人狼議事


224 Cнег дьявол〜凍ったケツ村〜

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視点:


─???・一人目─

  ────……。

[倒れ伏していた少女の瞼が、ゆっくりと持ち上がる。
両手で支えるように上体を持ち上げてみると、少し離れた床に叔父『だった』男が倒れていた。

その直ぐ前に、誰かの足。
辿るように視線を上げると、冴えた瞳で獲物を見下ろす獣と目が合う。その額に揺れる金の髪も。]

  …………どうして………?

[濡れて震えた声が、言った。
菫色の瞳が、薄い涙の膜で揺れる。]

  どうして、私なの。
  ……どうして、あなたなのよ。
  ねえ。こんなのって、ない。

名前を呼んでしまったら、全てが現実になってしまいそうで。揺らぐ視界を堪えて立ち上がる。酷い、目眩。]


[彼の凍った指先が、柔らかな「なにか」を掴んでいる。
口元へ運んで食んでみせたそれが、獲物から取り出した獣の餌なのか。]

  ……だめよ。
  あなたひとりで、…

[これ以上、遠いところへ行かないで。
今までみたいに、突き放されてしまうのは、いやだ。
ふらつく足で彼に近付く。その拍子に、薄い膜はぽろりと頬を伝った。少し背伸びをして、鼻先が触れるほど顔を近付ける。

その口に咥えられた餌──魂、の、反対側を唇で食む。恐怖と、おぞましさと、それを上回る、どうしようもない愉悦。
なんて味だろう。こんなにも怖いのに、恐ろしくて堪らないのに、なんて、甘い。

左胸を焦がすような衝動。
噛みちぎって、飲み込んだ。彼はどうしたろう。少女は、朧げな足取りで肉切り包丁を拾い上げる。
どうやらここは、厨房へ続く廊下らしい。

悪い夢だ。
こんなのは、全部。
でも、出来ることはやらないといけない。だって、『始まってしまった』のだ。]


[ふらふらと厨房へ入り込めば、使われなかった凶器を元どおりにしまう。
そうして、代わりに引き出しから取り出した大きめの鋏を握り締めた。厨房と、叔父夫婦の居住スペース。そこにあるのは、把握している。

邪魔はさせない。
彼の、邪魔は、だれにも。]

  ひとりで、平気だから。
  部屋に戻って。ここに居ては駄目。
  目が覚めたら、知らないふりをして、いつも通りにして。…なんてこと、ないわ。

[青ざめ、引き攣った泣き笑いの顔は、彼に見られてしまっただろうか。
構わず、食堂と厨房の間に設置された電話まで覚束ない足取りで近付くと────]

  ばつん。

[その線に、躊躇いなく鋏を入れた。]**
  


  ─???・一人目─

[ 甘い。


だが、何処かもの悲しい酸味を感じる。

きっと、姪を想う叔父の心が反映されているのだろう。

普段は人の成りをして騙す雪男が、その皮を破った時。
そして命を失ってしまうその瞬間が影響するのか、風味はその人間それぞれであった。

だが、今日のは当たりだ。
掴んだそれらは赤い果実のように仄かに熟れている。
そこから滴る蜜を掬いながら唇で食んだ。

ぐちゃり。柔らかい。ぼと。 ]


[ ぼた。 ぼた。 ぼたぼたぼたぼた。




 ──────どうして、あなたなのよ。



  僕。僕。ぼ、く。



俺は、  何をしている? ]



  …………ッ!?


[手の内側にある何か。
正体に気づく前に咄嗟に取り下げようとした。

自分より幾分も小さな身体から引き剥がすように。
でも、相手の方が早かった。]



  ────、

[ ケイト。


名前を呼ぼうとした。
でも、咀嚼するように動く身体は言うことを利かない。

自由気儘、歯を突き刺しては噛みちぎる。飲み込む。吐きそうになる。足裏が冷える。少しずつ、「思い出していく」。 

自分が何をしたのか。



自分の正体が、 何なのか。]



[ 鼻頭に熱が溜まる。

ツンっとした刺激が肌を刺した。
涙腺が緩みそうになる。
だが、離れた先に垣間見た頬が一線残していたことに目敏く気付いた。

だから、離れて行ってしまって、ここが何処か気付いて、凶器を閉まって、道具を取り出しても、一言も口を挟むことは出来なかった。]


