人狼議事


43 朱隠し

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視点:


【人】 懐刀 朧

[朝。ちかちかと眩しい光を感じ、目を覚ます。
 目元を擦りながら半身をおこすと、鏡が朝陽を反射していた]

 ……朝陽?

[いやおかしい。
 たしかに陽は上っているが、鏡には当たってはいない。それに仮に当たっていたとしても、横たわっている朧の目に、どうして光を運べるか]

 ……どういう事だ?

[怪訝な表情を浮かべ、鏡を手に取る。
 するとその鏡面は、昨日までとは違い、ぴかりと輝いていて……]

 これは……!

[はらり、はらり。
 鏡の中で薄紫の花が舞う。
 そして徐々に浮かび上がる、小さな角を持つ男の姿。

 それは―――**]

(4) 2011/02/14(Mon) 08時頃

【人】 懐刀 朧

─仮宿─

 なんだこれは……。
 何故……!

[信じられない──といった表情で、急ぎ身なりを整えて、仮宿を出る。
 出てすぐに、寺の前を掃除していた小坊主を掴まえ]

 この男に見覚えはないか!

「あの、この鏡は何でしょう?」

 ……!!

[鏡を見せるが、どうやら他者の目には相変わらず小汚い手鏡としか映っていないようで。
 今度は仮宿の管理をしていると思しき男達を探し、また同じ事を訊ね。
 そして、あの晩、自分を運んでくれたのは一体誰なのかを訊ねてみる]

「あぁそれは、ここにいる梅吉と八平だな」

(12) 2011/02/14(Mon) 11時半頃

【人】 懐刀 朧

 この鏡……ではなかった、その、藤色の着物の男は一緒ではなかったか!

「さてどうだったか。ここにお前さんが運ばれてきた時には、見なかったけどねぇ」

 ……やはり、か!

 すまぬ、礼を言う!

[間違いない。
 藤之助は───アヤカシだ]

(14) 2011/02/14(Mon) 11時半頃

【人】 懐刀 朧

 ……藤之助!
 何処にいる藤之助!

[鏡を強く握りしめ、供物台の方へと走る]

 あやつ……私を誑かしたか!

[ぎりりと奥歯が軋む。
 供物台の前に着けば、そこに2つの人影を見つけ、一旦は平静を取り戻すかもしれないが]

(15) 2011/02/14(Mon) 11時半頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2011/02/14(Mon) 12時頃


【人】 懐刀 朧

─供物台─

>>16藤之助は居ないと言われれば、騒がしたことの詫びをするように頭を下げ。
 >>17兄の行方を尋ねる少年を見る]

 ……すまぬ、少年。
 ひとつ訊ねたいのだが。

 お前の兄は、神隠しにあうことを望んでいたか?
 それとも──その様なことは有り得ぬか?

(18) 2011/02/14(Mon) 12時頃

【人】 懐刀 朧

[そして再び、狐の面の男に視線を移し]

 昨夜私は、アヤカシと話をした。
 いま言った藤之助という男がそうだ……!

[クッと顔を顰め、鏡を見る。
 そこには変わらず、アヤカシの──藤之助の姿が映っているが、おそらくは、他者にはやはりただの小汚い鏡なのだろう]

(20) 2011/02/14(Mon) 12時頃

【人】 懐刀 朧

>>22首を傾げる春松に、そうか……と頷き]

 いや……昨日、藤之助が……アヤカシが、私にこう言ったのだ。

「アヤカシは、嫌がる人間を無理矢理連れ帰るのを好むから」……と!
 すべてのアヤカシがそうであるとは限らぬとも言っていたが、あやつの口振りからして……!

[つとめて冷静に話そうとするが、表情は険しいものになってゆく]

(26) 2011/02/14(Mon) 12時半頃

【人】 懐刀 朧

>>24
 なんとすると……。
 そ、それは……。

[言葉に詰まる。
 激昂のままに飛び出したは良いが、自分は一体、藤之助を見つけ出してどうしたいというのだろう。

 ……祓う?
 いや、少なくともそんな事は望んではいない。
 何故それを望まないのかは、己でもよく分からないが]

(29) 2011/02/14(Mon) 12時半頃

【人】 懐刀 朧

>>28春松に緩く首を振り]

 いや、真のところは分からぬが。
 しかし、藤之助がアヤカシであることだけは間違いない。

 何にせよ、私はもう一度、藤之助と会わねばならぬ!
 会って、直に問い質す!

