人狼議事


270 食人村忌譚

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[教え子の問いかけに笑いもせず叱りもせず。
暫し真面目に考える。]

 もし、この村が無くなったとすれば。
 私は私の好きなようにするでしょう。

 誰にも渡したくないモノを私の懐に抱えて。
 誰の目にも触れさせずに大事に、大事に、一人で食らい。
 そして私も大事なモノに食われて。

[死ぬのならば本望だ。
しかしこれは叶わぬ願いであり、また罪である。
誰かに聞かれでもしたら明日には元教師の肉が村に振る舞われる事になるだろう。]


[彼になら話してもいいと思った。
根拠があるわけではない、だが彼はこの村の人々とは違う。
無為に話を広めたりしないだろうし嫌悪を示したり笑い飛ばす事もないだろう。
賛同してくれるとも思ってはいないが。]

 進君、私も君も罪人だ。
 こんな会話聞かれでもしたらそう裁かれるでしょう。

 どうしてこのような事を聞くのです?
 君はどうしたいのですか。

[ただ、疑問を口に出しただけならばそれを諫めるべきだ。
教師として生徒の道を正さなければならない。
では正しい道とは何か。
咎人を殺し、食らい、子種を撒いてただ家畜のように生きる事。
本当にそれでいいのか、分からなくなってきた。

一度湧いた疑念は胸の内を巣食い蝕んでいく*]


 ま、この村にいる限り。
 丸ごと全て2人だけで。

 なんて夢のまた夢って感じだろうがな。

[肝臓だって差し出せる
兄として素晴らしい献身だ。
その裏にどんな感情があろうとも、
表に出なければ良いのだから。

だが秘めた想い全てを表に出したいのなら。
願いを叶えたいのなら]


 あの脚を抱いて村から出る事が出来るかどうかは
 自分で考えろ。

 ああ。
 でも、芽があるとすれば。

 この村に残るのが2人だけって言う方が。
 余程現実的かもな。

[見世物を覗きながら、適当にばら撒く言の葉は
とても傷を癒す薬の葉からは程遠い。
傷に付けばじくじくと染みて腐らす毒の葉が。
貼り付いたかどうかを確かめるつもりはなかった]

 もし。
 村の人間が目減りし始めたら。
 あんたはどうする気だ?

[問うた癖に。
言葉だけ残してさっさと離れ、振り返りはしなかった*]


抜荷 錠は、メモを貼った。

2017/11/24(Fri) 22時頃


【人】 抜荷 錠

─ リツの家の縁側 ─

 そんなことでいいなら、いつでも。
 僕は年中、彼に世話になってるからね。

>>167それにしても、面白い呼び方をするな。
 リツがミナカタを「医者先生」と呼ぶたび、思っていた。

 そうして。
 カタカタ、カンカンと響く鉄の音を聞いているうちに。
 いつのまにか、浅い眠りにおちていて……]

(217) 2017/11/24(Fri) 22時半頃

【人】 抜荷 錠

 …………はっ!

[ようやく意識が戻ったのは、リツが腹を鳴らすちょっと前。]

 あ、あぁ、ごめん!
 陽気がいいもんだから、つい。

[目元を軽く擦りながら、傍らのリツに照れ笑いなどしてみせる。
 車椅子は、とうに修理が終わっていたようだ。]

 えぇと……今何時くらいだろう。
 助かったよ、これでミナカタさんのところへ行くにも不自由しなくて済むや。
 ありがとう。

 で、ついでにもうひとつ、悪いんだけど……。

[礼を言い、ついでに直ったばかりの車椅子に乗せてくれと、手を伸ばした。*]

(227) 2017/11/24(Fri) 22時半頃

[薬師の言葉が頭から離れない。
心配ではなく、怒りであると言葉にされてしまえばそれを否定は出来ない。
醜い執着心の成れの果てだ、これは。
恋よりもなお質の悪い感情。]

 村の人間が目減りしたら。
 そうしたら。

[どうするのだろう、どうしたいのだろう。
その答えはその後、今日の授業を終えた後。
教え子へと吐露する事で出る事になる*]