  ………嘘、だ。

[ こんなのってない。

先程彼女が呟いた言葉を繰り返す。
情けなくも震えた声と彷徨う視線の先、見つけた血の気の失せた顔。


ケイトが、雪男で。
俺も、────『そう、僕は───雪男だ。』]



  違う。………違う。

[ 最早なにが違うのか。

無様に足掻けば足掻く程、意識とは裏腹に口角はさも愉快だとばかりに上がっていく。

『 知っている。自分が本当は何か。そのために何をせねばならないか。 』

でも、こんなのが『始まり』だなんて。
信じたくはないと、逃げる視線。

そんな中繰り返されるのは、何時間か前に耳にした声。]


   「 護りたい人はいないの。 」
  
  



  ………犯人役は、狡猾に人を、周囲を、騙すんだ。
  状況を味方につけて、出し抜く。


[結末については考えない。
無理やり捻り出した声は掠れていただろうが、]

  死にたくは、ない。
  何とか、生き残る方法を、考えよう。

  もしかしたら、…みんなも分かってくれるかもしれないから。

  だから、“いつも通り”に。




[一息に告げる。


彼女をここに一人残すことは躊躇われたが、今の状況を第三者が見たらどう思うだろう。

彼女の言葉通り離れるが吉だ。
自分は彼女程ここの構造について詳しくはないから。

だから、すっかりトゲを忘れた声色で告げるのだ。]



  ふたりで、可能性をつくろう。


[ それが、到底不可能なことだと、何処か遠くで知っていても。


 舌に残る甘美な味わいに酔い痴れていることを自覚しても、踵を返した足元は願う。]*


  『 あの、雪の妖精みたいな、幼馴染? 』


【人】 賭場の主 ヨアヒム

……ふがっ!?

[大いびきをかいていたヨアヒムが目を開ける。
ヨアヒムの眠りを妨げたのは近くの部屋のドアをけたたましく叩く音>>12だった。]

ふが…なん…なんだ……騒々しい……

[昨日はあの後散々アランに八つ当たりをしたあたりから記憶があやふやだ。
部屋の酒瓶を見るに大量に酒を飲んでいつの間にか寝入っていたらしい。

ずれたナイトキャップもそのままに、眠たげに隣の部屋のアランを呼ぶ。]

―――いったい何があったんだ!?

[返事がなければよたよたと寝巻のまま階下の喧騒へ歩いていくだろう。]

(50) 2015/05/27(Wed) 20時半頃

賭場の主 ヨアヒムは、メモを貼った。

2015/05/27(Wed) 20時半頃


【人】 賭場の主 ヨアヒム

[階段を降りあたりを見回せばそこには人だかり。
押しのけるように人々をかき分けて何があったかと見れば。]

―――ひいいいっっっ!!!!し、死んでるじゃないか!!!!

[変わり果てた姿にそのまま後ろにのけぞって尻もちをつく。]

お、お、お、おま、お前ら、な、何なんだこれは!!!
し、し、死んでる、死体じゃないか!!!!

[そこにいる人々が思ったよりも落ち着いているように見えて、男の恐慌状態は加速していく。]

これは、これは殺人だぞ!?
この村の憲兵はどこだ!???
アラン!!!!早く憲兵か、警察官を呼べ!!!

[アランに、その場にいた人間に指を差しながら叫んだ。]

(66) 2015/05/27(Wed) 22時頃

【人】 賭場の主 ヨアヒム

こ、こ、こんな殺人鬼のいるところにいられるか!!!わしはモスクワに帰るぞ!!!!!!

[そう言って、パニックのままに宿の玄関ドアに取り付き開くと、ごうごうと吹雪が吹き込んできた。]

うわっぷぷぷ!!!!わわわわわ!!!!!!

