人狼議事


17 吸血鬼の城

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小悪党 ドナルド! 今日がお前の命日だ!


……っ……

[「喰わせたくないのならお前が喰うと良い」咬まれたときの言葉を思い出す。城主にドナルドを咬ませるのは確かに嫌だ。だけど、かといって友人を吸血鬼になどさせたくない――]


 どうする、ベネット?
 ……そうだな

 お前が其の男にうまく血を分け与えられたなら
 イアンは逃がしてやっても良いが。


[唆す為の囁きは、酷く甘く]


……!?

[囁かれる、甘い誘惑。2人とも大切な友人で、どちらを選ぶこともできない。それに、約束など守るかどうかわからないではないか]

……それはつまり……ドナルドを眷族にしなければ、イアンさんも逃がすつもりはないと……そういうこと、ですか。

[漂ってくる甘い香りが 甘い 美味しそうな匂いが――喉が渇きを訴えている。ごく、と唾をのみこみ。そんなものでは渇きは癒えない]


 嗚呼、飲み込みの早い子だ。


[闇の底から湧く虚無
眷族の聲が其れを遮る。
城主は恐ろしくも妖しげな微笑を浮かべ、肯定を返す]


 お前のすべきことは一つ。
 ……わかるな、ベネット?

 ドナルドは永遠の生を得、イアンはここを無事に出る事が出来る。
 お前の望みどおりだろう?
 

[ドナルドは人としての生を失い
イアンとは恐らく二度と会う事も叶わなくなるだろうけれど]


[頭がぼーっとする。だけど眷族の、城主の声はしっかりと耳に届く]

……そんなの、僕の望みじゃ……――


[囁く声音は甘く
惑わせるように優しく語り掛ける]


 お前の望みは、二人無事でいきること
 ……そうではないか?


[まやかしと
何より傍で香る強い血の芳香
狂わせるに足る其れ等を前に、果たして何時まで我慢のきく事か]


水商売 ローズマリーは、メモを貼った。

helmut 2010/06/26(Sat) 00時半頃


水商売 ローズマリーは、メモを貼った。

helmut 2010/06/26(Sat) 01時頃


水商売 ローズマリーは、メモを貼った。

helmut 2010/06/26(Sat) 02時頃


 ローズマリー


[妹と呼び愛でていた娘へかける聲
海の泡と消えてしまうのだろう、そんな予感を胸に抱きながら
名を呼ぶ]


 お前も――食事に来るが良い。
 よもや、彼女らを逃がそうなどとは、言うまいな?

 同族喰いは、避けたい所だが。


[嘗て白薔薇達に迫った選択と、似ている気がした。
万一ひとの娘を助けたいと思うなら
代わりにその身を差し出せと。
さて、その後の話はまた後ほど語る事としよう]


 ――この世ならざる世界で――

[それは薔薇のかぐわしき香を漂わせ、
かつての薬売りが傍ら、
毒華のさいていようとも、躊躇うことなく歩み寄る。
白手袋を外せば、襟ぐり掴みあげて平手を一発、頬へ]


 ―――さて、あなたの為された所業の数々、

      どのように詫びていただきましょうか?




[ふと、気配を感じ、振り向くと、白薔薇。
 いや、白薔薇と呼ばれていた、かつての同胞というべきなのか。]

 セシル……

              ――?!

[そして、いきなり頬を張られ、しばし茫然と……。]

 ――……侘び?

[思い出すのは、なぜ、庇ったかと詰め寄られた記憶。]


[一度見遣れば、手袋をはめなおし]

ああ……
貴方はなにもわかってらっしゃらない。
何も知らずに、人をこれだけ好き勝手するとは対したものですね。

フロレスクの名で私を抉り、
血を吸った上に勝手に慰みを施して、
その上、私を勝手に生かした挙句、自分ばかりは自死も同然。
罪悪感の自己満足で亡くなられたのでしょう?

人を殺す罪と 人を生かす罪と 

ねえ、どちらが罪深いのでしょうね?




