人狼議事


276 ─五月、薔薇の木の下で。

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 Each of you should use whatever
    gift you have received to serve others,


 as faithful stewards of God’s grace
    in its various forms.
 
 


[ 子守唄のように読み、眠るケヴィンの肌に触れる。
 百合の香りはなく、漂うのは薔薇の香。
 なぞる指先は清いはずの無い≪穢れた≫悪魔の指。]



          ──── kevin、
   
    "美しい子" 



[ その声は、揺り籠で眠るその男の
 何を揺り動かそうか。 ]


[ 首筋に、そっとそっと唇で触れ
 甘い素肌を吸い上げれば
 その肌には薔薇の花びらが落ちる。

 おかげで少し、精を得る。

 生を、得る。 ]


 
[ 狂ったような月明かり。
    噎ぶような薔薇の香。
       衝動に駆られる、人の子。 ]
 


 
 
[ 弧を描き、歪んだ唇。 ]
 
 


 ≪それ≫が、キミの 紫陽花?

[ 『こっち見ろ、莫迦』と、謂いたい相手?
 彼と彼の瞳は合っているように思う。 ]


 ならば、もうあとは奪うだけ。
 多少強引にだって、いいんだよ、今は。


 ───だって、手に入れたいんだろ?


[ どろどろと甘い、胸を焼くような
 薔薇の匂いが、モリスを包み込む。 ]



[ 薔薇の荊蔦は沈む身体を捕らえ、
 純白には程遠い"小麦"の膚を 柔く疵付ける。

 馨る泥に全身を浸す様な 、
     ─── 甘美な快楽が、其処には 確かにあった。

 "天使"の訓戒も、 "悪魔"の歌声も、
 総てが甘やかに脳を掻き混ぜ、]
 




    ──── "善いものをくださるのですね"
    ──── "何時ものように 良い子にします。"

 



[ 夢見る呟きは、──もう低い"男"の声では違和感さえある
 舌ったらずな響きをもって、
 "誰もいない"部屋に ぷかり と 浮かぶ。

 ─── 揺り動かすのは過去の記憶。
          清算されない純潔の罪だ。]
 



[ 薔薇の精が離れても、
  夢の荊蔦は "誰か"の手を記憶のままに模倣し、
  指先を捉え、 腰を撫で、  
       軈て、"穢れた"中心へ達する。

           ───あまい あまぁい 悲鳴は、
              だれの耳にも 届かない*]
 


【人】 本屋 ベネット

ー東屋の中ー

ここに来る前に会っただけ。

[調理室からパンが歩いてきた。
普段ならそれくらいの軽口も言えるだろうし今だって少し冷静になれば思いつくだろう。
なのに今、この瞬間の自分が駄目なのだ。

何かあったからの反応>>41にしか見えない。
それが、どんなことが起きていたのか。
オスカーには言えて、自分には言えないことがあるのだろう]

(113) 2018/05/19(Sat) 21時半頃

【人】 本屋 ベネット

[関係ない>>42
それはフェルゼにしてはずいぶんとはっきりした拒絶の意思だ。
おかしい自覚はある。
きっと頭に血が上っている。

けれど、何故なのか。
解らない。解りたくない。
ただ、感情がざわざわするからと、何時ものように単純明快に言えなくてため息とともに小麦二本のうち一本を押し付けながら、息を吐く]

(114) 2018/05/19(Sat) 21時半頃

【人】 本屋 ベネット

俺さ、やっぱここ来るのやめるわ。
もう音楽やらないし。
お前にも、なんか変なこと言っちゃうし。
…ごめんな。

[パンを押し付けることに成功すれば踵を返そう。
受け取られなくても、誰かほかの生徒に分ければいい。
そのパンには罪はない。
それに、ここに足を踏み入れなければ、フェルゼにもきっと、変なことを言わなくても済むだろうから。

気持ちを切り替えなくてはと吐き出した声は、努めて明るいものにしたつもり*]

(117) 2018/05/19(Sat) 22時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2018/05/19(Sat) 22時頃


ベネットは、フェルゼが受け取ったパンを見ながら

2018/05/19(Sat) 22時半頃


ベネットは、メアリーにも渡してやればよかったとそんなことをぼんやり。

2018/05/19(Sat) 22時半頃


【人】 本屋 ベネット

何でって、

[音楽はもうやらない。
それは前にもフェルゼ>>125に言ったはずだ。
演奏家にならないからやめると。
他にも理由があるのは今更だが]

……。

[深い深い、ため息。
二つ分ある、何で。
普段は言わないだけで、自分が思っているよりもフェルゼ>>127には沢山自分に対して疑問に思うことがあるのだろう]

(131) 2018/05/19(Sat) 23時頃

【人】 本屋 ベネット

[不思議に長く感じられる夜。
花の香。小麦の香。紫煙の名残。
何時もより、どこかおかしい自分と、普段とは違う環境。
今なら、許されるのだろうか。
小さく喉が鳴る]

…何でって、やめようと、思ったから。

[それ以上でも、それ以下でもない]

(132) 2018/05/19(Sat) 23時頃

【人】 本屋 ベネット



…俺なんかの音じゃ、お前に敵わないんだよ。

──にいさん。

[ずっと吐き出したかった感情。
もう、どこかおかしいのなら、何もかも曝け出してしまえと、一緒にいた年月の分だけずっと呼べなかった音を口から落とせば、どんなことになるかなんて、気にしなくていいだろうと*]