(33) 2011/02/14(Mon) 12時半頃

[華月斎が、ウトと藤之助を似ていると思うのは
藤之助がウトを見てアヤカシとして育ったからか


生来人間らしくない気質だったからか]


俺はなに一つ嘘は吐いていないのにな?

都合良く考え過ぎるのも人間故か。


[大きく伸びをしてごろり]


【人】 懐刀 朧

>>31低い声にたじろぐ。
 心が、ひどく揺れているのが、自分でも分かる。

 騙した藤之助が悪いのか。
 騙された自分が悪いのか。

 ───そも、よくよく思い返してみれば、藤之助は、嘘はひとつも言ってはいない。
 己が勝手に勘違いしただけだ]

 私は……どうすれば……!

[俯き、手で顔を覆う。
 耳に鈴の音が響き、顔を上げれば、そこには狐面の男の姿はなく]

 ……!

(37) 2011/02/14(Mon) 13時頃

【人】 懐刀 朧

 そうか、あやつもアヤカシか。

[手の中の鏡を覗き込む。
 そこには、まだ藤之助が映っているが]

 ……鏡よ、もし聞き届けられるなら。
 今宵はあの男を……狐面の、男を。

(40) 2011/02/14(Mon) 13時頃

【人】 懐刀 朧

 ……。

[そう呟いたあとで、思い直す。
 何を馬鹿なことを……と]

 あの老婆自体がアヤカシだったなら、どうするというのだ。

[幾分、冷静さを取り戻した。
 となれば、尚更、藤之助を探し出す必要があった]

 やはり、直に……。

[直に触れ、確かめるのが一番か。
 鏡を持たぬ手を、じっと見つめた]

(43) 2011/02/14(Mon) 13時頃

【人】 懐刀 朧

[ともかく、ここには姿はないようだ。
 ならば、誰か見た者は居ないだろうかと、祭りの会場へ赴いて]

 すまぬ。
 この辺りで、藤色の着物の男を見かけなかっただろうか。

 ……あぁそう。昨夜、私とともに居た男なのだが……。

「なんだい兄さん、お連れさんが神隠しにでもあったかい?」

 い、いや、そうではないと思うのだが。

(46) 2011/02/14(Mon) 13時半頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2011/02/14(Mon) 13時半頃


【人】 懐刀 朧

─境内─

[尚も、藤之助を探し歩く。

 供物台の前にいたあの少年には「間違いない」などと言ってしまったが、もしも己の思いこみだったなら──藤之助が、実はアヤカシなどではなかったら、どうしたものか。
 その時は、少年に丁重に詫びなくては。
 そして、疑いをかけてしまった藤之助にも。

 そうだ。
 この鏡に藤之助の姿が映って見えるのは、自分だけではないか]

 ……いかん。
 どうも錯乱している。
 落ち着け。

[そう己に言い聞かせ、縁台に腰を掛けた]

(55) 2011/02/14(Mon) 14時頃

[  はらり  、 はらり と  ]

[二色の蝶が、互いを追いかけるように遊んで]


[  ぱちん  ]

[指を慣らせば、空に融ける]


【人】 懐刀 朧

[屋台の辺りをふらりと歩く。
 先日の飴屋の前で立ち止まり、見てみるが、屋台主の姿はない]

 何ぞ知ってはいないかと思ったのだが……。

[仕方ない……と、また歩き始める]

(66) 2011/02/14(Mon) 15時頃

は、定吉達の姿が見えれば、歩み寄り、会釈をひとつ。○

2011/02/14(Mon) 16時頃


は、巡り疲れて、境内裏手の石段に腰を下ろして一休み**

2011/02/14(Mon) 17時半頃


懐刀 朧は、メモを貼った。

2011/02/14(Mon) 17時半頃


[ 呼んだか、との言葉が昨夜聴こえた。]

 声だけが聴こえたけど…。

[アヤカシの里に続くこの境内。
 思う以上に声が伝わる久方ぶりの感覚に懐かしいような。

 声の主は僅かに聞き覚えがある。
 名を聞きそびれていたが。
 数日前に出逢ったアヤカシだ。

 春松の兄がアヤカシに攫われたとしたのなら
 それをしたのは声の主なのだろう、か。]


懐刀 朧は、メモを貼った。

2011/02/14(Mon) 21時頃


【人】 懐刀 朧

─境内裏手の石段─

[暫し空を見上げて物思いに耽っていたが、日陰な為か、少々肌寒くなってきた]

 少し、火にあたってくるとするか。

[篝火のあるところへ向かおうと、立ち上がる]

(86) 2011/02/14(Mon) 22時頃

[今一度聞こえる声にもぞりと体を起こす]

ああ、俺が呼ばれたのかと思って返事をした。
何かあったのか?