[茫然としたまま、彼の言い分を聞けば、段々と、表情は厳しいものになる。]

 ――……そんなつもりは……。
 生かす罪……だと?

[その言葉を聴いて、またしばし考え込む。]

 ――……君はやっぱり、死にたかったのか……?


[その問いかけに眇められていた眼差しを、
 投げやりに華やかなあの微笑みにかえれば]

 あなた、私の恥を暴かれておいて――
  今更そのようなことを問うのですか?

[白き薔薇は、その鈍感さに呆れたようなため息を]


水商売 ローズマリーは、良家の娘 グロリア>>-103 来てくれてすごーく嬉しかったです!**

helmut 2010/06/26(Sat) 03時半頃




[微笑みとため息に、目をそらす。
 彼がフロレスクとして、目覚めることをどこか期待していたのかもしれない。

 いや、その覚醒を男が見ることはなかったのだが…。]

 違う、恥を暴いたわけじゃ……。
 いや、でも、




               すまない。

[目は見ないまま]



[目をそらすのなら、その指先は頤へ]

 たとえ
 あなたがそんなつもではなくとも、なしたことは変わらない。

 
 それに
 だから、よいと……

 ―――吸血の快楽に浸された身の、私なら
 私にならなにをしてもよい、と思ったのでしょう?

[その双眸を青はどこまで追って]



[視線を感じて、チラと視線を戻す。
 貌を掴まれると、苦しげに呼気を整えようと…。]

 そんなことは……あのときは、自分は……

[そうあの時、吸血の魔族になったとき、
 自分からなかったもの、そしてあふれ出していたもの。
 それは、理性と、欲望と……。]

 ――……ッ

[認めざるえない感情にやはり目を伏せる。]

 そうだ、そうだな、
 自分は、君が………

            欲しかったんだ。

[最初に見た蒼穹、そして、フロレスクであるという事実。きっとその時から、彼には特別な感情があった。]



[目を伏せたそれからは、触れた手を離して、
 白薔薇は断罪者の如くそれを見下ろすように]


 ―――…なんて、罪深いこと。


 あなたはつまり、自分の欲望を魔の本性と挿げ替えて、
 己自身をも騙そうとしたのではありませんか。

[青はその眼差しを狭める]

 そのその事実から目を覆い、逃げたのでしょう?
 己の本心を認めたく、なくて。

[足元には広がるは、棘持つ白薔薇、漂う薔薇の香気]




[己さえも騙して、の言葉にはっとするけど、
 また眸を閉じて…]

 ――……

[否定はできず、でも肯定をできる強さもなく、
 ただうなだれた。]



[沈黙が返れども、
 白薔薇は容赦なく断罪の言葉を紡ぎ続ける]


 そして逃げ出したまま、命をも投げ出した。 
 あれはあなたが施したもの、なのでしょう?
 ――…責任でもとったつもりですか。


 さぞ、満足でしょうね。
 醜い己自身の欲望と向き合うことなく、綺麗に死ねたのですから。
 
 ――…あなた自身は、私にフロレスクたる汚辱と、
 己の浅ましさと、向き合うことを強いたというのに。




[白薔薇の呪うような言葉は止むことなく、
 逃げ道を塞ぐように己を責めてくる。

 否定はやはりできず…だからといってもう、為してしまった業にどう応えていいのかもわからない。]

 ――……そうだな。
 吸血鬼たる自分からも、逃げたかった。


[認めるといった口調で、深く深く息をついて、


 やっと、逃げてはいけないのだと、その眸に向き直った。]

 ――……で、君は私に何を?
 君の怒りをどうすればいい?

[じっと、乱れた髪の向こうから彼を見つめる。]



[揺らがぬ白薔薇とて裁く立場になどあろうはずがない。
 けれどその言の葉は止まず]

 己の欺瞞もお認めなさい。
 ――…本当に、救いがたいこと。


[しばらくして、その沈んだ色が向き直れば、
 向けられる問いに、ただ、問いを返して]


 赦されたいですか?
  ―――それとも、償いたいとでも?