(133) 2018/05/19(Sat) 23時頃

【人】 本屋 ベネット

…まあ、そうだろうなぁ。

[信じない>>143
自分が逆の立場であったなら同じように言ったに違いない。
微かな花の香はどこからくるのだろうう。
落ち着かせたい神経が、騒めく]

信じる信じないは任せるけどさ。

[詰めた距離が遠くなる。
だから、自然と足が一歩、二歩、進む。
手の中にあるものを古ぼけたピアノの椅子に置く。
これで、手が空になった。
ずっと抱えていたので、少し疲れていたし、気が楽になった]

(151) 2018/05/20(Sun) 00時頃

【人】 本屋 ベネット

元々、敵わないってのはわかってんだ。
母さんにずっと言われて、従って、続けてきただけだったからさ。
でも、音楽は好きだし、ここに来てからも続けてたことも後悔してない。
生まれてきたから、音楽を続けてきたから、お前にあえたし。

[揺れる瞳>>143を見やり、息を吐く。
音楽をやめると言った時の彼を思い出しながら、浮かぶ苦笑]

だけど…これ以上、お前にしんどい思いさせるのも、嫌なんだ。
だから、音楽もやめる。
もう、この場所にも来ない。

[自分がもう完全に戻らないと言えば、諦めてくれるだろうと。
自分も、きっと諦められると*]

(153) 2018/05/20(Sun) 00時頃

――……、

[ヴェルツ。呼ばれた先に、彼がいるのならばと視線を向けた。
 けれど、呼びかける言葉は出てこない。
 渦巻いているのは感謝と謝罪に似た感情だけれど、ありがとうもごめんもそぐわない気がした。

 ただ、思い返すのは、どろどろと胸の奥に溜まって自分の中を染め替えるような、甘い甘い薔薇の香り。]


俺が手に入れたいのは、紫陽花じゃなくて。
紫陽花の隣だ。

[紫陽花の花は、一輪では咲かない。
 小さな花が、己を飾って寄り添いあって、ようやく見知った姿で咲ける。
 その、寄り添う隣を、手に入れる。
 奪ってでも。多少、強引にでも。
 ここにいると、こっちを見ろと、振り向かせて。

 独白のように呟いた言葉。薔薇の精には届かなくても、いいつもりで。]


【人】 本屋 ベネット

ああ、解るもんか。
お前じゃないからな。
俺がわかるのは、望んだのは俺で、いまのお前がしんどそうな顔に見えるってこと。

[襟元に伸びた手>>160を払うつもりはなかった。
したいようにすればいい。
首を絞めるでも、掴んで殴るでも。
のぞく赤がその望みを肯定するようにシャツの隙間に鮮やかな色]

(171) 2018/05/20(Sun) 01時頃

【人】 本屋 ベネット

[吐き捨てたようなその声に表情は変わらない。
笑うでも怒るでもなく、だからと言って泣く気配もなく。
ただ、淡々とその言葉>>163が続くのを聞いていた]

…そっか。ごめんな。

[ただ、ぽつりと落とす。
出ていくなら、止めるつもりも勿論なくて**]

(172) 2018/05/20(Sun) 01時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2018/05/20(Sun) 01時頃


[ 中庭の二人と、図らずしも同じ構図をとっていると思いもしない。
 緑を踏んだ時に呟かれた言の葉()を
 ただ、思い出していた。

 手に入れたいのは、紫陽花の隣。

 紫陽花そのものではなく、その隣の場所だと。
 人はおかしなことを考える生き物だ。
 それもまた人の──彼の
 想う、心の、かたちなのだろう。

 悩み、押し殺し、隠して生きれば生きるほど
 彼らの中には美しいものが詰まっている。

 俺はどうやら、空っぽだ。 ]


[ 独白めいた響きであったから
 言葉を返すことなど、なかったけれど。
 見せずにいた顔は確かに

 笑っていた。

 モリスが望むものを手に入れたなら。
 いっちゃんが望む姿を見せられたなら。
 それ以上の事が、あるはずもない。

 その形がどうであれ。

 風景の《薔薇》は彩りに変わるだけ。 ]*


[ 良い子にしていると呟いた(
 あの幼子(おとこ)はどうしているだろう。
 首筋に降った薔薇の花弁は
 洗い流しても、そうそう落ちはしまいが。
 罪も、水で洗い落とせるものじゃない。

 彼に詰まったものも、中身は知らねど
 ぎゅうぎゅうと美しいものが詰まっているんだろう。 ]


 
 
[ ひらり、夜風は凪いでいるのに
 はらり、薔薇の花弁が舞う。

 ふたつ、ひとつ。 ]
 
 


[ そんなキラキラした記憶を思い返しながら。
 平気で他者に口付けようとする、俺こそ。 ]



 
 
 ──こんなに 穢い のにね? 
 
 
 


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2018/05/20(Sun) 09時頃


[ 薔薇と、紫陽花とは違う。
 雨に濡れながらも、寄り添い咲くのが紫陽花とすれば
 蔓を絡ませ棘で傷付けながら、一人咲くのが薔薇。

 中庭にあるただの花(おれ)に
 誰が愛を囁くというのか。
 棘で傷付くだけの薔薇(おれ)に
 誰が寄りそうというのか。

 咲こうとしていた蕾をもぎ取り
 迷いも無く握り潰した。

 溺れるような花の中――― ]


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