[見る見る間にナイトキャップは雪と霜で白くなっていき、唇は紫色になっていく。
震える手で慌ててドアを閉めようとするが風の強さからなかなか閉まらない。]

だだだだだだれかかかかかかかかか

[寒さのあまり震える声でドアを閉める手伝いを求めようとしたが、果たして伝わったかどうか。]

(67) 2015/05/27(Wed) 22時頃

賭場の主 ヨアヒムは、メモを貼った。

2015/05/27(Wed) 22時半頃


[  そうでもしないと、殺されてしまいそうだから。]



[ たかだか御伽噺に似たような死に方をしたからといって、犯人を炙り出そうとする状況に頭が追いついていなかった。



どうして。
  ────生まれてからほとんどの日々を共に過ごしていたのに。
どうして。
  ────そんなに簡単に探そうなんて。

どうして。


  ────それが、ここにいる誰かの可能性もあるのに。]




  ……簡単に、殺そうとする。




  殺せるんだ、……な。
  
  




[ 落ちる言葉は呆気ない。

少し前までは、どうにか分かち合える手段を見つけようなんで、都合の良いことを考えていたけれど、今の状況で同じことを思える筈がなかった。]

  ………死にたく、ない。

[誰かのために疑われて手にかかって命を終えるなんて。
そんなスリルなんて、いらない。

それくらいなら、]


   俺の知ってるままのみんなでいて。
    『 さぁ、誰のケツを凍らせる? 』*


  ──きっと、諦めてしまいたくなる。


[怖い。怖い。

目の前で行われている話し合いの意味よりも、知っている筈の人達が、まるで知らない人みたいで。

異分子を省く為の、算段。
疑わしきものは≠ネんて言葉に、自分が含まれることを想像した事はあるんだろうか。

雪鬼は、人に取り憑くという。
それを止める手段は、火掻き棒で────]


 『 殺すんでしょ? 疑わしき$l間を、人間が。 』



[それじゃあ。まるで。

ただの、人殺しじゃないか。]


[金の髪の彼の顔を見た瞬間に、脳がパンクしそうなほど同じ言葉が溢れ出す。
その理由が少女には未だ理解出来ない。

叔父の死と自らの思考のエラーが結び付かない彼女には、昨夜まさにこの場所で行われた事を、記憶として正確に認識する事が出来ていなかった。

それでも、勝手に涙が溢れ出すのが彼の瞳の底を見詰めているせいなのだけは、分かっていた。
獣が眠る赤い思考をひたすらに塗り潰す、繰り返し繰り返し溢れる言葉。]


あなたのせいじゃない。
あなたのせいじゃない。
あなたのせいじゃない。
あなたのせいじゃない。
あなたのせいじゃない。
あなたのせいじゃない。
あなたのせいじゃない、から。

なかないで。
わたしが、いるわ。*


[ 半ば平然と“人が人を殺めようとしている”状況。

これを何と呼べば良いというのだ。


 瞳と瞳が交差する瞬間。
 馴染み過ぎた声が囁くのだ。]


 『 きみは自らの正体を知った。雪男なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていかなきゃ。 』

[けらけら。


瞳が笑む。
一瞬。ほんの一瞬だけ、無意識。]


  俺たちは、悪く、ない。


[収まらない震えの理由は、どうしたって口に出せなかった。
凄まじい動悸。心臓の音が、二人に聴こえてしまうんではないかって、不安と焦りで胸が詰まる。

断ち切られた電話線を前にして、呆然と立ち竦んでいた。
どうして──どうして自分は、その光景に見覚えがあるのだろう。

甘い囁きが耳の奥でせせら嗤う。
『 君は、自らの正体を、知った 』。


明け方、何か厭な夢を見た。
それは、紛れもなく夢だと思っていた。今だってそう思ってる。なのに。]


  (ねえ。どうして──そんな瞳で、わらうの)


[背後の彼の瞳が。
時折、ほんの一瞬、責めるように、嘲笑うように、歪むのだ。

まるで早く目を覚ませと、急かすみたいに。]


【人】 賭場の主 ヨアヒム

[玄関の扉が閉められると、ヨアヒムはガタガタ震えながら体についた雪と霜をこすり落とす。
寝間着はびしょびしょになってしまった。]

う…うう……こんな…こんな……

[しかし若い男の暗にお前のせいだと言わんばかりのつぶやき>>70に、今しがたまで紫だった唇が、顔がみるみる真っ赤になる。]

わ、わ、わしだって好き好んでこんなちっぽけな村に来たのではないわ!!!
こんな殺人鬼がうろつくような村だと知っていたら来るわけがなかった!!!!
肉も酒も女もない、こんな村に来たくて来たわけじゃないぞ!!