[そして自らの言葉に微笑う。
後者もまた罪悪感よりの欺瞞に過ぎないだろう、と蔑むように]



[白薔薇は開放しないとでもいうように問いを問いで返して……。

 そして、赦されたいか、償いたいか、と訊いてくる。]

 赦されるのか?
 ましてや、償えるのか?

 君は私をどうしたい?
 私は君に何ができる?



 いや、きっと、何もできない。

 だが、一つ確かなことがある。

 これだけ言われてもなお、私は君を……救いたいとも思う。

[まさに欺瞞……。]



[それは噴き出すように笑って]

 ははッ っく……

    ――……ああ あぁ……

[白薔薇が胸の薔薇を手にすれば
 その棘持つ枝葉が、目の前の者を打たんと振り下ろされる]

 なんという傲慢、欺瞞。
 あなたの罪悪感に付き合えとでも?
 そんなものあなたの自己満足でしかないでしょう。

 だいいち、
 何も出来ない者がどのように私を救うというのですか?

[静かな怒りの滲む眼差しが、見据えて]



[笑う白薔薇、振り下ろされる白薔薇、
 それが貌を打って、目の下に引っかき傷を作った。
 じわり、と染み出す赤い色。
 瞬時は目を伏せたけど、それでもまた開いて……。]

 そうだ。
 自己満足で、欺瞞かもしれない。

[打ち下ろされた白薔薇を拾い上げる。]

 でも、放っておけない。

[白薔薇を眺め、その棘に指を押し当てる。
 指先は切れて、やはり赤いものが滲む。]

 薔薇は、棘が痛い。だけど、


                  美しい。



[染み出す赤に打ち捨てられた薔薇を男が拾う、
 清廉な純白を侵す1滴の あか ]

 ――それは、

        今度は私に――
        憐れみでも施すおつもりですか?



 あの、娘に与えたように。

[気高き白薔薇の棘が、
 男の指先を傷つけるをただ目を狭めて、見る]




 ――………。

[憐れみを施す……その言葉は、また心のやわらかいところに刺さる。

 どうすればいいのか  わからない。



 きっと、このまま抱きしめたとしても、
 彼は、なお、閉じこもるだけじゃないだろうか。]

 ――……君に与えられるものはあるのだろうか。
 いや、それを考えるのも欺瞞なのか?



[それでも白薔薇を打ち捨てない。**]




 沈黙は肯定なのでしょう。
 ―――実に愚かな偽善、ですこと。
 
 憐れみだけでも赦しがたいというのに、
 ましてや唯一ならざるものをこの私に――。
 
[気高き白薔薇は、
 その自尊心を害すことを、許さず]


 何故、私に与えたいなどというのです。
 ―――傲慢な。


[偽りを許さぬ、青はただ静か**]


[何を言っても、態度が崩れない。
 段々と、本当にどうしていいかわからなくなる。

 いっそ、放っておけばいいのか、と、思うけど、
 それだけができなくて……。


 なぜだ、と考えて……。
 またその姿を見て……。]

 ――……そうですね。
 君に何か与えてあげよう、とか、無理かもしれない。
 だけど……。

[そこまで言いつつ、言葉に詰まる。]



[与える、その言葉に眉根を顰め、
 迷うような沈黙と揺れる視線に、苛立ちをまた誘われる]



 理由も言えぬとは、
 つまらないこと―――己の意思もないのですか。

 はっきり仰いなさい。
 いまだ己の浅はかさを認めがたいのですか。

[白き薔薇は飽いたように眼差しを流す]




 ――…だから、憐れみとか、そういう気持ちじゃないんだ。

[そして、はっきり…といわれ、向き直り……。]

 憐れみじゃない、
 護ったのも、そして、君に、あんなことをしたのも。



 私は、君を……。


               愛してるから。



[白薔薇は重たげに、
その睫毛を瞬かせながらゆるやかに首を傾いだ]

 ――……ああ、

     ああ、なんて都合のよい言葉。


[男を覗き込む白薔薇の双眸は濡れて]

 あなたはただの欲望に、
 そのような名を付けるのですね。
    ―――よいでしょう、ならばそれが違う、と。


   証明して差し上げればよいのでしょう?


