人狼議事


240 なんかさ、全員が左を目指す村

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[彼の若さゆえの過ちに付き合い、痛めてやる腹は持っていない。
さりとて、それを身勝手だと咎める彼の言葉も否定しない。
微かに肩を竦めただけで、大人の狡さを隠すことなく露呈。

彼には義理を立てさせ、誠意を求める癖、
此方が展開させるのは奸計に嵌める瞞着だ。

なにせ、悶々と思案に暮れる彼の頭の中身は、
悪魔大公爵に乞わずとも見て取れる。
雄弁なのは口だけではないらしい。

彼は何処何処までも、若く、悩める青年。
口いっぱいに、はしたなく他者の性器を咥えこみながら、
命の尊さだの、生き方だのに意識が揺れているのがその証拠。

己などより余程生真面目に出来た性根を唆すよう、
残滓を眦の傍に塗り付け、雄の香で鼻孔を満たした。]



 ―――…ふむ、君の口は塞がない方が良いようだ。

 潰してしまったのは君の壮大かつ崇高な理想ではなく、
 想像力過多の末に至った未来予知だったらしい。

[顎を捉える親指が、白濁に濡れた舌を追い掛け、軟体を圧す。
ニチ、と彼の舌ごと弄ぶ精は、云わば無駄玉。
この一度を、有無を言わさず押し倒した胎に浴びせていれば、
それで人類としての義務は全う出来た筈だ。

だが、呻いた彼に逆らえず、生意気な眼差しに促されて、
雄欲を引っ掻けた男は、また腰に溜まり始める熱を自覚する。

未だ削げない負けん気に、微かに香る色を見つけた所為か。
躊躇いもなく白濁を浚った唇の緋色に、双眸が撓んだ所為か。]



 君がなんと呼ぼうと自由だが、私は答えない。
 Mr.アッシュフォード、意地を張るには相手が悪いぞ。

[先まで操っていた名は、他人行儀な呼称に転じるランクダウン。
薄笑いは突っぱねられた提案分引き下がり、
指先彷徨わせ、腿に添う熱を包むように掌を宛がった。]

 未だ、拘っていたのか。
 余裕を削いでくる大人は嫌いか、ミスタ。

[手癖の悪い五指が閃き、寛げる前立ては最小限。
御立派なカリバーンを捉えた掌で、一度だけ摩擦の刺激を送り、
その期に乗じて腰を抱き寄せるよう己の膝合間に招く。]


[態勢だけなら彼の望んだ上方位、だが凭れる姿勢は稚い。
腹筋の裏側を示唆する悪戯に笑みを噛み殺し、
重ねる額と眼差しの色。体温さえ、混濁を赦す距離。]

 では、私もひとつ妥協しよう。

 君より先に私が今一度頂きへ昇れば、好きにして良い。
 だが、君が先なら、もう諦めろ。

 ――― 苦しいのだろう?ミスタ。

 ……観念したまえ。
 私も、君を、抱きたくなった。

[彼に胸板を明かし、重なる体躯は剥き出しの下肢も触れ合う。
二度目の摩擦は、掌と、達したばかりの熱欲でサンドしながら。*]


[男ならば、砲身への愛撫で性感を得るのは分かるが、
胸を弄った時にも蜜を溢れさせたのは、さて何故なのか。
問うてやらないのは解を既に知っているからであり、
ずるいと駄々を捏ね、目を潤ませる彼を甘やかす所作。

汗ばんで上下するその胸中で数多の言い訳を重ね、
反撃を夢見て大した抵抗を行えずにいる姿は、
欲目を抜きにしてもあまりにも稚く、愛らしい。

摘まんでいるピックが深みにまで沈めば酷だろうと、
加減している優しさを、彼は見透かせずにいるらしく。
膝を押す力が強まれば指を回し、中の質量を旋回させた。]

