258 【突発誰歓】鬼渡し弐
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2016/11/22(Tue) 00時頃
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[ゆらり…、 ゆら、ゆら…
意識が漂う。ふわりと身体が浮いて、目を開けると……。
わたしは元通り、自分の部屋のベッドに居た。]
(0) 2016/11/22(Tue) 00時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2016/11/22(Tue) 00時頃
─自室─
[目を開けると、これまで通りの見慣れた天井。
目覚ましが鳴る少し前に目を覚ます。いつも通りの朝。
鳴り出す目覚ましに手を伸ばし、音を止める。
部屋の扉がノックされ、家の者が声をかける]
……、起きてる…。
[声を出したとたん、呼吸がひゅぅっと鳴った。
肺が悲鳴を上げるように、ごほごほと激しく咳き込む。それを聞いたのか、扉を開けて家政婦さんがすっ飛んできた。
声をかけてくれながら、背中を擦ってくれる]
…大丈夫、ありがとう…。
[咳が収まり、ぜいぜいと息を切らせながら礼を述べる。
あぁ、本当に元に戻ってしまった。
楽しい夢で見た内容は、あまり覚えてないけれど。
戻ってしまった、とだけ今はただ痛感する。
着物の裾を上げ、駆け回り、木々の間を抜け茂みに飛び込む。
手に入れたかった元気な身体、体験したかった遊び、夢の中で叶えてくれた。
それはもう、手に届かないところへ、……いってしまった。]
本当にこれで良かったの?
[心のどこかで囁く声がする]
うん、良かったんだ……。
本当に?
[夢の中は楽しかったけど、夢の中には生きられないよ。
苦しくても、わたしは可能な限り、この世界で生きていく。そう、決めたんだ。*]
落胤 明之進は、メモを貼った。
2016/11/22(Tue) 00時半頃
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