[両の腕は男の首に絡められて、薔薇は微笑む]




[白薔薇の手が首に絡んで…
 そうか、絞めるのかと思った。]

 ――…ただの、欲望じゃな  い。

[否定の言葉を絡みつく前に吐き出して……。
 そのまま、濡れた眸を見た。



 そう、
 瞬時に護ったのも、最初に欲しくなってしまったのも…もうそれしか理由が浮かばなかった。]



[絡んだ指先、一度だけ力が込められると
その指先は掠めるように這わせながら背へとまわされた]


 ――お黙りなさい。


[白き薔薇の口唇、口付けは甘く
 されど情欲を煽るみだらなもの――離れて、吐息を零せば]

[消えない憎悪、それはただ欲望に踊らされるを暴かれたが切欠――男自身はそれをごまかしているというのに。それは同属ゆえの嫌悪にも似て]

 
 ならば、あなたも貴方の言葉を証明なさい。

      ……私は貴方の浅ましい姿が見たいのです。


              [薔薇はその執着の名を知らず]




[その指先は首に食い込むが、すぐに離れ、悩ましげに身体をすべって…

 その指先を目が追った時、口唇が濡れる。]

 セシ……

[黙れといわれて、でも黙る意思の前にそれは塞がれて……目は一瞬見開かれる。]

 ――……

[そのまま、抵抗などするわけもなく……。]




[証明しろといわれて、目を細める。
 もう二度、戯れた躯。離れた口唇をまた追いかけて、押し当てた。]

 ――……

[沈黙は肯定。
 そういわれるまま、無言で……。




              欲望の牙を見せて…。**]


【人】 水商売 ローズマリー

[宴の終焉が告げられる少し前――。
私はサイモンが閉じ込められていた部屋に行きました。
影に片されたサイモンの遺灰を暖炉から掻き集め
小さな革袋にそれを詰め込んだのです。
次に向かったのは書庫でした。
同じようにメアリーの遺灰をもう一つの袋に詰めて
大事に懐へと仕舞いこみました]


――…貴女たちは此処に留まってはいけない。
貴女に似合う場所は明るい場所だから……


[私は二人に語り掛けるように呟くのです。
たとえ二人に届かなくとも
たとえそれが私の自己満足だったとしても
二人をこの場所から解放する事が――
私が為すべき最後の役目と思っていたのです]

(65) helmut 2010/06/26(Sat) 22時半頃

【人】 水商売 ローズマリー

[私はローブを目深に羽織り外を目指します。
城門前へと戻る頃にはトーニャの姿は既に無く
散らされた白薔薇の姿だけがありました。
城主の寵愛を受けた白薔薇の見詰める先は城の外。
彼もやがて灰になるのでしょうか。
それとも城主に弔われるのでしょうか。
以前よりも曖昧な存在となってしまった私には
知る由もありません。

懐かしい天上の青に私の胸は痛みます。
そっと近付き膝を折って彼の目蓋を閉じさせ
私はいつか聞いた聖句を彼の為に紡ぎます。
魔性である私の声では、神に届かぬかもしれません。
それでもそうせずにはいられなかったのは
共に過ごした十年が大事だったからでしょうか]

貴方の魂が――…
  いつか天上へと還れますように。

[私は願いを口にして彼の傍から離れます]

(66) helmut 2010/06/26(Sat) 22時半頃

【人】 水商売 ローズマリー

[城門は開かれておりました。
誰かが開いたのか自然とそうなったのか
私にはわかりませんでした。
一度だけ私は城へと視線を向けます]

――…貴方は逢えた?
貴方は――…言葉を交わす事ができた?

