。

[今自分が置かれている状況と。]
[今此処で響いている言葉と。]

[錯綜して  揺れる。]


そ、そっちは貴公子さんで合ってるよね。

[自称した所は見たこと無い称号で呼ぶのは、
元カリスマ生徒会長]

もうじきそっちに一杯人がいくから、
かなり賑やかになると思う。

[かなり端的な説明は混乱した現状でも伝わって。]

あと、キャロにマーゴに、ヘクターに、
ドナルドとかシェリー君とかスティーブンス先生とか。

[思いつく限りの名前を挙げるが、
その中には職員室まで向かわない者が居るか。]

集まってる中に見えなかった人もいたから、
どっかで鉢合わせにはなってるかも。



 鬼………


            鬼なのか?



     鬼は、何をすれば?


……ごめん、いきなりで私もまだよく状況が分かってない。

[怒りを抑えるために最大限感情を拝した声で]

不愉快な代物がそこらじゅうに転がってるから、注意してね。
ちょっと、頭冷やしてくる。

[そういい残すと声はしばらく沈黙を保つ**]


『オ友達』

     『オ友達ヲ』


『連レテ行ッテ アゲヨウ?』


              『ソウシナイト』


                     『貴方タチガ』


                         『――サレチャウネ、キット』


【人】 理事長の孫 グロリア

今、なにか仰っていませんでしたか?

[>>38 そのどこか不審な様子に首が捻られれば、青白い脈はぷくり、浮き上がる]

…渇く、そうですね。
お湯を借りられれば何かお淹れしますけ…
あ、え?
サイモン君、待って!一人になっちゃ駄目、危な…

[伸ばした手は届かない、足が遅れたのは一瞬、
目の前に浮き上がってきた、赤黒いなにかのせい]

……っ、 や…

[悲鳴は吸い込む息に呑まれた、竦んだ足をどうにか動かせば、
彼の行方はもう見えなかったけれど。

傍らの人に一度視線をやって、背を向けた]

(50) 2010/02/27(Sat) 01時半頃

貴公子……なんか、そんな風に言われてるっぽいね。

[ほんの少しうんざりとした思いを滲ませながら肯定する。]

…そうか。
誰がいるのかまでは確認しなかったからその情報はありがたい。

[周りに気が動転してたんだな、と改めて思った。]

…他に誰を見かけたか教えてもらいたいんだけど。

[いいかな?と近くにいるなら、いつもの柔らかな微笑みが浮かんでる声だった。]


[脳裡に響く聲に、ゆっくりと、返す声。]

……だめだ、そんな事。
出来るわけ、ないだろ……。


[小さく、か細い声。
 出してるのは無意識下なのか知れない。]


[厭だ]

  [――厭だ]

             [厭だ]


 ――…、 …送る    の

               … か?


 [背が、 寒く なる。 ――は 熱いのに]




    つれてゆくの は  ど こ に                                                                                             なんて 

しってる よ ね ?           



『違ウ』



『違ウヨ』



『ダッテ、ソウシナイト――ガ――サレチャウヨ。』


『ダカラ、コレハ罪ジャナイ』


『かるねあですノ舟板』




     『ソウ思エバ イイヨ』


 







 
           『コレハ仕方ナイ事』




  どこ

        ――何処、   って


  [此処 では ない 何処か それは]


おにの、  いる   ところ…?


[大体の事を聞ければ、聞いて。
何かを押し殺しているような声と、周りの状況説明に]

……わかった。
気をつけて。

[何があったのかまでは分からない。
けれど少女の声と、
恐らくビー玉で繋がったクラスメイトの言葉で
何かがあったと、推測した。]


             だいじょう ぶ        
         
   み んな いっしょに      
              

          つ れて いって あげれ  ば



                  ――……寂しくはないから




  かわい そ う   な

                あ の こ    も                             


[しん、しんと。静かに。
 雪が降り積もっていくように。
 精神が侵蝕されていく。]


…… 送って?

どこに。それはおにのいるところ?

あげる。



そこにはあの子が居る から。
きっと寂しく なんて


[ない。]




    板。


      ――振り落としても

  罪では

             な  い?


 [帰りたい 帰れない 帰りたく]

   ――……、…さみしく

          な、  ――ぁ、


かわい、

  そうな

    …、  こ?……

             だれ…?


【人】 理事長の孫 グロリア

 ―南棟用務員室付近―

サイモン君、サイモン君、どこ?

[声を上げて、呼んでみても誰かに届く気配は、ない。
足元がぐにゃり、ひどく揺らいだ気がして、気がつけば階段を降っていた]

…用務員室、っていうのは聞いてたはずだから。
あ、保健室も好きよね、サイモン君。

[とりあえず保健室を目指して階段を降れば、
まずは>>52問題児君の姿が目に入っただろうか]

(62) 2010/02/27(Sat) 02時頃


   こい に やぶれた こ               

                       かわいそ う 

              うらぎられる な ら    

夢なん て いらな い   のに  
                          ね


いら、

   な…  ぁ、

       ――いらな、い…?


 ……

           [だれだ、ろう。]





      こ い  ?


[ふ、と、意識が向く。
 向いた意識は、少し沈んだようにも。]


……、……  期待なんて持たなければ。
               裏切られも、しない さ。


【人】 理事長の孫 グロリア

 ―南棟靴箱前―

ドナルド君…

[女は闇をかき分けるように、
どこかふわりとした足取りで階段から降りる]

あ、もう!堂々と煙草なんて吸って、だめでしょう?
あんまり堂々としすぎてて気付かなかったわ…

[場違いな程日常的なお説教を漏らせば、瞳を歪めて苦笑して]

なんて、そんな場合じゃない わね。
サイモン君、こっちにこなかった?

あの子やっぱり、ピッパさんのこと、相当堪えてるみたいで…
こんなときに なんだけど、でもどう慰めていいのか…
失った恋の痛手、か……。
[ため息と共に、思わずそんな言葉が漏れた]

(70) 2010/02/27(Sat) 02時頃



 とてもきれい 

                夢も恋も


                                                       ねえ





       ほ し い の ?                                                                       


……。


恋も、夢も綺麗だと。]



……綺麗だって
 思いこみたいだけ なんじゃ ない?

[きっとさ。
 呟くように、して。]


―― ……ッ。

訊ねられて、詰まる。
 逡巡の後、静かに。]


そんな もの
 


 




 
   望んだりなんて しない。


[ほしい。


   ほしい。 ほしいの? ほしいの。

 

わからない。――混濁する。
ほしかったのは、

なんだったか]

     ――ばか、げ  て る

[悪態は 小さく、むなしく響く。]


【人】 理事長の孫 グロリア

 ―南棟東靴箱前―

……私、煙草吸う人って、寂しがりなのかしらって思うのよね。
だって口寂しいんでしょう?

[火を消す気配の微塵もない彼へ浮かべた笑みは猫のよう]

――ドナルド君に恋の痛手の解決方法を聞いても、無駄だったかしら。

でも、心の傷はそうね。

[それ以上は沈黙した。
担任として知っていること知らないこと、
見つめられた隻眼はあまり居心地よくはないだろうか]

……念のため、保健室は見ておこうかしら。

[ありがとう、と一言告げて保健室の扉に手をかけた]

(82) 2010/02/27(Sat) 02時半頃



…… うる さいよ。

悪態を、自分に向けてだと勘違いをした。]




   ――、…


           [声が]


  …、は…、……――
  

[小さく、自嘲じみて 笑った。]


【人】 理事長の孫 グロリア

 ―保健室前―

煙草は嫌いって言ったでしょう?

[声が届けば、保健室の扉をがたがたと揺らしながら、
なんでもないことのように真顔で冗談を返す。

>>85ドナルドがセシルの姿を見つけるとの同時くらいに、>>862人の姿に気付くだろうか]

ドナルド君、そっちお願い。
ジェレミー君、ピッパさん…大丈夫?

[駆け寄って可能ならば彼女を保健室に押し込めて、
そこにはサイモンがいないことを知るだろう]

(90) 2010/02/27(Sat) 03時頃


    いいこ た ち


                      なかよく   ね ?                                                     



…… ん。

[自嘲の笑みに、窘める様な口振りに。短い声の後。]




――


[意識が揺れて。
 暫く、してから。]



…… そう だね?


[ほんの幽かに笑った。]**


理事長の孫 グロリアは、メモを貼った。

2010/02/27(Sat) 03時半頃


―途切れる直前の返答

あとは……飼育小屋で見かけたフィリップ君とか、
アトラナート先生とかも残ってたら居ると思う。
バーナバスさんも。

[思い返して一通り校内に居るであろう人物を伝え、]

……落ち着いたら、私も職員室に戻るよ。
うん、そっちも気をつけて。

[何も聞かずに居てくれた事に感謝してそう言った。
毎日見ていた笑顔が浮かび、自然と心も落ち着いて]


……それから、
用事が無い限り教室には近寄らない方が良いと思う。
生きてるけど死んでるのが、居た。

[言葉に出すと上手く説明が出来ず、口篭る。]

教室は、安全じゃなさそうだよ。

[もう、あそこは一年を過ごした所ではなかった。]



 ああ
               イヤだ。


【人】 理事長の孫 グロリア

―保健室・周辺―

スティーブン先生、いえ、私は大丈夫ですけれど
サイモン君がまた…

[>>97 スティーブンの姿には同じく安堵を漏らす。
報告途中、訪れる異変に慌てながらもその言葉に甘えて様子のおかしい―少なくとも自分は視界にすら入っていないように見えた―セシルのことを託した。]

…随分、ぐったりしているみたいだけど。
ジェレミー君、大丈夫?

[>>120 彼女と何かあったの? 尋ねようとして、
まだ濡れたような彼の唇に気付いてやめた。

保健室はあまり異変が進んでいないようだった。
ゲイル先生が差し木で増やした鉢植え「伝説の木2号君」が、室内で異彩を放ってる。そういえばあの木には神木だの守り樹だのという別名があったことを思い出す。]

ピッパさんを…そうね、一人じゃ危ないものね。

[彼の願いと続いたその名に、少し複雑な胸中を隠して保健室を出た]

(135) 2010/02/27(Sat) 09時半頃

理事長の孫 グロリアは、メモを貼った。

2010/02/27(Sat) 09時半頃




      ほ しい の   ?                                                                                                  





   ああ



   ああ



[どこからかの声に呻いた。]




    ほし い の  ね?                                        
                        わるい こ


【人】 理事長の孫 グロリア

 ―職員室―

――あの、セシル君の感じ…そういえば。似てる。

[サイモンが逃げて行った時傍らの人に感じたなにかを思い出す。視界に入りながら見えてない、見つめる先はただ一点だったような、そんな。]

[人の気配、職員室の扉を開ける。
まだ同様の気配は残るか、幾人かの生徒たちの姿にほっとしたものの]

ディーン君……

[傍らにはまだラルフがいただろうか、ソファーにもたれるディーンの姿はいつものかっちりとした彼の様子からは程遠い。
シャツの襟元が鮮やかな赤に染まっているのを見れば、胸が締め付けられた。]

怪我…なにかあったのね?
もう、危ないことしちゃ、駄目じゃない…。

[咎める響きはそこになく、ただ何かを堪えるように唇を引き結んだ。]

(151) 2010/02/27(Sat) 10時頃


 ああ


 ああ


 ああ


――…

        なか、  よく?