 海の底の白鳥を探すのが好きなのか。
 諦めてしまえば全てが丸く収まり、楽になるというのに。

[有り得ないな、と瞳の榛を細めて減らず口を一蹴し、
退く気のない雄同士の戦いは熱と、欲だけを昂らせていく。]


[三十路だという告白とは裏腹に、銀を飲み込んだ雄は若く
切れ切れの息を吐いては問いに応対し、絶頂を堪える。

とん、とん、と摘まんだまま、上から叩き徐々に押し入れ、
かと思えば左右に軽く揺らして空気と淫液を撹拌させる。
隙を突いて布地を奪った今、吾郎の下肢を隠す物は何もなく
上半身とて、捲れたシャツが申し訳なく肌に乗っているのみ。]

 そうか、四つ下か。俺が店を始めた時も三十だった。

[声を跳ねさせ、肌を色付かせて艶めかしく動く肢体は
彼が意識しているものではないのだろう。
他愛ない言葉を交わして彼の日常を犯し、平穏を脅かし、
正気に返って背後を向いた時、昨夜の自分と決別させようか。

自慰では満足できず、果ては抱いても満たされない体に。
苦いエスプレッソに白濁と甘さを添え、作り替えるように。]



 知っているのか、俺を。

                 …………そうか。

[語られた経歴を掘り下げるよりも先に、聞こえた解に飛び付き
緩んだ唇からしみじみとした声が零れた。

情報社会のこのご時世だというのに、碌に更新もしていない
店のサイトは、他者の支援でコメント付きでSNSにばら撒かれ、
幸運にも彼の目に留まったらしい。

尤も、店主は微妙だがラテアートが絶品だとか、
手放しの称賛がひとつもないことは、一時目を瞑っておこう。*]


親方 ダンは、メモを貼った。

2015/11/13(Fri) 21時頃


[足は悪戯っこだったが、手は存外素直なようだ。
否、こちらの肩に縋り付いて来ない意地っ張りと呼ぶべきか。

白いシーツに刻まれる皺と吾郎の襞はどちらが多いだろうかと
夢想を重ね、はしたなく腰を揺らめかせて頂きに昇る様は、
贔屓目に見ても抱かれて善がっているようにしか見えず。
栓をしたままで雄を扱き、痙攣が一際激しくなった瞬間、
銀色を抜き取れば噴水の如く吐き出した白が掌にこびり付く。]

 これだけ新鮮なミルクが出せるのなら、
 何人の赤子がいようと、腹を満たせてやれそうだ。

[舌で掬った白を咥内で掻き回し、ソムリエ気取りの評論家。
肩が落ちたのは抜いたせいかと明後日の勘違いを発揮し、
ずぐ、と更なる深みを丸みを帯びた金属が侵入。
持ち手で止まったピックから手を離し、抜くのなら止めもせず。]



 俺の背中は、吾郎の爪を立てて欲しがって泣いているが。

[肩を押してまで熱を求めていたのなら、致し方ない。
天を穿つ矛は食い入るような視線にも物ともせず、
鞄から取り出した小瓶の中身を、口に含んだ吾郎を見遣り。
数秒前まで悪戯な笑みを浮かべた頬に、切っ先を擦り付ける。

見えた赤いパッケージは、数世紀前からある精力剤。
口淫の振りをして粘膜に直接染み込ませる悪戯は、
一体どこで覚えて来たのやら。他人にやられた口だろうか。]

 吾郎はつくづく、運が良かったらしい。
 男を煽り過ぎればどうなるか、知らずにいたのだから。

[肘を突き、上体を起こすと慾情の塊を口に含んで顔を歪め、
飲み切れなかった液体と唾液で汚れた口元を指で拭ってやる。
は、は、と切れ始めた息。膨張を続ける肉は留まる所を知らず、
吾郎の咥内に焼けるような熱をただただ、与えるのみ。]


 ――…美味ければ、何でもいいのだろう?