【人】 抜荷 錠

─ 道中 ─

[修理してもらったばかりの車椅子は、先程までとは比べ物にならないほど、車輪が滑らかに動いてくれた。
 リツに改めて礼を言い、カラカラと、軽い音を立てて、彼の家を離れよう。]

 医者先生、いてくれるといいんだけどなぁ。

[なんとなく、リツと同じ言い回しなど。
 なにせミナカタは、運が悪いと、やれ往診だやれ薬草採取だで、入れ違いになったりするのだ。]

(230) 2017/11/24(Fri) 22時半頃

[問いかけに対する反応は
この村の誰からも得られぬだろう応えだ
矢張り、彼は家畜ではない]

 ――渡したくない、というのは錠さんでしょう?
 昨日、僕が錠さんと一緒に居たのを見た時の、先生の顔
 覚えています。

 知っていましたか?
 錠さんも、口にするのは先生の事ばかり。

[錠もまた、石動に依存していた。
彼の言葉をそのまま目前の相手へと伝えよう。

お互いに、想い合っている。
故に、遠慮は必要ない。
誰にも渡さなくていい、世界がないのなら
作れば良いのだ

そうでしょう、と声が高くなる]


 この村があるから、僕らは皆で分かち合う必要がある
 習わしに沿って、またこの村へ正しい形で生まれる為に

 でも、僕はわかりません
 本当にこの村は、正しいものですか?

 ――――孕ませ、用が済めば肉となる
 そんな家畜のような一生は送りたくない

 何より僕は、人を美味いと思えない
 臭くて硬い不味い肉を
 赤の他人が無事に転生するために喰わねばならないのは
 苦痛です。

 そもそも、喰った相手が本当に正しくまた村に生まれてきたかどうかなんて、どうやって証明するんでしょう。


[今日は校舎の中に家畜はいない
故に、ススムの言葉が止まる事はない]

 村が無くなれば、
 先生は先生の思うように生きられます。
 
 僕は――――誰にも喰われたくない。
 家畜じゃなく、人間として生きたい

[口にしてしまう
ススムの小さな願望は]


 だから、この村を――滅ぼそうと思います。
 

[外の世界を知らぬ故に
叶える為に幾多もの犠牲が必要になるものだった]


 方法を、ひとつ考えました。

[助言を思い出す。
種馬として期待されていたススムにわかる答えは]

 ――仔を産む腹が無ければ
 これ以上増えません

 先ずは女を
 後は、一つずつ
 順番に潰してゆけば

 ね?

[模範解答になったか、さて。
判断相手は、今は此処に居らぬけれど*] 


 牛や雌鶏の孔に突っ込みたいほど餓えてもねぇし。

[俺にとって、女と呼べる存在も。
母と呼びたかった者ももういない。

慈しむ様に抱いたゆりでさえ。

群れを成すのに必要な胎は傷付けぬのが道理。
それに傷付いて、世話をするのは結局俺になるのだから。

薬草の無駄遣いになる事はしない*]


[弟が想うのは己の事ばかり。
それは随分と甘美な言葉であった。

互いに想い合っているのならば遠慮は必要はなく。
誰にも渡さずにすむ世界がないのならば作ればよい。

そうでしょう、と興奮したかのように高くなる声に僅か圧倒された。]

 あ……、ああ、

[人を美味いと思わぬという。
それが苦痛だという。
ならば、彼はずっと苦痛に塗れて生きてきたのだろうか。]


 そうか、そうだな君の言う事は正しい。
 人を喰って、その相手が転生した事を知る術はない。

[知る術があるのならば、私は愛した女を迎える事が出来るのに。
それが出来ない事を知っていて、理解しているからそれを望んだ事はなかった。]

 
 ……孕む腹がなければ増えない、が。

[真っ先に脳裏に浮かんだのは娘のゆりだった。
愛する女の腹から生まれた女は嫉妬の対象であり、親としての僅かばかりの情を攫う女。
彼女を殺すのならば、せめてこの手でなどと。]

 私は錠がいればそれでいい。
 だからその為に、


 君に手を貸そう、この村を滅ぼそうという君に。

[この話を聞いた時からもう後には引けぬ。
人が減れば私は何をするのか。
私は私のしたようにしよう。
そこに弟の意思が存在しない事に気付かぬまま心を決めた*]