  ……嗚呼。
             [虚ろな声。]



  ――のど
 

          かわ、  い た。

 [意味が、捩れて聞こえる。]



 ああ


         ああ


     ああ


           ああああああ


【人】 理事長の孫 グロリア

それって、まるで。
セシル君が吸血鬼になったみたいじゃない…

[説明された状況を率直に解釈して、眉を顰める。
何かを理解しえぬと行ったようなディーンの口ぶり、
それはもちろん状況的な意味では当然だろうけれど]

……他にも何か、あった?

[問いかけながら、思い出す。あの時に拾ったビー玉袋守り。
上着のポケットに手を入れればそこに、ある]

(166) 2010/02/27(Sat) 10時半頃




   なかよく?



 ――……喉がかわく……か?




 ――……飲む……か?



  ――ぁ、

      …… なに。

 飲むって、……     な、に…を?

 [くらくらとする。]




       くるしい の?                                                                    ねえ



 今、

 流れてる。




         [くらくらする]


    たくさん、出てる。


 飲む…か?


             はは っはは はは…


    
       
   だったら         
   
                あげたのに……
                        

  [――…鈍い青から流れでてゆく、命の感触を覚えている]


流れ、…て?


   ――怪我、…――なに、して。


[あげたのに――甘く響く言葉。
駄目だ、と 唇を噛むような気配]


    おかしく、なりたく、  …っ…な、い…

 




    ああ


          あああ


  聴こえてるのか


              ほしい


  いや、いらな――ッ


……バーナバスさんを見たら、気をつけて。

[騒動がここから届いているかはわからなかった、
だから掻い摘んで今あった事を伝える]

最後に元に戻ってくれたみたいだけど、
次もそうとは限らない。

皆にも、言っておいてくれないかな。



  ―ー、ッ …


[ああ。ああ――と繰り返される声が 耳を侵す]


何、謂って…  る?


【人】 理事長の孫 グロリア

――まるで?

[ちょうどその、淡い桜色の袋を返さなければ、と取り出したところだろうか。
見開かれた彼の濃紫の視線。何かの気配]

え? なに ……?

[振り返ってはいけない気がして、一歩二歩と崩れるように前へでれば

がたん、

低い机にぶつかった、かしゃん、と灰皿が落ちる。
その物音は窓の向こうを眺めるオスカーにも届いただろうか。]

(186) 2010/02/27(Sat) 11時半頃

  

     あげるのに                                             だいじょうぶ

        きっと  みんな

                      わけてくれるよ? 



  はは

    わけてやる  よ


      床にのますより   いい  だろ


 はは   へへ   はは   へへ


あ。


  [それは闇からの誘いだ。]


       ――……、咽喉

  かわい、…た、

              ――…、っ

[だいじょうぶなのか、わけてもらえるのか、のみたい、のどがかわいた、あかいいろ、ほしい、ほしい、いしきのなかがぬりつぶされそうになる]


【人】 理事長の孫 グロリア

[落下音は重く響いた、たまらず肩越しに振り返れば、
天井から断続してゆるく流れ落ちる、粘性の何か]

……え、や、なに、これ?

[ソファーの肘掛に手をついた、そのままへたり、座り込む。
広がるそれからはじりじり距離を取って、瞳の色を濃くして2人を見た。そんな問いに答えられるとは思わなかったけれど]

(196) 2010/02/27(Sat) 11時半頃

【人】 理事長の孫 グロリア

危ない?

[警告の言葉には意識が我に返る。
窓辺をみれば萎れる鉢植え、酸のようなものかと思ったけれど、明らかに違う]

出ましょう。
オスカー君も、ディーン君に手を貸してあげて。

[どうにか手を付き立ち上がれば、ディーンが身を起こすのに手を貸して。ラルフがそこにいれば、扉を開けて、と促す。]

(203) 2010/02/27(Sat) 12時頃



           [渇く]


                    

                      

                       



 
 ――咽喉が、
             乾いた。

 


 お前も  なんだな。




           はは やる  ぞ?


  はは  へへ


           もしくはピアノ、弾くか?

            
                   
     [立ち上がって、鍵盤をトーンとひとつだけ叩いた。]

  はは**



  ――ピア、ノ……。

     [聞こえないはずの音が聞こえた。
     まるで誘うようだ。]


   おまえ 「も」?    ……、…なんで…


[困惑滲む声が、残響に絡まった。]





                         ピアノ……                                        


【人】 理事長の孫 グロリア

 ―職員室前―

――…もう、ここには、入らないほうが良さそうね。

[とりあえず職員室は出入り禁止の旨をその場の皆に伝えて、書くものがあれば扉に張り紙でもつけておく。その場の皆にも、誰かに出会ったら口頭で伝えるように告げて。
その間>>200 少女の必死の叫びはかすかにでも聞こえただろうか]

君たちは保健室に行って。
ディーン君は少し休んだほうが良さそうだから、お願いね。
ラルフ君、ごめんね、代わってくれる?

[オスカーとディーン軽口めいた2人のやりとりを思い出して微笑めば、北棟の方向へと視線を向けた。]

…それじゃ、私、ちょっと行ってくるわね。

[結局、ディーンへはお守りを返し忘れたまま、渡り廊下へと向かう。一瞬感じたこの世ならざるものの濃密な気配は、あちらから、だっただろうか]

(218) 2010/02/27(Sat) 12時半頃

理事長の孫 グロリアは、生徒会執行部 ラルフの言葉には、なぜ?と問いたげに瞳を見開いた**

2010/02/27(Sat) 12時半頃


理事長の孫 グロリアは、メモを貼った。

2010/02/27(Sat) 12時半頃



     あのこ どこ ?


               手が鳴るのは どこ ?**




     おにさん


               …、 こちら


 



  あ、

           厭

 
  …――怖、……


              [笑い声が、聞こえる。]


[――見ない]

  [見ない、  見ない。]


        [窓際ひとり]


 [同じ。 同じだ]

             [――違うのは]





ああ


         ああ


     ああ

            ああ  


 寒い   けど


             渇く……。






                        あげるよ…




     [薄紫。   眸の色。]

 


――、…

          渇く。  なら、


 [嗚呼。あげる  と、 優しげな声がする。]


         ……――何処に。


[あげるよ。誰かの声に似ている。
知っている。知っているのだ。]


  … 鬼は……、

            ……他を、捕まえないと



[橙の眼が謳った溺れるものの板。
じわじわと脳裏を侵食する。]


 ……この、こえは。
 ……なんなん、…だ…?


[鬼であり鬼に近すぎるのに鬼になりきれない薄紫は
小さく、そう呟いた。]


ああ    ああ

    ああ     ああ


              [衝動が高まる]


     [渇きが高まる]

           

                 ああ





      くる   しい



          つら   い


     ああ


           [何か壊れる寸前にも思えて]






                     ……ここに きて


…、っ


   [共鳴か、呼応か、渇きが伝播する。]


          や、…め、…、  
 
              …、――っ


[搾り出すような こえ が、脳裏に響く。
耳をくすぐる 手招く声。]

こわ、れるな。…だめだ

[くろとしろの、手招く、声。]


【人】 理事長の孫 グロリア

 ―南棟1階渡り廊下付近―

……静か、ね。

[聞いた叫びは幻だったのだろうか。
北棟は静寂に包まれていて、何も嫌なものを感じない。

禍々しいものは、どこからか、階上を見上げた]

(302) 2010/02/27(Sat) 16時半頃

理事長の孫 グロリアは、メモを貼った。

2010/02/27(Sat) 16時半頃


【人】 理事長の孫 グロリア

 ―南棟・3階廊下―

ピッパさん、サイモン君…!

[呼ぶ声は闇の中に呑みこまれるようで、到底届くとは思えずに]

…寒い。

[ひんやりと流れてくるような気配を辿る。
行きたくないとつげているのは、理性なのか本能なのか。

ここではない反対側、西側の奥に立ち込める、気配。
胸のポケットから、気持ちがしんと冷えていく。]

……k?

[奥から微かに声が聞こえた、その名前]

(311) 2010/02/27(Sat) 17時頃

鬼は


… 俺たち。


[おにさん、こちら。]


…… …


[――――頂戴。]
[――――頂戴。]

[あげられなければ、


て、しまう。]




   赤は鬼



                 鬼は



      勝たなかったら、




                  鬼のまま?





えいえんに?



 





        この中で?



             

                


【人】 理事長の孫 グロリア

 ―音楽室―

[流れ出る冷気、人の声に扉を開く。
おさげの少女がゆらめくように、不確かな姿を]

 っ、…ぁ、……あなた が

[扉に体を支えられて、立ち竦む。
けれど、室内の様子が視界に入れば、一歩足を踏み出した。]

スティーブン先生、これは…
…もしかして、セシル君と同じ?

[血を舐めるバーナバスの姿に眉根を寄せて、そちらへ歩み寄ろうと]

(322) 2010/02/27(Sat) 17時半頃




――――――永遠の、鬼ごっこ。
――――ここで死ねば
―――ずっと



 




  なんで

              こんなに



        ああ   ああ


   こんな中にずうっといるなんて


              イヤ   だ


                   

                   


    


         勝てばいいの よ ?                                                                                           


[赤い、ビー玉の黒いしみが

            ぎろぎろと燃える……。]



  イヤ   だ……。


          ここにずっといる  のは



      お前も


            そうだろう?


[段々と、思考が、目的を定め始めるか……。]






       勝つ?





          それは……。

 [わかってくる方法、それはそれは]




    他を……。
         





嗚呼。

そうか。

―――――勝てば。


[―――かえる。
かえって。かえっても。
かえりたくなくてここにいた。
けれどここにいたいわけなどあるはずもない]


[ぼやけた、黒。


薄紫に滲む黒。


漆黒に引きずられるように。]


【人】 理事長の孫 グロリア

ええ、なら、私が残ります。
マーゴさんはスティーブン先生がいらっしゃったほうが、安心できるでしょうし。

[マーゴの涙の雫が一粒こぼれ落ちるのを見て、傷ましそうな顔を向けた、のもつかの間。
>>327、訪れたヘクターが嵐にような勢いで少女に向かうのに、声を張り上げる]

ヘクター君、だめっ!