[そう心から叫ぶ。ほんの短い期間、ほとぼりを冷ますための意味のない視察がまさかこんなことになるだとは。]

そもそも皆何なんだ!!!雪鬼ィ?ばかばかしい、怪物の仕業だというのか!?
人が死んでいるのはな、人が殺したからだ!外から何者かが入ってきたのでなければ、この中の誰かが殺したんだろう!

[ヨアヒムには医学的知識はないため、その死体が、尻が凍ったままの死体がいかに異常なのかは理解できない。]

(134) 2015/05/28(Thu) 13時半頃

【人】 賭場の主 ヨアヒム

[ヨアヒムには大した頭はないが、それでも政治という局面で生きてきた狡猾さはあった。]

この宿の主人が死んだのだろう?!なら普通は宿の主人と諍いを起こした人間が怪しいにきまっとるじゃないか!
疑わしい奴はこの建物の外に叩き出せばそれで解決だ!他の建物に行ってもらえばいい。

[無論、他の建物に行けるなどとヨアヒム自身思っていない。だが「疑わしいから外に出した」だけだ。周りの連中の言う「処刑」などしたら己に殺人の罪がかかる。それこそ自分の政治生命にかかわるのだ。
そうして当たりをぐるりと見渡した後、最後にアランに鋭い目線を送る。]

アラン!貴様もなんだ―――能力者?ばかばかしい。
己に選ばれた能力があると思っているなら普通は隠しておけ!自分自身が狙われることを全く考えなかったのか?!

[そのままどたどたと階段を上がる。]

わしは着替えるぞ―――アラン、ついてこい。

[アランがついてくるかはわからなかったが、少なくともびしょびしょの寝間着から着替えようと自らの部屋に向かった。]

(135) 2015/05/28(Thu) 13時半頃


[ 殺さなければ、殺される。

ここの人たちと見つけ出して、話を
交えられるのは当然思えなかった。

いつもなら、“いつも通り”ならば、そんなこと否定してやるのに。]


  …ケイト、ドロテアさんと先生の話、聞いてて。

[ 直接口にしなくても。

こうやって目と目が合っている状態ならば、胸の内で唱えられることをついぞさっき知った。

自分と同じ声に窘められている時に、何と無くそんな予感がしたからだ。

勿論気のせいかもしれないけれど。
こんな時に自分の知らないことがあることは不安だから。
踵を返す前にそっと、囁いたのだった。]


[どちらにしたって、自分達を追い詰める存在は、]


  [ ────殺すしかないのだ。 ]


[『わたしたちが、生き延びるための、方法が。』]


  『…ケイト、ドロテアさんと先生の話、聞いてて。』

[音を介さず頭の中に響く声。
立ち去る間際の彼の目が、自分の眼球のもっと奥を見詰めているのが分かる。
自分と彼の思考が繋がってしまっている。
それが『どういう』事なのか、少女にはもう分かってしまっていた。

時折脊椎を駆け上がって、強制的に介入する、他人の意識。
それがおそらく「雪鬼に憑かれる」という事なのだろう。
つい先刻まで夢だと思っていた全ては、おそらく曖昧になった記憶の断片で。
認めたくはないけれど、すべて、現実に起こった事なのだ。]

  ねえ、……シメオン。

[その場を去った彼に、囁いてみる。届くのかどうかは分からない。
けれど、どうしても、どうしても、不安に思う事があった。
本当は駆け寄って、彼の瞳を見て確かめたい。けれど、そうすることが今の状況を悪くするのが分かっているから。]


  あなたは、私の声を聞いてるあなたは、『シメオン』なのよね?

[私が知ってる、私を知ってる、あなたなのよね?

祈るような気持ちのその問いに、果たして答える声はあったのか。]**


【人】 賭場の主 ヨアヒム

―ヨアヒムの部屋―

[お気に入りのナイトキャップはじっとり湿っており、脱ぎ捨てると同時に不愉快さで顔をゆがめた。]

全く、何なんだ!何なんだ!!何が雪鬼だ!!

[毒づきながら寝間着を脱ぎ捨て、ブラウスにジャケット、ズボンを履く。懐には念のために護身用の小型ピストルをそっとアランにも悟られぬように忍ばせた。]

―――とにかく、ここには殺人者がいる。
その殺人者は、何だ、よくわからないがケツを凍らせて相手を殺す。
それで宿の主人は殺された。外は猛吹雪で出られない。

[自分がパニックの中で得た情報を独り言めいて呟く。]

(160) 2015/05/28(Thu) 19時頃

【人】 賭場の主 ヨアヒム

何だ、尻が凍るって!?