[掘り返すのは、数分前の彼の言葉。
口を拭った手を更に奥へと向け、包むのは吾郎の後頭部。
くしゃりと跳ねる髪を撫ぜながら、行うことなどたったひとつ。

引き寄せると同時に腰を浮かせ、喉を勢い良く穿ち、
蛇よりも執拗に、含んだ液体を掻き出さんと口腔を蹂躙する。
腫れあがった雄は引っ掛かる犬歯も、彼の嗚咽にも怯まず、
見た目の割に撫で心地の良い髪に指を絡めて遊び。]

 だが、飲ませてやるのは一度だけだ。
 後はこちらに注いでやらなければ、泣かれてしまう。

[つ、と伸ばした足の甲で腹を撫で、意識させる。
抵抗を見せれば見せただけ、喉への掘削は激しい物へと変わり
大人しければ喉に孕ませるように、ぐ、と押し込んで。
年下男だろうと、元来の大人げの無さを遺憾なく発揮する。*]


【人】 親方 ダン

[やられっぱなしは性に合わないと語るようでいて、>>3
犯してくださいと言わんばかりの隙を見せるのは無意識なのか。

だとすれば、彼も自分も業が深い。*]

(5) 2015/11/13(Fri) 21時半頃

[彼奴の慾を高める間、話せない代わりに巡らせていた思考はとりとめもなく、
狡い大人とやらから見ればくだらない思想かもしれない。

しかしそんな考え事でもしていない限りは自分の行動、
つまりはこの男の性欲を満足させるために自らの口腔を駆使しているという点に
集中しなければならないわけで、それは避けたかったのである。

どこまでもこちらを見下した相手が、此方が屈辱と息苦しさで死にそうになりながら
行った行為へ返してきたのは顔面と口腔に向けられた慾の飛沫であったことにさすがにキレそうであったが。
その苛立ちをこちらは必死に抑えているというのに、
何の意図か知らないが目の付近に塗りつけられ、残滓の放つ生臭い雄の香りにそろそろ掴み掛ってもオレは悪くないのではと思い始めてきた。


それでもそれをしないのは、この男にオレの子を孕んでもらわねばならないということに関してこちらも譲る気がないから。

しかし悔しい話だが、この男が先に言った通り、オレはこの男に無理強いが出来ない。
男の言う独り善がりのセックスをしたとして、
それで得られる満足など後に賢者タイムが来たときが恐ろしいと容易に想像がつくからである。]


 そうだな、オレも話せないということの苦しみを存分に味わったところで二度とあのような苦労はごめんだ。
 オレの理想を潰すつもりなら別の手段を考えたほうがいひ…ほいやめほ。

[頬を伝ってきた白を舌で捕えるとやはり美味いものではないなと眉を顰めると
彼奴の指が舌の上でそれを伸ばし、言葉が遮られたというか邪魔をされた。
無言の抵抗としてその指に犬歯を立てるが、この舌の上の苦みはある意味でオレの勝利を証である。

奸計や経験に長けた相手とて、若さではオレに劣るのだけは曲げようもない事実。

吐精の疲労感というのは年を追うごとに辛くなると聞いている。
それが狙いであれほどの屈辱に耐えたのだから。

となれば未だ抜いていないオレの残弾はこの男の中に撃ち込まれて然るべきだとオレは思うわけだ。]


 意地を張っているわけではなく、貴様の提案が根本的に許諾し得ないものなのだ。
 大人の余裕を気取るのであればそれこそ此方に譲るべきではないか?ミスター…えーと、

[この男のファミリーネームは何であったか。こう同じ様な文字の羅列だったとは思うのだが長かったので忘れてしまった。

しかしランクダウンした呼称に若干傷つくのはなぜだろう。
孤独には慣れているがオレは繊細なのでもう少し丁重に扱っていただきたい。
とは絶対に口にはしないが。]

 余裕を削がれた覚えはないが、汚い大人は好まない。
 オレは蛇より執念深いからな…、
 …っ?!