[制止など届くはずもなかった]

(330) 2010/02/27(Sat) 17時半頃

【人】 理事長の孫 グロリア

[凍てつく殺気に背が疼くように、痛んだ。
体を抑えこめば、赤への衝動に苦しげに這いずるバーナバスの姿が視界に入る]

――…スティーブン先生、ごめんなさい。

[手を差し伸べずにはいられなくて、駆け寄った]

そんなに苦しいなら、少しくらいは……

[バーナバスの傍らにしゃがみこめば、黄泉より響く哂い声]

(340) 2010/02/27(Sat) 18時頃

ああ    ああ?


理事長の孫 グロリアは、ケイトの赤い瞳に魅入られる――…{1}

2010/02/27(Sat) 18時頃


【人】 理事長の孫 グロリア

――あ、や、ぁ……  だめ……


[音のない衝撃を体に感じれば、ふかくつめたく悲しい闇の

   こえが  
            こえが
                     こ え が]

 すてきなんかじゃ な い わ…
 なにも…

                            [響く。]

(348) 2010/02/27(Sat) 18時頃

【人】 理事長の孫 グロリア

…あの子、ここにいるの。
私の   に…

みんな逃げて   は や  く  ……

[体は意志の力では、指一本動かすことができない。
言葉は最後まで紡げただろうか、ただ少女が哂う]

……かくれん ぼ… ?

[内なる声はそう、告げた]

(353) 2010/02/27(Sat) 18時頃



   かくれんぼ?



           ああ


 ああ   ああ


         [白い肌が]


           [目に付く]


  [渇く]


【人】 理事長の孫 グロリア

……、

[緋色が囁く、かくれんぼ、その意味 を理解する。]

…あ、ごめんなさい。もう大丈夫。
少し、混乱してしまって。

あの子は、もういない。
どこか別の場所に、行ったわ……

[抗いがたい緋色のせいか、ほほえみまで、浮かべて。
うごける、その言葉で体の硬直は、ほどけた]

(356) 2010/02/27(Sat) 18時半頃

――…。


 [おなじ。

      同じだ。  同じ、同類の

   憑依。奇妙に 解る]


        ――血の味は


[嗚呼。]

             ……甘かった。

[ばけものなのか。
横に、首を振る。]


【人】 理事長の孫 グロリア

……っ

[どろのような闇、
     つめたくて つめたくて。
             薄氷の色はヘクターに向けられた]


……どうして。

[その姿が だれかに かさなって。
静かに歩みを向ければ、白くつめたい指先を、そっとその胸に這わせた]

(361) 2010/02/27(Sat) 18時半頃

【人】 理事長の孫 グロリア

[>>359 ヘクターに触れた指をつ、と離して]

スティーブン先生、もう、大丈夫
わかるんです、あの子、“ここ”にはいないって……
何もご心配いりませんから…

[溢れる。
溢れるのは憎悪、愛しいから憎むしかない 衝動。
女は激情をひそやかに化粧の下に隠して、微笑んだ]

ヘクター君も一緒なら、ここにいても大丈夫ですよね?
早くマーゴさんを安全なところへ……

[あふれる、あふれる、血沼のような憎悪に、瞳は濡れる]

(365) 2010/02/27(Sat) 18時半頃

【人】 理事長の孫 グロリア

……ヘクター君、そんな風に逃げるなんて。
先生のこと嫌いなの?

[>>364 後ずさるその手を指を絡めるようにして、捕まえて]

ね、ここで先生と一緒にいてくれるわよね?

[濡れた瞳で艶やかに微笑めば、
すがるように胸に頬を寄せて抱きついた]

(368) 2010/02/27(Sat) 19時頃



  血は…甘い   のか?


  ああ
     ああ   ああ




 俺にも    ノマセロ・・・…



            ああああああああ


            


−回想−
[認めたくなかった。
 認めてしまったら―― この
 幻聴だと思っていた聴こえて来た会話も すべて が]



―― ……わかってたのに。


[ぽつりと、呟く。]


『ネェ』


     『ねェ』



            『あソボうよ、フィりップ。』


【人】 理事長の孫 グロリア

[あの子の哂う声、ああ、はやく   さなくちゃ…
塗りつぶされた思考は あかと混ざるくろ、血の匂い。
不鮮明なすべての中で、溢れるものだけが、鮮明で]

そばにいて。
さみしいの。

なんでもしてあげるから……。

[シャツの肌蹴た胸元に、柔らかに唇を寄せる。
首筋を辿るようになぞって、その下に流れる太いあかを感じた。

ここを破れば簡単なのに、どうして刃物がないのだろう。

たたまれたままの譜面台。砕けた椅子の破片。
もっと確実な何かは、*どこ?*]

(380) 2010/02/27(Sat) 19時頃

[歪な聲に返す声は無い。

 ただ、しんしんと侵蝕していた もの の
 自覚が――]


『ねぇネ、 遊び マ しョ ?』


[歪な聲は、ほんの少しだけ流暢な部分が。
 殺された彼女の声に 似て 聞こえるように。]





[自覚 と 侵蝕 が ――同調して]*


 


【人】 理事長の孫 グロリア

――……お願いだから、逃げない で

[>>376 戸惑いながら離れるその人を追う。
青い瞳は水を湛えたように哀しげに、揺らいだ**]

(382) 2010/02/27(Sat) 19時半頃


 違う。


    近寄ったのは、



  その肌がやっぱり白いからだったかもしれない。



             ノマセロ……。

          


理事長の孫 グロリアは、メモを貼った。

2010/02/27(Sat) 19時半頃


――…、っ


[吸血衝動を、煽る。

   煽る。煽る。よりにもよって、どうしてこんな。]




    なんで  だ


           お前はもう




   飲んだんだ  ろ?




             はは  はは





    駄目なら





       お前が   止めに




              こいよ


はは  はは  へへ  へへ




  ――……  ぁ、

 


[また、声が聞こえる。
 疑問が過ぎる。]

…… 何 血に餓えてるの?

[今までも聴こえて来た渇きを求める声たちの。]



お友達に 好かれちゃったの。

[ふ。と、わらう。]


…… 鬼。



鬼、 か    。


[勝てば。]


……。   僕は




       このままなんて――厭だ。




 しょうーがねぇ  だろう  が


           [渇く]


    [渇く]




       [デモ、マダカンゼンニリセイガナクナッタワケデハナイ]


『鬼サん、こちラ。』


         『鬼サん、こちラ。』




                    『もぉいいカい?』



『……まァだダよ。』



……っ おとも、だち。


   あの、笑い声の か。


[――ケイト。しらない。まだ。]


『お友達よ。』

           『オ友達。』


『誰の?』
     『私の?』


                『あなたタチ の ?』



……。


[血の、あか。
 夕陽の、あか。

 鬼 の 、 あか 。]


皮肉 がきいてるね。

[鬼を引いて、赤い血を求めて。
 低い声に、返した。]

……君らだけ?


――…


誰の、 友達、…

   俺は、すくなくとも、 

 あれのともだち、なんかじゃ  …ない


[――問いかけ。君らだけ?]

  …わから   ない。


そ っか。
ありがと。


[返る返事に、短く。]


……それも、送れば治る って言うものかな。

[それとも、ずっとこのまま、だろうか。]



 ともだち

  しらねぇ   そんなの




    そんなことより、


           ノマセロ 甘いんだろ?



       ノマセロ
        [いや、そうじゃない。
          違う。違う………飲まなくても大丈夫だ。]



[連呼して届く声に顔を顰めた。]



……どうせなら、それ で送れば?

[じわり。
 ビー玉に落ちた黒のように。
 じわり。
 侵蝕されてゆく。

 そうだ、 ―― ために ―― して。]


…、…――


[それ、で。
自分の犬歯に触れる。
獲物を捕らえるための、ような。]

…――手招いていた、ひとは。

[――おいで、あげる、という甘い声が、聞こえなくなった。]


―回想

[名を聞きながら小さく指を折って数えて。]

ん。
待ってるよ。

―……多分、同じようなのが出たかもしれない。

[さすがにハーブティーで撃退したとまではいわないけれど。
そして、会話は途切れた。]


―回想―
[ふ、と聞こえた忠告に耳を傾けて]

わかった。
今、職員室にいるメンツにだけでも言っておくよ。

[了承を返した。]


【人】 理事長の孫 グロリア

いやっ! はなし て …っ!

[>>384 ヘクターを追う細い腕は、あっけなく捕らわれて。
振り払おうとするものの、身体能力は何も変わっていない。]

……ねえ、たすけて、

[切なげに声音は震えて、
スティーブンを、ヘクターを、ひたと見つめる]

どうして?ヘクター君……
どうしてそんなこというの?

[はやく   してあげなくちゃ、  して]

(406) 2010/02/27(Sat) 21時頃

理事長の孫 グロリアは、そして内なる ひいろの声、が闇を濃く深くする (02)進行

2010/02/27(Sat) 21時頃


理事長の孫 グロリアは、メモを貼った。

2010/02/27(Sat) 21時頃






                        い  や…     


理事長の孫 グロリアは、増幅する なにか に 侵され  やみがとける (03)進行

2010/02/27(Sat) 21時頃




       いや  か?


  でも、離せない。




            あんた、苦しくないか?


             


【人】 理事長の孫 グロリア

 ……っ、

[ 言葉は なにも きこえない。

闇に黄泉に浸透する意識、めまいがした。
先ほどよりも、ずっと痛みが心地いい。

体が くろ に慣れていく。


 ざわり 背中の皮膚の下でなにかが 蠢いた。]

(418) 2010/02/27(Sat) 21時頃



  く るし い

           
  いた い   

                 こえ が




     ――……ッ


               くっそ……


[さっきまでは、血がほしいだけ、だったのに]



     [苦しげな顔に、正気が戻る。]


――、…、

   ――何が、…


     [些か困惑したようすで。

          痛みを孕む声を、きいた。]


【人】 理事長の孫 グロリア

………ぁ、

[ 酩酊する意識、  いたい、いたい、いたい。

 体の中を何が這いずり、動いている。

       かさかさ、と 耳の奥に、聞こえて]

……っ!

[唐突な怒鳴り声に、ゆっくりと覚醒が促がされる。
事態が飲み込めていないままに、ただ瞳を瞬いて]

…な に?