その声は、ええと。勝丸?


 
 ……厄介だの。
 
 
[姿は消せども、呟きは残るだろう。]


じじ?

[屋根から下りようと思ったところで、呟きが聞こえて動きを止める]


【人】 懐刀 朧

─篝火─

[まだ陽が高い為か、篝火の前に他に人はなく。
 冬空の下で揺らめく炎をじっと見つめ、嘆息する]

 探そうと思うと、なかなか見つからぬものだな。

[避けられているのだろうか……とも思ったが、いや思い過ごしだと首を振る]

(92) 2011/02/14(Mon) 23時頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2011/02/14(Mon) 23時頃


 喰ろた心算が、喰らわれとった。
 
 ……そげんことが無いようにの。
 藤色よ。
 
 
[静かに、しかしどこか柔らかい調子で。
 告げる声も、やがて遠ざかるか。]


[飛び降りたところで聞こえた声に顔を上げ姿を探す。
目の前の一平太を置いてでも駆け出したいほどこのアヤカシが好きで慕い懐いていた、自分なりに]

じじ。

俺は退屈でなくなるのなら、俺自身がどうなっても構わないと思う。
喰らわれてでもいいから何かに夢中になりたい。
無論喰うほうが好きだが。

しかし、気をつける。

[どう気をつけるのかはさておき忠告は胸に抱きしめる]


懐刀 朧は、メモを貼った。

2011/02/14(Mon) 23時半頃


【人】 懐刀 朧

[そこそこ体が温まったところで、炎の前を離れ、歩き出す。

 ───不意に、鼻先に微かに届いた藤の香り]

 藤之助か!?

[その微かな香を頼りに、姿を探す]

(102) 2011/02/14(Mon) 23時半頃

【人】 懐刀 朧

[香りを頼りに、程なく、藤之助達の姿を見つけ]

 あぁ、居た。
 藤の……す……?

[丁度、藤之助が一平太に「心底嫌がってくれそう」と話しているところだった>>105

 その言葉に、心臓が大きく跳ね上がるのを感じた]

(108) 2011/02/15(Tue) 00時頃

は、一平太の方を向くと、ひとつ頭を下げた。

2011/02/15(Tue) 00時頃


懐刀 朧は、メモを貼った。

2011/02/15(Tue) 00時半頃


【人】 懐刀 朧

 あ……。

[再度、一平太に会釈をし]

 見矢・朧という。

[そして藤之助を振り返り]

 藤之助。
 お前に、聞きたいことがあるのだが。

(123) 2011/02/15(Tue) 00時半頃

[よほど心変わりがなければ、一平太を攫ってしまうのが面白いなと思っている]


[但し、何かあるようならば直ぐに気は変わる]



[りん――…]
 


[風に混じるアヤカシの鈴。
 此れを付けたのは何時だったか。
 付けたのか付けられたのか、それすら思い出せないけれど。

 猫の鈴の様に、りんと響く鈴の音は、
 風に溶けるアヤカシの来訪を告げる]


【人】 懐刀 朧

 いや。
 此方こそ、話の途中に……すまない。

[去ってゆく一平太の背を見送り、改めて藤之助へ向き直る]

 ……藤之助、お前は……。

[何故、そんな寂しげな表情を浮かべるのか。

 お前は、アヤカシなのか?
 問おうとするも、声が出ない]

 ………藤……。

[歩み寄り、抱き寄せようと両手を伸ばす。
 すべてが間違いであったと……藤之助はやはり人であると、祈るように……]

(128) 2011/02/15(Tue) 01時頃

[眼下で謂い合う子飼のアヤカシと、人の子とを。
 狐の面の下、赤い眸はつまらなそうに見やる]

 ……あまり苛めてやるなよ、藤。
 そなたがそれが良いと言うなら、俺は止めはしないが。

[少々呆れたように声をかけて、
 新たに現れた男を一瞥する]