[意味不明な死因に思わず声を荒げた。]

(161) 2015/05/28(Thu) 19時頃

【人】 賭場の主 ヨアヒム

それで―――何だ?アランは何やら相手を見透かす能力があるとかないとか。

[粗悪なヨアヒムの能力が回転を始める。

村の者たちのいう「能力」が実在するかどうか、それがでっち上げかどうかを自分が推し計る方法は全くない。
逆に言えば殺人者が嘘をついていてもこちらは全くわからないという訳だ。

昨日の夜のことを考える。
宿の主人と諍いを起こした人物。トラブルとなり相手を殺しそうな人物。]

(162) 2015/05/28(Thu) 19時頃

【人】 賭場の主 ヨアヒム

[そこで何かに思いあたり、ヨアヒムは顔を上げた。]

―――まずい……まずいぞ。

[そうして勢いよく扉を開けると転がりそうな勢いでまた階下に向かって走る。

この村の人間は排他的だ。
もともと村の人間だったアランならともかく、よそ者の自分は真っ先に村人たちの疑惑の、疑念の対象になるのではないか。
そして―――あの長髪の恐ろしい男や他のものも言っていた、処刑という言葉。
それらから察するに。]

わしはやってないぞ!!!!わしは!!!やってない!!!!!

[おびえた表情でヨアヒムは酒場で叫ぶ。
彼らの見えないものへの殺意が自分に向かうことを何よりも恐れたのだ。]

(163) 2015/05/28(Thu) 19時頃

【人】 賭場の主 ヨアヒム

[だからと言ってヨアヒムに自分が殺していないという証明はできない。
そんなもの悪魔の証明だ。その程度ヨアヒムでも理解している。
ではどうするか、それは簡単だ。自分が今まで政界をのし上がるために行ってきた行為と同じだ。

ぐるりと見渡して、先ほどヨアヒムを人間らしいと言ったばかりの>>74若い傷だらけの女に指を差す。]

わしは―――あの女が夜中に部屋を出るのを見たぞ!
厠に行った時だ!

[―――自分よりも疑わしい者、悪を作ればいいのだ。]**

(165) 2015/05/28(Thu) 19時半頃

【人】 賭場の主 ヨアヒム

わしは見たことを言ったまでだ、それに厠くらい行ったらいかんのか?

[掴みかかろうとした黒髪の男>>166にそう吐き捨てる。]

犯人であるわけがない、というがそれはどうしてだ?
客観的な証拠はお前の言うとおりわし同様その女も持っていない。
そもそも、尻を凍らせることを「知らないふり」だってできるだろう?

[内心醜く笑う。今ここで結論づけなくてもいい。疑惑の芽を他からも育てるだけでいいのだ。]

そもそも、その雪鬼がいたとして、だ。それは一人とは限らんじゃないか!
もしかしたらお前たち二人が共犯の可能性だってあるわけだ。

[そう言って周りを見れば、ヨアヒムたちに注目するものはどれだけいただろうか。]

人数もわからない、いつ殺されたかもわからない、じゃあ気付いたこと思ったことを言っていくしかないじゃないか、そうだろう?!

[あくまで表面上は恐慌を装い、しかし頭の中はフルスピードで回転させる。
どうすれば、自分は助かるか。]**

(171) 2015/05/28(Thu) 20時頃


[ 殺さなければ。


脅迫概念のように頭に渦巻く一文字を打破する声があった。 ]


  俺は、……俺だよ。

[大衆の前で言葉を浴びせながら、胸の内で囁く。
意図などしていないのに掠れた声色は自分の精神状態に影響しているのだろうか。分からない。]

  ………なぁ。

[ ケイト。


あれ程、馬が合わないと思っていた人物に呼びかける声は情けない。]



  お腹が、……空いたんだ。


[何でだろう。

絶望に呟きは溶けていく。
やり切れなさの混ざった囁き。

虚栄心の合間に潜り込む思考は爪先から忍び寄り、嗤った。]


  『 キミの聞いた“おはなし”を教えてよ。

    今日は誰を仕合わせに仕立ててあげよう? 』*
  


【人】 賭場の主 ヨアヒム

[村の者たち同士に多少は疑いの種を捲けただろうか。
そう内心ほくそ笑んでいると、金髪の男が何かひも状のものをちらつかせる。>>180
しかしヨアヒムには心当たりはない。]

―――なんだその紐は?