(434) 2010/02/27(Sat) 21時半頃

理事長の孫 グロリアは、メモを貼った。

2010/02/27(Sat) 21時半頃


【人】 理事長の孫 グロリア

>>437
…あ、ええ。大丈夫です。
少し、ふらついていただけですから。

[蠢く 何か は、標的を見つけられなかったらしい。
ゆっくりと どこかに 戻っていくのを感じた]

…ああ、あなた。

[>>@59そして彼女の声、居心地がいい、その言葉には目を伏せた]

ほしいの?体。
あげてもいいわよ、みんなを返してくれるなら。

(442) 2010/02/27(Sat) 21時半頃

―回想―
ミシェ、大丈夫じゃないと思うけど、今台風の目がそっちに行った。
多分、何とかなると思う。

[台風の目が誰のことかは、直後に訪れたメアリーですぐわかっただろうけど。]


【人】 理事長の孫 グロリア

……

[>>@60 下瞼をひいて舌を出す。

こんな仕草をしたのは、何年ぶりだろうか、と。
そんな場合じゃないとわかっていながら、どうにも恥ずかしかった]

(449) 2010/02/27(Sat) 21時半頃

―回想・南棟1階にいた時の事―

[ 台風の目、がしばらく後に良い音を立てたので]

ん、まあ大丈夫じゃないけど大丈夫。
ちょっとへましちゃったけど。

そっち、包帯とかあった、かな。

[声はやや途切れながらも、混線ではなく発生の時点での揺らぎ。
ガラス球は変わらず伝えてくれただろう。]


あぁ、うん。

今、保健室にいるからあると思う。

[素直にそう告げて。
暫く後に常の笑みで出迎えただろうか*]


【人】 理事長の孫 グロリア

>>@61

みんな…
――…誰も?

もし、鬼がいなくなったら、どうなるの?
鬼だけしかいなくなったら、どうなるの?

[哂う声、もう何度も聞いたから耳に残るのは残響。
問われて思い出す、胸ポケットの中のしんとした冷たい感触]

わたしの色は、きれいな……

あ……

[>>@62 あそぼ、何気ない誘いのような声には曖昧に微笑んだ]

(462) 2010/02/27(Sat) 22時頃



―― ……ケイト?


[出てきた名前が、ビー玉を通じて、漏れた。]


【人】 理事長の孫 グロリア

ええ、あの子はもういません。
どこか、別の場所に……

[>>469 問いかけには何故かふるふると首を横に振った、
教え込まれた言葉をたがわず繰り返す、あの鳥のように]

――…あれは、それならそれでいいかと思って。
驚かせてしまって、ごめんなさい。

[ひとつ頭を下げれば、体はふらりよろめいた。
疲労の色が大分滲んで、いつにも増して青白く見えるだろうか]

(474) 2010/02/27(Sat) 22時半頃

【人】 理事長の孫 グロリア

 ……それ は…

[>>@64 不用意なことを訊いてしまったかもしれない、と、
鈍く痛むこめかみに指をあてる。

そして続く内なる声 >>@65 にはきゅっと唇を噛みしめた。

酷くぼやけたような、先ほどの記憶。
あか と くろ に塗りつぶされて、一体何をしていたのか]

……。

[見つけたら返してあげる、
それは無邪気な子供の残酷な言葉、そんな響きに聞こえた]

(483) 2010/02/27(Sat) 22時半頃



  …ケイト?


[鸚鵡返しに、口にした。
女の名前。誰だろう。]





           つめた い   く ら い  ……                                       




 つめた   い?



             




 ケイト ……知らない、か。


[鸚鵡返しの声に。]


… …?
 何が さ。

[つめたい。
 冷たさは、温度のない ―― を 連想させて。]



  ――……、…知らない。


[些かそっけない声。
――あそぶ、ふざけてる。
でも、でも。乗らなければ、しぬのは]


……――つめたい?




 ケイト……今はここには



[いないと思っている。]


【人】 理事長の孫 グロリア

[>>487 嘘をついた呵責に少し縮こまる]

いえ、ご迷惑をおかけしたようで、申し訳ありません。
あの、私……

[なにをしたのか、それを聞くのは躊躇ってしまって。
思わず周囲を見回せば、音楽室にいたはずが変わり映えのない普通教室だったので、首をひねる]

あなたは、その…大丈夫でしたか?
随分苦しそうにしてらしと思うんですけれど…。


[>>@67 泥の中にとけこんでいく、くろ その滴がぴちゃりと何かに跳ねた] 

(505) 2010/02/27(Sat) 22時半頃



 [そして、渇く衝動は


           おさえようと……。]


ああ


           [結局満たされない欲求に深い息を吐く。]


[巫山戯た遊び。
 まさに遊戯と言うには相応しいが。]



二択、か。

[自分(たち)だけが残るか、自分たち(だけ)が消える、か。]


…… ――。


 あの子、すぐそばに。


 あなたの近くに。                              




  …… いない?


いなくなる。
いなくなったのは



               ケイト?


あの子?


    …… 居る、の。

ああ、それなら。

[少なくとも。]



……寂しく、ない、よね。


[繋がらない言葉。
 それを繋げて。]


 すぐそば?


 いや、探すのは、



 声か?

[そうじゃない気がした。見つけるのは……。]


【人】 理事長の孫 グロリア

…っ、なにを…

[>>510 傷口を自ら開く行為に眉根を寄せたけれど、
残る、と自分が言った時のスティーブンの言葉を思い出した。]

――…大丈夫なのは、よくわかりました。 
でも本当に耐えがたくなったら、ちゃんと言って下さいね。

[言葉遣いは変わらなかったけれど、
それは少し生徒達にお説教をする響きに似ていたかもしれない。]

(523) 2010/02/27(Sat) 23時頃


……――寂しく、ない?


       なんの、ことだ。

 



 ひとりは こわい からね。

 

[呟くように、微笑うように。静かに。]


[そもそも。

 そうしなければ。
 ―― いなくなる のは。]


…… いなくなったら。


[小さく、息をつく。]




                              『大丈夫。』


            『これハ、仕方ナイの。』




『……誰も、悪クない。』


グゥルルゥ


[変な音を喉はたてる。]


          [欲するものが与えられていない。]



     [自身の中の自身でない部分が、暴れようと……]



             ガァアアアア

[頭の中にノイズが広がる。 ]





   ひとり……ひとりもイヤ   だが




   こんなところにずうっといるのは……




ああ  ああ    あああああ


[仕方が無い

   しかたが、ない。

        人ではない片言の声が言う。]


 …っ!?


[吼える。吼える。吼える声がする。]

  どう、した

[呼びかける。]







[渇く……]



[だけど、言わず、息使いのみ……。]



   はぁ……探さなくては……



             ケイトを。

[そしたら、苦しくはない……はずと。]



 こえ、きこえ る の 


 あげる から…


……、 何処にいる。


   ……――お前に気をつけろと

        ――謂われた。


  [知った声。確信を持って、問う。]





   ―― ケイト を?

 見つけ られたら。]




まさか。

[出てきた名前。
 哂い声。]

 ―― 本当 に  ……?




   気をつけろ  か。



           まちがいじゃ  ない。




 いらない……。

[なぜか、その渇きがなくなれば、

            別のものにもなるような気がしてきていて……。]


今は3階だ。




          [傍にいる人もみて]



    アンタも、俺には、気をつけろ。




  …… 鬼は、   俺たち。


 [黒い染み。ぼやけているけれど
 確かに薄紫を侵す黒。]


……ケイト、を 見つけて?…嗚呼…


[鬼は、――鬼、なのに?]


[会話に眼を眇める。]


 ……注意しろッて、どう言う こと?



何  え。鬼って、ばれてんの?


  
   ――…


         ……なら俺にも気をつけるんだな。



  ……もう、 血、… を 飲んで、しまった。


  [これは、意志の脆弱さの差か。]


 …… 忠告は、ありがたく受け取るさ。




         鬼


         でも


         ケイトをみつければ



         [甘いことを思う。]




   飲んだ………



        ああ  ああ   ああ


[渇く]
               [渇く]



   ノマセ…………


         あああああああああ




  [ くろ は まどろむような微笑 を ]                                


                 はやく みつけ て ね


っ、…しまっ…


[失言だった。]


 ――おい、…正気を保て。
 ……――…、だめだ。

[――自分は、堪えられずに啜ったというのに?]



 [息遣いは荒い]



         [帽子の向こうの目は血走っているか。]




        あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ


【人】 理事長の孫 グロリア

――…ちっとも大丈夫じゃないんですね。

見えないところなら、その。
誰にも言わなければいいかな、って思うんですけど…

[>>536 余計なことかもしれない、と、それ以上は沈黙して。
何も出来ないなら、ここにいるべきではないのだと感じながら。
……あれも、まだ、いる]

(561) 2010/02/28(Sun) 00時頃

[狼狽したのは、こちらの様子も兼ねて。]


 ―― ……ッ。




[ 何 を。 ]

                       [ いまさら。 ]





[ これから     ―― を ―― するのに。 ]




   ……おい!


[     鬼は、  


    捕まえる    ものだ


 けれど、   その、悲鳴は。]


……耐えられないなら、言って下さい、って。
さっきもいったじゃないですか。

[その声は甘くまどろむようなものではなくて]

――こわいんですね。
ならいいです、何かが変わったら、私のせいにしてくだされば。





 僕は    …… ――

[みつけて。
      帰して貰えるなんて。


 おくって。
      帰して貰えるなんて。]



                         消されたくない。


[帰りたい。
      そんな、望みは抱かない。]


   鬼はつかまえる……




       こわい………


 消されたくない……


         [どれも、本当で…]


  はは  はは  はは


……僕はそれだけさ。

[呟きのように言って。
 苦しんでいる相手に意識を向ける。]



 あんたは 違うんだな。




   ……――。


[帰れない。
帰りたくない。
帰りたくないから、此処にいたのに。

何処へ、行けばいい。]


    ……わからない


[消されたくない。
それは、本当なの、だろう、けれど。]


【人】 理事長の孫 グロリア

…首は目立って、痛々しいので。
別にどこから頂いても血に違いはないのでしょう?