…………直ぐに飽きてしまいそうだな。

[聞こえる鈴の音にフゥとため息をひとつ]

俺が欲しいのは一生遊べる――


[ふるりと体が震える]


――嗚呼。

[いつまでたっても慣れない、これが有る限り自分はとうに人間では無いと思い知る]


【人】 懐刀 朧

[腕は、するりとすり抜けた。
 そのままバランスを失い、藤之助の身体を通り抜けて、雪の上に膝をつく。

 否定しようのない事実が、突きつけられた]

 ……此のことを、知っているのか。

[膝をつき、背を向けたままで、懐から鏡を取り出す。
 やはりそこには、藤之助の姿]

 あぁ……。
 此を見て、確かに一度は激昂した。

 しかし冷静さを取り戻すにつれ、こんなものが、一体何の役に立つのかと……何故、己の愛した者を信じられないのかと……。

(131) 2011/02/15(Tue) 01時半頃

【人】 懐刀 朧

[立ち上がり、鏡を足下に緒とし、踏みつける。
 ぱりんと、小さな音がした]

 そうだ。
 直接この目で、この手で確かめずにどうすると。

 そして私は、この手で藤之助を抱きしめ、詫びたかった……!
 一瞬でもお前をアヤカシだなどと思ってしまい、すまなかったと……!

(136) 2011/02/15(Tue) 01時半頃

【人】 懐刀 朧

 あぁ、探していたよ。
 昨日、お前と話をするまではな!

 この世にある意味を見出せず、消えてしまいたいと願っていた私ならば、この状況をさぞ喜んだことだろう!

 あぁ、私自身驚いているよ!
 まさかその思いを、アヤカシの言葉で覆すことになろうとはな!

[絞り出すような声は、僅かに震え]

 この世に在る意義を見つけたと、これからは、藤之助と共に歩みたいと!
 私は昨夜、本気でそう思っていた……!

(138) 2011/02/15(Tue) 01時半頃

【人】 懐刀 朧

 昨日の私の話は、貴様の目にはさぞや滑稽に見えたろうな!
 目の前にアヤカシが居るとも知らず、さんざ身の上を語った上に、消えてしまいたいだなどと!

 何故……!
 何故あの時、アヤカシだと言わなかった……!!

[掴みかかろうとするも、当然その腕はすり抜けて。
 更に虚しさがつのるのみ]

(140) 2011/02/15(Tue) 01時半頃

【人】 懐刀 朧

 そ、それは……!

[言葉に詰まる。
 藤之助の存在に、生きる希望を見いだしたというのは事実。
 しかしそれは、人である藤之助と歩む道で]

 何故、貴様はアヤカシなのだ……!
 私は何故、貴様などを好いてしまったのだ……!

(144) 2011/02/15(Tue) 02時頃

【人】 懐刀 朧

 何故……何故そんなに、涼しい顔でいられる……!

[己の愚かさと、藤之助の態度に、苛立ちがつのる。
 愛おしいと思う心は憎しみに]

(145) 2011/02/15(Tue) 02時頃

【人】 懐刀 朧

[血が滲むほどに唇を噛み]

 あぁそうだ。貴様の言い分は正しい。
 私が勝手に勘違いして、勝手に舞い上がっていただけだ。

[完全に頭に血が上っている事は分かっていた。
 しかし、抑えきれるものでもなく]

 貴様の顔など……もう見たくもない!!

(148) 2011/02/15(Tue) 02時頃

は、藤之助を突き飛ばすようにして……当然、すり抜けてしまったが……その場から走り去った**

2011/02/15(Tue) 02時頃


懐刀 朧は、メモを貼った。

2011/02/15(Tue) 02時頃


【人】 懐刀 朧

[気が付けば、そこは、境内の裏の雑木林の中だった。
 まだ陽のある時間だというのに、どこか陰鬱とした空気が立ちこめている]

 何をしているのだ、私は……!

[藤之助は、嘘はついていない。
 どれも、自分が勝手に都合良く解釈しただけだ。
 なのに何故、こんなにも苛立つのか]

 何故………!

[湿り気を帯びた木の幹に額を押し当て、爪をたて、嗚咽を漏らす。
 浮かぶのは、もう顔も見たくない筈の男の姿ばかり……**]

(162) 2011/02/15(Tue) 12時頃

[まるで手妻のような]

[紙や道具を己の家から引き出した妖の術と
 男自身の手際の良さ]


 何ぞ、礼がしたい。
 欲しいもの等有るか?

