5 おんがくのくにのふしぎなおはなし
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―遅い朝―
[砂時計は懐に、大分遅めに階下に降りれば、 小さな翡翠は誰の手に抱かれていただろう。 この頃から臆病だったりするのだろうかと思いつつ]
――呪いはそこにいったのか。 強そうな者か、あるいは……
[俺に近いとこか、と思った言葉は口に出さずに。 誰が作ったのだろうか、テーブルに置かれた笹舟を手に取った。
交わされる会話をぼんやり聞きながら、首を傾いでた]
(47) 2010/03/25(Thu) 21時頃
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んと、芯の強い人が、周りが倒れて言ってがんばって。けど元々そんなに強くなくて。それでやっぱり最後には倒れたら。
とってもヨアヒム様の望みだと思うから。
うん、そういうこと。
[矛盾はしてないよ、とヌマタロウというよりは、自分と、誰かに呟き]
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……翡翠の芯が強い?
見た目よりは根性あるとは思ったけど。 強い、とまではなあ。
[赤子の姿をまじまじ見て、失礼発言ぽつり]
(54) 2010/03/25(Thu) 21時半頃
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ん?みんな芯が強いなら、 じゃあ結局カワセミが呪いにかかった理由ってなんだ?
強そうっていうなら、騎士の方が強いだろうし。 友達どうこうっていうなら……
[しばし何かを思い出すように瞑目し]
“一番いなくなって、みんなが悲しむのはきっと王子様”じゃないのか?
[>>61 離れようとするレティーシャに そう言葉を紡いだ]
(62) 2010/03/25(Thu) 22時頃
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奏者 セシルは、さすがに自分で言うのは、ちょっと恥ずかしい気がした
2010/03/25(Thu) 22時頃
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[>>62 自ら述べるのは恥ずかしい言葉、口にすれば周囲の反応を伺っていた。それを知るものには、意味があるはずだから]
――……ッ、
[>>64 突然のその挙動には、身を引こうとして捕らえられ、 抱きつかれれば眉根を顰めた。]
――お前 か、
[確かめるように囁く声は その当人にしか、届かなかっただろう。]
(70) 2010/03/25(Thu) 22時頃
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においは、やっぱりそうだったんだね。
[ぽつり、と漏らす]
ごまかす……。
[他者の事まで考えることができずに、ただ繰り返すだけ]
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――……、
[>>74 つかまれた腕は冷たく、 凍ったように動かぬ指先を思い出す]
それは、お前 の願いか? それとも俺を惑わす為の言葉か?
[抑揚を抑え、静かに返した言葉、 笑む虎の子には、ゆるやかに首を振った。
無実を訴える否定はあるだろうか。 あるいは誤解を示す言葉は。
それもないのならば、と唇をひき結ぶ―]
(80) 2010/03/25(Thu) 22時半頃
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奏者 セシルは、会計士 ディーンには、しばし待て、と視線を送って
2010/03/25(Thu) 22時半頃
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[願い ただ傍らに寄り添いたいというだけならば、 それは誰をも脅かさないささやかな願いだっただろう]
音楽は人の心を乱す、 それがおまえの かみさま とやらの言葉か。
――なるほど、そやつに嫌悪を感じるわけだ。
[音楽が戻らなければ、己の心は失ったものを忘れ、 平穏でいられる。それはある種の同属か、と昏く笑う。
留め置いたディーンを目で呼び、 離れたレティーシャに、向ける瞳はまだ昏く。]
お前のかみさまとやらは、 あの下賎な魔法使い――ヨアヒムだな。
[ かみさま を貶めるように言葉を吐いて、突きつける。]
(85) 2010/03/25(Thu) 23時頃
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奏者 セシルは、さすがに>>85の最後の声はその場の者にも、聞こえただろうか
2010/03/25(Thu) 23時頃
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下賎というに不足があるか?
