283 突然キャラソンを歌い出す村2
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[目の前の机に、トンとラーメンの鉢が置かれた。 湯気と共にどこか懐かしい香りが立ち上る。 そこそこの音量で、麗亜のお腹が、くぅ。と鳴いた。 それもそのはずだ、お昼に心達とお弁当を食べてから今この時間まで何も食べていなかったのだ。]
あっ、…その、いただきますわね!
[ラーメンを前にして腹を鳴らすのはさすがに恥ずかしく、麗亜は誤魔化すように箸を手に取った。]
(537) sunao 2018/09/26(Wed) 21時頃
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いやー、俺が目覚めたのはあの体育祭でなんすよ。
そしたら先輩が、あの、あれ、すごかったっすね!
[おもんの手際はすばらしく良く、チャーシューメンもすぐに出てきた]
利光くんも目覚めたばかりでしたのね。
私もつい先日ですのよ。
…あれ…?
[と、聞き返したのはおもんのラーメンが出てくる前のことだ。
あれ、と一口に言われても、思い返して、どれ?!という状態だ。
今日は本当に色々な事をしでかした。
そんな色々に対して反省の念を抱きつつ。]
我を忘れていたとは言え、
校庭をあんなことにしてしまったのは…
その、反省していますのよ…。
[そう返した。レンの言う”あれ”とその答えがあっているのかは彼のみぞ知る。]
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ー 深夜:おもんの屋台 ー
あ、ありがとうございます…。 まあ、とても美味しそう…!
[おもんにお礼を告げ、油揚げラーメンには目を輝かせる。 目の前のラーメンに対する想いがどんどん膨らみ、恥ずかしい気持ちはどこへやら、今は美味しそうと思うばかり。]
…私、ラーメンは今日初めて頂きますのよ。 ふふ、利光くんのもとても美味しそうですわね。
[レンには先程返し損ねた「ラーメンなんか食うんすね」に返答をして、自分のと違うラーメンを見て微笑む。 彼のラーメンにはお肉がたくさん乗っていて、とてもインパクトがあった。]
(558) sunao 2018/09/26(Wed) 22時頃
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[麗亜は箸をスープにつけ、少し具を避けて優しく麺をほぐすと、また新たに暖かい湯気が立ち上った。 ラーメンを食べた事などないはずなのに、懐かしく感じてしまうのは何故なのか…。 理由はわからないが、目の前のラーメンがとても美味しそうだということだけは紛れもない真実だった。
箸と共に手にしたレンゲで、まずはスープを一口頂く。
ーーーーーーーー嗚呼、しみわたる。
思わずそんな感想を抱いた。 口にせずとも、目を瞑ったまま、ほぅ…と息を吐く様できっとおもんには伝わることだろう。**]
(559) sunao 2018/09/26(Wed) 22時頃
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*:*:.。.:*:*:.。.:*ENISHI :*:.。.:*:*:.。.:
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[エニシの手を伸ばす先。 深い霧の中に差し込む一筋の光。
その光が照らしたものは。]
(580) sunao 2018/09/26(Wed) 23時半頃
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歌姫?いいや違うさ。
(581) sunao 2018/09/26(Wed) 23時半頃
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ーーーーー僕は、氷の王子。
(582) sunao 2018/09/26(Wed) 23時半頃
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[凛とした美しい立ち姿で高台に立つ、髪を一つに結い上げた男装の麗人。 それが誰なのかーーー語るまでもないだろう。
エニシのために奏でられた音楽が曲調を変えて、次第に麗亜を彩る音になっていく。 どうやらメドレー形式のようだ。]
(583) sunao 2018/09/26(Wed) 23時半頃
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ハッーーーーーーー!
[間奏の間に麗亜は高台から華麗に飛び立ち、軽やかに着地すると人魚姫に近づいて手を差し出した。]
♪ 突然驚いたかな でも許してマーメイド 迎えに来たよ僕だけのお姫様
[これはそう、幻想Escape anniversary live ver.だ ]
(584) sunao 2018/09/26(Wed) 23時半頃
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♪
泡と消えてさよならなんて寂しいから 海の底から Flyaway 君を抱いて このまま世界の果てまで
二人 物語から抜け出してしまおうか? ♪
[>>-5547の声に応えるように、人魚姫 - ENISHI -の後ろのセットに手をつく。 そう作画のいい人間にだけ許される禁じ手だ。
その時だった、また霧の中に一筋の光がさしこむーーーー]
(585) sunao 2018/09/26(Wed) 23時半頃
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[麗亜は人魚姫の手を引いて、物語の主人公であるプリンセスの後ろで踊っている。
そう、麗亜たちもまた、不思議の国の住人なのだ。]
(594) sunao 2018/09/26(Wed) 23時半頃
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クッ…ーーーー人魚姫…!