 有るならば、取って来て見せようぞ。
 ものでも、人でも。

[くるくると回る風車越しに、覗き見るは狐の目。
 赤い眸に爛々と、灯が燈る]


欲しい、モノ、か。

[灯の灯る赤い眸を、じ、と見詰め返す。
 からからと廻る玩具が、その表情に込められたものを強くしている、気がした]

……無いな。

[しばらく考えて、呟くように答えた]


[返る答えに、拍子抜けした様に息を一つ吐く]

 ……そなたは欲がない。
 稀なアヤカシよの。まるでじぃのようじゃ。

[自らを枯れたと言う妖老――
 慶三郎を思い出し、つまらなそうにもう一度溜息を吐いた]


欲が無いわけではない。
欲しいものならば、無くは無いが……

それが何であるのか、俺にもわからないだけだ。

[つまらなそうな様子に、苦笑する]


 欲しいものが判らぬとは、
 ますます人の子のようじゃ。

[小声で呟き、やれやれと肩を竦める。
 もっと心の侭に生きればよいのに、と思いながら]





        [――…りん]


俺も、解っているんだ。まるで人のようだと。


では――…
ウトには、慶三郎殿にも、解るだろうか。

俺は、
俺が半端であると感じさせないものが欲しい。
半端である事を忘れさせてくれるものが欲しい。

それは、何であろうか――…

[それが、男の"孤独"。
 どちらにも完全には混じらない、
 半端者であるが故に抱える感情]


[忘れさせて呉れるもの、か。]
 
 
 ――――さて、な……
 
[曖昧に。
 それだけを返す。
 
 思うところはあるのやら、ないのやら。
 茫とした調子からは、計れぬだろうか。]


あれも、これも、みんな欲しいのはアヤカシらしいのか?

[欲に素直なのはそれとも人間らしいのか]


 何を持って半端と言うのか、俺には判らぬ。

[ふるり、首を振って応える。

 このアヤカシ似の中に在るのは、孤独と退屈を癒すものへの欲求のみで。
 斯様な悩みにはトンと縁がなかった]


[それぞれの答えを聞けば、複雑な表情の中にも笑みを浮かべて]

俺は、アヤカシでありながら、人のようだ。

半端なんだ。

藤乃助のように、人の子でありながらもアヤカシとなれるのならば。
俺も、人の子であれば、そうして貰えたのだろうか。

[そして半端である男も、同じようにアヤカシのようになれるのか、可能なのだろうか。

 誰か、知っているか。男は、知らない]


 ……お前さんは、お前さんで。
 
 ええと思っとるんだが、の。
 
 
[先刻とは違って。
 柔らかく、笑み掛けるように。
 
 どこか少し、寂しげでもあったろうか。]


俺は――… 俺、で?

[思わず鸚鵡返しに問いかけて。
 柔らかな微笑みに混じる寂しげな表情に、
 浮かぶのは僅かな困惑]


懐刀 朧は、メモを貼った。

2011/02/15(Tue) 18時頃


懐刀 朧は、メモを貼った。

2011/02/15(Tue) 18時半頃


懐刀 朧は、メモを貼った。

2011/02/15(Tue) 18時半頃


[アヤカシに近づけないなら、せめて人に]

[夢幻でも、近付いていたかったのに]



そんなに欲しいなら、攫ってしまえばいいのに。


――… はは、俺が欲しいのは。

"俺"自身の価値だというのに。

[それを呉れるものだと、いうのに]



人の子を攫っても、"俺"は変わらない。

そうだろう、なあ――…?

[ならばいっそ、全てを忘れられればいいのに]


[物悲しげな鈴の音。

りん、りん。

頭の中で、何かを思い出せというように響く。

りん。

きっとそれは、大切なことなのに。

――まだ、思い出せない]


人になりたいなんてなあ。

[人間からアヤカシに転じた自分には到底わからない話]


【人】 懐刀 朧

[どれくらいそうしていたか。
 昂ぶった感情は、いまだ鎮まる気配はなく。
 顔でも洗えば、少しは落ち着くだろうかと、ふらりとした足取りで歩き出す]

「兄さん、顔色悪いよ。大丈夫かい?」

[仮宿の脇にある井戸で顔を洗っていると、薪割りをしていた男に、そう声をかけられた]

 ……大事ない。

「なら、いいんだけどさ」

[振り向かぬままで返し、桶に汲まれた水に己の顔を映してみれば、なんと醜いことか]

 ……此では、鬼の面ではないか。

[嫉妬に狂った人間は、鬼になってしまうと言うが。
 水に映る己の顔は、まさにそれ]

(266) 2011/02/15(Tue) 20時頃

正しくは――… 人になりたい、わけじゃあないがな。

どちらかに、成りたいんだ。

[独りきりは、嫌だ]

成れないなら。

[独りきりだと感じないように、成りたい]


【人】 懐刀 朧

[……嫉妬?