[聞こえていた聲の中にドナルドの聲は無かったから
彼がどうなったのかはわかりませんが
せめて彼の想いが果たされる事を祈っていました]

――……。

[城をみていれば十二年の想い出が頭を過ります。
魔性として生きた十二年の歳月はとても罪深いもの。
けれど城主たる魔性に慈しまれたその時間を
私はしあわせなものとも感じていたから
なかなか其処から目を離すことができませんでした]

(67) helmut 2010/06/26(Sat) 22時半頃

[不意に城主の聲が響きます。
呼ばれた名は私が人であった頃の響き。
私のローズ、と慈しんで呉れた名残は感じられません。
感傷的になっていた心が冷静になってゆくのを感じました]

私はドナルドの血を頂いたばかり。
今は渇きなどありません。

貴方はもう私に興味などないのでしょう?
貴方の寂しさ、私には埋められないのですよね。

愛しいお兄様……
私に時間と慈悲を与えて呉れてありがとう。
――…お別れ、です。

[客人の事には触れず、
必要とされなくなった私は幸せを願った魔性に
別れを告げたのでした]


【人】 水商売 ローズマリー

[城門を潜り私は森へと入ります。
薄暗い木々には獣が住んでいるのでしょうか。
不気味さを感じながらも私は前へ前へと進みます。
後ろを振り返る事はありませんでした。
振り返ってしまえば、また囚われてしまいそうだったのです。

どれだけの時間を歩いたでしょう。
森を抜けて私はとある屋敷に辿りつきます。
此処に住んでいた夫婦は娘が消えたのを哀しんで
遠い場所に移り住んだのだと噂で聞きました。
此処は私の生家。懐かしい我が家。
思い出の庭園へと私は足を運びます。
メアリーが時折世話をして呉れていたのでしょうか。
その庭園には記憶の中と同じ白い薔薇が咲き誇っていました]

――…サイモン、メアリー。
此処ならゆっくりと眠れるかしら。

[大事にしまっていた二つの袋を取り出して
私は二人に問い掛け二人の為のお墓を作ります]

(68) helmut 2010/06/26(Sat) 22時半頃

【人】 水商売 ローズマリー

[薄闇に咲く白い薔薇の庭園――。
其処に住まう娘は十二年前に消えました。
その娘の幼馴染とその妹も姿を消して
暫く経った頃、噂が流れるようになりました。


白薔薇の庭園を夜覗くと
消えたはずの娘の亡霊が姿を現す、と。


其処に亡霊の噂はあれど
其処に吸血鬼の噂はなかったそうです**]

(69) helmut 2010/06/26(Sat) 22時半頃

水商売 ローズマリーは、花売り メアリーを抱きしめた。超抱きしめた。

helmut 2010/06/26(Sat) 22時半頃


水商売 ローズマリーは、良家の娘 グロリアを抱きしめた。ありがとう!

helmut 2010/06/26(Sat) 23時頃


水商売 ローズマリーは、メモを貼った。

helmut 2010/06/26(Sat) 23時頃


水商売 ローズマリーは、ログの流れに追いつけなくなってきた。

helmut 2010/06/26(Sat) 23時半頃


水商売 ローズマリーは、ねー、とトーニャちゃんに頷いた。

helmut 2010/06/27(Sun) 01時頃



[追いかける口唇が重なる、
それはかつての官能の記憶を呼び覚ます。
冷たい熱が甘く溶けて重なりゆけば、薔薇の香は漂う]


[布を噛んで押さえ、手袋を外す、
   その指先は男の胸元を弄り――触れたのは刻印
  がりと爪を立てる 欲望が迫る 目元だけで微笑えめば]


  ――――……ん、  ぁあ……



 [咥えた手袋は落ちる]


[白き薔薇はその執着の名を知らず、
されど男に標した刻印は決して消えることはない]



[甘美なる地獄に、救いがたき魂がふたつ 

  行為を愛と呼ぶ者 行為を欲と呼ぶ者

    薔薇の褥に、艶やかなため息は、零れる――**]