[挑発的にちらつかせられたそれを視認するが、今一つ要領は得ない。
キョトンと見つめるが、何かのコードのようだ。]

そもそも―――お前も雪鬼を実際に見たのか?

[何か意図を感じた言葉にはあえて質問を返した。]**

(181) 2015/05/28(Thu) 21時半頃

【人】 賭場の主 ヨアヒム

狡賢い、か。

[若者らしい言葉に醜く口元を歪め、言葉を続ける。]

―――お前はこの村のものか?

[侮蔑するような笑みを浮かべながら。]

本当の狡賢さとは、何も知らないふりをすることだ。
お前の知る範囲の人間がお前が思った通りの人間だと自信を持って言えるのかね。

[種を捲く。種を。]

わしはこの村の人間など一人も知らん。
この殺人は、自分以外の全員が自分に敵意を向けて仕組んだものかもしれんのだ。
分かるか小僧、わしのような身分の者はそういう事柄に晒されるんだ。

[そのためにモスクワを放逐されてこんなことに巻き込まれているのだ。同じ轍を踏んではならない。それがたとえ汚いやり方だとしてもだ。]

(192) 2015/05/28(Thu) 22時頃

  『 ────みつけたわ、「あなた」。 』


[ざらざらと思考のノイズがまた背後から忍び寄る。

能力者。邪魔者。
目の前の洗濯婦を見詰める視界が赤く染まってゆく。
最初の頃のように、割り込まれたという感覚は無かった。混じり合い、端から、溶け合っていく、感情。]

  『 能力者は、ご婦人よ。
    ──でも、ね。小賢しい、せんせい。
    コレも、生かしておいては、きっと邪魔だわ。 』


[とろとろと、蜜のような甘さで謳う声。
どうする?「あなた」の、望むまま。

けれど、ざらつく獣の感触は、ふいに聞こえた弱々しい声に一瞬で霧散した。

ケイト。名前を呼ばれる。お腹が、空いたんだ。

なんて悲しそうな、やり切れない声。
空気を震わすことなく伝わる筈の声なのに、少女の唇が戦慄く。シメオン。]


  (……私は、お姫様なんかになりたいんじゃ、ない。)

[彼には伝えない言葉と、決意。]

  あなたは、どう思う?
  真実に一番近い誰かに──今夜、『会いに』いきましょう。

[それが、彼女の意思で吐かれた言葉だと知るのは彼女だけ。]*


【人】 賭場の主 ヨアヒム

[ふと、ヨアヒムは気付いた。]

そう言えば―――あの長髪の男は?

[この場にいない人間が数名いる。
あのいけ好かない長髪の男に、あと誰がいたか。少なくとも数人足りない気がする。]

(205) 2015/05/28(Thu) 23時頃


[ そう。

“何も知らないふり”をしている。 ]


【人】 賭場の主 ヨアヒム

[苛立つように装いながら、ヨアヒムは席を立つ。]

―――ともあれ、わしは殺人鬼がいるかもしれない場所にはいたくないぞ。
さっきも言ったが、その女、わしは怪しいと思っとる。

[疑惑の先は一番弱そうなところ。そして、誰かと繋がっていそうなところ。
包帯姿の女に目を向け、そして部屋へ戻ろうとする。
誰かがそれを諌めたとしても、恐らくは一言二言交わして部屋に戻ろうとするだろう。

……もし彼が、ここにいる全員に殺意を向けられたら別ではあるが。]**

(217) 2015/05/28(Thu) 23時半頃

賭場の主 ヨアヒムは、メモを貼った。

2015/05/28(Thu) 23時半頃



[ 唐突に紛れ込む声はもうすっかりと耳に馴染んでいた。

周囲の喧騒が何処か遠くに聞こえる。
脳に直接語りかける音に瞬きをやめた。]

  『 …そう。「先生」……? 』
  あの人は“昔から勘が鋭いから”。

[ どうしようか。
 「キミ」の望むままではあるけれど、その情報を知り得るのは、婦人が能力者だと知るのは、当人と先生と───キミだ。]