    一体、何に?]

 ……馬鹿な、そんなわけがあるか!

[否定するように、執拗に顔を洗う。
 だが、思い当たる節はひとつしかなく───**]

(270) 2011/02/15(Tue) 20時頃

   ――  ああ、寂しい  ――   


懐刀 朧は、メモを貼った。

2011/02/15(Tue) 20時頃


[ ――寂しい、 と 。

 意識  をすれば  するほどに

                孤独は   深く    なっていく]


            その穴を埋めたいから

             人の子を攫うんだ。
 

           何故それがいけないのだ。


 ―― 穴 を 、 埋める ――

[藤乃助の言葉に、赤褐色の眸が、揺れる]


[男は、人の子を攫う事を、肯定も否定もしていなかった。

 "神隠し"は、自分以外のアヤカシにとって必要な事のようだと薄ら感じていたし、
 そも、"神隠し"事態に、男には興味を惹かれなかったのだ]

[人の子を連れ去る事に興味を持てなかったのは、男のアヤカシらしくない部分で、
 興味が無い事には一切無頓着、それはアヤカシらしい男の一面だったのかもしれない]

[けれど]


懐刀 朧は、メモを貼った。

2011/02/15(Tue) 20時半頃


懐刀 朧は、メモを貼った。

2011/02/15(Tue) 21時頃


【人】 懐刀 朧

─井戸─

 ───くそっ!

[苛立ちのまま、桶の水を乱暴に撒き捨てる。
 がらんと、桶の転げる音が、やけに大きく耳に響いた]

 あんな奴に、誰が好きになどなるものか!
 そうだ、ただの気の迷いだ!
 そうに決まっている……!

[井戸端に蹲り、何度も己に言い聞かせるが]

 なのに……。
 何故浮かぶのだ……あやつの顔が……。

(297) 2011/02/15(Tue) 21時半頃


[りん――…]
 


[風は言葉を運ぶ。
 人の子らの言葉も。藤之助や華月斎の言葉も]

 ……会って話をしたら、触れたくなる。
 俺たちが持ちえない温もりを持つそれらを、知りたくなる。


[鳥居の上。
 面を外したアヤカシはくるくるまわる風車を、冷たく見降ろしながら]

 触れたいと思えば、欲しくなる。
 人の子を己が手で、花の様に咲かせたくなるものだ。

[くるりくるり。
 回る風車へ、そっと口接けを落として。

 まるで憐れむように、
 その赫い眸を縁取る長い睫毛を震わせた]


【人】 懐刀 朧

 ───!!

[驚き、振り返る]

 きっ……貴様!
 いつからそこに!

[ぎりりと睨みつける。
 その目元に朱が差しているのは、怒りの為だけではないのだが]

(309) 2011/02/15(Tue) 22時半頃

触れたい…………相手に触れたい?

[今までそう思って人を攫っただろうか。

――否、ただ隙間が埋まればとそれだけで]


【人】 懐刀 朧

 何故私がそんなことをする必要がある!

[吐き捨て、向き直り]

 どうせ貴様は、これまで、多くの人間を浚ってきたのだろう?
 その者達は、どうした。

(316) 2011/02/15(Tue) 23時頃

【人】 懐刀 朧

 ……そうか、誰も居ないのか。

[誰も居ないと言われれば、安堵の溜息をひとつ落とし。
 落としたあとで、頭を振る]

 き、貴様のような身勝手な者の傍になど、誰も、好きこのんで居ようなどとは思わんだろうな……!

