276 ─五月、薔薇の木の下で。
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─談話室─
[ 静謐な雰囲気に薔薇の芳香だけが煩い。 何か止血できるものを、と訪れた場所から、 微かな茶葉の香りが届く。
一瞬誰だか分からなかったのは、いつも中庭に居る彼が目に焼き付いているからだろう。 いつも花に囲まれている彼の周りは、 今だけ少し物寂しく映った。]
(138) 2018/05/19(Sat) 23時頃
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綺麗になった?
[ 土で汚れていた手は。 珍しく花に囲まれていない上級生>>97に入り口から声を掛ける。]
たった一人でお茶なんて、寂しくないか。
[ 手の甲を抑えて、 布巾がありそうな棚を見上げながら 何時もの様に軽口を叩く。*]
(139) 2018/05/19(Sat) 23時頃
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オスカーは、ユージンを他所にギリギリ届く棚に腕を伸ばした。
2018/05/19(Sat) 23時頃
オスカーは、ユージンの方にはまだ視線を向けず。
2018/05/19(Sat) 23時頃
オスカーは、ベネットの自分を煙たがる顔を思い出して、少し笑った。
2018/05/19(Sat) 23時頃
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どうしようもないな。 落ちないなら。
[ 何度目かの攻防を想起して、肩をすくめる。]
頭から爪先まで優等生だろう? 貴方だって四六時中花に囲まれている訳ではないだろうに。
[ あと1センチ足りない。 諦めて手を下ろしかけた所に、横から大きな手>>144が伸びてきた。 大きく無骨。細くて頼りない自分の手と見比べる。]
それだけ背が高ければ、届かないものなんて無さそうだ。
(155) 2018/05/20(Sun) 00時頃
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世渡り上手で、 おまけに口も上手い。 性格が悪い後輩の粗相も許してくれる。
[ 軽口を続けようとしただけだった。 受け取った布巾で傷口を塞いで、空っぽな会話を楽しもうと。]
僕も貴方ほど器用だったなら、
[ 口を突いた言葉はきっと、 歳上を前にして気持ちが緩んだせい。]
……何でも手に入りそうで、羨ましいな。
(156) 2018/05/20(Sun) 00時頃
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[ 誤魔化すように相手を見上げて、 正しく笑う。 中庭で染み付いた薔薇の香りが自分から漂った。]*
(157) 2018/05/20(Sun) 00時頃
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――……、
[ヴェルツ。呼ばれた先に、彼がいるのならばと視線を向けた。
けれど、呼びかける言葉は出てこない。
渦巻いているのは感謝と謝罪に似た感情だけれど、ありがとうもごめんもそぐわない気がした。
ただ、思い返すのは、どろどろと胸の奥に溜まって自分の中を染め替えるような、甘い甘い薔薇の香り。]
俺が手に入れたいのは、紫陽花じゃなくて。
紫陽花の隣だ。
[紫陽花の花は、一輪では咲かない。
小さな花が、己を飾って寄り添いあって、ようやく見知った姿で咲ける。
その、寄り添う隣を、手に入れる。
奪ってでも。多少、強引にでも。
ここにいると、こっちを見ろと、振り向かせて。
独白のように呟いた言葉。薔薇の精には届かなくても、いいつもりで。]
[ 中庭の二人と、図らずしも同じ構図をとっていると思いもしない。
緑を踏んだ時に呟かれた言の葉()を
ただ、思い出していた。
手に入れたいのは、紫陽花の隣。
紫陽花そのものではなく、その隣の場所だと。
人はおかしなことを考える生き物だ。
それもまた人の──彼の
想う、心の、かたちなのだろう。
悩み、押し殺し、隠して生きれば生きるほど
彼らの中には美しいものが詰まっている。
俺はどうやら、空っぽだ。 ]
[ 独白めいた響きであったから
言葉を返すことなど、なかったけれど。
見せずにいた顔は確かに
笑っていた。
モリスが望むものを手に入れたなら。
いっちゃんが望む姿を見せられたなら。
それ以上の事が、あるはずもない。
その形がどうであれ。
風景の《薔薇》は彩りに変わるだけ。 ]*
[ 良い子にしていると呟いた()
あの幼子(おとこ)はどうしているだろう。
首筋に降った薔薇の花弁は
洗い流しても、そうそう落ちはしまいが。