[圧倒的な野獣の力。 攫われゆく人魚姫 - ENISHI - をただ見ている事しかできず、氷の王子は歯噛みした。]
(613) sunao 2018/09/27(Thu) 00時半頃
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[明転する舞台。 物語のハッピーエンドをは観客達に笑顔をもたらした事だろう。
そして幕は下りて休憩を挟み、第二部へとーーーーーー]
(632) sunao 2018/09/27(Thu) 01時半頃
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[第一部の熱を引き継ぎ観客のボルテージはMAXのままライブを駆け抜けて、最高のステージは終わりを告げた。
アンコールの余韻にすすり泣く声も聞こえる。
そんな中、全ての演目の終わりを告げるタイトルロゴがスクリーンに映し出された。]
(633) sunao 2018/09/27(Thu) 01時半頃
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突然キャラソンを歌い出す村 〜2nd Season〜
Anniversary Live Grand Finale
(634) sunao 2018/09/27(Thu) 01時半頃
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[ああ、終わってしまったんだな。 誰もがそう思った時、そこにナツミの手書き文字が書き込まれていく。
また会おうね!
最後にナツミのサインが添えられて、会場は大歓声と大きな拍手に包まれた。**]
(635) sunao 2018/09/27(Thu) 01時半頃
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ー 深夜:おもんの屋台 ー
やっぱり、行ってしまうのですわね…。
[今夜で店を閉めると言われた時、それだけぽつりと呟いた。>>557 なんとなくそんな気はしていた。 だって、”狐の屋台”はとっても気まぐれって噂だったから。 だからこそあのチャルメラを聞いて駆け込んできたのだ。 今夜を逃すともう、会えない気がしたから。
しんみりしそうになったが、そこは目の前に置かれたラーメンに救われて何とか持ちこたえる事が出来た。]
(737) sunao 2018/09/27(Thu) 05時頃
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[ずず…とレンゲからスープを飲み、口を離して一息。 身体の隅々にまでしみわたるような感覚にじんわりしていると、鉢にぺろんとチャーシューが追加された。]
まあ、よろしいの? ありがとうございます、その…少し気になっていたので
[ちょっとだけ照れ臭そうに礼を言う。 レンのラーメンの上に乗せられたお肉が少し気になっていたようだ。]
美味しいですわ、とても。 初めて食べるはずなのに… 懐かしいと感じるのは何故かしら…。
[不思議そうな顔をしながら、麗亜の箸はついに麺へと伸びた。]
(738) sunao 2018/09/27(Thu) 05時頃
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[最初に箸をつけた時のように少し麺をほぐして、食べやすそうな量を箸にかける。 そのまま一度上に持ち上げて熱を逃がしてやるが、自然に熱が逃げるのを待ちきれず麗亜は麺にふうふうと息を吹きかけた。
そして冷めすぎないうちに、口元へ運んで麗亜は生まれて初めてラーメンを啜った。 昔ながらの製法で作られたと思わしき麺が、綺麗な紅桜色の唇に淑やかにおさめられていく。 麺の最後がちゅるりと見えなくなると、唇はスープの油分でほんのりとツヤめいた。
続けて箸は看板メニューの具材である油揚げを摘み上げる。 大ぶりにカットされた油揚げはスープがよく染み込んでいて、ふくふくとしている。 こちらも少し息を吹きかけて冷まし、口の中へと運んだ。 ふっくらとした油揚げから、優しい味のスープがじゅんわりと染み出す。 が、染み出してきたスープは少し熱くて、思わずはふはふと熱がってしまうこととなった。]
(739) sunao 2018/09/27(Thu) 05時頃
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[シナチク、チャーシューも順に箸をつけていく。 シナチクは想像より少し濃いめのあまじょっぱい味。 スープに触れた面だろうか、少しだけ濃い味が優しくなり、温かさも感じる部分もあった。 噛めばそれは柔らかすぎず硬すぎない、丁度いい塩梅で。
チャーシューは見た目に反した柔らかさで、箸でほろりと切れる様に動揺した。 優しく口に運べば、極上の味わい。 導かれるようにレンゲがスープを掬い、気がついたら口元へと運んでいた。 スープとチャーシューが一体となることで、更に旨味が増す。 そうこうしていると麺が恋しくなり、また麺を啜る。
他所のラーメンを食べたことはないが、他所で食えなくなるというのは傲りでなく事実だろう。 それ程の感動が、この一杯のどんぶり鉢の中にあった。 海苔は食べるタイミングがよくわからず、結局最後に食べることとなったが、それもまた最後に味の変化があり乙なものであった。]