[ハンカチーフを用意すれば、上着を脱いで右手の袖を捲り上げた。差し出された白い腕には、鈍い青が脈打っている。

それは甘い芳香を放っているのだろうか、わからないけれど]

(573) 2010/02/28(Sun) 00時頃

【人】 理事長の孫 グロリア

[>>575 帽子の下の眼差しに向き合えば、こくりと小さく頷いて]

……死なない程度に、お願いしますね。
ここでうっかり死んだりしたら、大変なのはあなたですから。

[本気なのか冗談なのか、真面目な顔でそう告げた]

(581) 2010/02/28(Sun) 00時頃


   [感じる3つの揺らぎに、闇の中まどろんでいる。
         希望も絶望もどちらも持ってはいなかった]                                         


【人】 理事長の孫 グロリア

――…… ぁ ……

[>>586 肌に触れる滑った唇の感触に、体はさぁっと熱くなる。
ざらつく感触と荒れた息遣い、ちろちろと彷徨い這う舌先に肌は粟立った]

はやくして下さ… っ …

[柔らかな肌を食い破られれば、こぼれ落ちるため息。
でも、何故か、痛みは心地よい陶酔をもたらしてくれる。


腕を喰らう男を見下ろす瞳が、潤むほどに]

(594) 2010/02/28(Sun) 00時半頃

【人】 理事長の孫 グロリア

>>601
[温かい命が流れ出していく、どこか懐かしいような感触。
その喪失感は安堵を生み出しすから、
飲みくだされる あか を 綺麗だと思う]

…… ん  っ ……

[傷の上をねっとりと弄られればかすかな呻きがもれて。
抱き寄せられた腕の中、味わったのは小さな死。

血が零れ落ちないように、急いでハンカチを押し当てる]

 ……いえ、多少は満たされました か ?

[動くのも億劫な疲労感の中、上ずる声と

冷たい闇が なか でひそやかに囁くのを聞いた]

(612) 2010/02/28(Sun) 01時頃

【人】 理事長の孫 グロリア

[>>623 届いた言葉にゆるりと目蓋を持ち上げた。]

 ……なに を 言って、

[恥らうでも詰るでもなく、声音はただ哀しげに。
――…つめたい つめたい なにかが競り上がってくる。
ああ、この温かいものを、ころさなくちゃこわさなくちゃ、そう思うのだけれど。
目蓋も体もとても、重くて。]

――……ごめんなさ い 

[誰に向けての謝罪だったのか。
抑えたハンカチから手だけは離さぬようにして。

意識は落ちてゆく、暗く冷たい 沼 に *沈むように* ]

(633) 2010/02/28(Sun) 01時半頃

理事長の孫 グロリアは、メモを貼った。

2010/02/28(Sun) 01時半頃




    ――……ごめんなさい                                                                            


[不意に聴こえた謝罪の声。
 先程から 似ていると 感じていた。殆ど毎日聞いていたあの声音 に。

 肯定したいような否定したいような気持ちは綯交ぜにして閉じ込める。]




 …… どうしたのさ ?


[静かに、尋ねた。]




   すまない―――………





[深い、後悔の念]






             俺は、化け物だ。







               


[――黙していた、気配が。]




      ――ばけもの  …




[ただひとこと、己に刺すように、
小さく、呟いた。]


[低い声。
 やはり謝罪が聴こえて。訝しげな意識を向ける。
 続いた言葉に思い出すのは赤毛の少女。]



は。
……何、流行ってんの。そのフレーズ。

[この声も、もう一つの声も。聞き覚えがあるような、だが確証はない。]


そう罵って欲しいなら、そう呼ぶよ。

[自虐的だ、誰も、彼も――。]





      ああ、俺は、化け物だ。



   罵って?



        ああ、そうかもな。




 でも、そうじゃない。


[誰かの血を 飲んだのか。
 誰かを 犠牲に して 生きるのが

            化け物 
                     なら。]



     ……どうせ、僕も同じだ。





          罵ってほしいんじゃない。



   でも、罵ってもらえば、やめられるかもしれない。





……    ばかなの?


 




  そうだな。ばかだ。



      しかも 自分の欲望に理由をつけて



           かっこわりぃ


[自分の欲望に理由をつけて。
 その言葉が、ちくりと、した。
 けれどその感覚も直ぐに消える。]


…… ふ。

[最後の言葉に小さく、笑った。]





   まだ、欲しいのか?



[渇きはいつまで続くのか……。]


  ――…… 。

[何かに気付いて、黙る。]



 まあ。止めて欲しい時は精一杯罵る事にするよ。
でも、何時僕に降りかかるかも判らないけどね。

[何故、『鬼』の殆どが 好かれた のか解らない。
 もしかしたら、次は自分の可能性もある。]



気まぐれ、か。




   ――…、

                [まだ、少し]

  ……―ーいまは、…まだ。

  [罵って、だとか。莫迦だ、だとか聞こえて。
  ただそこまでは、上手く頭が回らないでいた。]





     [様子を見る。]




     [そして……]




   苦しいよな………。

        血ならやるから、こっちに来い。

     お前の事情は、俺たちのほうが、わかっているさ。





[それは、同じ化け物としての……
  鬼としての………もう、同じ舞台にたつものとしての……。]


      人間に化け物であるのを見られたくはないだろう?



      こっちに来い……。


 [聴こえてた話には、苦笑い。]


      飲みたいなら飲めばいい?
       それがたまたま血液?


          ふざけるな。


       俺たちをペット扱いでもしてるのか。



         




  ――…。


             …、バーニィ


 [酷く、困ったような顔を、した。
 嗚呼。自分は、鬼だから。]


[困った顔に、帽子の奥から鋭い視線を向ける。]



    お前のために言ってるんだ。

    そうやって、お人よしの血ばかりを吸いたいか?

    嫌だろうが……。



[それは同じ衝動をもっているからこその、助言ではあるが…。]


――血なんか


     吸いたくない、んだ

      
 身体――勝手に、……


         [唇を、噛む。]



わか

 
   ら、ない。

             なんで、お人よし、
  …ばっかり


[二人の会話に口を挟むことはないまま。
 ただ、ぽろりと零れた名前に、低い声の主が思い至る。]


 ……ああ。

[あのおじさんか、と、ぼんやり思う。
 飼育小屋関連で世話になることは多かった。]**




 当たり前だ、血なんか吸いたくない。



        同じだ。



          同じなんだよ。



[その吸ったあとの虚しさも……。]




   ――……、


            ……嗚呼、


  [そうだ。
    そうなのだ。

     酩酊の後の、――自己嫌悪は]


 ……、…―― でも、…どうするんだ。
 …血なら、…やるって、謂っても。




 お人よしの血が吸いたいなら、そうすればいい。
 ただ、そのほうが苦しいだろうと思っただけだからな。




 あと、鬼になる決意はついたよ。



 お前らみんな、護ってやるよ。




  はは  はは  



           はは  はは



    鬼は、やっぱり、化け物になるしかないなぁ。**



――……、


      [見えないところで]
      [表情を、痛みを堪えるようにゆがめた。]

[鬼になりきれない鬼。]
[半端な、黒い染み]

 
    ……、――バーニィ……


[渇く、わらい。
何も、謂えなかった。]


―屋上から降りた頃―

……みんな結構度胸あるね、こんな中を散歩中みたい。
ほとんど連絡係に使っちゃってごめん。

[あちらこちらで人を見かけたのだ、
昼に一度戻った保健室とは様子が違うだろう。]

そっちは、大丈夫?
音楽室でまた騒ぎがあったけど、今は落ち着いたらしい。

……今度こそ、そっち戻るよ。


皆わりと自由だよねぇ。

[聞こえてきた言葉に答えながら、
クスクスと笑う声に、呆れに近い響きが籠もって。]

気にしてないよ。
こっちはこっちで動いてないんだから。

[そろそろ動かなきゃ行けないな、とかちょっと思った。]

ん、対して変わってないよ。
ドナルドとキャロライナが戻ってきたくらいで。

[他はまだ保健室にはいないと言外に言って。]

…待ってるよ。


【人】 理事長の孫 グロリア

 ―用務員室―

――― サ   …  く   ん……、
―― サイ …ンくん…
― ……、
 
[うなされたような声、つめたい指先がぴくり、震えて。
身じろぎするように、闇から這い上がるように、ゆっくり、と目蓋が開く。]

……、サイモン君、
サイモン君が…、ああ…

[闇の残滓が見せた ゆめ それは夢ではないと知っている。
のまれてゆ く こえ が  みみに 哂いながら みつめたの は]

 …あのこ?
 わたし…?

[身を起こして、自分自身を抱きしめて。
その常ならざる様子にバーナバスが物音の一つでもたてれば、その意思は急速に現実に向かおうとするだろう。]

(712) 2010/02/28(Sun) 12時頃

理事長の孫 グロリアは、メモを貼った。

2010/02/28(Sun) 12時半頃


理事長の孫 グロリアは、紐 ジェレミー君との約束を果たせていないことを思い出す

2010/02/28(Sun) 12時半頃


理事長の孫 グロリアは、化学教師 スティーブン先生にも大分ご迷惑をおかけしたような…

2010/02/28(Sun) 12時半頃


…… 護る?

[何、から。 誰 から?]


 …… な。 ケイトは見つけろって


でも、

黒い染み は ――   彼女は 何処なんだろう。



―保健室に着く少し前辺り―

こういう時は単独行動した奴から危ないのにねえ。

[声が笑ってしまっているので冗談とは分かるはず。]

キャロ、ちゃんと人と居られる様になったんだ。
……良かった。

[詳細は語らないものの、彼女は立ち直ってくれたのだと知る。]

先生達は……まだ戻って無いんだね。
一番頼りになるはずの人がこれじゃあ、ばらばらにもなるさ。

[そんな他愛も無い会話の後、姿を現しただろう。]


【人】 理事長の孫 グロリア

 [もどってくる、まどろむ くろ のやみ が つめたく つめたくなる。
  
        いらない。      ほしくない。
    やめて。     さわらないで。

   ああ、だから、 はや く ころさなくちゃこわさなくちゃ ]

(725) 2010/02/28(Sun) 13時頃

【人】 理事長の孫 グロリア

――あ、ごめんなさい。
結局、倒れてしまったんですね、私。
腕、怪我なさってるのに、ここまで……。

[バーナバスに声をかけ、布団の中から這い出す。
サイモンのことを告げればここを離れるだろうか、日誌に戻るだろうか。
どちらにせよ。

その目を盗むようにして室内を出て、目の前の階段を昇る]

…… だまさ れ な い …

[残響、あのこかわたしの声。
行く手の異形らしきものは、逃げるようにして影にとけ消えてゆく]

(727) 2010/02/28(Sun) 13時頃

理事長の孫 グロリアは、そして、家庭科室の扉の前に立った

2010/02/28(Sun) 13時頃




 あぁ…

                    [昂揚を抑えつけるようなため息]


[――…
   ケイト。

             ケイト。


      ――それは誰の  名前だったか]


   ――…、 …?