[当然だ……と、口角を吊り上げ鼻を鳴らすが]

 ……死んでいたら、出逢えなかったではないか。

(322) 2011/02/15(Tue) 23時半頃

は、そう呟きを漏らしたあとに、はたと口を押さえた。

2011/02/15(Tue) 23時半頃


【人】 懐刀 朧

 う……っ。

[口を押さえたままで顔を背ける。
 とんでもない失言だ]

 そ、そういうことに、なる……な。

 だ……だがっ!
 私は、貴様を憎んでいるのだぞ!?
 心を弄び、何人もの人間を拐かした貴様を……!

(324) 2011/02/16(Wed) 00時頃

[寂しさは、いつしか消えていた]

[目の前の相手が友でいてくれると、
 人のように扱ってくれると、
 それだけを喜んでいた]


[   溝は 残った 儘なのに   **]


【人】 懐刀 朧

 よ、寄るな……!
 だから何度も言っているだろう! 私は、貴様のことを……!

[じわり、と後退るが、後ろは井戸。
 忽ち距離を縮められてしまい、しまいには井戸を背にしてその場にずるりとしゃがみ込み。

 最後に浚いたい人間が居ると聞かされれば、先程までよりも更に険しい眼光を向け]

 何故……それを何故私に問う!

 その様な戯言を、私が聞き入れると思ったか!?

(328) 2011/02/16(Wed) 00時半頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2011/02/16(Wed) 00時半頃


【人】 懐刀 朧

 ───!!

[ぞくりと、肌が粟立つ。
 それが嫌悪からくるものではないことは、己が一番よく分かっている]

 な、何を戯けたことを……!
 そんな真似をして、いったい、どうなるというのだ!
 嬲るだけ嬲って、捨てるか?
 それとも、触れもせずただ閉じこめるか……?

[声が震える。
 藤之助から、目が離せない]

(334) 2011/02/16(Wed) 01時頃

ウトは とても優しいな


 俺はああいう捨てられた子犬のようなものに弱いのだ。

 ……それに藤のしりぬぐいは俺の役目だろう?
 俺は藤の親みたいなものだからな。


俺も、子犬のように拾われたのか?

[くすぐったそうに返事をする、あれから随分時は過ぎたかもしれないが今でもまだ子供のまま]

親、の……そうだな。俺もウトは親だと思っているよ。
そのウトへ、もう一つ頼みたい。


俺はどうしても朧を気に入ってしまったから

“一緒に里に行きたい”んだ。


[擽ったそうな声に、ふ…と笑う。
 傍に居れば、その頭を撫でていただろうか]

 ……頼み?

[告げられた言葉に、訝しげに次の言葉を待って]

 ――それが藤の望みなら。
 今宵の門は、お前と其の人の子のために開こう。


【人】 懐刀 朧

 だ、誰が喜びなど……!

[瞳を覗き込まれれば、心中を見透かされそうで。
 しかし、かといって目を逸らすこともできず]

 だから私は、貴様のそういうところが憎いのだ……!
 ……愛おしいから、こそ……!

(350) 2011/02/16(Wed) 01時半頃

[拾われた子犬は懐いて喉を鳴らし、擦り寄るだろう]

ありがとう、ウト。
俺が人間を攫うために祭りに降りるのはこれで最後になるだろう。

[不思議と確信する、胸に手を当て誓うようにそう告げる]


 ――見つけたのだな。
 永遠の小鳥。隙間を埋める存在を。

[面の下に浮かぶは、寂しげな笑み。
 だけど、それは声には出さず、然も祝福するように呟いて]

 大事にしてやれ。


/*
中発言失礼。
一応、▼藤▲朧で合わせているが構わぬか?
メモで伝えた方が良いだろうか。


/*

▼藤▲朧でお願いする。
一応、メモに転載も……自分で言うと恥ずか死しそうだ。

あ、でもじじから飴を受け取らないとな。


【人】 懐刀 朧

 ……そんなもの……憎まずとも………。

[両手を伸ばす。
 すり抜けてしまうと、分かっていても。

 込み上げてくるものは、止められず]

 私は、籠の鳥にはなれぬ……。
 けれど………。

(357) 2011/02/16(Wed) 02時頃

【人】 懐刀 朧

[これまで、深く刻まれていた眉間の皺が、ふっと取れた]

 ……言われずとも。

 籠がなくとも、藤の蔓に自ら絡まりにゆく鳥の一羽くらい、居ても構わないだろう……?

 なぁ、藤之助………。

[愛おしげに囁き、微笑んで───**]

(362) 2011/02/16(Wed) 02時半頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2011/02/16(Wed) 02時半頃


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