罪も、水で洗い落とせるものじゃない。
彼に詰まったものも、中身は知らねど
ぎゅうぎゅうと美しいものが詰まっているんだろう。 ]
[ ひらり、夜風は凪いでいるのに
はらり、薔薇の花弁が舞う。
ふたつ、ひとつ。 ]
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[ 中庭で軽口を許してくれる歳上はいつもそこに居た。 狂い咲く赤の真ん中で土埃に塗れた人が、 どんな思いで花を育てて居たのかは知り得ない。]
確かにモリスは器用そうだ。 でも他は、…………其れほどだろう。 そもそも比べるものでも無い。 何に謙遜してるかは分からないけど。
[ 比べるものでも無いという言葉で自嘲気味に肩を揺らした。 笑みを少し和らげて、漸く相手の表情を見ようとした、時、]
(188) 2018/05/20(Sun) 02時頃
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[ 伸びてくる大人の手に身体が強張った。 頬に触れるざらざらとした指の感触を享受して、 振り上げた腕がその手をはたき落とそうとする。
以前よりその手が綺麗だということも、 ハンカチがいつのまにか汚れているとも知らないまま。 瞠目した目を、伏せる。]
───……悪い。
[ 気持ち悪い。 顔を伏せて、音にならない口の形。 爪が食い込む拳を解く。]
(189) 2018/05/20(Sun) 02時頃
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……ごめん、びっくりして。
[ 笑って居た表情(かお)は青ざめて見えるだろう。]
酔いもしていない癖に、美しいなんてよく言える。 ……いや、僕なんかを花に例えるあたり酔っていても可笑しくはないか。
[ 揺らいだ正しさから溢れた笑みは、 嘲笑にも見えるかもしれない。 荒れた手に今度は自分から触れて指を絡める。 立てた爪で、肌を抉った。]
(190) 2018/05/20(Sun) 02時頃
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狂った花に態々触れ無い方がいい。 自傷が趣味というわけでも無いだろう?
[ 薄っすらと目を細めて、黒い眼を覗き込む。]*
(191) 2018/05/20(Sun) 02時頃
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[ そんなキラキラした記憶を思い返しながら。
平気で他者に口付けようとする、俺こそ。 ]
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[ 汚泥から綺麗な花は咲かない。
正しく優等生ではない自分を花だというのなら、 真っ黒な眼はきっと何も見えていないのだろう。 その癖に、棘には怯まず手を伸ばす>>194。]
驚くよ。驚くし、涙だって出る。 花には涙も笑顔も無いだろうけど。
(209) 2018/05/20(Sun) 04時頃
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[ 今だって爪の隙間に充溢した血の匂い。 こびり付いた赤色が、血色の良い相手の手の甲を汚していく。
引くと思っていた。タチの悪い冗談かとも。 絡み合う視線、覗いていたつもりの射干玉>>195に覗き込まれていた。 ゆっくりと近づく顔に距離感が麻痺して 鼻先が擦れた。 ゆっくりと、唇が触れる。]
(210) 2018/05/20(Sun) 04時頃
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[ 掌で触れたあの感触>>1:248とは違う、 薄い肉付きと人の温度。
顔に触れられた時よりも心は凪いでいる。 少し頭を引いて唇を離したのなら まだ息が触れ合う距離、暗い赤色の眼で見つめる。]
訳がわからない。
[ 見た事しかなかった感触を残す口元を血がこびり付いた指で隠した。 これ以上、触れさせる気は無かった。]
(211) 2018/05/20(Sun) 04時頃
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キスをするなら、 澄んだ心で愛くらい囁いてみろ。
[ 相手の胸元に手を添える。 押し返すように力を込めれば、相手は下がってくれるだろうか。]**
(212) 2018/05/20(Sun) 04時頃
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オスカーは、何事もなくハーブティを啜る様に息を吐く。**
2018/05/20(Sun) 04時頃