        [思考を途切れさせる、誰かの声。]


【人】 理事長の孫 グロリア

 ―家庭科室―

――……銀色は、ここ? 

[引き戸を戸棚を開いて、そこに収まる刃を眺めた。
ぎんいろ映る自分の姿、瞳は あお、ひいろ じゃない。]

今度は、失敗 しないよう に 
ちゃんと 準備 しない と……

わたし、上手に できな い から ……

[鞘つきのペティナイフを二本、あまり大きいと隠せない。

右手は傷ついたけれど、左手よりはきちんとものを握れるだろう。
一本は左のポケットの中、もう一本は――**]

(743) 2010/02/28(Sun) 13時頃

理事長の孫 グロリアは、メモを貼った。

2010/02/28(Sun) 13時半頃


―保健室を出て直ぐ―

[ごぼごぼと水の中で何かが暴れるような音。
常とは違い届くのはその音だけ。

問いかけられてもしばらくはその音以外何も聞こえないだろう。]


――ケイト。

    ……ケイト。

               ――鬼も


   …ケイトを探す?


            ――何処に居る?




  ふざけてる


           ―――ふざけてる


  鬼は、  鬼を、



           ――鬼。





    ――  鬼は、……。



 


理事長の孫 グロリアは、流れてくる冷気と蠢く気配に顔をあげる、隣室からの物音

2010/02/28(Sun) 15時頃





    ――…、   鬼さん

                   …“こちら”


   …か


【人】 理事長の孫 グロリア

 ―家庭科準備室―

――…なに?

[どれほどの間、意識は銀を見つめていたのだろう。
響く振動に隣室への扉を開けた]

……っ、――……!

[視界を狭める黒い霧をはらえば、
おぞましくも傷ましい蠢く死人の群れに、声も出ない。
>>790鳶色の少女は衝撃に腰を落としたまま、刃物はおそらく役には立たないだろう。]

メアリーさん、しっかりして…!
立ち上がって、逃げるの!

[ただれた皮膚、死しても痛みは残るのか、死人の動きはそう早くない。何かしら時間さえ稼げればと、探す、なにか、なにかないかと。]

(813) 2010/02/28(Sun) 15時半頃

【人】 理事長の孫 グロリア

 ―家庭科準備室―

……確か、これをとって、
――こうだった、わよね?

[>>821 違う場所で似た状況、教え子と同じものを手にしていたと知れば苦笑しただろうか。

消火器の使い方、なんてよく覚えていない。
安全栓を抜き、ノズルのついたホースを左手で支える。
一番近い死人を目標に定めて思いきりレバーを握った。

消火液が構えた勢いよく噴出して、衝撃にノズルがぶれる]

メアリーさん…!
はやく……

[少しは足止めになっているのだろうか、わからない。
黒い霧が白い煙と混ざり合ってゆく。

そして哂 う  こえ が みみの お く  に  ]

(825) 2010/02/28(Sun) 15時半頃

理事長の孫 グロリアは、メモを貼った。

2010/02/28(Sun) 15時半頃




   ――っち、 ……

          …鬼を選んだんなら
 

    鬼に協力すればいいものを…!

 
[ケイト。――忌々しげに呟いた。]



[苛立つ

    迷う

           鬼になりきれない鬼

  鬼の中にひとり

           人の中にひとり

       ――異質存在。]




                    ( クスクスクスクス )


  ( クスクスクスクス )                                                 




  っ、… !

 


【人】 理事長の孫 グロリア

 ―家庭科準備室―

………あぁ、

[ なかで蠢いた冷たい闇の鼓動に
 
 ガタン

鈍く重い音が響く。
消火器を取り落とした、むちゃくちゃにノズルが跳ね回って、
白い消化液は飛び散り、辺りを 死人を 2人を 汚す。]

……メアリーさ ん …

[>>833 声は届かなかったけれど 
>>835 扉が開いたのはそんな頃合だろうか]

(836) 2010/02/28(Sun) 16時頃

【人】 理事長の孫 グロリア

[>>838 闇を払う声がした。
闇雲に白い煙を散らす消火器はもう諦めて、メアリーに肩を貸す]

…セシル君ね?
メアリーさんが、立てなくて…手を…

[セシルはの躊躇う間に>>842 白衣の手が、伸ばされる。
白粉に塗れた顔で見上げて、視線でメアリーを示す]

スティーブン先生…メアリーさんを、
セシル君、この扉閉じられるもの、なにか……。

(849) 2010/02/28(Sun) 16時頃

【人】 理事長の孫 グロリア

…もうっ!

[追いすがってくる手を払おうとして、手に椅子が触れた。
両手で掴んで投げつけて、相手が怯むということはないけれど。
少しは進路を阻むだろう。

とにかく全員が準備室から出れば、
その背で扉を押さえようとして、溢れる異形は止められるか]

(850) 2010/02/28(Sun) 16時半頃

【人】 理事長の孫 グロリア

[>>851「退いて」の声に慌てて退けば、
その勢いでぐったりと机に手を付いた]

メアリーさん、大丈夫だった…?
怪我はない?
…と、…ああ、ごめんなさいね。先生ちょっと不器用で…。

[問いかけて、どうみても消火剤の被害の方が酷いことに考え至れば、少し目を伏せる。]

――…お2人ともありがとうございました。
もう、いきなりのことで……

[ぺこりと頭を下げながら、冷め遣らぬ動悸に胸を押さえた]

(861) 2010/02/28(Sun) 16時半頃

【人】 理事長の孫 グロリア

 ―家庭科室―

セシル君…!

[ふらり、何か導かれるように歩みだそうとするセシルに一歩踏み出す、それをさえぎるようにいきなり目の前に現れたのは]

え?……ミッシェルさん!
よかった。無事だったのね。危ないこと、してなかった?

[驚愕よりも安堵が先に、思わず微笑み手を伸ばした]

(869) 2010/02/28(Sun) 16時半頃



  ……死体

    死体、  死体
    

              …死体

   ……死体だらけだ

        ――学校はずっと、…こう、だったのか…?
 


【人】 理事長の孫 グロリア

[そして>>864 訪れたヘクターの姿にずきりと痛んだこめかみ。

あの子が なか に入ってからの、音楽室での記憶。
それはほとんどないも同然だったのだけれど]

――…あ、ヘクター君、スティーブン先生も…
音楽室ではご迷惑をかけてしまったみたいで、ごめんなさい。

[思い出そうとすると、あかとくろ。
振り払えば一つ深々と頭を下げた。

ここを塞ぐという話にはまずは室内から出ようと、
ミッシェルと共にメアリーの肩に手を添えただろうか]

(876) 2010/02/28(Sun) 17時頃

【人】 理事長の孫 グロリア

 ―家庭科室前・廊下―

  ……だれ?  

                            だれを……?                   
                [声なき声で虚空を見つめて、囁いた]

   …かれ は ど こ――…?

(885) 2010/02/28(Sun) 17時頃

【人】 理事長の孫 グロリア

[>>887 声を掛けられればいつも通りの微笑みで]

ミッシェルさん、ごめんなさい。
わたし少しやることがあったみたい……

メアリーさんをお願いね?

[だいじょうぶ?問いかけて、そっと、メアリーから離れる。
ふわふわとした足取りで、かれ の方へと――…]

(888) 2010/02/28(Sun) 17時頃


    ( クスクスクスクス )



                    ( クスクスクスクス )


……っ…!!


  [びくり、と笑い声に反応する。]


         ――居るのか、… …“そこ”に


【人】 理事長の孫 グロリア

いいえ、なんにも……

[>>889 その声は届くだろうか、
濃密な闇の囁き声に掻き消されるか。]

それでは、少し失礼しますね…

[>>891問いかけには「すてきなことよ」そう答え、
その眼差しは夢想するように、足取りもまた夢見心地のまま]

(892) 2010/02/28(Sun) 17時半頃



      なにか  いる



            






                いないよ なんにも
                ( クスクスクスクス )




   ――いない?……

           ……ばか な。

 





   ここに    いるだろ




               


【人】 理事長の孫 グロリア

だいじょうぶよ。
みんなまたすぐに あえる わ……。

[残した言葉は不吉な響きを漂わせ。
背を向ければ、薄暗い廊下により濃く長い影がさす。

そして、

北棟へむかう、渡り廊下をゆったりと歩いてい る]

(899) 2010/02/28(Sun) 17時半頃





             ここ?     
                          どこ?




  ――何処だよ。


[いらついたような、声がした。]





       北だ



           


【人】 理事長の孫 グロリア

――……そう。
そこに いるの ね……

[夢見る瞳は、かれ を求めて、北棟へと辿り着く。
流れる濃厚な血の匂いに、そっと右腕を抑えた]

(905) 2010/02/28(Sun) 18時頃



  ――…北。

 





                          ここね…


【人】 理事長の孫 グロリア

――…みつけた。

[>>912 赤黒い肉塊が緋色の海に浮いている、かれはそこ。
濃密な血臭、おぞましく陰惨な光景のはずなのに



とても嬉しくて微笑った。]

(915) 2010/02/28(Sun) 18時頃

[集中する余裕が戻ったのはノートにあった伝言をみてから。
慌てて無事を伝えようと]

ラルフ、メアリー見つかったよ!
家庭科室の前に居た。

……でも今度はキャロとはぐれちゃって。
グラウンドの様子がおかしいんだ、変な所に飛ぶかもしれない。
そっちに向かってたら気を付けて。

[けれど届いたのは彼らが向かったしばらく後になる]


―回想
まぁ、相手の思う壺だよねぇ。

[相手と同じように笑いながら言って。]

うん、一緒だから安心していい。

[詳細を聞かずにいる。
人に言えない事は一つや二つ、誰にだってあるものだから。]

だぁね。

[恐らく姿を現したときに小さく肩をすくめるのが見えただろう。

そして、メアリー達と共にグラウンドへ向かう時に、
何度も名を呼んで。

呼んでいる途中で、同じように落とし穴に落ちるが、
それは相手にも聞こえたかどうか。]





   はぁ、


        北に



  いる


    





           ここ  どこの お部屋?




   ―…きた、

             …、

    ――咽喉、

             ――…

 


 どこだ?廊下だ。




     いや、やっぱり、くるな。



  喉?


         渇いたの  か。


血なら、あるらしいがな


          [苦笑]


 もうおそいよ。


              だから、ふりむいて。 ほら。


【人】 理事長の孫 グロリア

 ―北棟―

……あぁ、

[うねるような憎悪の波に、こわさなければ、と思う。
けれど誰かのすがたは重ならない。

ただあたたかなものが、にくくて にくくて こわしたい]


――…わたしはこ こ よ。

[ぴちゃり、ぴちゃり、
血だまりを歩いて背後にたてば、少女の腕に重なるように、
女の腕が、かれ の背を抱いた]

(924) 2010/02/28(Sun) 18時半頃



  遅い?