[いろいろときつい状態である自身の宝刀に突如加えられた摩擦に身体が跳ね、
困惑するうちに抱き寄せられた腰が距離を詰める。

この男のことである、受け入れの姿勢では当然ないのだろうと、近くなった視線を睨むのは変わらず。
揮発する互いの体温を感じると、今行うべきは弁論ではないということはさすがのオレでも自覚はしている。]


 妥協…?
 一度も抜いていない上に毒を盛られている、日に数度はマスターベーションを行う若者に対してそれは随分と貴様に都合の良い賭けと思われるが?

 まあいい。その約束だけは反故にしないと誓えよ、貴様の神に。
 オレがこれを解放するのは貴様の中と決めている。

 オレに欲情するというわけか、それはまあ、どうもと言いたいが、勝負がつく時には抱かれたくなったと言わせて見せよう。

[全く此方に興味を示していなかった彼奴が劣情をこちらに向けるのは進歩だと考える。
しかしそれは抱きたいという思考では結局話は収まらない。
二度目の摩擦と相手の熱に僅か腰が引けそうになるが、こちらも相手を果てさせないといかないわけだからと
なんとか押しとどめ。オレの唾液と彼奴の精液で濡れたその熱に自らの熱を押し当て、擦り付けて。]


 っ…く、……は…

[やはりこれはオレの方が分が悪いのではないかとその刺激だけで零れ出す先走りに思うが
相手も人間である、性的弱点は性器以外にもあるに違いないとそれを探すように
まだ彼の雄の味が残る舌を耳に這わせ、内部へ伸ばして、鼓膜を水音で震わせると、
腹から胸元へ指を滑らせた。]*


[人の話しを都合よく曲解するシュロウににこりと笑い。

 そーだね。結構好み。

[伊達にお隣さんの崇高なご高説を拝聴していないと。
ここでも常日頃不必要に思っていたスキルや経験が役立ち。
後はもう黙ってと言うように、シュロウの唇を唇で塞いだ。]

 ん……

[キスを強請った癖に抵抗をみせる唇に、早く開けと。
膝先でまだ柔らかい股間の膨らみを刺激する。
視覚外からの刺激に驚いたのか。
閉じた門が緩んだ隙をついてするりと中へ忍び込み。
決して噛むことはないだろうと言う確信の元、シュロウの咥内を蹂躙するように舌全体を使う。]


 ―――………ふふっ

[シュロウの漏らすくぐもった声とパーカーのフードを握る手に若干気を良くして。
咥内の性感帯をくすぐるよう舌をくねらせ、戯れに絡ませては逃げるを繰り返す。
シュロウの中で卑猥な水音を奏でながら繋いだ口の中で酸素を奪い合い。
滲む唾液を舌にまとわせては、外界と遮断した耳殻の中で音を響かせる。

絶えず小刻みに動かしていた膝の先では、柔らかかった場所が徐々に熱を持って、硬く存在を主張し始めていた。]


[そして、油断。]

 ん、ンっ……―――!?

[背中の、腰骨辺りに触れた素肌に驚いて。
口付けたまま、いつの間にか閉じていた瞼を開く。
限りなくゼロに近い距離で見たシュウロの瞳に映っていたのは、愉悦か、それとも喜色か。

背中から脇腹を撫でて胸へと上がって来るシュウロの手の平に、股間を押していた膝の動きが止まる。
ただ肌の上を撫でているだけなのに、シャツの下で触れるか触れないかの微妙な距離感を保つシュウロの手付きはもはや愛撫に近い。

それを自覚した瞬間、理津の背がぞくりと震える。]


[キスで握っていた主導権が、手の平の愛撫ひとつで逆転された瞬間だった。

 ぃ、ったぁ…!