【人】 抜荷 錠

[からからと進む道中、どこからか、出鱈目な歌>>#2>>#3が聞こえてきた。
 愛理だろうか、変な歌だなと思いはしたが、そちらへそれ以上の意識を向けることはなく。
 ミナカタの家へと、急いでいたが]

 あ。

>>239どうやら今日は、運の良い日のようだ。]

 ちょうど良かったミナカタさん。
 これから、薬を貰いに行こうと……

 んん? 兄さんが?
 あぁ兄さんなら今日も学校なはずだけど、なんか言ってた?

[ミナカタと兄、そして源蔵が、道中で何を話していたかなどは知らないから。
 何だろうと、きょとりと。]

(245) 2017/11/24(Fri) 23時半頃

【人】 抜荷 錠

 いやそろそろ薬が心許なくなってきたんでね。
 切らさないうちに、もらっとこうと思って。
 それと時間あるようなら、治療もお願いしたいんだけど。

>>241これから向かうところだったと伝え]

 それから、リツから伝言を預かってるんだ。
「医者先生、ご無沙汰してます」だそうだよ。
 僕と違って、彼はあんまりミナカタさんの世話になることはないからねぇ。

 そうそう、車椅子をみてもらったんだよ、リツに。
 この間までひどく動きが悪かったんだけど、おかげでずいぶん軽くなったよ。

[そしてちょっと嬉しげに、車輪を撫でた。]

(248) 2017/11/24(Fri) 23時半頃

抜荷 錠は、メモを貼った。

2017/11/24(Fri) 23時半頃


[同意を得てススムは勢いづいた。
手を貸してくれるという。
嗚呼矢張り、彼に話してよかったと
口元を綻ばせる]

 有難う御座います、先生
 先生やミナカタさんが知識をくれたから
 僕は良い方法を思いつく事が出来ました。

 お陰で、漸くこの苦痛から解放される

[殺して、潰して
全部処分してしまったらもう
家畜どもの群れに、人であることを気取られぬように
怯えて暮らす必要は無くなるのだ]


 ねぇ、先生
 最初に間引く女は櫻子が良いでしょうか。
 あれは子を宿していますし、早く潰さねば増えてしまいます。
 
 それとも、巫女を先に縊りましょうか
 あれは数々の男を宛がわれていますから

[先ずは誰から始末しようか。
家畜の順序を指折りながら淡々と並べていく]

 巫女様、櫻子さん、愛理さん……

[混じらぬ名は、仔を産み渋る女たち*]


【人】 抜荷 錠

 なんだ、聞いてたのか。
 それにしても兄さんは心配症だなぁ。

>>257言伝などなくとも、ちゃんと貰いに行くのに、と。
 しかしすれ違わないで済んだのは、ありがたい。]

 寒くなってくると、特に膝がひどく痛みだすことが多くって。
 昨日も、道中だいぶ病んだし……

 たしかに。
 僕が行ったときも、リツは元気そうだったし、とても丁寧に修理してくれたよ。
 兄さんからも、また色んなことを教わりたがってたし。
 進もだけど、リツも勤勉だよねぇ。

[学びに関してあまり積極的でない青年には、ふたりは、少し眩しくも思えた。]

(264) 2017/11/25(Sat) 00時頃

【人】 抜荷 錠

 最近の気になるところ……かぁ。

 さっきも言ったけど、冷えてきたせいか、特に関節が痛むことが多いかな。
 あと、つま先の感覚が、少し薄い。

 ほかは、尻と背中に、少し床擦れができかけてるみたいなんで、軟膏とかあったら助かるなぁ。

[車椅子の背後をミナカタに預け、現在の症状をぽつぽつと話していこうか。*]

(270) 2017/11/25(Sat) 00時頃

 ミナカタさんが……?
 彼奴も何を考えているのか。

[彼には随分と焚き付けるような事を言われた。
何か目的があるのだろうか。
気を許していいのか分からない。
少し警戒をしていた方がいいのだろうか。
警戒も何も、彼が村の誰かに告げ口をすればそれで終わってしまうのだが。]