      [その言葉にゆるりと]


  





駄目だ



            もう吸わない



         




    人は、ジュースじゃねぇよ


         自販機で出てくるんじゃねぇよ


  我慢できるうちは、まだ





          完全に化け物じゃない。

       




 それとも、もう



          化け物のほうが





     いいか?



        




――ばけもの、じゃ  ない…、…っ

 



あはは…、もう引っかかっちゃったよ。

[どこか疲れきったような声で言葉を返して。]

あー。
今からそっち行くけど、格好見ても驚かないでね?

[苦笑するしかない格好で女の子の前に行くのは恥ずかしいが背に腹は変えられないだろう。]


その我慢はだれのために?                                

                                                        
同じ衝動をもつ
そ の 子のた め …… ?




……だめだ、


   ……そんなの。


…ばけもので、いいはずが  ――ない。


              [――鬼なのに?]


【人】 理事長の孫 グロリア

>>927

――……ほしいんでしょう?
いいの よ……

[蕩けるような声で甘く囁き耳を噛んだ。
すっと後ろにひかれた両腕は、自身のシャツのボタンを外し襟を開いて、
首から鎖骨までの線をあらわにした。

白い指先は鈍い青の筋をなぞって。]


――…本当は腕からなんかじゃ、物足りないのでしょう?


[ゆらぐゆらぐ、
青は銀をひらめかせる瞬間を待ち望んで]

(937) 2010/02/28(Sun) 19時頃



りょーかい。
……いま保健室には女の子多いんだから、
はしたない格好で来たら大騒ぎになるだろうねえ。

[自分が落ちたのはプールだったなと思い出しつつ。]

注意していれば戻りは平気かな、
見事に往復引っ掛かったのがここに居るけどさ。





  俺が俺であるため   だ。




           鬼である以前に



   俺だ。


             






                  だまさ れな  い……
                  [やみに おち て とけ る]




         ――バーニィ……


 


【人】 理事長の孫 グロリア

それはいやなんでしょう?

[汚泥のような肉塊を食む姿を見つめれば]

そうよね。
つめたいよりも、あたたかいほうがいいに決まっているもの。
しんじない、だまされな い …

[血みどろで笑われれば、つめたく 哂って。
右手をそっと忍ばせる。

閃く銀色を高くかざせば、その刃は逆手に
女自身の首にむけられた。
見据えたあおがまた哂う]


……ここから流れるものがいいんでしょう?

(947) 2010/02/28(Sun) 19時頃



『……隠レ鬼』


            『鬼 は 見つけル  役目?』

 




     アンタ    どうした?




…、――

          かくれ、

  おに、

              ――か、


『鬼さん コチラ 手の 鳴ル方へ』

                 『目 隠し鬼?』


 『隠レる のハ ドッチ?』


[座り込んでいる間。聴こえていた会話。
 北に居る事、集まっている事。]


   ケイトは…… そこに、居るの?


[本当に? 尋ねる様な意識は少し小さく。]




  ここに いる の?
           ここ に ……


 

            ……かっこつけてら。





[言い切る声に。]


てか何、北?
僕も行ったらいいの?


[それとも邪魔になる? と尋ねた。]*


【人】 理事長の孫 グロリア


……っ、だめ!
        
[伸ばされた手に白銀はひらめく、
奪われぬように肘を退けば、首の表面にそれは浅い傷を作った。

首筋にゆっくりと浮かび上がってゆく、緋色の筋]   

……零れてしまうわ。
ねえ、勿体無いでしょう…?
傷をつけたのはわたし、あなたのせいじゃない。

その肉塊と何もちがわない…。

[だらり、と腕をたらせば、
口付けするほどに距離を縮めて襟が染め上げられていく]

(954) 2010/02/28(Sun) 19時半頃




         こわさなくちゃ……                                       





   かっこくらいつけさせろ





    って



       こわさなくちゃ?


 あなたをこわさなくちゃ……


 だいじょうぶ


 わたしもこわれてあげるから……





  な、  に…、……


 




  ――……なんで……



           


あー、僕は匂い以外は平気なんだけどねぇ…。

[その言葉に少し言葉を濁し]

僕が…僕とディーンが落ちたのは小ホール。
文化部棟の方。

屍体が出てきちゃって。

[その後は、困ったように笑うだけ。]



     ――…約束してくれたでしょう?


         [問いかけに答える声、そんな事実はありはしない]       


【人】 理事長の孫 グロリア

[両腕を掴まれた拍子に握った刃は血の海のなかに、ぽちゃ、と落ちた]

――……ああ、もう血はいらないの?
飽きたのね、わたしの血。

[流れてゆくあたたかな命、なぞればべたり、と手の平を汚す。赤く染まった指は、取り落とした銀を拾いあげ]


じゃあ、次は……あなたの番。

[問いかけに微笑む唇はただ紅く、血塗れた銀が空気を裂いた。闇雲なそれに、手ごたえなどはないだろう。]


大丈夫、ひとりにしないわ…
一緒にいきましょう…… ね

[青の瞳は中空を見て、闇の虚ろに満ちている。
哂い声は聞こえるだろうか。
おんなのなかから見つめる 緋色の こ え は]

(966) 2010/02/28(Sun) 20時頃



  約束?


        [きいたことがない、だけど]


     ――……約束は……

[どんな約束なのかと……]




         ……約束、やくそくは。

                      [手首がじくりと痛む]



(――お人よしから、血を吸うのは)
(辛いだろうと)


            [ああまったく、その通りだ]
            [わからない、わからない]


   [――分からない。]





  約束……は、大事だ。

       どんな約束……だ?



      


【人】 理事長の孫 グロリア

……

[呆然とたたずむ彼に振りおろすべき刃を止めて]

忘れてしまったの…?

[哀しげにそう呟き、唇がわななく]

忘れるなんて、ちがう。あなたじゃない……

(973) 2010/02/28(Sun) 20時半頃



 [戸惑う気配に]



どうした?




    


【人】 理事長の孫 グロリア

ちがうわ。
ちがう。あなたじゃない。

――忘れたりなんてしないもの……!

[ぴちゃりぴちゃり、血の海の中をあとずさる。
重なって混濁する記憶、みえない みえない 闇の中]

……どうして、

[はたり、瞳から雫がこぼれ落ちて]

(977) 2010/02/28(Sun) 20時半頃





              いっしょに しの う って

 




  いったのは                                            





文化棟にも、でたんだ。
……お疲れ。

[それでも笑う声に、言葉が出ず
保健室の扉が開くのはこの少し後の事か]


【人】 理事長の孫 グロリア




    あなたじゃない……                

                          

[ぽちゃり、刃を血の中にとりおとせば、
伸ばされる手を恐ろしげなものを見たように振り払った]

(984) 2010/02/28(Sun) 20時半頃




   なに



            [目を見開く。]


      [探して、といわれた退職届を思い出した。]





           …… は?


[一緒に      何て 今。]





        わすれてないよ



             [そう言いたくなった。]





   [もう、化け物でもなんでも]




          [いいと思った。]




       


【人】 理事長の孫 グロリア

……、

[>>981 左の手首を押さえ込めば ちがうちがうと首を振る。
響く緋色のこえ>>@120に問う]

 ころすの?    ちがうのに?
   このひとじゃない のに?

 このひとを ころさなくちゃ い けない の?

 …だれ?……このひとはだれ?!

[みえない やみのなかは なにも みえなくて。
>>988 捕らわれれば泣き叫びながら、暴れて腕を払う]

(994) 2010/02/28(Sun) 21時頃

[複雑な空気、探した方がいいのか。


 そうした所で―― 何も出来ないだろうに。]


【人】 理事長の孫 グロリア

[>>1001 拘束から解き放たれれば、
水を湛えた瞳から、またぽろり、とこぼれ落ちて。

見知らぬ者を一度見据える。

やはり わからなかった けれど]

――……、……

[何かを悲しんでいるようにも見えて、足は一瞬止まった。
でも >>@121 やみが なかで うごめいて。]

……っ、

[逃げるように駆け出した。
逃げ場はどこにもなか っ た *けれ ど*]

(1008) 2010/02/28(Sun) 21時頃


    もうい や      
                   こわし て…    



       
わたしをこわして**


理事長の孫 グロリアは、メモを貼った。

2010/02/28(Sun) 21時半頃






               かっこわりぃ  な





 …… な


[何があったのか、と、尋ねる のは――]


 いやだよ、   こわ れ ないでよ。


[出来なくて。 生徒 はそう言った。
 それは 少し 寂しそうな、響き。]






                ばかじゃ   ないの。

[呟いて聞こえた、低い声に。脳裡に過ぎるのは その人の顔。]


   ……かっこ つけて。


似合わないよ。



  ――……、


  ……壊れて欲しくなんか  あるもんか


             ……なんで。


 [莫迦じゃないの。――これも、聞いたことのある響きが
 染む。ひどく、沁みた。]




 [ばかみたい、 似合わない。]


        [そういわれて、もっともだと、]



  そうだなぁ。かっこわりぃな



   [女が走り去った方向を少し未練たらしくみてから]



         かっこわりぃ  な

[繰り返した]



  ……――


        [かっこ わるい か]


 [声にはならず気配だけが震える]


         ――……、… どうしようも、…
  ……ない、な。


 [恐らくそれは、己にも向けて。]




  壊れてほしくは   ないな


       [だけど、もう、自分には何もできない]


   せめて、鬼をがんばるか。


       [そしたら、彼女は、この世界から出れるかもしれないから]



      



 そうだよ、壊れて ほしく ない。


[同意する 声を返して。
 聴こえた繰り返す、低い声。]


―― …… ばか。



[でも。きっと、――と。思う。]


       壊さないで ね。


[それは、誰を だろう か。]




[どうしようもない    そんな響き]


         なんだか


       どうしようもねぇ


          みたいだなぁ?はは


   はは
          はは


         [渇いた笑い]




  [女が逃げた。ただ、それだけのことなのに]



  [自分の中の何かがぼろぼろ砕けた。]



[それは、何かが、少し、壊れたのだろうか。]




        






     なぁ





           ノマセロよ



  はは



              嘘だ。冗談だ。


……
   ……――、

          あのひとのじゃなきゃ

    いいっていうなら。


           …飲めばいいだろ

 …まだ北か?