[溶けあっていた唇を離したの理津。
強く摘ままれた胸の淡いしこりに走った小さな痛みは次の呼び水となり…。
一年と少しの間。
ネコとしてたっぷりと可愛がられていた理津の身体は本人の意思に反して、シュウロの指先で徐々に硬く存在を主張し始める。]

 ぅる、っさ…
 触ってあげようかじゃ、なくて…
 触らせてください、だろっ

[しつこく肌に吸い付く指先を振り払おうと、シュウロの肩を押して身を捩っても、フードを掴んだ手が邪魔で振りほどけない。]


[ぴちゃりと、舌を絡めたというには大きく卑猥な音が狭い室内に響く。
シュウロの頭を抱いた腕は、離せと言いたかったのか。それとももっとと抱き寄せたのか。
目元を僅かに赤く染めて眉根を寄せれば、視界の隅でシュウロが小さく笑っていた。

逆転された現状にシュウロの肩を叩けば、仕置きとばかりに胸のしこりを強く押されて背が跳ねる。

腰の辺りにじわりと熱が寄って。
前を窮屈に感じると共に、ズボンの生地越しに触れられた後ろがきゅんと鳴いた。]

 ―――………ッ

[自分の身体に、裏切られたような気がした。]


[こんな状況でなければ。
こんなタイミングでなければ。
そんな世迷言が脳裏をかすめて、意識の裏側が警鐘を鳴らす。]

 シュウ……ロっ……!

[もはや一刻の猶予もならないと、開いた口から零れたのは悦を堪えて押し殺すような声。
それがシュウロの名を呼び、長い髪を乱す指先が赤い結い紐を解いた。

流れる長髪の中に、浮島のように顔を覗かせる耳の輪郭。
そこへ唇を寄せて、吐きかけたのは熱い吐息。
解いた紐を絡める左手が赤いシャツの背を握り、右手は傾ぐ身体をさせるようにシュウロの太腿を押し。

形のいい外耳に歯を立て、自分を捕らえる腕を振りほどこうとした。*]


[彼の中に蟠る欲求不満は如何ほどか。

当初は、何故、彼のような相手と適合を見せたのかと、
己の遺伝子に正気を訴えかけたが、
地団太を踏みかねない姿を見ればそれも雪がれる。

怒りだか苛立ちだかの強い感情に翻弄されている彼は、
見下ろそうとする傲慢さを取り繕うより、ずっと良い。]

 ――― 君は私を悦くしたいのだろう?
 決して悪い条件ではない、寧ろ破格の譲歩だ。

[彼には彼特有の扱い方がある。
命じれば容易く跳ね返す癖、一段降りて問うて見せれば、
意外と彼も此方の言葉や希望を考慮せぬ訳ではない。
根が素直な良い子なのだろう。

―――― 若干拗らせているだけで。]


[指先で弄んでいた己の残滓に、文句と牙が向き、
返す慰撫はエナメル質にも塗す、火に油を注ぐ行動。]

 指が汚れたんだ、そう、歯向かわず舐めてくれ。
 竦むならそのまま吐いてしまっても構わないが。

[後半の声は蛇足と云う名の挑発。
一足先に彼の腹へ落ちる体液に、僅かな焦熱を抱きつつ、
寝台の柔軟性を利用して、腰を突き上げた。] 

 クリストファー・クリステル・クリストフ。
 次の選挙で見かけたら、清き一票を。

[淀まず告げる長きフルネーム。
調子良く彼の投票権にも訴え、分かり易い表情に喉仏が上下。]


[子供らしい顔を晒す稚さは厭う処ではない。
年下趣味かと聞かれれば、頷き硬い立場であるが、
今くらいは僅かな寛容を見せて、彼の首筋に接吻を塗そう。
リップノイズで脈を追い、彼の熱源を弄る掌は、
自身の熱欲を巻き込んで滑りを共有。
微かに詰まった息を細い首に纏わりつかせ、笑気を吐く。]

 負けた時の言い訳か?
 ―――…君、私の神になりたいのだろう。

[三千年続くクリスチャンの教えから、改宗を求む声を捕まえ、
此方を伺うも、尊重を捨てない首を叱るように噛み散らす。
信徒が成すにしては、あまりにも不敬な愛撫。]