(740) sunao 2018/09/27(Thu) 05時頃
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[初めての味を夢中で平らげスープもすっかり飲み干して。 お箸とレンゲを置くと、ごちそうさまでした、とキチンと手を合わせた。 それから、空になった鉢を見て。 隣のレンを見て、おもんを見て。
麗亜は、ふはっと笑い出した。]
ふ、あはは!ごめんなさい、なんだか可笑しくって。 …不思議なことって、案外身近にあるものなのね。
[怪異に囲まれて、怪異の作ったラーメンを食べて、そんな自分も怪異で。 非日常を欲してた頃がもう違う時空の話であるかのようだ。]
ありがとう、おもんさん。 私、あなたに会えて良かった。
(741) sunao 2018/09/27(Thu) 05時半頃
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[少し踏み込むだけで、世界はがらりと変わった。 あの時おもんを追いかけていなければ、きっとこんな未来はなかっただろう。 あの時彼を引き止めて色んな話を聞いていなければ、チャルメラの音が聞こえなければ。 踏み出す勇気は、持てていなかったのかもしれない。 彼は礼を言われても何のことやらかもしれないが、麗亜は礼を言わずにはいられなかった。]
お別れは寂しいけど…さよならは言いませんわ。 また縁があればきっと会えますもの。
もし会えなかったら…そうね、 私の子供にでも、あなたの事を伝えていこうかしら。 九尾塚には素敵な怪異が居るのよ、って。
……その時はあなたのことを、 ”お友達”と紹介してもいいかしら? ええっと、おもん、くん…?
[今更ながら、セーラー服ではないおもんを改めて見る。 見たところ女子ではないように見えるが、一応念のため確かめるように名を呼んだ。]
(742) sunao 2018/09/27(Thu) 05時半頃
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[隣のレンから、何やら意味深な一言が聞こえた。>>718]
そう、ですわね…。 …私も頑張らなくちゃ。
[同じように、何かを決意するように呟く。
少し踏み出せば世界が変わる事を知った。 そして、踏み出す勇気もたくさん貰った。
世界を変えるも変えないも。 ーーーーーーそれは麗亜の選択次第なのだ**]
(743) sunao 2018/09/27(Thu) 05時半頃
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ー Epilogue:真堂麗亜 ー
[騒動の後始末やら何やらかくかくしかじかがあり、この日、真堂麗亜は数日ぶりに登校した。 色々手が回ったのかどうかは定かではないが、思った以上に”いつも通り”の日常がそこにはあった。
でも、麗亜の日常はもう退屈なものではない。 あの日、踏み出す覚悟を決めたから。>>743
今日はその輝かしい第一歩だ。 その第一歩が、あまりにも大きな一歩かもしれないが。
学業をこなし、時は放課後。 麗亜はとある空き教室で人を待っていた。]
(806) sunao 2018/09/27(Thu) 07時頃
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[日が傾き、教室が夕焼けに染まり始める頃。 扉が開く音に、鼓動が跳ねる。
振り返った視線の先には待ち人…八磨剣真の姿。
静かにBGMが流れ始める。 落ち着いたゆったりした曲調。 これは、麗亜がヤスリの腕に抱えられていた際に狸寝入りしながら心の中で歌い上げたセルフアレンジカバーのあの曲。
♪ーーーーーーーー『胸騒ぎ≒恋』]
(807) sunao 2018/09/27(Thu) 07時頃
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ごめんなさい、突然呼び出してしまって。 どうしても直接謝りたくて…。
[♪ ああこれがきっと 恋なのかな まだよくわからないけど ]
体育祭では迷惑をかけてしまってごめんなさい。 それから……
[♪ Eyes on me ただそれだけで 息ができない 胸が熱くて壊れそう ]
ーーー〜〜…、…
(808) sunao 2018/09/27(Thu) 07時頃
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[♪ 単純でもいいのかな 信じてもいいのかな この胸の高鳴りを ]
…ひとつだけ…お願いがあるの。 もしよろしければーーーーー
[♪ 恋を教えてなんてもう言わないよ ただ今は 君のことが知りたい
だから ]
(809) sunao 2018/09/27(Thu) 07時頃
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恋じゃなく…あなたの事を、教えて下さらない?
[♪ Uh――――――――――…** ]
八磨剣真ルート「胸騒ぎ≒恋」〜Fin〜
(810) sunao 2018/09/27(Thu) 07時頃
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