水商売 ローズマリーは、小悪党 ドナルドにぎゅーと抱き付いた。尻尾ぱたぱた。

helmut 2010/06/27(Sun) 23時半頃


水商売 ローズマリーは、靴磨き トニーをぎゅむった。おかえりー。

helmut 2010/06/27(Sun) 23時半頃


水商売 ローズマリーは、花売り メアリーを背後からぎゅーと抱きしめた。おかえりー。

helmut 2010/06/28(Mon) 00時頃


 ――…何処へなりと、好きに行くが良い
 お前は……自由だ。


[低く暗い音
彼女の聲に漏らした音
興味が無いと
埋められぬと
其れは城主自身にもわからぬ事
答えは其れだけしか返せなかった]


 
 私の愛しいローズは――泡と消えた
 そう、思う事にしよう。
 お前の墓は作らぬ。


[ざわ、と風が森を騒がせる。
何時しか霧は弱く薄く
魔の結界はとけて消えた。
喰らってしまうぞと脅しにも屈する事の無かった彼女は
何処まで行くのだろう
もう人には戻れぬ其の姿で。
霧の先を見通す事は、出来ない]


 この黄昏の向こうは……別世界
 あの者とて、数十年か数百年もすれば戻ってくるだろう

 此処より先に
 ひとの住処には我等は立ち入れぬ。
 我等が城に、人が足を踏み入れられぬと同じように

 永遠を願うひとと、終幕を求める魔と
 決して双方が相容れることなど、無いのだ


 ベネット
 私の大事な息子よ

 外を眺めるのは、止めてしまえ。
 黄昏の色も周囲を再び閉ざす霧も
 我が力続く限り、永遠に変わる事など無いのだから


 この城にいる限りは
 お前を怯えさせている魔物狩人も
 獣たちも
 誰もお前を傷つけることは出来ぬ。


 ――そう、私以外には……な


水商売 ローズマリーは、花売り メアリーは可愛いなぁ、と和んでいる。

helmut 2010/06/28(Mon) 19時半頃


【人】 水商売 ローズマリー

― 娘が消えた或る日のお話 ―

[これは遠い過去。
Rosmarinus(海の泡)と消える運命の娘がいました。
けれど娘が悲嘆に暮れることはありません。
何故なら娘の傍には優しい幼馴染の兄妹が居たのですから。
二人の存在が娘の何よりの心の支えだったのです。

病弱だった娘にも望んだ幸せがありました。
それはささやかなもの。
それはありふれたもの。
大事な人たちと限りある時間を共に過ごす。

それは御伽噺の人魚が声を引き換えとして望んだこと。
娘には引き換えなど必要とせず其れを手にしていたから
少しも不幸などとは思いませんでした。

――そう。
娘は幼馴染の兄妹の笑顔を見ているだけで幸せだったのです]

(127) helmut 2010/06/28(Mon) 20時頃

【人】 水商売 ローズマリー

[白薔薇が咲き誇る庭園にはいつもと同じ光景。
幼馴染のサイモンが娘の隣に居りました。
彼の妹のメアリーは少し遠くで花を愛でているようでした。
サイモンは或る日、娘に小箱を差し出します。
開けば中には丁寧な細工の指輪が静かに輝いておりました]


 『───私のローズ。

         何があろうと私は君の傍にいるよ。

             ――これはその約束の証』


[はにかむように微笑むサイモンの言葉に娘は驚きました。
それはとても嬉しく、――そして哀しい申し出。
娘は自分が消えてしまった後の事を考えると
サイモンの申し出を受けることが出来ません。
これ以上彼の優しさに甘えてしまえば彼を苦しめることになる。
だから、娘は彼に首を振るのでした]

(128) helmut 2010/06/28(Mon) 20時頃

【人】 水商売 ローズマリー

 『君が頷いてくれるまで、私は待つよ。

   だからその時まで、これは君が持っていて――』


[手渡された小箱を娘はぎゅっと握り締め
漸くサイモンに頷き泣きそうな微笑みを向けました]


――…サイモン、ありがとう。
         でも、私は…………


[サイモンは娘の薔薇色のくちびるにそっと人差し指を宛て
ただあたたかな笑みを浮かべその先の言葉を優しく封じます]