 ゆり…巫女は周りに人が多いから櫻子か愛理。
 そうだな愛理あたりがいいんじゃないか。

[愛理は一人でよく村をうろついているから。
人目に付かないように殺す事は容易いだろう。

教え子の上げる名に混じらぬ名前がある事に気付いてはいた。
何故、若い女を外すのか問い詰める気はないが*]


 この村は、不要だと
 僕が考えるよりももっとずっと先の事を
 考えられる”人間”です。

[ススムは彼を随分と買っていた。
家畜と人の違いがわかる者だ。
信頼しても良いと、思っている]

 ――――愛理さん。
 何時もひとりだから……
 確かに、最初の相手としては手ごろですね。

 嗚呼、早速にも始めましょう
 僕、教わった捌き方を早く試してみたかったんです!*


【人】 抜荷 錠

 ハハッ、そんな大袈裟な。
 けど、僕が死んだときは、まず兄さんに、満足するまで食べて欲しいと思ってる。
 兄さんが死んだら、僕が……本当は、すべて食べてしまいたいけど、それは無理だろうからね。

>>272軽口に乗せはするが、あながち、嘘ではない。
 兄は、自分だけのものなのだ。
 強い執着心は、周囲には、冗談交じりで零すことが多いけれど、兄と二人のときには隠すことはない。]

 膝掛けをかけたり、火に当たったり、なるべく冷やさないようにとは思っているんだけどね。
 あぁ、腐ってしまったら大変だ。
 兄さんに食べてもらえなくなってしまうよ。

>>277気遣うように押される車椅子。
 床擦れの原因、今思えば、あの軋む車椅子で無理やり動いていたせいもあるかもしれない。]

(285) 2017/11/25(Sat) 00時半頃

【人】 抜荷 錠

─ ミナカタの家 ─

 だいじょうぶ、寝返りくらいなら自力でもできる。
 兄さんには毎朝早くからの仕事があるんだし、あまり無理はさせられないよ。

 指も……ん、わかった。

>>278薬が処方されるのを待つ間、言われたとおり、足の指先を擦るのだが。
 やはり、以前よりだいぶ感覚が薄い。
 色も少し黒ずんできているし、なにより、皮膚が硬いのだ。]

 いやぁ、僕なんかに役に立てることがあるのかね。
 まぁでも、こうやって、人より多く施しを受けているのだし、できることはなるべくやろうとは思っているけどね。

>>279忠告には笑って頷き、暫し、薬をすり潰す音に耳を傾ける。]

(289) 2017/11/25(Sat) 01時頃

[離れた場所で教師と教え子が共犯者へと
絆を変えていく。

それを知る事は今は出来ないが、
悪く転ぶことはないだろうと踏んでいた。

進は聡い。

きっと答えを見つけ……そこから動くかどうかは置いて。

仔を生む女を殺せば、これ以上は増えない
それは正解だが、もう1つ長い意味で意味がある]


[雌のいなくなった群れは滅びるしかなくなるのだ。
例え他の雄が屈強で間引くことが出来なくても。
志半ばで倒れても。
群れは滅びる。

この村に返りたくはないから、早々に潰してしまえれば
それが一番だが。
出来なくても、いつか必ず滅びる計算を立て。

密かに仔が成せぬ身体になる薬も探していた。
機を窺っていたが、運が向いてきた気がして。
焚き付けた教師と、道を示した教え子がどうなるか
楽しみにしていたのは事実*]


【人】 抜荷 錠

 最近の面白い話かぁ。
 面白いかどうかは分からないけど、昨日、畦で難儀していたところを、進くんに助けてもらってね。
 そのときに話したんだけど、進くんはまだ脳髄を食べたことがないらしいね。
 あぁあと、櫻子がまた孕んでたって、僕初耳だったなぁ。

[ごろんと寝転んだままで話すのは、昨日のこと。
 それと……]

 そういえばミナカタさんも聞いたかな。
 愛理が、また変な歌を歌いながら歩いてたねぇ。

[あの歌は何なのだろうと、ぼんやりと**]

(292) 2017/11/25(Sat) 01時頃

抜荷 錠は、メモを貼った。

2017/11/25(Sat) 01時頃


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