[ 薔薇と、紫陽花とは違う。
雨に濡れながらも、寄り添い咲くのが紫陽花とすれば
蔓を絡ませ棘で傷付けながら、一人咲くのが薔薇。
中庭にあるただの花(おれ)に
誰が愛を囁くというのか。
棘で傷付くだけの薔薇(おれ)に
誰が寄りそうというのか。
咲こうとしていた蕾をもぎ取り
迷いも無く握り潰した。
溺れるような花の中――― ]
オスカーは、ユージンを見上げている。
2018/05/20(Sun) 21時頃
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[ ロマンチスト。 出来ない、と当たり前のように笑う顔>>248を もし唇が触れる前に聞いていたのなら、 握った拳を振り上げていたかもしれない。
身体が離れれば俯いて、肩を揺らした。 何も無かったかのようにハーブティの香りが鼻腔を擽る。]
……月が動かない訳ないじゃないか。勘違いだろう。
[ 口ではそう言いつつ、此処に来るまで月の位置なんて確認していなかったものだから 事実がどうなのかは分からない。 冗談のような事実>>249に、空箱を叩いた時の感覚。]
(285) 2018/05/20(Sun) 22時頃
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[ 俯き加減のまま口元だけは正しく笑っている。]
こんな夜に出る狼なら、きっと可愛らしい子を食べに行くさ。 ………、悪かったな。不感症で。
[ 歪む顔が見たかったという>>249。 下品とも取れる冗句を去り行く背中>>250に投げかけただろう。]
(286) 2018/05/20(Sun) 22時頃
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[ 自分と彼の間に繋がっている物など何も無い。 何も無いのに、触れてしまった事実だけはある。
此の行為は特別なもの。 自分に手の届かない其れを許してしまった事が悔しくて、 幼稚な幻想を抱いていた自分を恥じた。
部屋に残されたハーブティを捨てる。 ソファに座って口元を拭う顔が赤らんでいるなど、誰も見ていない。*]
(287) 2018/05/20(Sun) 22時頃
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オスカーは、フェルゼとベネットはあの後どうなっただろうか。
2018/05/20(Sun) 22時半頃
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[ 月は相変わらず、薔薇の匂いが充満した此の場所を見下ろしている。
窓の外をぼんやり眺め遣り、此処で見た夢のことを思い出す。 深い深い眠りの中に一人でいる>>0:#4長髪の彼は、寮でも見た事があるような気がした。
ついでのように、まだ着替えていない汗ばんだ服を思い出す。 煙草の匂いもするかもしれない。 シャワー室に向かおうと、談話室の扉に手を掛けた。]
(301) 2018/05/20(Sun) 23時頃
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[ 上背のある顔を見上げる。 二つ結いの長い髪>>276。 中庭で見つけてしまった逢瀬>>1:234>>1:235を思い出して、心臓が跳ねるのは自分一人。]
──……こんな夜にどうしたのかな。 悪い狼がいたら食べられてしまうかもよ。
[ 悟られまいと隠した理由は自分でも分からない。 口元は正しく笑っていた。 見上げた眼が揺れるのを隠すように細める。 其れはきっと相手が想像したままの優等生>>0:129の顔。]
(303) 2018/05/20(Sun) 23時頃
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[ 先生から褒められる時、特に嬉しくも無い引き合いに出さていたのは彼の名前。 遠くから少女にも見える姿を眺めていた。 少女から、大人の身体になっていくのも、 冬を迎えて少女の姿を脱ぎ捨てたのも。
全て知っている。 自分の望む姿を諦めた彼を。]
(304) 2018/05/20(Sun) 23時頃
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[ 自分に足りない"あと少し"を持っているのに。 先程の遣り取り>>196でささくれ立ったまま、 図るように言葉が吐かれる。]
あぁそういえば少し前、「中庭」で──
[ 言葉を切って、探るような眼が相手を見つめる。]*
(305) 2018/05/20(Sun) 23時頃
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