[>>87 にらむ眼差しを、唇だけで薄く笑う。 決してその目は笑ってなどいなかったけれど]
卑しかろう。 己にないものを奪うだけでは飽き足らず。 絶望だの希望だの持ち出して人を躍らせ楽しんでいるのだからな。 悪趣味なことこの上ない。
[震える腕を払いもせずに、そこに眼差しを落とす]
(93) 2010/03/25(Thu) 23時頃
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何故……
[理由を問おうとする前に、紡がれた言葉――]
ひと時の気まぐれだったのだろう。 その与えられたもの。慈悲だか優しさだか、知らぬが。
残酷なことだな。
[泣き崩れようとする虎の子を、そのまま支えるように抱いて。 謝罪の言葉には、一つ頭を撫でてやる。]
(98) 2010/03/25(Thu) 23時半頃
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ごめんなさい。
[呟きは、ヨアヒムへの物でもあり、ヌマタロウへのものでもあり、また――]
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喧嘩ではない。
[>>91>>96 近づく2人には否定を示し、躊躇いがちに。 それでも、皆にまで届くように言葉を発したか]
レティーシャは、もうこの旅につれては行けぬ。 あの魔法使いに、かどわかされた。
[言葉を選んで告げれば、かすかな花の香に目を細めた]
(106) 2010/03/25(Thu) 23時半頃
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気まぐれになぞ、縋るな。 そなたも猫の端くれであろう、誇り高く生きよ。
[この道連れでは説得力には欠けていたかもしれない]
――…て、おま え
[服で涙を拭かれれば、その辺のソファにぽふっと置いた。あっけないほどに軽い]
まるで、ぬいぐるみみたいだな。
[ぽつり呟いて、ぐしぐしにされた服を見下ろせば。 ちらとディーンを見た、この服装の乱れは俺のせいじゃありません]
(113) 2010/03/26(Fri) 00時頃
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[>>110>>117 には少し神妙な顔をしたか]
間違いではない。 わたしが直に確かめた、本人もこのとおりだ。 まあ、何を確かめたか聞きたいならあとで聞かせてやる。
[そして>>118 何事か呟いたレティーシャの頭を再びぽふり]
なんなら、笹舟でも流してくるといい。 ……俺の邪魔をするような願いはしてくれるなよ。
そなたらも海を楽しみにしていたのではなかったか。 少し気晴らしをしてきても、よいのだぞ?
(125) 2010/03/26(Fri) 00時頃
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お前が俺の言葉を皮肉に感じるなら、 それはお前が、その生き方に満足していないからだろう。
[>>120 告げれば、わずかな自問はあった。 己が己自身に満足しているか否か、考えたことなどなく]
忘れたか。 けれど、そう考えたことあったのだな。
[言葉尻をとらえてそれだけ返した]
(132) 2010/03/26(Fri) 00時半頃
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――アレ
[>>128反芻してちらりピッパを見た]
まあ呪詛の媒体などといったものは、 世垢に塗れている者よりも、汚れないほうが使いやすいのだろうな。白は何物にも染まりやすいというあれだ。
……黒のそなたには、縁がなさそうな話ではあるな。
[>>134 には、渋い顔しながらも、 最後ちらり冗談めかして付け加えた]
(138) 2010/03/26(Fri) 00時半頃
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[>>136 ヤニクの言葉には思わず腕組み、 意図があったとはいえ思い切り悪し様に罵ってしまった]
でも、な そいつがこいつ大事にしてんなら、 こんな役目を寄越したりしねーだろ。
[虎の子には聞こえぬように呟けば]
……音楽のない世界の平穏、か。
[ふところの砂時計、 取り出して、流れ落ちていく水晶の欠片を見つめた]
(144) 2010/03/26(Fri) 01時頃
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――ならば、お前に残るものはなんなのだ。
[>>137 苛立ちと哀れみと混じった声。 道化が願うことはなんなのか、わかるはずもない。 けれど、音楽を取り戻す こと それではない 気がした]
(148) 2010/03/26(Fri) 01時頃
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うむ、私のように清らかな者も、呪詛の影響を及ぼしやすくはある。無論、甘言にかどわかされなどはしないがな。
[>>145 確認する言葉には、真顔で大仰に頷いて]