(129) helmut 2010/06/28(Mon) 20時頃

【人】 水商売 ローズマリー

 『寂しがりな君が寂しがらずに済むように

        私がずっと君の傍にいる。だから――…』



[泣かないで、とサイモンは娘の目許を拭います。
サイモンはいつか娘が頷くと信じて疑いませんでした。
娘もまた彼の熱意に折れる日が来るだろうと感じておりました。

けれど――、
サイモンが言った『その時』が来ることはありませんでした。
何故なら娘はその夜に消えてしまったのですから。
何時か改めて返事を、と娘は思っていたのでしょう。
娘の部屋には小箱が大事にしまわれていたそうです**]

(130) helmut 2010/06/28(Mon) 20時頃

水商売 ローズマリーは、メモを貼った。

helmut 2010/06/28(Mon) 20時頃


【人】 水商売 ローズマリー

[――これは夢。
手を伸ばしても掴めぬ夢。
目を覚ませば消えてしまう儚いもの]

――…っ!

[空へと伸ばされた手は何も掴むことなく
ゆっくりと下ろされてゆく。
戻ってきた屋敷の自室の天井は
女に寂しさばかりを思い出させた]

……二人の声が聞きたいわ。
嗚呼、もし聞く力があったとしても……
私には語り掛けて貰う資格などないわね。

[白薔薇の庭園に佇む二人の墳墓を
憂いに満ちた翡翠が見詰めていた]

(139) helmut 2010/06/28(Mon) 21時半頃

――…私の望みは『自由』ではなかった。
けれど、後悔はしていません。

これは私が望んだ事だから。


[兄と慕った魔性の聲は女の耳には届かない。
それでも時折女は語り掛けるように独り言ちる]


ねぇ、お兄様――…
貴方の『望み』は叶いましたか……?
貴方は今、しあわせですか……?


【人】 水商売 ローズマリー

[屋敷と白薔薇の庭園には穏やかな日々が続いている。
広い屋敷は寂しくて時折誰かを招きたくなるけれど
女は誰も招く事なくただ静かに暮らしていた。

血を口にせずにいれば何時か命も尽きるだろうか。
たとえ口にせずともこれまでの罪が消えるわけではないと
わかってはいたけれど贖罪の念が女にそうさせていた。

或る日、女は風の噂を耳にする。
バイルシュミット家の令嬢が無事戻ったという話。
女は懐かしく思いペンを取った。

無事戻れて何よりだという喜びを綴り
貴女だけはもうあの城に戻らぬようにと願いを綴り
送り主の名だけを綴った簡素な手紙を鳥に託した。

あの日、中庭で慰めてくれた彼女が
再び惨劇の宴に迷い込まぬ事を女は密やかに祈っていた。]

(140) helmut 2010/06/28(Mon) 21時半頃

【人】 水商売 ローズマリー

[闇の帳が下りる頃――
女は一人白薔薇の庭園で時を過ごす。

ふ、と――優しい風が亜麻色の髪を攫う]


――……、……。


[懐かしさを感じ女の唇が無意識に名を紡いだ。
知らず女の頬には一筋の涙が零れた]

(142) helmut 2010/06/28(Mon) 21時半頃

【人】 水商売 ローズマリー

[今は誰も居ないその部屋の机には

サイモンから贈られた小箱と
あの日持ち帰ったメアリーの花飾りが

女の魔力により朽ちる事なく在り続ける。



何時か力尽きるその日まで――**]

(143) helmut 2010/06/28(Mon) 21時半頃

水商売 ローズマリーは、メモを貼った。

helmut 2010/06/28(Mon) 21時半頃


水商売 ローズマリーは、花売り メアリーを抱きしめた。ぎゅう。気をつけて帰るのよ。

helmut 2010/06/28(Mon) 22時半頃



[薔薇は微笑った、男の愚かさに]

 ――嗚呼、  ああ……

    実に、実に愚かしいことですね。


  それが貴方の語る 愛 なのですか。


[声をあげて薔薇は哂えば]


  ―――欺瞞もここまで限度を越えれば、笑うしかありませんね。


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