[どうしようも、ない、鬼未満の鬼が、
酷く、暗い響きで呟いた。]





 ……   ヘドロでも飲んでろよ、ばか。


[渇きは 解らない。
 ただ、憎まれ口で、返す。]

聞こえてくる言葉同じコトばっかだよ、おじさん。
頭悪そうなことばっかり言ってないで、ケイトを探そう。

[それか、誰かを ――裡に浮かんだ思考は隠したまま。
 約束どおり 罵ることにした。]



……おんなじ吸血鬼憑きの、

  ……血が、平気かどうかなんて、

……知らないけどな。


 
 はは


       あの人のが  一番イヤだな。



    でも、俺にはヘドロがお似合いか。



         [ああ、なんだか、すべてが渇いた。]


…は、ヘドロ…な……


       ――図書館か、

  生徒会室か

             ――日誌は、量が

  多すぎた。

              わからない。




   お前な


      きたねぇおっさんなんかまっぴらだって言えよ。



        




       …… 。


[厭味に
     かわいた
          笑い。
 眉根を寄せたのは異形が見えたから、だけじゃない。]


……日誌?
     図書室はアルバムがあった、けど。

[卒業出来たのか。
 それとも ―― 解らない。]

生徒会室に、名簿でも あるかな。





   「きたねぇおっさんなんかまっぴらだ」



    ……これでいいか。


[不機嫌そうな、声だった。
厭味も、人と距離をとるのも、いつもの、ことだ。]


   ……卒業できてないなら、…居ないかもな。

 生徒会室の名簿のほうが、
       確実かもしれない。




  ん、そうだよなぁ。


            じゃあ、我慢すっか。


[いつもの調子で……]



         [だけど、それまでになく]




     [渇いていた。]





  ……  北の1階だったな?



 [不機嫌な声は、続く]




    まっぴらだと謂って欲しそうだったから
    謂ってやっただけだ。



 [やらないとはいってない、と。続く。]




    ―― ケイト?


 



 はは


        おっさんマゾだからなぁ。




  って、ケイト?



  ――ケイト?

            ……居るのか





       … …見える  けど。

[ほんもの?]



 眼鏡のおさげなら


           それがケイトだ。


       





 居るよ 居るけど。




彼女が言った  ほんとうのわたし って言うの は。



 きをつけ て

                  

      …あの子、ずっと わたしのなかに 
           くらいくて つめたくて とてもさみし い…

                 [声は、とぎれる]




……  …何だ、

     ケイト、なにか。謂ってるのか。


 




  …――つめたい
          さみしい?



  ケイトは。 いったい、 どうして、あんな。










          …… くらくて つめたくて



[さみしい。]


      ……。




   遊ぼう   って。さ。


[まるで 友達を訪ねた子供のよう。]





 ――………



   




  吃驚させたか?



          すまんな。



    




  ……あそぶったって


           ……物騒、すぎるだろうが


 





 なんだかんだいいながらも、
 俺もちっぽけな我慢できねぇおっさんだな。




     


【人】 理事長の孫 グロリア

 ―体育館脇― 

……っ、……ぁ… ……、

[それは羽化する蝶のように、背中から、抜けていった。
残された抜け殻は 2歩、3歩と、よろめいてくず折れる]

――……あの子、いってしったのね……

[ ここ から出たら、また誰かの中に入ってしまうかもしれない。留めておきたかった、けれど、無理だった。なにも上手にできなくて。

闇も憎悪も殺意も確かに残されたけれど、それを上回るのは――…]


ごめん な さ  い……


[あたたかった の に]

(1106) 2010/02/28(Sun) 23時頃



  …… 莫迦か
          それなら、俺のほうが余程 だ

    [響きは苦い]




 ああ、若いほうが我慢はできねぇよなぁ……。

[ニヤニヤ笑う。でも、どこか余裕はない。]




 逃げるなら、今、逃げろ。







……きこえる。
[ききたくない、耳を塞いだ]


お前、それ、意味、違うだろ


[――不機嫌そうに。]


…… 殺されなければそれでいい




[莫迦は、自分もか、と思う。]


理事長の孫 グロリアは、メモを貼った。

2010/02/28(Sun) 23時頃





 さ、行った行った。

 俺なんかが噛み付いたら、バカが移るぞ。

 俺は大丈夫だ。

   



ケイトは


             似てる。





     莫迦野郎



 


[似てる]


  [似てる]

             [――誰に?]

      [苛立つ心に余裕はない]



 死ななきゃなおらねぇなぁ

   




 似てる?


      おまえにか。

      





 さて
   誰だろ ……。


[探して欲しいのに、煽る様な真似をするあたり素直じゃないのは   誰にとも。]


僕にも   似てるよ。
 顔は可愛い所とかね。


【人】 理事長の孫 グロリア

 ―体育館脇― 

[壁にもたれて座り込む。
浅い切り傷からの血は止まっていて、触れれば凝固した血液が指についた。

意味もなく耳を塞いでいれば、
いつの間にかまた涙が溢れていた。]

…いやだ、
しっかりしないと。

[ハンカチで目蓋を押さえる。
深く深く残された傷跡を辿る、体の傷は不思議と何もいたくない。けれど、心は痛みになれることはない。
あの泥のような闇は心の痛みのかたまりのようで。



だから冷たく深い闇に一人たゆたう少女は、傷ましい。]

(1146) 2010/02/28(Sun) 23時半頃

……、なんだそれ。


 [かわいい、という軽口に、怪訝そうに謂ってから。]


    ――っ


[こわばる。]




  まぁ、可愛いな。おっさん以外は

      


[その姿、と言うよりも、声に。
 右眼だけ見開いた。
 左眼は すでに、闇が あいていて。]



     …… 君 だったん だ。


[聞こえた声 聞き覚えが 耳ではなく 脳に刻み込まれたように残って居た。]


  ――お前
              ……、

   だった、のか。……そう、か。


[声が、重なる。
バーナバスのぽろりと零した一言には、
にらみを利かすような気配があったか。]


 そういや、知らんな。誰だ?

    [やけにバカ呼ばわりするやつぁ]

 見に行くか。



可愛いおっさんになればいいよ。
その顔じゃ、無理だろうけど。

[軽口に返された一言にはまた軽口。]



…… ん。そう。

[おっさんと王子様の遣り取りには苦笑する気配。]


ああ、そうだ。




         ケイトは 自分の居場所を、知らない よ。


[見つけられれば、一番なのだろうか。]



 そうか、知らないのか……。



       [自分の遺体の居場所を知らない女子高生の霊]

       [なぜか嫌な想像しかできない。]


……好きにしたらいい。

  [見に来る、と謂う言葉には不機嫌さの残滓が残る]


――知らない?
……自分のことなのに、

         知らないのか。


[――どうして。]
[知らない?]


……「本当の自分」 ……「遺体」 を しらない?


【人】 理事長の孫 グロリア

…え?

[>>1167 不意に掛けられた声にびくり、と見上げた。]

ジェレミー君、どうしたの。
こんなところで。

[こんな所 に座っているのは自分の方だったのだけれど。
ハンカチを仕舞えば壁に手を付き立ち上がって、教師の顔を作った。
血に塗れたシャツや、首の傷跡は薄闇の中でも気付かれるだろうか、わからない]

(1176) 2010/03/01(Mon) 00時頃

理事長の孫 グロリアは、飼育委員 フィリップくんのこえをふと、思い出す

2010/03/01(Mon) 00時頃


[くろく あかい 雨。
 一瞬戸惑い 反応が遅れた。]


……  って、おっさん も 
戻れ 戻れよ!




  ――……、 もど  れ、

     そうだ、 もどれ、 莫迦、 …


 


【人】 理事長の孫 グロリア

――……何言ってるの、もう。
お姫様なんて言葉は女の子たちに言ってあげなさい?

[ぱちくり、瞳を瞬かせれば、くす、と笑って。
こんな風に笑うのを随分久しぶりに感じて、
そのどこかおどけた仕草にやわらかに目を細めた]

――…行方不明、なんて。
心配かけていたのかしら、ごめんなさい。
ああ、あと私、ジェレミー君との約束、まだ……

[そこまで告げて、思い出す。彼はサイモンを探すとあの時言ってくれたのだ。
ケイトの目で見た、彼の最期を思い出して、瞳を伏せた。]

(1196) 2010/03/01(Mon) 00時半頃





                     寂しい…
                   [少女の忘れ物が囁いている]



 そうか、あいつだったか。

[ずうっと憎まれ口を叩く声の生徒]


        助ける

  


あんたは、もう戻って  くんな。



              きついんだろ、血は。


【人】 理事長の孫 グロリア

そう、ヘクター君もやさしい子だものね。
怪我は、その…少し手が滑って…ああ、たいしたことはないから大丈夫よ。痛くもないから。

[ヘクターの名にはほんのり笑みに自嘲が混ざった。
切った首の言い訳はどうしたものかと思ったけれど、結局ろくなことが言えずに。]

……見つからない、というか。
探しに行こうとしたら、あちこちで色々とあって。
――こんなところに用はないわよね、戻りましょうか。

[校舎を見る視線に促されたように足を進めようとすれば、
 >>1210 口ごもる様子に察しはついた、全てを見ていたから。見ることしかできなかったから]

……サイモン君のことなら、君が気に病むことはないのよ。

[闇の残滓が軋んで痛む、眉根を顰めた]

(1227) 2010/03/01(Mon) 00時半頃



   ああ、きついな



         でも、バカだからしゃーねぇ
     




 …… ほんっと、ばか。


[溜息は それでも 厭そうな雰囲気は無く。]


でも、戻らなくても大丈夫…… 消えた よ、ケイトは。




  消えた?




  莫迦、ばかめ。ばか。莫迦。ばか、

           …ばかやろう…っ

 


――っ、何…


         [消えた。 と。
           僅か、気抜けたような気配。]





 闇に、ね。




……  闇が

[隠した。]

   まだ少し残ってるけど。


理事長の孫 グロリアは、届くはずのない声が >>1223 聞こえた気がした

2010/03/01(Mon) 01時頃




 やっぱ撤回しようかなぁ。


[半分冗談半分本気だった。]


【人】 理事長の孫 グロリア

ほんと、たいしたことないから、気にしないで。
塞がってるようなものだし。

[傷の痛みに頓着する様子もなく告げて、北棟へと目を向けた。行くとも行こうとも言えずに。ただ問われた問いに小さく息を吐いて]


さっきまで、あの子。
わたしのなかにいたの、ずっと。

だから、あの子の目で見たわ。全部。

[残る闇をしずめるように、そっと胸に触れた]

(1253) 2010/03/01(Mon) 01時頃

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