 では、神として、魅せてみれば良い。
 ……君が良い子になるなら、教えくらい捨ててやろう。

[それでは分家と同じ末路だと咎める理性は利かなかった。
この人の熱に慣れぬ神に、膝を突き、穢してやるほうが、
十字を切り、日に三度祈りを捧げるよりも、今は興味深い。]



 ―――ほら、君も随分と乗り気だ。Mr.アッシュフォード。

[重ねた性器から立つ水音は粘性。
逃げ打つ腰を追って背が薄く浮き、亀頭の甘い括れが擦れ合う。
白が混じる淫液は、互いの欲を繋いで銀糸を垂らす。]

 ……ん―――、紳士の風上にも置けない。
 まるで、愛玩動物だ。

 ミスタ、私は女ではないぞ。

[彼の軟体が触れる外耳はささやかな疼きを滲ませる反応。

快楽に結びつけるには甘いが、彼の技巧よりも献身が良く効く。
リボンタイも解かぬ着衣を彼に任せるまま、
空いた片腕で、彼の腰を引き寄せようか。

ズ、と不意に勢い伴い、痺れる熱を互いの腰に伝播させ。
自ら濡らした彼の首筋に、熱吐く鼻先を擦りよせた。*]


[何処でこんな事を覚えてきたのか、親の顔が見たい所だ。
何故感じるのか、そんなの気持ちいいからに決まっている。
それを素直に認めるのも勿論悔しいし嫌だ。

自分より四つも上だと知った目の前のおっさん。
今考えたいのは彼の店の事ではなく、彼を如何啼かせるのか。
己の下肢は空気に晒していると言うのにダンの下肢は未だ布に含まれたままだ。

彼の店の事を知っていたのは本当に只の偶然。
まさか彼の唇が緩んでいる事など今の自分の余裕のなさから感付くこともなくまるで女のような声を上げる。

荒い息を吐き捨てながら彼の方を見れば、
さも当たり前の様に白を舌で掬いテイスティングをするような仕草に思わず目を細める。]


 馬鹿、何がミルクだコノヤロウ…。
 ガキにんなもん飲ませられるかっつの。

[冗談だと分かりつつも突っかかる言葉を告げるのはご愛敬。
さらっと格好良い事を言っているが、相手が俺だから仕方ない。
フン、と鼻を鳴らしながらガキの様に舌をベ、と出し、ようやく背をシーツへと付けてくれた体勢に満足。

精力剤を実際口にしたのは初めてかもしれない。
口に含んだまま彼の雄を咥え馴染ませる代わりに、己の体内へもそのドリンクは咽喉を通る事になる。

あくまで余裕を見せる男に構わずに続ける行為。
それでも確りと膨張し続ける雄は咥内で独特の味を広げさせる。]


[ああ言えばこう言う、まさにこの事を言うんだろうか。
此方が喋れない事を良い事に言いたい事をべらべらと連ね、彼の手は己の後頭部を逃さまいと包み込む。
手入れなどしていないくせッ毛の跳ねる髪を撫でられ心地よさを感じながら。

グ、と引き寄せられれば彼の雄が喉を貫く様に勢いよく穿ち、
さて雄の味かドリンクの味かブレンドされた味は嫌いではない。
先程よりあからさまに大きくなる雄は口腔で暴れまるでじゃじゃ馬である。

伸ばされた足の甲で腹を撫でられれば耳へと入ってくる言葉に違う、と否定するように一度彼の雄を咥えたまま凝視。
既に口に含んでいたドリンクは彼の鈴口と己の喉を通り体内へと。
今口腔に残るのは彼の雄とその滲ませるカウパーに己の唾液のみ。

まるで咽喉に孕ませんとする勢いに押し込む姿に上等だと言わんばかりに勢いよく吸い付いてやろう。
其れで精を吐くなら勿論口腔で捕え、飲み残しがない様にゴク、と喉仏を上下させながら体内に取り込んで。]


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