まあ、もちろん無垢でなくても、 強い負の感情は取り込まれやすかったりするだろうがな…
[黒い尾羽には見事に黒いな、呟いて、 こそっと瞳孔が狭まった、猫の本性が刺激されたらしかった]
(152) 2010/03/26(Fri) 01時頃
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[>>149 思わず素で呟いてしまった口調に返されれば]
あちらとこちらの違い、か。 大事なもの、大事な人、それは確かに支えになるな。だが…
[止まったのは大切なものを作らない、という先ほどの道化の言葉のせいか]
私は憐れみぶかいからな、 そなたが大切なものに裏切られて泣き伏すようなことになっても心配くらいはしてやるぞ。
[軽薄そうな笑いにはなんか不吉なことを言いました]
(155) 2010/03/26(Fri) 01時半頃
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奏者 セシルは、清らか反応には なんかもんくあるか的視線を送りました
2010/03/26(Fri) 01時半頃
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うむ、そうであろう。そなた意外と素直だな。
[>>156には満足気に頷きつつ、 さっき物言いたげだった2人には、 どうだ!的な視線を送ったとか。]
ああ、私も少し外に出るか。 海は好かぬが、笹舟に罪はあるまい。
[ディーンを伴って外に出る、 レティーシャも来られそうならばつれてゆくだろうか]
(159) 2010/03/26(Fri) 01時半頃
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奏者 セシルは、さすらい人 ヤニクの感謝の言葉?には、くるしうないぞ、と自分のしっぽふわふわさせてた
2010/03/26(Fri) 01時半頃
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――というか、どう作るのであろうな。 この笹舟というのは。
[ロビーに投げ出されてた笹舟を持っては来たものの、謎かった。首をひねって思案顔。 ディーンの手先の器用さには期待出来ない。
烏の姿に >>163 少し遅れておいつけば]
なんだ、これは売り物だったのか。 勝手に持ってきてしまったが、うむ。戻しておくか。
[共に笹舟を購入して、波打ち際に近づいたけど。 耳にも尻尾にもぴりぴりとした警戒心を漂わせてました。]
(166) 2010/03/26(Fri) 02時頃
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――願いごと、か。
[波の遠く、水平線。船を見送ったのは もう昔]
幼い頃は、流れ星にだって簡単に願いを言えた気がするのだが。
[皆を何を願うのだろう、と 視線を向けたか]
(168) 2010/03/26(Fri) 02時半頃
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[旅の成功、父と姉のこと、そして国の平穏。 しかしこれは自ら為すべきことであったから、 何かに託したりなどはしたくないし、する必要もない]
――ほう、小船に託す願いがあったか。 何を願った?いや、秘めておきたくば言わずともよいが。
[>>170 波間に流れていく舟を見つめて]
(171) 2010/03/26(Fri) 02時半頃
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[己や友や仲間の健勝、残した来た者の無事。 あれこれ考えていれば、途中ではっとしたように]
――というか、途中で消えたら、 半分しか叶わないとか困るだろ。
中途半端でいい願いごとなんてあるわけな…… なんだ、時間の無駄かこれ。
[笹船もってぶつぶつ言ってた]
(173) 2010/03/26(Fri) 03時頃
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ふむ、ちょうど私もその辺りに気付いたところだ。 生憎わたしは諦められるような願いなど持ってないらしい。
[>>172 問われれば両手にもった笹船を、そっと波間に浮かべて]
まあ、私はそなたらの願いが叶う確率があがるように、とでも言って流しておくか。
これなら途中で船が消えても少しは実になろう。
(174) 2010/03/26(Fri) 03時頃
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――……、
やはり潮風というのは気分が悪いな、戻る
[腕と体、レティーシャの触れた箇所が冷えて温度が戻らない。 呪詛の影響を受けやすいというのは、どうやら真実らしかった**]
(175) 2010/03/26(Fri) 03時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/26(Fri) 03時半頃
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