  『 本物かどうかは分からないけれど、肌に触れただけで人かどうか見極めることのできる男もいいんじゃないかな。 』

[大衆の前で公言した男だ。
その分、失敗するリスクもかね揃えてはいるけれど。

意識がしっかりと附着する間際まで、鬼は嗤っていた。]



[憔悴仕切った声は弱々しい。
誰かを疑うばかりで、変に視線を集めてしまっただけに思える。

このままなら、遅かれ早かれ命を落とすのは、]

  ………情けないな。

[ケイトの反応に薄ら笑い。

地につく足は冷えてきている。
緊張によるものなのか、それとも雪鬼としての能力によるものなのかは分からなくなってきている。 ]

  ………『 先生にご挨拶に行こうか。 』

[答えてから、息が詰まったことを自覚した。]


【人】 賭場の主 ヨアヒム

[階段を上りかけて、長髪の男が現れつげた言葉>>に鼻を鳴らす。]

ふん―――いいだろう。

[そうして、恐らく誰よりも躊躇なく紙片をとり、懐から万年筆を取り出した。]

……わしは、その女―――メルヤとか言ったな。
そいつの名前を書く。

[そうやって手早く紙片に書き付けると小さく折りたたみ、シルクハットに入れた。]

これで用は済んだだろう。

(235) 2015/05/29(Fri) 00時頃

【人】 賭場の主 ヨアヒム

[ヨアヒムが投票先をはっきりと告げたのは、策略。

恐らくこの排他的な村のことだ。よそ者に対して投票する人間が多いだろう。
場合によってはアランすら裏切る可能性がある。

―――だが、どこにだってもろい人間はいる。
そこに真実か嘘かわからない、しかし強い言葉を投げればどうなるか?

そこに生まれるのは―――混乱。


そう、彼は己の身を守るためだけに、すでに"狂って"いるのかもしれない。]**

(236) 2015/05/29(Fri) 00時頃

  [ ──────俺は雪鬼だから。 ]


【人】 賭場の主 ヨアヒム

[恐らく、今日狂った村人たちに殺されなければ、明日自分に嫌疑が集中するだろう。]

アラン―――いいことを思いついたぞ。

[アランの悲痛な声>>238に振り返り。]

もし本当に貴様に人か雪鬼かを見極める能力があるなら、わしを調べたらいいだろう。
この村の人間はずいぶんとよそ者が嫌いと見える。

もしこれでわしが人間なら……少なくともお前たち村の人間の中に犯人はいると絞れるだろう?
そのよそ者の女を殺し、わしを見定めれば、残りは貴様の言う信頼すべき村の人間たちだ。
お互いに見張り合うにもやりやすいだろうよ。

[顔を醜くゆがめて言い放った。]**

(243) 2015/05/29(Fri) 00時頃

  『 肌に触れただけで、わたしたちを嗅ぎ分けるおとこ 』

[ざわり、ノイズがまた混じる。
能力者に反応しているのか。強烈な憎悪が腹の底を焼く感覚。]

  『 なんて邪魔者。はやく、はやく、──喰ってしまいたいわ 』

[赤い囁きの合間を縫って、思考する。
守護者が誰なのかは分からない。けれど、アランが公言をした以上、そこを守護する可能性は高いのかもしれない。]


  ……せんせいの、ポケットにね。
  メモが、入ってるの。
  おばさまが、魂を見分ける人だって。

[その呼び方が、彼女本来のものであったと彼は気付いただろうか。
その必要は無いのに、息を吸って、吐いて。震えを押し殺した。]

  だから、それさえ見つかれば、知ってるのは『私だけじゃなくなる』。
  大丈夫よ、なんてこと、無いわ。

[叔父を手に掛けたその日と同じ言葉で、少女は彼の背を押すのだった。]


[ ケイトの声が聞こえる。

よく知った口調は、顔と顔を合わせていない筈なのに鮮明にその人を想像出来た。

だが、表情だけはうまく描けないのだ。

自分の知るケイトの顔は、泣き顔と、怒った顔と、澄ました顔だったから。]

  ………嘘つけ。
  あんなに、泣いてた癖に。

[けれど、実の叔父の死に涙に暮れた姿を忘れやしない。

それさえも、もしかしたら嘘なのだとしても、]




  ………、ごめん。
  
[また、自分の言葉がどういった意味を放つのか、自覚していても。

ここで“知らないふり”をするのは最後だ。]


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